金融ソリューションからオペレーティング・リース事業まで幅広く事業を展開する「株式会社ジャパンインベストメントアドバイザー」の決算を見ていきます。
2014年の上場以来5期連続2桁増収となるが、上場以来初の減益となりました。
【グラフ】四半期業績推移
上期に販売開始する計画であった新しい大型組成案件が、下期に遅れた影響、及びマーケティングに十分な時間を割いた結果、大口投資家への販売が進んだ時期が第4四半期と遅れたことが主な要因となりました。
事業部門別の売上高をみて見ますと、オペレーティング・リース事業は、内部要因により上期0.5%の減収となったが、第4四半期は79.8%増収となり、パーツアウト・コンバージョン事業は保険代理店事業が、外部環境の影響もあり、大きく計画未達となりました。
2019年の計画未達の要因となった案件が2020年上期にシフトする為、上期は88.7%の増益を見込み、2020年下期は、堅く見積った結果、増益率を低く据えています。
画像出典元:「株式会社ジャパンインベストメントアドバイザー」決算説明資料
金融ソリューションからオペレーティング・リース事業まで幅広く事業を展開する「株式会社ジャパンインベストメントアドバイザー」の決算を見ていきます。
2019年12月期第3四半期は第2四半期より販売開始予定であった、新たな組成スキームによる大型組成案件の販売開始の遅れが大きく影響し、2016年以来の減益となりました。
事業部門別売上高を見てみますと、オペレーティング・リース事業は、組成の遅れが影響し17.2%減少した一方で1,138億円の出資金残高を有しており、需要ピークである第1四半期まで機会ロスなく販売可能な環境です。
【グラフ】商品出資金期末残高の状況
また、販売ネットワーク(ビジネスマッチング契約先)も拡大しております。
【グラフ】販売ネットワークの拡大
今後のグループの成長戦略については、主力である「オペレーティング・リース事業」「パーツアウト・コンバージョン事業」「環境エネルギー事業」の3事業の更なる強化を行い、商品性多様化による対象顧客の拡張とマーケットの拡大を図ります。
今後の業績予想に関しては前期に引き続き変更はありません。
画像出典元:「株式会社ジャパンインベストメントアドバイザー」決算説明会資料
金融ソリューションからオペレーティング・リース事業まで幅広く事業を展開する「株式会社ジャパンインベストメントアドバイザー」の決算を見ていきます。
オペレーティング・リース事業において、組成サイドでは、航空機部門並びにコンテナ部門共にユーザーからの引き合いが途絶えることがなく、新たな組成スキームによる大型組成案件に取り組むなどリーススキーム組成機会の増加と潜在的な案件数が豊富な状態が続いています。
また、販売サイドでは、全国の地方銀行、証券会社、会計事務所、コンサルティング会社等との新たなビジネスマッチング契約の締結により、地方の投資家とより多くの接点を持つことができ、それぞれのニーズに合致した商品を案内し成約を獲得しました。
環境エネルギー事業においては、2017年3月末にて税制優遇措置(生産性向上設備投資促進税制)が終了したことに伴い、従来の利益平準型商品から利回り追求型商品へ投資対象目的を移行し、販売に注力しました。
航空機を対象としたパーツアウト・コンバージョン事業(退役航空機の機体を解体し、販売する事業であり、コンバージョン事業とは、旅客機を輸送機等にリサイクルし転売する事業)においては、航空機製造メーカーとの関係強化に努めて事業機会の拡大を図りました。
保険代理店事業においては、一部の法人向け定期保険販売停止の影響もありましたが、顧客ニーズに対応した販売に注力しました。
【グラフ】連結業績の推移
期初予想の50%成長は現状厳しいですが、25%の高成長を予想しています。
2019年12月期 通期の業績は、組成サイドでのユーザーからの引き合いが豊富な状態が続き、航空機需要の増加が予想されることから、前期に対し増収増益を見込んでおり、黒字化を目指しています。
画像出典元:「株式会社ジャパンインベストメントアドバイザー」決算説明会資料
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