CEOとは?社長との違い、役割・責任、COOとの関係性を解説!

CEOとは?社長との違い、役割・責任、COOとの関係性を解説!

記事更新日: 2020/02/19

執筆: 編集部

CEOとCOO、そして社長。これらを一緒くたに考えていませんか?実はこれらの肩書は似ているようで大きく異なるものなんです!

知らないままでいると、ビジネスの現場で思わぬ恥をかくことになるかもしれません。今までなんとなくで理解していたという方は、この記事で改めて理解を深めていって下さい。

この記事では「CEO」について解説します。社長との違いや役割、責任、COOとの関係性などをまとめました。

CEOとは?

CEOとは、「chief exective officicer」の略です。日本では「最高経営責任者」と訳されることが多いです。

主な役割は企業の経営方針、事業計画などを定めることです。

企業を船とするならばCEOは船長であり、その力量が企業の経営を左右します。責任ある地位であるがゆえに報酬は高額に設定されることが多いです。

CEOはアメリカで誕生した制度!

CEOという制度はもともとアメリカで誕生したものです。アメリカでは日本と比べて企業の「所有」と「経営」の分離が徹底されているため、このような制度が生まれたと考えられています。

企業を「所有」する株主は、実際に「経営」を行う経営陣を任命、監督する権利を有しています。CEOは株主から経営の権限と責任を与えられた、経営部門のトップです。CEOは株主に利益を与えるために、様々な経営戦略を立てます。

日本にはCEOの制度はないが……

一方、日本には上記のような制度はありません。

企業の経営部門のトップは「代表取締役」です。日本でもCEOを名乗る人がいますが、それは法律に基づいた名称ではありません。いわば「自称」している状態です。

ではなぜ法律で定められているわけでもないCEOを敢えて自称するのかというと、役職をはっきりさせるためであることが多いです。

CEOを名乗ることにより、社内での代表取締役とCEOの役割の違いもより明確にできますし、社外の者に対して「ああ、この会社はきちんと役割分担が出来ているんだな」というイメージをもたせられます。

CEOの役割や責任

CEOは企業の経営部門のトップであり、多くの役割と責任が与えられています。主な役割と責任は以下のとおりです。

CEOの役割は会社の経営方針を決定し、株主に利益を与えること

CEOの役割はズバリ会社の経営方針を決定すること、そして株主に利益を与えることです。

経営方針とはその言葉のとおり企業の目指す姿のことであり、例えばGoogleの場合は以下のような経営方針を採用しています(一部抜粋)。

  • ユーザーに焦点を当てれば、他のことはみな後から付いてくる。
  • 1つのことをとことん極めてうまくやるのが一番。
  • ウェブ上の民主主義は機能する。
  • 悪事を働かなくてもお金は稼げる。
  • 情報のニーズはすべての国境を超える。

引用元:Google

随分抽象的だな、と思われたかもしれませんが、経営方針はこれぐらいの表現に留められることが多いです。より具体的な目標、例えば「〇年以内に店舗数を倍増させる」「〇年後に売上を1.5倍にする」などの目標は経営目標と呼ばれます。

CEOは株主に対して責任を負う

CEOは株主に対して責任を負います。前述の通りCEOは株主が任命します。つまり、経営が悪化すれば株主の手によってやめさせられるということです。

CEOが受け取れる報酬は基本的には高額なので、CEOはその地位にあり続けるために正しい経営戦略を立てて、株主に利益をもたらすことによって株主の信頼を得て、その地位を守ろうとします。

CEOと社長の違いは?偉いのはどちら?

日本ではCEOと社長、どちらも「企業のトップ」というイメージをお持ちの方も多いかと思いますが、その役割は実際には大きく異なります。

そもそもCEOも社長も会社法で定められた役割ではない

日本の企業のトップの肩書には「CEO」「社長」「代表取締役」などがありますが、この内法律(会社法)でその役割や責任が定められているのは代表取締役のみです。

CEOや社長については特にこれと言った規定がありません。必要に応じて、自由に名乗ることが出来ます。名乗る基準は企業毎に異なるので、企業によって「CEO」や「社長」の役割は異なりますし、中には両者を兼ねている人もいます。どちらが上かも企業によって異なります。

役割を分ける場合、日本ではCEOのほうが社長よりも上の立場になることが多いです。CEOは前述の通り会社の経営方針を決定し、社長はそれに従って具体的な事業計画を立てます。

アメリカでは基本的にCEOのほうが立場の上

法律でCEOの役割や責任が明示されているアメリカでは、原則としてCEOのほうが社長(President)よりも上に位置しています。

CEOの役割は中長期的な経営方針を決めることであり、社長の役割はそれをもとに短期的な事業計画を決めます。

CEOがトップでCOOはナンバー2、両者の関係性は?

CEOとCOOは綴りこそ似ていますが、役割は全く異なります。両者の立場の違いを理解しましょう。

CEOが企業の経営方針を決め、COOはそれを実現する

CEOと名前が似た役職に「COO」があります。COOはChief Operating Officerの略であり、日本では「最高執行責任者」と訳されることが多いです。COOは日々の業務執行の責任を請け負う役職です。

CEOの役割は前述の通り、企業の経営方針を決めることです。一方、COOの役割はCEOが決めた役割に従って、実際に業務を執行することです。

CEOが企業全体のトップであるのに対して、COOは現場のトップであると言えます。前述の社長(President)が、COOを兼任することも少なくありません。

CEOとCOOは役割が大きく異なるため、基本的に相手の立場に深く干渉することはありません。しかし、両者の間に信頼関係がなければ、企業の経営はうまく立ち行かないでしょう。

有名な日本のCEO

前述の通り、日本にはCEOの制度はありません。したがって、今日本でCEOを名乗っている人は、社内の役割の明確化や社外イメージのアップなど、なんらかの目的があって名乗っているということになります。

サラ・カサノバ

サラ・カサノバは日本マクドナルドホールディングスの代表取締役兼CEOです。日本マクドナルドの会長でもあります。日本マクドナルドホールディングスでは初となる外国人の代表取締役兼CEOであり、ロシア1号店の出店を経験したこともあります。

赤井田真希

赤井田真希はユニクロ日本事業(国内部門)のCEOです。同社では初となる女性CEOであり、40歳という若さでも注目を集めています。ユニクロ入社後わずか半年で店長に上り詰めた辣腕の持ち主です。

水口貴文

水口貴文は、スターバックスジャパンのCEOです。MBAを取得後プライスウォーターハウスコンサルティング株式会社に入社し、現在は日経ビジネススクールの講師としても活躍しています。

まとめ

CEOは企業の経営部門のトップに当たる、非常に重要なポジションです。

アメリカで始まった制度であり、日本ではまだ法律上の規定がありませんが、最近は国内でもCEOを名乗る人が増えてきています。

それぞれの立場を理解して、ビジネスにつなげていきましょう。

画像出典元:Unsplash、Pixabay

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