韓国アイドル年収ランキングを大調査!売れるまで0円の噂や起業家アイドルの実態も解説

韓国アイドル年収ランキングを大調査!売れるまで0円の噂や起業家アイドルの実態も解説

記事更新日: 2022/11/07

執筆: 大山直美

今や世界的な人気を誇るK-POPアイドルのお給料事情が気になりませんか?

高級マンションで華やかな生活をしているセレブアイドルがいる一方で、売れるまで給料0円だったという噂を聞くことも...

この記事では、韓国アイドルの年収ランキングTOP10を大調査するとともに、韓国アイドルの特殊な給与システムも解説!

また、日本のアイドルとは全く異なり、サイドビジネスで儲けているやり手の起業家アイドルたちも紹介していきます。

人気商売の裏で、お金をうまく稼いでいるアイドルは誰なのか?チェックしていきましょう。

韓国アイドル年収ランキングTOP10

1位:BTS(防弾少年団)

画像出典元:BTS JAPAN OFFICIAL Twitter

1位は納得のBTSです!

BTSは、ご存知2020年のdynamiteの世界的大ヒットでビルボード1位を獲得したことで有名です。

ですが、その1年前、2019年のForbes世界長者番付の歌手版で15位にランクインし、すでに年収61億円を稼いでいたから驚きです。

その後も、2020年のコロナ禍の中であっても年収54億円を安定して稼ぎ出しました。

所属事務所のBigHitエンターテインメントは、事務所:メンバー=6:4の取り分と言われているため、メンバー個人の年収は3億円以上あることは確実です。

さらに、個人でも曲を出したり、先日上場したBigHitエンターテインメントの株式もそれぞれ保有しているため、5億円以上の稼ぎがあるとも言われています。

2位:TWICE

画像出典元:TWICE OFFICIAL Twitter

TWICEは、デビュー以来安定した人気を誇る人気グループです。

特に韓国と日本で、多数の広告に出演し、その契約料で莫大な収入を得ているといわれています。

2019年のCD売上総金額は約52億円。概算で利益率40%といわれるCDで、TWICEが所属するJYPでは収益配分が50%といわれているため、それだけでもメンバー1人あたり1億円の収入を得ていることになります。

また、ライブの本数が他のグループに比べて多いため、ツアーとグッズの収益も多いそうです。

これらのことから、個人としての収入は1.5億円以上あるのは確実とみられています。

3位:BLACK PINK

画像出典元:BLACK PINK OFFICIAL Twitter

BLACK PINKは、デビューからわずか4年で世界的に有名になったガールズグループです。

「DDU-DU DDU-DU」(略称:DDDD)のMVはK-POP女性アーティスト初のYouTube10億回再生を超え、「KILL THIS LOVE」でも3つのギネス世界記録を樹立するなど、快進撃を続けています。

BLACK PINKの収益は、ワールドツアー全体で40億円、2021年4月現在女性アーティストとして世界トップの登録者数7,000万人を誇るYouTubeチャンネルで13億円を得ているといわれます。

さらにBLACK PINKは、メンバーそれぞれがバーバリーやサンローランなど、有名高級ブランドのアンバサダーを務めており、ROSEのソロ活動も世界的にヒット。

個人としての収入はそれぞれ1億円以上あり、稼いでいるメンバーは1.5億円近くになるとも推定されます。

4位:ジェジュン(元 東方神起)

画像出典元:ジェジュン Twitter(@bornfreeonekiss)

4位は、かつて東方神起として活躍していたジェジュンです。

ソロ活動はその後も順調ではありますが、4位と聞くと少し意外と感じるかもしれません。

実はジェジュンは実業家としてかなり堅実に収入を得ているのです。

現在は日本を拠点に活動していますが、その事務所も自ら立ち上げており、歌手活動やライブの収入、テレビなどの出演料の取り分だけで億単位の収入があるといわれます。

また、副業として、不動産運用・飲食店の経営やブランドプロデュースも手掛けており、現在でも年収1.5億円前後の収入があると思われます。

5位:G-DRAGON(BIGBANG)

画像出典元:G-DRAGON Instagram(xxxibgdrgn)

BIGBANGのG-DRAGONは、その楽曲制作能力が高く評価されるアーティストです。

2018年の韓国国内の著作権料で1位の収入を得ていたと報じられており、当時著作権収入だけで年収1.2億円を得ていたそうです。

その後もコンスタントにヒット曲を生み出し、入隊で活動をしていなかった2020年でも年間1.4億円の収入があったようです。

ただし、近年は投資事業での失敗で苦戦している側面もあるようなので、差し引いて現在は年間8,000万円~1億円の収入が見込まれます。

6位:ユナ(少女時代)

画像出典元:ユナ Instagram(yoona__lim)

ユナは、少女時代の中でもトップの人気を誇るメンバーの1人です。

現在、少女時代としての活動はほとんど行っていませんが、その分メンバー個人として活動の場を広げています。

特にユナは、ドラマなどにも出演して人気を博し、付随して広告収入なども増えたので、他メンバーに比べて収入が多いといわれ、年収は8,000万円ほどになるそうです。

10億円のビルを即金で購入したと報じられたこともあり、総資産額はかなりのものとなると推定されます。

7位:EXO

画像出典元:EXO_NEWS_JP Twitter

2022年でデビュー10周年を迎えるEXOも高収入のK-POPグループです。

全盛期の収入はメンバー1人あたり2億円を超えていたそうですが、近年はかつての勢いを失ったともいわれています。

しかしながら、調べてみると、現在でも年に100万枚以上のアルバムセールスがあり、ライブチケットも高額で順調に売れているため、年間8,000万円ほどの収入を得ていると推定されます。

8位:SEVENTEEN

画像出典元:SEVENTEEN Japan Official Twitter

13人組ボーイズグループSEVENTEENは2015年にデビューしました。

「セブチがこんなに下なの?」と驚く方もいるかもしれませんが、売れるまでの育成費用の支払いが終わって間もないと考えられており、まだ年収では他のグループには及ばず、1億円に満たない可能性があります。

なお、韓国独特のシステム「育成費用の支払い精算」については、後ほど詳しく解説します!

ただし、2020年に、所属事務所であるPledisエンターテインメントが、BTSが所属しているBigHitエンターテインメントの傘下となったこともあり、取り分の面などで今後優遇が期待されると思われます。

9位:イ・ヒョリ(元 FIN.K.L)

画像出典元:TIVING「ソウルチェックイン」より

女性4人組グループ「FIN.K.L(ピンクル)」のリーダーとして活躍していたイ・ヒョリ。

韓国の安室奈美恵とも呼ばれ、歌手として活躍する一方で、モデルとしても活動し、その後ドラマや番組MCでも人気に。

多数のメディアチャネルからの収入により、一時6,000万円程度の年収を確保していた可能性があります。

BIGBANGのT.O.PやRAINと熱愛の噂があったこともありますが、現在は結婚。結婚後も夫婦で出演したリアルバラエティー番組「ヒョリの民泊」が大ヒットしています。

10位:パク・ヒョンシク(元 ZE:A)

画像出典元:パク・ヒョンシク Instagram(phs1116)

K-POPアイドル「ZE:A」出身のパク・ヒョンシクは、俳優として現在も活躍中です。

「花郎〜ファラン〜」の出演で知名度が一気に上昇し、その後も話題の韓国ドラマに多数出演し人気を博しています。

推定年収は4,300万円程とみられており、2022年4月から始まるDisney+オリジナルシリーズ『サウンドトラック』の注目により、今後も堅実な収入が期待できるでしょう。

 

韓国アイドルの"精算システム"とは

年収トップ10で億単位の稼ぎを得ているK-POPアイドルがいる一方で、すでに人気を得ていながら実はまだ給与さえもらっていないアイドルもいる

それが韓国アイドル界の実態です。

なぜ給与がもらえないのか?その理由である独自の「精算システム」について解説していきます。

売れるまでは給料0円

画像出典元:NiziU OFFICIAL Twitter

日本でも大人気となったNiziUを見てわかるとおり、韓国アイドルは育成期間が長いことが特徴です。

その育成期間の間は、将来の稼ぎ頭への投資という形で、なんと、衣食住、レッスン費などを全て事務所が負担します。

また、お小遣いもいくらか渡すようにしている事務所も多いようなので、売れるまでのアイドルは『給料は0円』で生活します。

そして、晴れてデビューし事務所に利益をもたらすようになったら、それまでに払った育成費用を返還=精算しなければなりません

これが独自の「精算システム」であり、精算を終えた分からは、うなぎ登りに稼いだ分が給与として支払われるようになるのです!

育成費用は1人2億円

それでは、育成費用は一体どのくらいかかるのでしょうか?

少女時代の所属事務所であるSMエンタテイメントはかつて「育成費用は1人2億円である」と公表して話題となりました。

人数も多く、脱退したメンバーの分の支払いも含むため他グループより高額になっているかもしれませんが、1人あたり億単位の投資が行われていることは確かなようです。

精算が終わるまでは平均3~5年

少女時代のメンバーが不動産などを所有し始めた時期から推定して、精算が終わったのはデビュー5年目であると推測されています。

同様に推定したその他有名グループの精算まで期間は次のとおりです。

  • FTISLAD:5年目
  • SEVENTEEN:5年目
  • AOA:3年目
  • Apink:2年目
  • TWICE:3ヶ月


SEVENTEENであっても5年と推定されている中、TWICEの勢いがいかに凄かったかということが、このデータからもわかりますね。

また、NiziUは売れ始めて間もないので、月収としては5万円~30万円くらい+歩合でしかもらっていない可能性もあると言われています。

訴訟問題に発展することも

2010年代に一世を風靡したKARAのメンバー3人は、CDのセールスが十分あるにも関わらず、6ヶ月で6万円の給与しか支払われていないとして2011年に訴訟を起こしました。

その直近の半年で4億ウォン(約4千万円)以上の音源収益を得ていながら、その給与は少なすぎますよね。

また、日本人でありながら韓国デビューを準備していた「SKY GIRLS'」が給与なしや、待遇の改善を求めて脱退を申し出たところ、事務所から1,500万円を超える損害賠償請求をされたそうです。

韓国国内の大手事務所であれば、売れなかった場合でも投資回収を求めない所もあるようですが、事務所によっては負債を背負わされることも。

売れれば億万長者になれる「精算システム」ではありますが、一定のリスクも持ち合わせているようです。

韓国アイドルのサイドビジネス事情

韓国アイドルは、若く人気のあるうちからサイドビジネスが上手なことでも知られています。

日本のアイドルのように事務所を離れないと自由を手に入れられない風土とは異なり、グループに所属しながらでも事業を始めることが可能なためです。

ここでは、起業家手腕を発揮し、サイドビジネスで儲けたK-POPアイドルを紹介します。

G-DRAGONのファッションブランド

画像出典元:PEACE MINUS ONE 公式HP

G-DRAGONは、楽曲制作の著作権料だけでもすでに他のメンバーより多く収入を得ていますが、まだそれだけではありません。

「PEACE MINUS ONE」というファッションブランドを立ち上げ、ファッション界でも成功しているのです。

芸能人がブランドを作るのは日本でも珍しいことではありませんが、PEACE MINUS ONEは、世界的に有名なハイエンドブランドから数々のオファーを受けたり、ナイキとのコラボスニーカーが大人気になるなど、存在感は別格です。

人気商品はすぐに完売してしまい、希少価値の高いものはジャケットでも一着数十万円の高値で取引されることもあるようです。

BIGBANG V.Iのラーメン店

「BIGBANG」のV.Iは、歌手活動が順調であった2016年前後から、日本式ラーメンの店をオープン。

当初は周囲の反対があったようですが、味が高く評価され、わずか1年半で韓国40店舗、海外4店舗を出店するほどに成長させました。

全店舗を足し合わせると当時9億円の月商があったともいわれており、副収入だけでも相当な額を得たようです。

残念ながらコロナ禍の影響等により2020年3月に破産申請を行うこととなり、2021年8月には賭博などの罪で実刑を受けることとなってしまいましたが、経営者としての手腕はかなりのものであったと言われています。

若手アイドルも億単位の不動産投資

精算システムが終わったあとに莫大な収益を得ることができ、浮き沈みの激しいK-POP業界では、20代の若手時代から不動産投資を始めるアイドルが多いそうです。

代表的な例をいくつか紹介します。

  • 少女時代 ユナ  28歳で約10億円の建物を購入
  • 元miss A スジ   22歳で約3億円の建物を購入
  • 元SISTAR  ソユ   24歳で1億5700万円の住宅を購入
  • BIGBANG G-DRAGON 29歳で約9億円の建物を購入


人気アイドルの不動産投資規模は、ケタ違いであることがわかります。

元SISTARのソユは、「解散後のことを考えて立地や購入物件を探した」と話しており、堅実な将来設計が垣間見えますね。

副業YouTuberなアイドルたちも

歌手活動の傍ら、YouTuber顔負けのクオリティでYouTubeに力を入れているアイドルも多数います。

f(x)のルナ、Apinkのボミ、CLC ソンなどは、チャンネル登録者数が数十万人規模のチャンネルを運営しています。

彼らの動画広告からの収入は、億単位となることもあり、本業以上の稼ぎを超えることも珍しくないそうです。

BTSは二次元化も大成功

画像出典元:BT21、TinyTAN official Twitter 


少し番外編になりますが、年収No.1のBTSは、BTSそのものではなく「二次元化」商品でも莫大な収入を得ています

BTSのメンバーが書いたイラストを元に制作されたキャラクター「BT21」は、LINEのスタンプやグッズも大人気。

また、メンバー達の第二の自我がキャラクターになったというコンセプトで作られた「Tiny TAN(タイニータン)」も人形やソフビなどで近年人気が出てきています。

BTS本人たちが活動しなくても、二次創作物からも稼ぎを得る、まさにサイドビジネス上手です。

まとめ

この記事では、韓国アイドルの年収ランキングや副業での稼ぎ方について解説しました。

収入の得方が様々であるため、必ずしも今現在の人気に比例する形ではないところが興味深いです。

また、独自の精算システムは日本のアイドル界からすると衝撃ですが、じっくりお金と時間をかけて育成するからこそ、K-POPアイドルの高いパフォーマンスの質が保たれているのかもしれませんね。

今後も、世界に影響を与えるK-POPアイドルたちの活動に注目していきましょう。

 

画像出典元:o-dan

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