ユーピーアール株式会社の決算/売上/経常利益を調べ、IR情報を徹底調査

記事更新日: 2019/07/22

執筆: 山中恵子

祝東証2部上場!パレットのレンタル・販売好調で業績予想を上方修正した「ユーピーアール」の第3四半期決算

2019年8月期 第3四半期 累積業績

  • 売上高:86億5,500万円
  • 営業利益:7億200万円
  • 経常利益:8億3,500万円
  • 四半期純利益:4億6,200万円

2019年6月12日に東京証券取引所市場第二部に上場した、パレットを中心とした物流機器のレンタル・販売を行う「ユーピーアール」の決算を見ていきます。

2019年8月期第3四半期連結累計期間の業績は、計画を上回って推移しています。

これは、主力事業であるレンタルパレットおよびパレット販売の売上が予想を上回って推移したことによるものです。

理由は3つ挙げられます。

1つ目は、トラックドライバーの⾼齢化や⼈⼿不⾜が深刻化するなか、積み込みの時間や待機時間が長いバラ積みはドライバーに敬遠されるため、パレット輸送を導入する輸送会社が増加していること。

レンタルパレットの仕組み

ユーピーアールでは、ただパレットをレンタル・販売しているのではなく、パレットの共同利用・回収を行ったり、クラウド型パレット管理システム「スマートパレット」等を提供することで業界全体の物流改善を図っています。

2つ目は、2018年7月に起きた西日本豪雨災害で鉄道の貨物輸送網が遮断され、トラックによる代行輸送が実施されたこと。復旧には3ヶ月かかり、この間代替輸送確保に追われたり、トラック運賃急騰など物流は一時混乱しました。このときも運送会社がバラ積みを敬遠したため、パレット輸送が急拡大しました。

3つ目は、10月の費税増税前の駆け込み需要へ対応するために各社が在庫を積み増したことに伴い、レンタルパレットの需要も増加したこと。

このように、もともと人手不足等でパレットの需要増があったことに加え、災害によるトラック代行輸送、消費税増税前の駆け込み需要への対応が加わり、レンタルパレットおよびパレット販売の売上が予想を上回ったというわけです。

そのほか、アシストスーツ事業、コネクティッド事業(IoTサービス、ビークルソリューションサービス)も順調に推移しています。

業績予想を上方修正

業績好調により、今期の業績予想を上方修正しています。

  • 売上高:112億6,100万円 → 115億8,700万円(前期比+11.8%)
  • 営業利益:5億2,000万円 → 7億600万円(前期比+11.1%)
  • 経常利益:7億2,400万円 → 9億4,300万円(前期比+17.4%)
  • 四半期純利益:4億700万円 → 5億500万円(前期比△10.9%)

レンタルパレットおよびパレット販売の売上が予想よりも上回って推移し、デポへ⽀払う保管料等の売上原価も減少したことから営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益ともすべての予想値が前回発表の予想を上回る見込みです。

画像出典元:「ユーピーアール株式会社」公式HP

 

 

第40期決算公告(19年5月更新)

第40期の決算は

  • 売上高:100億7,563万円
  • 経常利益:8億804万円
  • 当期純利益:5億7,700万円
  • 利益剰余金:47億1,400万円

となりました。

業績推移

決算期
(百万円)
16/8
(第38期)
17/8
(第39期)
18/8
(第40期)
売上高 8,863 9,133 10,076
当期純利益 360 154 577

 

ユーピーアール株式会社は、パレット等物流機器のレンタル及び販売を主たる業務としています。
パレットとは、荷物の保管や構内作業、輸送に使用される薄い箱型の荷台のことです。

UPRグループは、ユーピーアールを含む連結子会社7社で構成されています。

事業内容

 

物流事業

パレットなど物流機器のレンタルおよび販売のほか、アクティブタグを搭載しクラウド上でパレットの管理を可能とする「スマートパレット」のレンタル、現場でのあらゆる作業に従事する作業者の身体的負担を軽減する「アシストスーツ」のレンタルおよび販売を行っています。

 

コネクティッド事業

位置情報端末とデータ閲覧のWEBサイトをパッケージにした「なんつい」や「ワールドキーパー」を主力商品に据え、物流業界を中心に位置情報ソリューションを提供しています。

販売実績

東証二部上場へ

5月9日、東証2部への新規上場が承認されました。2019年6月12日に上場予定です。

 

出典:公式HP・有価証券届出書

会社概要

会社名 ユーピーアール株式会社
事業内容 パレット・物流機器のレンタル事業、販売事業、海外事業
アシストスーツ事業
スマートパレット事業
IoT事業
ビークルソリューション事業
所在地 山口県宇部市寿町3-5-26
設立日 1979年3月
代表 酒田 義矢
資本金 9,600万円
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