【中小企業でも使える】BtoB企業向けSNSマーケティング術!目的別媒体選びや成功事例も

【中小企業でも使える】BtoB企業向けSNSマーケティング術!目的別媒体選びや成功事例も

記事更新日: 2024/07/29

執筆: 桐野ひさや

多くの企業がマーケティングの場としてSNSを活用していますが、どのようなメリットがあるかご存知ですか?

SNSマーケティングは認知拡大や自社ブランディングの確立がしやすく、特に中小規模のBtoB企業に活用してほしいマーケティング手法です。

今回は実際の成功事例を紹介しながら、導入目的別のSNS選びについて解説します。


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BtoB企業におけるSNSマーケティングの目的

気軽にコミュニケーションが取りやすく、拡散力もあるSNSは、ターゲットとする企業担当者とつながりやすいメリットがあります。

しかし、ただSNS運用をするだけでは、BtoB企業のマーケティングは成功しません。

BtoB企業がSNSマーケティングを成功させるには、目的に合った施策の実施が必要です。

自社がどんな目的を持ってSNSを活用するのか再確認するためにも、ここでBtoB企業における主なSNSマーケティングの目的について確認していきましょう。

潜在顧客の獲得や既存顧客の維持

SNSを活用して距離の近いコミュニケーションが取れれば、潜在顧客に濃いアプローチができます。

また、既存顧客にも定期的にアプローチすることで、顧客の信頼を掴み、リピーターとなってくれるかもしれません。

信頼の高い企業として認知されると、積極的にサービスを拡散してくれるようになるため、既存顧客の維持もSNSマーケティングにおいて大切な目的です。

競合他社との差別化(ブランディングの確立)

競合他社との差別化ができていないと、自社製品・サービスの良さが伝わりません。

ブランディングを確立することで「◯◯を依頼するならここの企業」と認知してもらいやすくなります。

自社の理念に共感してくれるフォロワーや企業が増えてくれば、SNSマーケティングが成功しているといえます。

サービスの認知拡大

BtoB企業がSNSマーケティングを行う目的として多いのは「企業やサービスの認知」です。

どんなに良い製品、サービスであっても、認知されていなければ売れません。

特に中小企業は露出できる場面が少ないため、SNSマーケティングが成功すれば、多くの潜在顧客にリーチできる可能性があります。

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【目的別】SNSマーケティングに利用できる5大媒体

ここからはSNSマーケティングにおすすめの媒体を5つ紹介します。

媒体ごとに特長が異なるため、目的やターゲットに合わせて運用媒体を選んでみてください。

【Facebook】高価格商材やサービス紹介に長ける

大手企業も利用しているFacebookは、自社商材やサービス紹介の認知拡大を目的としている企業におすすめです。

ビジネス運用しているアカウントが多いため、ターゲットとしているビジネスパーソンにリーチしやすい特長があります。

また、実名制で信頼されやすく、ターゲティング精度の高い広告が利用できるため、高価格商材のアピールもしやすいでしょう。

企業情報の詰め込みが可能で、問い合わせの設置もできるため、Facebook内のみでCVにつなげられるのも魅力です。

【X(旧Twitter)】スピード感を持った認知拡大に最適

X(旧Twitter)は拡散力が高いSNSのため、スピード感のある認知拡大が期待できます。

中小企業にとって自社や自社製品の認知レベルは大きな課題となりやすく、幅広い年代、ユーザー数の多いXは活用しやすいSNSといえるでしょう。

リアルタイムの情報拡散力に優れているため、タイムセールやキャンペーン投稿などもすぐに周知できます。

また、Xを運用している企業が多いので、ターゲット企業のアカウントとつながりやすいのもメリットの一つです。

【Instagram】ビジュアルをメインにファン層を獲得

Instagramは20代を筆頭に、全世界で39.6億人、国内で6,600万人以上の利用者がいるビジュアル特化のSNSです。

写真や動画を活用して自社商材のアピールをするのはもちろん、自社のブランディング強化が実現しやすいSNSでもあります。

フィード(通常の投稿)以外にも、ショート動画を掲載したり、24時間で消えるストーリーズを投稿したり、アピール方法が豊富なのもInstagramの特長でしょう。

InstagramはSNSのなかでもファンマーケティングを重視している企業が多く、自社専用のハッシュタグを使って顧客へアピールしているケースが多いです。

【LINE】新規顧客獲得・既存顧客維持に強い

いまやインフラ化したLINEは、新規顧客の獲得や既存顧客とのコミュニケーションを目的としている企業におすすめのSNSです。

LINEはチャットツールとして活用できるため、距離感の近いカスタマーサポートとして既存顧客へ安心感が与えられます。

また、LINE公式アカウントになるとコンテンツ配信もできるので、潜在顧客の育成にも向いています。

【YouTube】商品・サービスを詳細に紹介でき信頼度アップ

YouTubeは、自社商品やサービスを詳細に紹介できる動画特化のSNSです。

商材の使い方や製造過程など、写真や文字だけでは伝えきれない詳細を発信できるメリットがあります。

動画の撮影技術や編集技術など投稿難易度は高いものの、競合との差別化がしやすいのが強みです。

YouTubeはほかのSNSと連動して活用すると、ブランディング強化をしつつ購買意欲の育成に役立ちます。

 

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【中小規模】BtoB企業向けSNSマーケティングの成功事例5選

ここで中小企業のSNSマーケティングの成功事例を5つ紹介します。

1. 松浦製作所(製造業)

「代表からXアカウントを強奪した」とインパクトあるプロフィールの松浦製作所は、Xを活用したSNSマーケティングを行っています。

作業風景や加工動画をアップしていますが、内容がカジュアルなため、中小規模でありながら8500人以上のフォロワーがいます。

親近感のある企業として認知されていて、YouTubeの活用もしているので、製造過程を発信したい企業は参考にしてみてください。

参考:松浦製作所 公式X

2. ベイジ(IT)

Web系の中小企業でありながら、Xのアカウントが9.4万フォロワーと圧倒的な知名度を獲得しているのがベイジ代表の枌谷(そぎたに)氏。

有益な情報を提供しつつ、社長の人柄が感じられるSNS運用をしているため、ファンが増えているのかもしれません。

代表が顔出ししている安心感と有益なポストの数々は、マーケティング業界のみならず、別業界でも参考になる運用方法です。

参考:枌谷氏 公式X

3. HILLTOP(金属加工業)

ビジュアル訴求に力をいれたのが金属加工メーカーのHILLTOPです。

HILLTOPはInstagramをはじめ、さまざまなSNSを積極的に運用しています。

加工した部品、材質やサイズ感のわかる写真が多く、注文時のイメージが湧きやすい投稿が多いのが特長です。

参考:HILLTOP 公式Instagram

4. 石井精工(設計・加工業)

YouTubeを活用したSNSマーケティングを成功させたのが石井精工です。

ゴム成型用の金型の設計・製造を行っている石井精工では、加工動画や検証動画などYouTubeへ投稿しています。

町工場のYouTubeチャンネルではありつつ、再生回数3万回を超えている動画もあり、動画を活用したSNSマーケティングの参考になるでしょう。

参考:石井精工 公式YouTube

5. 三陽工業株式会社(製造業)

物流や塗装など、ものづくり全般の事業を行っている三陽工業株式会社は、TikTokを活用してSNSマーケティングを実施しています。

山陽株式会社は「おじさんTikTok」として投稿されたダンス動画がバズり、採用活動に活用しました。

現在はフォロワーが増えたことでTikTokのライブ配信にて、定期的にセミナーを開催しています。

採用力の高い企業として認知拡大できたのは、競合他社との差別化の参考になるのではないでしょうか。

参考:三陽工業株式会社 公式TikTok


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BtoB企業のSNSマーケティング運用における4つの注意点

BtoB企業がSNSマーケティングを運用する際、注意しておきたいのが次の4つです。

  • 炎上リスクをさける
  • 属人的な運用を避け、ノウハウを共有する
  • 定期的な投稿を行う
  • ユーザーやフォロワーのニーズに合わせたコンテンツを作る

 企業アカウントとして成長させるためにも、具体的に注意点を確認しておきましょう。

炎上リスクを避ける

どの媒体であっても不適切な発言をすると、拡散され炎上してしまうのがSNS運用で注意したい点です。

SNSマーケティングを行う際は、以下のポイントを押さえておきましょう。

  • アカウント運用は複数人でチェックする
  • SNS担当者はインターネットリテラシーの高い従業員にする
  • NGワードなど、運用ルールやマニュアルを作る
  • 炎上してしまった場合の対処法を決めておく
  • 過去の炎上案件などを学び、定期的なモラル教育を行う

 一度炎上してしまうと、ネガティブな印象がついてしまい、企業の信頼低下にもつながりかねません

属人的な運用を避け、ノウハウを共有する

SNS運用する際、属人的な運用になってしまうと、投稿内容のマンネリやネタ切れが起こりやすいです。

運用チームとして複数人でアカウントを管理すれば、不適切な投稿防止や投稿ミスにも気づきやすくなるため、健全なSNSマーケティングが可能になるでしょう。

これまで反響の良かった投稿や悪かった事例をチーム内で共有し、複数人でアカウントを育てる体制にしていくのが大切です。

チーム内でノウハウが共有できれば、誰がクリエイティブしても企業アカウントとして統一された投稿が可能になります。

定期的な投稿を行う

SNSマーケティングは顧客に投稿を見てもらわなくてはならないため、定期的な投稿が欠かせません。

週に1〜2回の投稿ではほかのユーザーの投稿に埋もれ、いい内容の投稿をしていてもターゲットに見つけてもらえない可能性が高いです。

SNSマーケティングを行う際は、ターゲットがSNSを見るであろう時間帯に複数回投稿できるとよいでしょう。

ただし、情報の薄い投稿ばかりが増えるとブランディングに影響するため、まずは1日1投稿を目指し、徐々に露出を増やすのがベターです。

ユーザーやフォロワーのニーズに合わせたコンテンツを作る

BtoB企業の場合、フォロワーを増やすだけでは成果につながらないため、特定のターゲットに合わせたコンテンツ制作が欠かせません。

SNSの拡散性は高いので、共感性の高い投稿や有益なコンテンツが発信できれば、潜在層のユーザーにもリーチができます。

コンテンツを作る際は、ターゲットが抱えている課題を把握し、ピンポイントなニーズに応えることで成果が得られます。

企業の認知を広めたいのか、CVにつなげたいのかで戦略は異なるので、自社のアカウントがどの段階なのか分析しながらコンテンツ作りをしましょう。


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SNS運用代行を使う方法も

自社でのSNSマーケティングがうまくいかないと感じたら、運用のプロに相談するのも一つの手段です。

SNS運用代行サービスは、SNSの特性やバズりやすいコンテンツ制作のノウハウを持っているため、自社アカウントの課題が把握できるでしょう。

代行サービスによって得意なSNS媒体や運用方法が異なります。


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まとめ

BtoB企業が行うSNSマーケティングは、一般ユーザー向けのマーケティングよりも的を絞る必要があります。

ターゲット企業向けの良質なコンテンツを制作することで、認知拡大や購買などの成果につながるでしょう。

SNSマーケティングはコストを抑えつつできるマーケティングですが、その分注意しなければならない点も多いです。

今回紹介している成功事例を参考にしつつ、自社の目的に合わせたSNS媒体を選んでみてください。

 

画像出典元:写真AC

 

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