株式会社マネーフォワードの決算/売上/経常利益を調べ、世間の評判を徹底調査

記事更新日: 2019/01/23

執筆: 山中恵子

今期8億円、来期22億~28億円の赤字!3年で黒字化を目指す「マネーフォワード」の通期決算

2018年11月期 通期決算

  • 売上高:45億9,400万円(前期比+58.5%)
  • EBITDA:△6億5,300万円
  • 営業利益:△7億9,600万円
  • 経常利益:△8億2,400万円
  • 当期純利益:△8億1,500万円

2018年連結会計年度の業績は、売上高が45億9,400万円(前期比58.5%増)と大幅な増収となりましたが、人材採用の強化や広告宣伝等の積極的な先行投資が響き、営業利益・当期純利益ともに約8億円の赤字となりました。

売上原価・販売費及び一般管理費は、人件費等の増加により46%増加しました。Finance事業の立ち上げに伴い、当該事業が占める人員比率が増加しました。

サービス別の業績

  • マネーフォワード クラウド(旧MFクラウド)

マネーフォワード クラウドサービスは法人への直接販売が好調に推移し、売上高は前期比+82%と大きく成長しました。業績見通し比+12%の上振れとなり、グループ全社の業績を牽引しました。

  • PFMサービス

PFMサービスはプレミアム課金収入・メディア/広告収入が順調に進捗し、売上高は前期比+28%となりました。業績見通し比は+1%で、ほぼ業績見通しどおりの着地となりました。

課金ユーザー数は、2018年11月末時点で16万5,000人を突破しました。課金率も引き続き上昇しています。

  • 新規事業その他

MF KESSAI事業は顧客獲得が順調に進捗しましたが、対面事業であるmirai talk事業は収益化が想定より大幅に遅延し、業績見通し比 △45%となりました。

提供サービスの区分見直し

従来、BtoB領域のマネーフォワード クラウド(旧MFクラウド)サービス、BtoC領域のPFMサービス、新規サービスの3つに事業ドメインを区分していましたが、提供サービスの増加を受け、サービスを4つの事業ドメインに区分し再編成しました。

4つの事業ドメインにおけるミッションは以下の通りです。

  • Money Foward Business・・・ビジネスの成長を加速させる。
  • Money Foward Home・・・すべての人生を、便利で豊かにする。
  • Money Foward X・・・パートナーと共に、新たな金融サービスを創出する。
  • Money Foward Finance・・・お金をいい方向へと動かす。

財政状態

2018年12月に海外機関投資家から公募増資により総額66億円の資金調達を行いました。主な用途は以下の通りです。

  • 56.2億円
    マネーフォワード クラウドでの圧倒的市場シェア獲得を目的とした人材・マーケティング投資
  • 6.0億円
    Money Forward Financeドメイン、主にMF KESSAIへの投資
  • 4.0億円
    財務基盤の強化及び経営基盤安定化に向けた借入金返済原資

今回の資金調達により、現金及び預金が115億円、ネットキャッシュが80億円、純資産合計が100億円となり、財務基盤の強化をさらに進めました。

今後の見通し

来期の業績見通しは以下の通りです。

  • 売上高:71億2,200万円~75億8,100万円(前期比+55~65%)
  • EBITDA: △24億2,000万円~△19億2,000万円
  • 営業利益:△26億円~△21億円
  • 経常利益: △27億6,000万円~△22億6,000万円
  • 当期純損失: △27億9,000万円~△22億9,000万円

売上高は2018年11月期同等、もしくは上回る成長率を目指します。一方、人材及びマーケティングへの投資を大幅に拡大するため最終損益は△22億円~△28億円の赤字になる見込みです。

今後3年を目処に黒字化し、2021年11月期にはEBITDA黒字化を達成する方針です。EBITDA黒字化後は、早期の東証一部上場を目指し、さらなる企業価値向上を図る予定です。

画像出典元:「マネーフォワード」決算説明会資料

 

 

2018年第3四半期 累積業績

  • 売上高:31億2,600万円(前年比+61.6%)
  • 営業利益:△5億700万円
  • 経常利益:△5億2,800万円
  • 四半期純利益:△5億2,500万円

第3四半期連結累計期間において、売上高は前年比+61.6%と大幅増となりました。赤字は縮小したものの、人材採用による人件費増、移転に伴う一時費用の発生、積極的な広告宣伝等への投資が響き、最終損益は△5億2,500万円の赤字となりました。

サービス別売上高は、個人向けのPFMサービスで+31%、法人向けのMFクラウドサービスで+85%と高い成長率を維持しています。

「マネーフォワード」の利用者数は700万人、プレミアム課金ユーザー数は16万人を突破しました。家計簿アプリ利用者の約4人に1人は「マネーフォワード」を利用しています。

個人向け自動貯金アプリ「SiraTama(しらたま)」、企業間後払い決済サービス「MF KESSAI」、お金の相談窓口「mirai talk」など新規サービスの拡充も行っています。

画像出典元:「マネーフォワード」決算説明資料

会社概要

会社名 株式会社マネーフォワード
事業内容 個人向け自動家計簿・資産管理ツール「マネーフォワード 」の提供・法人向け「MFクラウドシリーズ」の提供など
所在地 東京都港区芝浦3-1-21 msb Tamachi 田町ステーションタワーS 21F
設立日 2012年5月1日
代表 辻 庸介
資本金 18億6,500万円

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