起業をするなら必ず知っておきたい!起業の仕方、方法、種類を解説

起業をするなら必ず知っておきたい!起業の仕方、方法、種類を解説

記事更新日: 2018/10/20

監修: 栗島祐介

突然ですが、働き方の多様化により、起業を選択肢の1つと考えている方は多いのではないでしょうか?

起業をしたい方は起業を難しく考えがちですが、起業はそんなに難しいことではなく、ネット環境さえあれば始めることができます。

そして、一般的に起業を考えている方は「今のつまらない仕事をやめて、起業で楽して稼ぎたい」と考えている方が多いと思います。

しかし、そんな簡単に起業で稼ぐことができるのでしょうか?

結論から言うと、10億〜100億円規模の起業を行うことは並大抵では達成できませんが、年収1000万規模の起業を個人で行うことはそう難しいことではありません。

野球で例えると、10億〜100億規模の起業は甲子園レベルで、年収1000万円規模の起業は地区予選ベスト16くらいのレベルです。

どうでしょうか?

こう考えると「起業で楽して稼ぐ」ことはさほど難しくないのです。

今回の記事では起業の仕方・方法、そして実際に成功しやすいビジネスと、失敗しやすいビジネスを紹介し、みなさんが起業をする際に実際に役に立つ情報を解説しています。起業をしようか迷っている方は一読をおすすめします!

そもそも起業するには?

みなさんは起業と聞いて、どんなイメージを持たれるでしょうか?

多くの人は、「起業は難しそう」「私にはできない」と思っていますが、意外と起業は簡単にすることができます。

一般的に「起業をするには会社を設立しないといけないのでは?」と多くの人が考えますが、ほとんどの会社設立の理由は節税や資金調達を目的にしており、会社設立は経営をする上での手段であって、会社を設立したことで起業したことにはならないのです。

なぜなら起業をしている人には、個人事業主の人もいれば、株式会社を設立している人もいるので、「会社設立=起業」とはなりません。

結論から言うと、そもそも起業にはこれといった定義はありません。会社設立や事業を始めるときに、手段や方法・ルールはたくさんありますが、起業自体は誰でもできるものです。

そこに利益をあげる人・あげられない人、成功する人・失敗する人といった区分けがあるだけで、起業自体には定義はないのです。

成功しやすいビジネス

1. 1人や少人数で始められるリスクの低いビジネス

起業をする人にありがちな考えで、「起業をするにはリスクをとって当たり前だ!」と考えている人が多いですがこれは間違いです。普通に考えて経営をする上でリスクは少ないに越したことはないですし、費用も少ない方が利益が出やすいに決まっています。

メジャーな例では「インターネットビジネス」はリスクの低いビジネスと言えるでしょう。インターネットビジネスは「オフィス代、商品制作費などの初期費用がかからず、人件費は自分のみ」なのでリスクがとても低く、素人でも簡単に始めることができます。

具体的には

  • 自宅もしくはマンションのワンルームを借りてオフィスとして使用することで、オフィス代を抑えられる。
  • 商品はHPやWEBサービスなので、自分やチームのメンバーが作れれば無料(物販や飲食店などの場合には材料費や商品制作代金などがかかる)
  • 販売員や事務員などのアルバイトが必要なく、毎月1,000円以下のサーバー代でOK。

などの理由からリスクが低いと言えます。

実際にアフィリエイトを中心としたビジネスで法人化して、1人で1,000万以上を稼ぐ人も多くおり、また、アフィリエイトビジネスの有名企業には「カカクコム」や「トラベルコ」など、上場している企業もあります。

逆に素人の人が、「メルカリ」のような大規模サービスを作ろうとすると、初期の開発費でとんでもないお金と人が必要となります。また、サービスをリリースできても、ユーザー同士が商品を売り買いするため、多くのユーザーが出品してくれないと流行りません。そのため膨大な広告宣伝費も必要になるでしょう。

「こんなサービスがあったら便利!!」っという楽観的な思考だけでサービスを作ってしまうのは危険なので、先々何が重要で資金がどれくらい必要かは計画しましょう。

起業をするからといって大きなリスクを取る必要はないので、まずはリスクの少ないビジネスから始めることをおすすめします!

2. ニッチなビジネスを狙う

多くの起業家は人気なビジネスに手を出しがちですが、よく考えてみると人気なビジネス=競争他社が多い市場なので成功する確率は低いことがわかります。逆にニッチなビジネスを狙うことで、競合他社を避けることができ、市場を独占することができます。

わかりやすい例をあげると洋服などは、ニッチなビジネスを作りやすいです。基本的な洋服は色がシンプルだったり、S,M,Lのサイズのものが多いですが、中には大きなサイズや奇抜な服が欲しい人たちも存在します。

この大きなサイズや奇抜な服が欲しい人(ニッチな人)たちに向けて、大きなサイズしかないお店や、原宿にありそうな奇抜な洋服専門店などを作り、彼らのニーズを満たすことでニッチな市場を開拓することができるのです。

このように、隙間を狙うことで他社と争う必要性がなくなり、小さいながらも市場を独占することができます。簡単そうだからといって人気なビジネスを選ばずに、どこにニーズがあるのかを考える必要があります。ニッチなビジネスでも十分な利益をあげれらるのです。

あなたは100億円が欲しいんですか?

それとも、

お金は贅沢できる程度稼いで、自分が考えたビジネスで自由に仕事をしたいんですか?

後者であれば、絶対に大手とぶつからないニッチな事業を選択すべきです。大手の資金力と優秀な人員と真っ向勝負するのはよほどの自信がある場合のみにしましょう。

いや、それでも100億円稼ぎたいっていうのなら、1回ニッチな領域で成功してからでも良いでしょう。世の中、シリアルアントレプレナーという連続起業家も増えてます。メルカリも成功者と呼べる優秀な方々が集まって作られた会社です。

3. 既存ビジネスの真似をする

多くの人が陥りやすい間違いで、ゼロからビジネスを考えようとする癖があります。しかし前提として、一個人が考えたビジネスは多くの場合、誰かが失敗したビジネスか既に成功しているビジネスであることが多いです。

それよりも起業する人がすべきことは、既存ビジネスを徹底的に分析して、うまくいっているビジネスを見つけることです。そして自分の専門性や知識と照らし合わせて、後発で参入しても勝機が見いだせるかどうかを考える必要があります。

特にアメリカなどは日本より一歩進んだ素晴らしいサービスが多く存在し、日本でも流用可能かどうか、日本でも流行るかどうかを分析することができます。

全世界の多くのサービスがパクリ、パクられ(参考にしている)しながら、使いやすい便利なサービスが生き残っています。世界で流行っているサービスを研究することはすごく重要なことです。

例をあげると、ラインミュージックはSpotifyのビジネスモデルをベースに作られたサービスです。Spotifyは2008年に音楽配信のサブスクリプション(定期購買)サービスを開始し、2015年では2,000億円近くの売上をあげました。

LINE Musicは海外での音楽配信サブスクリプション(定期購買)サービスの勢いを感じ取り、日本で2015年にサービスを開始、その2年後には累計ダウンロード数が2,000万を超えました。

スポーツにおいてもそうですが、初めから自己流でやる必要はなく、上手い人の真似から入った方が上達しやすいのです。これは起業にも言えることで、まずは成功している既存ビジネスを真似する方が成功しやすい傾向があるので、はじめは真似から入ってみてはいかがでしょうか?

 

失敗しやすいビジネス

1. 市場における競争が激しすぎる

先程も記載しましたが、人気なビジネスは参入しやすいが故に、競争率が激しく、他社との差別化を図ることが困難で、参入しても成功することが難しいです。

わかりやすく競争率の激しい市場として「飲食市場」があります。飲食市場は初心者の人でも参入することができ、誰でも始められることが特徴です。

その飲食の中でもわかりやすい例は「ラーメン屋」です。ラーメン屋と聞いて「あー確かに多いな。」とほとんどの人が感じるのではないでしょうか。

ラーメン屋はまとまったお金がある人なら初心者でもお店をオープンすることができ、飲食の中でも初めやすい分野に入ります。参入しやすいが故に、似たり寄ったりのお店ばかりになってしまい、脱サラ・未経験者による飲食店は3年以内に90%が潰れるとも言われています。

このような人気なビジネスは競合他社が多く、他社との差別化を図ることが難しいことがわかったと思います。起業経験のない方は簡単そうだからといって人気なビジネスに安易に参入せず、もし参入するとしても、市場を徹底的に分析した後に参入することをおすすめします。

2. 自己満足でビジネスをしてしまう

よくあるのが、自身の商品やサービスを「これは必ず売れる!」と思い込んでしまい、顧客のニーズを考えないでビジネスをしてしまうことがあります。

ビジネスにおいて最も重要なことは「顧客の課題を解決しニーズに応えること」です。課題を解決するからニーズがあるのであって、それを考えずに作られた商品やサービスはただの自己満足になってしまいます。

起業は自己満足ではなく顧客のニーズを満たせるか、顧客の問題を解決できるかが最も重要なことの1つになります。主観的に自身の商品(サービス)を作るのではなく、その商品(サービス)が本当に顧客にとってニーズのあるものなのかを客観的に考えることが重要になるのです。

3. マネタイズ(収益化)できていない

マネタイズとはわかりやすく言うと「収益化」のことです。失敗する多くの起業はアイディア重視の思考に陥り、マネタイズ(収益化)を疎かにしてしまうことがあります。

身近な例で「無料アプリ」はマネタイズするのが難しい例の一つです。

無料アプリは無料のままでは収益化することはできず、広告料や課金により収益をあげる必要があります。しかし、多くのアプリが課金をしてもらえずに、収益を出すことができていません。例えどんなに良いサービスであっても、収益がでなければそのアプリを持続させていくことは難しいです。

先程も述べましたが、顧客の課題を解決して顧客が喜ぶものを提供することは、ビジネスを行う上で重要なことの一つです。しかし、顧客の課題を解決するのと同様に、自社の商品(サービス)をしっかりと収益化することもしなくてはなりません。

ビジネスモデルは顧客を喜ばせることと、利益を得ることの両方を兼ね備えることにより成立します

サービスが売れているから良しとするのではなく、それが本当に収益化できているのかを明確にしながら事業を進めるようにしましょう!

 

起業の仕方・方法

起業の仕方としては大きく二つの方法があります。

個人事業主として起業する

個人事業主とは「法人を設立せずに、事業を行っている個人」のことです。

個人事業主として起業をするのであれば、事業を開始して1ヶ月以内に、「個人事業の開業届出書」を提出するだけで簡単にできます。また、確定申告方法として青色申告を出す必要が出てくるので、開業届と一緒に出すことをおすすめします。

なお青色申告とは、取引や計算を事細かに帳簿に記帳して、その記帳を元に正しく申告することで、税金面でさまざまなメリットを受けることができます。

 

会社を設立して起業する

法人を設立するには大きく4つのステップがあります。(株式会社の場合)

・基本事項の決定/印鑑作成
・定款の作成
・資本金払い込み/登記用書類の作成
・申請 ・登記後の各種業種への手続き

会社設立には株式会社や合同会社などがあり、それぞれ設立するための書類や手続きが異なります。そして会社を設立するのにかかる費用も異なり、株式会社では25万円、合同会社では10万円程度かかります。

会社設立は税理士やfreeeなどのサービスを使うことによって、今では簡単に設立することができるのであまり心配する必要はないでしょう。

 

起業に失敗しないために

失敗する起業家の多くは、「こんなサービスがあったら世の中で流行る」「世の中の人達が便利になる」と思ってサービスを作ります。もちろん、こういう熱意や想いで押し切って成功する起業家もいます。

ただ、世の中にない新しいサービスを考えた際には今一度、入念に市場を研究してみてください。

あなたが思いついたアイディアは、過去に誰かが似たサービスをしていて、うまくいかずに退場している可能性もあります。「新しいサービスだ!」「このサービスは絶対流行りそう!」、という気持ちが先行してしまって、過去の誰かが失敗してしまったサービスを再度同じように開始するのは、ちょっと勉強不足ですよね。

起業をして事業を展開しようと考える前に、勢いで起業するのではなく、しっかりと市場や顧客のニーズを分析して、勝てる見込みを少しでも上げてから起業することをおすすめします!

監修者プロフィール

栗島祐介

プロトスター株式会社代表取締役CCO (Chief Community Officer) 早稲田大学商学部卒。アジア・ヨーロッパにおいて教育領域特化型のシード投資を行う株式会社VilingベンチャーパートーナーズCEOを経て、当社を設立。HardTech領域の起業家支援コミュニティ「StarBurst」の運営総括、起業家・投資家の情報検索サービス「StartupList」の運営を行う。

画像出典元:pixabay

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