専門家と繋がるポータルサイト『弁護士ドットコム』『税理士ドットコム』『ビジネスロイヤーズ』などを運営する「弁護士ドットコム株式会社」の決算を見ていきます。
【グラフ】2020年3月期 第3四半期 業績概要
売上高は前年同期比33.6%増収しました。営業利益はクラウドサインにおける広告宣伝費の増加により赤字になりました。
税理士マーケティング支援サービスおよび広告その他サービスにおけるクラウドサインが牽引し、有料会員サービスは、検索経由によるサイト訪問者数の減少により有料会員数が減少し、前四半期比減収となりました。 第4四半期はテレビCMは実施しないため黒字転換見込みです。
なお、通期の業績予想に変更はありません。
画像出典元:「弁護士ドットコム株式会社」決算説明資料
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2020年3月期第2四半期の累計期間の業績(非連結)は、前年同期に対して順調に増加となり、営業利益は広告宣伝費および人件費等の増加により減益しました。
【グラフ】売上高の四半期推移
売上高の四半期推移をみてみると、前期に続き順調に右肩上がりで成長しています。
第2四半期は、全サービスにおいて前四半期比増で広告その他サービスにおけるクラウドサインが全体の売上を牽引しております。
ネットワーク効果により導入企業数が増加し、業界シェアは80%を超えました。導入企業数は四半期で過去最高の伸び率です。
2019年10月23日より「クラウドサイン」の認知向上を目的としてテレビCM(俳優の小澤征悦さんにご出演)をスタートしました。
また、電子契約を普及させていくために株式会社フィナンシャルグループとの合弁会社「SMBCクラウドサイン株式会社」を10月に設立し、三井住友フィナンシャルグループの基盤を活用して電子契約の信用度を高めるとともに、クラウドサインを積極的に広めていくようです。
このほかにも、三井不動産リアルティ株式会社との業務提携、対面申し込みの短縮サービス「クラウドNOW」のリリースなど、認知向上に力を入れ今後のサービスの拡大が期待されています。
画像出典元:「弁護士ドットコム株式会社」決算説明会資料・公式HP
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2020年3月期第1四半期の累計期間の業績(非連結)は、前年同期に対して大幅な増収増益となり、営業利益は過去最高を達成しています。
【グラフ】売上高の四半期推移
売上高の四半期推移をみてみると、順調に右肩上がりで成長しています。
第1四半期は、税理士マーケティング支援サービスの「税理士ドットコム」が、確定申告シーズンを超えたという季節性もあり減収となっていますが、それ以外のサービス部門においては、いずれも増収を達成し、全体として大幅な増収となっています。
特に、弁護士マーケティング支援サービスの「弁護士ドットコム」と有料会員サービスが伸びて全体を牽引。
中でも「弁護士ドットコム」は、堅い事業基盤かつ利益率も非常に高い事業です。
月間サイト訪問者数は2019年5月に過去最高の1,717万人を記録し、登録弁護士数は国内弁護士の4割強の17,000人を突破しました。
広告その他サービスは、広告売上が季節要因等により前四半期比減少するも「クラウドサイン」が拡大し、サービス区分全体で増収を達成しています。
現在、弁護士ドットコム株式会社では、専門家領域にテクノロジーを加えた新サービスを提供すべく、日本初のクラウド型電子契約サービス「クラウドサイン」に力を入れ伸ばしている状況です。
2019年7月、リーガルテックベンチャー2社への投資を発表。これは、弁護士ドットコムにとって初の投資案件となります。
2020年3月期通期の業績予想は、増収増益を見込んでいます。
2005年7月「オーセンスグループ株式会社」を設立し、8月に法律相談ポータルサイト「弁護士ドットコム」の運営を開始。
現在は、「専門家をもっと身近に」を理念として、「弁護士ドットコム」のほか、「税理士ドットコム」「ビジネスロイヤーズ」、Web完結型クラウド契約サービス「クラウドサイン」を提供。
「身近な司法」の実現のため一般ユーザーと弁護士を繋ぐプラットフォーム。
無料の法律相談や弁護士に関する詳細な情報を元に、ユーザーがより弁護士に繋がりやすくなるサービスを提供。
無料で税理士相談・検索ができる日本最大級の税務相談ポータルサイト。
企業法務の第一線で活躍する弁護士が、最新の法改正や実務についてわかりやすく解説する企業法務のポータルサイト。
契約締結から契約書管理まで可能なクラウド型の電子契約サービス。
契約交渉が済んだ完成済の契約書をアップロードし、相手方が承認するだけで契約を締結することが出来き、書類の受信者はクラウドサインに登録する必要がない。
画像出典元:「弁護士ドットコム株式会社」決算説明会資料・公式HP
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