となっております。
となっております。
2019年3月期通期の業績は、前期に対し減収増益となり、税引前利益・当期利益は赤字幅が縮小しました。
CYBERDYNE(サイバーダイン)株式会社は、筑波大学発のベンチャー企業で、世界初のサイボーグ型ロボット「HAL」を手掛けていることで知られています。
売上収益は、医療用HAL®を中心にレンタル売上の増加の一方で、HAL®腰タイプ介護支援用などの一時販売等の減少の影響により、17億900万円(前年同期比1.1%減少)。
一方、売上総利益は、粗利率が71.8%と前年同期比2.1ポイント向上した結果、12億2,700万円(同1.9%増加)となりました。
また、研究開発費は前年度に引き続き新製品の自社開発及び受託研究事業の実施により9億9,800万円(同19.8%増加)を計上しています。
【グラフ】連結売上推移
主ビジネスの「レンタル・保守」売上が順調に増加しています。
医療用HAL®は、医療分野において国内外の主要病院を中心に展開しており、2019年3月末時点で臨床試験用も含め国内外あわせて291台(内、国内レンタル77台)が稼働中です。またHAL®単関節タイプは、臨床研究を目的として日本国内の病院を中心に導入されており、252台が稼働中。
福祉分野では、日本国内の福祉施設や病院等でHAL®自立支援用下肢タイプProが増加したものの、旧モデルとなるHAL®福祉用下肢タイプの耐用年数経過に伴う廃棄があり、HAL®福祉用等の下肢タイプの稼働台数は357台となっています。また、HAL®腰タイプ自立支援用及び介護支援用は、919台が稼働中です。
生活・職場分野では、HAL®腰タイプ作業支援用は、新モデル(LB03)の空港・工場・倉庫などへの導入が順調に推移し、572台が稼働中です。また、清掃ロボット及び搬送ロボットは、44台が稼働中です。
【グラフ】連結売上実績(地域別)
国別の売上比率を見ると、海外売上比率が前期9%から17%に上昇しています。
【グラフ】製品別稼働台数(医療用下肢タイプ)
2019年3月期より海外展開が加速。
日米で約8百万人の脳卒中患者への適用拡大に向けて、「HAL®医療用下肢タイプ単脚モデル」の多施設(日本の15の医療機関)での医師主導治験が進行しており、今年度中には終了する見込みです。単脚モデルの適用が開始されると、ますます製品の需要は拡大すると思われます。
海外展開状況を見ると、欧米に加えて、東南アジア各国での展開が加速していることが分かります。
サイバーダインは、社会実装のための仕組みづくりとして、保険会社との事業連携を推進しています。
AIGジャパン・ホールディングス株式会社は、2017年より、下肢機能に障がいを有する児童・生徒に、HAL®を使用した歩行機能向上促進プログラムを提供してきました。2019年3月より対象者と対象施設を拡大しています。
AIG損害保険株式会社は、2019年1月より同社の自動車保険又は法人向け傷害保険の被保険者向けに、HAL®の利用プログラムを無償(当初10回分)で提供するサービスを開始。
また、2019年1月より、損害保険ジャパン日本興亜株式会社が、同社の自動車保険の被保険者向けに、医師の指示により行うロボットスーツ歩行運動処置等の実費に対して保険適用を開始しています。
その他、2018年7月より、サイバニクス産業の創出を更に大規模に加速することを目的として、スタートアップの支援・育成の新たな産業インフラとなるCEJファンド(サイバニクス・エクセレンス・ジャパン1号投資事業有限責任組合)を運用しています。
なお、サイバーダインは、現時点では業績に影響を与える未確定な要素が多く、業績予想を数値で示すことが困難な状況であるため、連結業績予想を公表しておりません。 しかし、連結売上高は医療用の海外展開が牽引し、20億~25億円になるとの試算値を示しています。
画像出典元:「CYBERDYNE株式会社」決算説明資料
2019年第3四半期の業績は、前年同期に対し増収増益となりましたが、営業利益・当期純利益は引き続き損失となっています。
売上収益は、医療用HAL®を中心にレンタル売上等増加の影響などにより、12億3,400万円で前年同期と比べ6.0%増加となりました。
CYBERDYNE(サイバーダイン)株式会社は、筑波大学発のベンチャー企業で、世界初のサイボーグ型ロボット「HAL」を手掛けていることで知られています。
HAL®は、身体機能を改善・補助・拡張・再生することができる医療・介護向けの装着型ロボットです。人が体を動かそうとするときに出る微弱な「生体電位信号」を、装着者の皮膚に貼ったセンサーで検出し、意思に従った動作を実現することができます。介護用途などへのニーズが高いと期待されています。
グローバル展開に向けて、医療用HAL®が、2017年12月にFDA(米国食品医薬品局)より、歩行機能の改善において、医学的治療効果が認められる医療機器として市販承認を取得したことを契機に、欧米に加えて、アジアでの事業展開を加速しています。また、医療用HAL®以外の製品についても、グローバルでの認証・承認取得の準備を進めています。
研究開発費は、前年度に引き続き、新製品の自社開発及び受託研究事業の実施により△6億9,300万円を計上しています。
サイバーダインは、研究開発に多くの資金を投入しており、売上高は徐々に上がっていますが、まだ利益は出ていません。
2018年12月に厚生労働省より、動脈硬化・不整脈を早期に捉えることを目的とした手のひらサイズの小型バイタルセンサー「心電脈波検査装置VS-AS01」が、医療機器としての製造販売承認を取得しました。
2019年1月に、本製品を用いた血管伸展性検査が公的な医療保険適用となり、現在、量産・販売に向けた準備を進めています。
2018年9月、「Cyin®福祉用」の一般販売を開始しました。これは、神経・筋難病など重度の疾患などにより、発話や身体動作が著しく困難な人であっても、意思伝達やナースコールなど、さまざまな環境制御機器の操作を可能にする装置です。
Cyin®は、生体電位信号をはじめとする各種生体情報の解析・処理を行うセンシングデバイスで、今後、研究用などへの展開を見込んでいます。
2018年3月には、世界最高水準の自律走行と清掃能力を持つ、次世代型清掃ロボット(CL02)を製品化しています。
AI・ビジョンシステムによる最先端の自律走行技術・環境認知技術を搭載しており、今後、この自律走行技術を、搬送ロボットなどに加え、高齢者の移動、車椅子からの移乗、排泄支援ロボット、見守りロボットなどへ応用する見込みです。
その他、高齢者や障がい者向けの自立支援ロボットとして、歩行機能を維持向上するための衣服型HAL、バイタル・環境情報を取得しつつ会話機能を備えてADL(日常生活動作)を維持向上するための見守り・コミュニケーションロボット、歩行困難な方のためのトイレドッキング型排泄支援ロボットなどの研究開発を進めています。
画像出典元:「CYBERDYNE株式会社」決算説明会資料
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