SNSを活用して個人でブランディング(セルフブランディング)を成功させるポイントは?

SNSを活用して個人でブランディング(セルフブランディング)を成功させるポイントは?

記事更新日: 2024/03/19

執筆: 桐野ひさや

「セルフブランディングって何をするの?」

「どうしたら痛いセルフブランディングって思われないの?」

「知名度をあげるにはどのSNSでセルフブランディングをしたらいい?」

など、セルフブランディングについてお悩みの方も多いのではないでしょうか。

SNSを活用してセルフブランディングを成功させるには、ブランディング戦略とちょっとしたコツが重要です

今回はセルフブランディングをSNSでおこなうメリットと、成功させるコツについて解説します。

 

ブランディングを成功させるにはSNS分析も重要です。以下の資料もあわせてご覧ください。

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個人でのブランディング(セルフブランディング)とは

セルフブランディングは、個人が自分の価値をブランディングすることです。

勘違いされがちですが、セルフブランディングは自分の凄さをアピールすることではありません。

セルフブランディングでは、オリジナルの価値を提供し、自分をブランディングしていきます。

「◯◯ならあなた」と思われるまで知名度や信頼度が高まれば、セルフブランディングは成功したといえるでしょう。

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SNSを活用して個人がブランディングするメリット

セルフブランディングをするなら、さまざまな年代の利用者がいるSNSの活用がおすすめです。

ここからはSNSを活用したセルフブランディングのメリットについて、解説します。

コストをかけずに知名度をあげられる

SNSは基本的に無料で利用できるサービスが多く、セルフブランディングする際も活用しやすいです。

戦略によっては有料の分析ツールなどを利用しなくても、コンスタントな発信だけで知名度を高められるかもしれません。

一部のSNSでは課金するとインプレッションが伸びやすいアルゴリズムがありますが、発信する内容やコンスタントな投稿などやり方次第で十分知名度はあげられます。

他者との差別化ができる

セルフブランディングは、特定の商品やサービスを売るのではなく、自分自身をブランディングします。

セルフブランディングに成功すると、「この人の情報は有益」「この人が使用している商品が欲しい」と他者と差別化されやすくなります。

ターゲットから共感される投稿や、役に立つ情報が発信できれば、他の発信者とは違うと認知してもらえるでしょう。

ファンを増やすことができる

フォロワーがファンになると、商品やサービスを定期的に利用してくれるリピーターになってくれる可能性があります。

リピーターとならない場合でも、あなたの発信する情報を拡散してくれたり、よい口コミを投稿してくれたりと、新しくファンを増やす活動をしてくれるかもしれません。

直接コミュニケーションがとりやすいSNSは、ファンを増やしやすく、セルフブランディングも成功させやすいといえるでしょう。

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個人でのブランディング(セルフブランディング)手順

ここからは実際にセルフブランディングを行う手順について、解説します。

セルフブランディングをするには、次の7つのステップを参考にしてみてください。

自己分析の徹底

セルフブランディングに欠かせないのが、自分の強みとなる要素を探す自己分析の徹底です。

自分の強みがなければブランディングができないため、得意分野や好きなことから提供できる価値について分析してみましょう。

自己分析をするには、過去の経験を思い出し、書き出していくのがおすすめです。

ここでは自分が思う得意や強みではなく、周りからどんな評価をされたのか、どんな結果が得られたのかを客観的に分析しましょう。

自分の価値を設定する

十分な自己分析ができたら、自分が提供できる価値について設定してみましょう。

たとえば、貯金が得意であれば、節約のコツであったり、おすすめの投資先であったり、ターゲットが知ってよかったと感じる価値を設定できるとベストです。

自分の価値について思い浮かばない場合は、自分探しをする過程を発信するのも誰かにとって価値があるかもしれません。

ターゲットを明確にする

発信する内容が決まったら、次は誰に情報を届けるかターゲットを明確にしましょう。

先ほどの貯金について発信するなら、専業主婦に向けて節約情報を発信するのか、サラリーマンに向けて投資のノウハウを発信するのか、具体的に決める必要があります。

悩み相談を聞いてあげたい相手を想像すると、具体的なターゲット像が思い浮かぶのではないでしょうか。

発信するSNSの選定

セルフブランディングを行ううえで、SNSの選定も重要なポイントです。

SNSにはそれぞれ特徴があり、発信したい内容やターゲットによっても適したサービスが異なります。

有名なSNSを例に、特徴をまとめてみました。

SNS 特徴・ユーザー層
X(Twitter) 拡散力が高く、幅広い年代のユーザーが利用している。
YouTube 動画を活用するためテキストよりも多くの情報を発信、訴求できる。
Instagram 10〜40代の女性の利用者が多く、ハッシュタグによる検索が人気。
TikTok 流行に敏感な10〜20代の利用者が多く、
人気の動画はトレンドとして爆発的な人気になりやすい。
Facebook 実名での利用が多いため、ビジネス利用が多い。
リアルなつながりを意識したい方向け。
note エッセイやコラムを有料記事として販売できる。
20〜40代のビジネスパーソンがメインユーザー層。

近頃はnoteのようなテキストプラットフォームのほかにも、音声配信ができるstand.fmなども人気です。


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 発信内容の設定

発信する価値やSNSが決まったら、実際に投稿する内容を決めていきましょう。

セルフブランディングは自分の価値を高める活動のため、発信内容にはこだわる必要があります。

発信するSNSによっては画像や動画などのデザインもこだわると、よりセルフブランディングが成功しやすいです。

「このデザインは◯◯さんだ」と認知されやすくなるため、自分らしさがアピールできる発信内容を決めてみてください。

ライバルの発信内容の調査と差別化

セルフブランディングの成功には、ライバルの分析や差別化が欠かせません。

自分と同じようなブランディングをしているライバルがいる場合、ただ発信をしているだけでは情報が被ってしまう可能性があるため、分析して発信の方向性を定める必要があります。

差別化には自分の価値や発信内容の設定にオリジナリティを出す、ターゲットをよりミクロに絞るなどコツがあります。

多くの人が求めている情報を発信するのも大切ですが、オンリーワンな情報はコアなファンができやすく差別化にもつながるでしょう。

分かりやすいプロフィールの作成

SNSで一番見られる場所といえば、プロフィールです。

わかりやすいプロフィールはSNSを活用したセルフブランディングの重要なポイントのため、下記の5つを意識してみましょう。

  • アイコン
  • 肩書き
  • 経歴・実績
  • コンセプト
  • 活動内容

プロフィールは情報を読みに来た人が信頼できるかどうかを判断する部分でもあり、フォローするかどうかを決める判断材料です。

これまでの経歴はストーリー性をもたせコンセプトはターゲットに共感してもらえるような内容が記載できるとよいでしょう。


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「痛い」とは言わせない!個人でブランディングを成功させるポイント4つ

個人のSNSブランディングは痛い!と思われてしまうケースが多い理由に、独りよがりな投稿が多いことが挙げられます。

ここからは、フォロワーへ痛いと思われずに個人でSNSブランディングを成功させる4つのポイントを紹介します。

ターゲットが共感する内容を

SNSのブランディングを成功させるには、ターゲットに共感してもらう投稿が大切です。

共感の得られる投稿は、個人であっても企業であっても、ブランディングに欠かせません。

たとえば、ダイエットアカウントとしてブランディングするなら、ダイエット中あるあるを投稿すると共感してもらえる可能性が高いでしょう。

自分が何を伝えたいかよりも、ターゲットのニーズを意識した投稿を目指すと共感してもらえる可能性が高まります。

自分の価値を高めることを意識する

個人でのブランディングを成功させるためには、ライバルと違う自分だけの価値を高める意識が重要です。

SNSのブランディングの成功は「◯◯といえばこの人!」と認識され、ライバルにはない魅力を感じてもらうことにあります。

そのためには、ライバルの投稿をマネしたり、マウントをとったりするのではなく、発信する投稿内容を充実させるなどオリジナルの価値を提供しましょう。

また、こまめにリプライやいいねを返すと、フォロワーから認識されやすくなるため、親近感の湧く発信者として価値ある存在になれるかもしれません。

発信に一貫性をもたせる

ブランディングするうえで、大切なのが発信する内容に一貫性を持たせることです。

基本的にブランディングする際は、SNSからブログなどに誘導するケースが多いため、誘導先での発信内容が異なると不審に思われてしまいます。

SNSでは明るく元気な投稿が多いのに、ブログや別のサイトでは投げやりな投稿ばかりだと、無理にキャラを作っている人だと思われてしまうかもしれません。

一度違和感を持たれてしまうと、再度共感を得るには時間がかかるため、投稿する際はコンセプトや発信内容がブレないように注意しましょう。

常に市場の調査をして方向性を確認する

SNSの個人ブランディングを成功させるには、常にニーズの分析と調査が欠かせません。

個人で行うブランディングは企業よりも長期的な目線で考える必要があり、定期的に方向性を確認しながら目標を設定していく必要があります。

市場調査には、普段からユーザーの反応を確認するのも大切ですが、SNS分析ツールなどを使ってチェックするのもおすすめです。


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参考にしたい!個人でのブランディングが成功している有名人

最後に参考にしたい個人のブランディングが成功している有名人をご紹介します。

HIKAKINさん

有名YouTuberといえば、HIKAKINさんを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。

まだYouTuberが職として有名でなかった頃から、HIKAKINさんが得意なヒューマンビートボックスの動画を投稿し始め、特にマリオのテーマ曲は大きな反響がありました。

現在はさまざまな有名人とのコラボや、小中学生をターゲットにしたワクワクする企画動画を投稿しています。

HIKAKINさんのブランディングが成功したのは、誰でも安心して楽しめるコンテンツをコンスタントに投稿していったからでしょう。

なかやまきんに君さん

元々、芸人として有名ななかやまきんに君さんは、YouTubeでトレーニング方法や筋肉に関しての知識を発信してさらに有名になりました。

初心者に対して配慮ある簡単なセットアップ動画は、自宅でちょっとした運動をしたい方からの人気が絶大です。

海外コンテストでの優勝も、ブランド価値をさらに高める一助になっています。

なかやまきんに君さんの普段の食事メニューや筋トレノウハウは、体を鍛えたい方にとって大変価値のあるコンテンツではないでしょうか。

指原莉乃さん

バラエティ番組にひっぱりだこな指原莉乃さんも、個人ブランディングに成功している一人です。

アイドルとして「可愛くないうえに、ダンスも歌も苦手」とネガティブに感じられる情報を発信し続けましたが、持ち前のトーク力と面白さを生かして強みとしてアピールに成功。

普通のアイドルとしてではなく、自分らしさを活かすセルフブランディングは、現在の活躍を見ても大成功といえるでしょう。

まとめ

個人がSNSでブランディングを成功させるなら、ターゲットからのニーズに応えつつ、一貫した情報発信が重要です。

コンスタントに自分らしさの感じられるオリジナルの発信ができれば、徐々にあなたのファンが増えていくでしょう。

ファンを増やすためには自分の承認欲求ではなく、等身大の自分をアピールし、得意だけでなく弱みも武器に変えていくとよいでしょう。

セルフブランディングの方向性に迷ったときは、ターゲットに求められている自分の価値について考えてみてください。

画像出典元:写真AC

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