となっております。
下方修正いたしました。
医療機関や福祉施設の企画から開設までの総合的コンサルティングを行う「レオクラン」の決算を見ていきます。なお、レオクランは2019年10月2日に東京証券取引所市場第二部に上場しています。
2019年9月期通期の業績は、前期に対し2桁増収増益と好調に推移。売上高及び各段階利益で過去最高を更新しました。
まずは、売上高構成比を見てみましょう。レオクランの主力事業はメディカルトータルソリューション事業で、全社売上の97.2%を占めます。その売上高のほとんどが医療機器、医療設備及び情報システム等の販売。安定的な需要となる消耗品以外を主軸に販売しているため、これを積極的に案件獲得を狙う「狩猟型」ビジネススタイルと位置付けています。
一方、遠隔画像診断サービス事業、給食事業は、それぞれ子会社で展開していますが、規模はまだまだ小さいものとなっています。
【グラフ】売上高構成比
次に売上高ですが、増収となった主な要因は、主⼒のメディカルトータルソリューション事業において20億円以上の新築・移転、再編・統合等に伴う医療機器の一括販売案件4件の受注等、大型案件を中心に受注額が当初の予定を上回ったことによるものです。
また、遠隔画像診断サービス事業、給食事業も規模はまだ⼩さいものの、緩やかに拡大しています。
【グラフ】セグメント別業績推移
利益に関しては、メディカルトータルソリューション事業において高採算案件が牽引したことに加え、すべての事業において利益率が改善したことにより大幅な増益を達成。
直近2期は⼤型案件獲得に成功し、高水準での推移が継続しました。
2020年9月期は、前期に対し2桁減収減益となる見込みです。
20億円以上の大型案件減少の影響により、前期比で大幅な減収減益となる見通しです。
レオクランのビジネススタイルは狩猟型なため、業績⾯でのボラティリティ発⽣が不可避であることは過去の業績を見ても明らかです。一方、新増改築の潜在需要は依然高く、案件数拡⼤の余地は大きいと言えるでしょう。潜在需要をいかに着実に獲得できるかが鍵となる思われます。
【グラフ】⻑期業績推移
画像出典元:「株式会社レオクラン」決算説明会資料
となりました。
新築、移転等、大規模な設備投資を伴う高度急性期、急性期病院など、付加価値の高い病院へのコンサルティング業務強化により、業績は好調に推移しています。
医療、福祉、保険に関わる全てのニーズに応えるため、新築、移転、再編、統合のための企画、設計業務、ITネットワーク構築業務、給食事業などを行っています。
医療機器販売も手掛け、医療機器導入後のアフターサービス業務を併せて行うことにより、医療機関をトータルでサポートしています。
新築、移転時の医療機関や福祉施設に対して、企画から開設に至るまでの総合的なコンサルティングを行い、医療機器、医療設備、医療情報システムの選定、運営、販売までを行っています。
依頼元の医療機関で撮影されたCTやMRIなどの医用画像を、放射線診断専門医により遠隔で診断し、情報を提供します。
医療環境問題となっている医師不足や、医師偏在に対応するためのサービスです。
介護、福祉施設向けに、セントラルキッチンで料理を一括集中生産し、チルド状態にした給食を提供する「おかず販売」、および委託元の厨房に職員を配置し、日々の食事を提供するサービスを行っています。
2019年8月29日、東京証券取引所市場第二部への新規上場が承認されました。
上場日は10月2日の予定です。
出典:公式HP
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