ユナイテッド株式会社の決算/売上/経常利益を調べ、IR情報を徹底調査

記事更新日: 2019/05/16

執筆: 山中勝輝

メルカリ株売却で売上高・利益ともに過去最高を更新!新規投資を継続する「ユナイテッド」の通期決算

2019年3月期 通期決算

  • 売上高:275億8,000万円(前期比+91%)
  • 営業利益:110億8,400万円(前期比+573%)
  • 経常利益:110億5,800万円(前期比+580%)
  • 当期純利益:70億800万円(前期比+752%)

2019年3月期通期の業績は、前期に対し大幅な増収増益となりました。

積極的に新規事業やプロダクトへの先行投資を行ったことにより、前述の各事業においては減益となったものの、インベストメント事業における投資先の上場に伴う株式売却によって、売上高・営業利益・経常利益・親会社株主に帰属する当期純利益いずれも過去最高となりました。

 

セグメント別の業績

アドテクノロジー事業は減収減益、ゲーム事業・コンテンツ事業は増収減益、インベストメント事業は増収増益となりました。

  • アドテクノロジー事業

売上高は64億2,700万円(前年同期比△17.1%)となり、セグメント利益は4,800万円(前年同期比△91.5%)で減収減益となりました。

アドテクノロジー事業は、ウェブ広告領域において、SSP「adstir」、DSP「Bypass」を提供し、アプリ広告領域において、動画広告配信プラットフォーム「VidSpot」を提供しています。また、アプリ特化広告配信プラットフォーム「ADeals」、アドネットワーク「HaiNa」といった新規プロダクトを開発し、新たに提供を開始しました。

アプリ広告領域において「ADeals」が順調に拡大を続けているものの、ウェブ広告領域において、上半期に主力事業の「adstir」の売上高減少や「Bypass」の特定業種での出稿量減少等に伴う売上高減少があったことにより、減収減益となりました。

  • ゲーム事業

売上高は26億5,300万円(前年同期比+48.6%)となり、セグメント損失は6億2,900万円(前年同期はセグメント利益4億8,500万円)で増収減益となりました。

ゲーム事業は、スマートフォン向けアプリにて提供するゲームからの課金収入を事業の柱としています。また、昨年10月にリリースした「東京コンセプション」等の開発も進めました。

さらに、第3四半期連結会計期間より「株式会社トライフォート」を連結子会社化しました。

この連結子会社化及び「東京コンセプション」のリリースにより売上高は増加したものの、新規タイトルの開発投資の継続や新作ゲームの不調により、増収減益となりました。

  • コンテンツ事業

売上高は46億9,300万円(前年同期比+17.3%)となり、セグメント損失は3億2,800万円(前年同期はセグメント利益6億2,000万円)で増収減益となりました。

コンテンツ事業は、スマートフォン向けアプリやWEBサイトを通してユーザーにコンテンツを提供しています。

新サービスを開始した株式会社Smarprise、主力事業が好調なキラメックス株式会社、フォッグ株式会社の貢献により売上高は増収となりましたが、セグメント利益については、株式会社Smarpriseや株式会社アラン・プロダクツにおける既存高収益事業の縮小により減益となりました。

  • インベストメント事業

売上高は138億8,600万円(前年同期比+1,358.3%)、セグメント利益は134億8,700万円(前年同期比+1,510.4%)で大幅な増収増益となりました。

インベストメント事業は、主にシード/アーリーステージを中心としたベンチャー企業への投資を行っています。

第1四半期連結会計期間において、投資先である「株式会社メルカリ」の上場に伴う株式売却益を計上したこと等が影響しています。

ユナイテッドのこれから


2020年3月期 事業方針

2020年3月期においては、中期経営計画達成に向け、アドテクノロジー事業における新規プロダクト提供や、ゲーム事業における新規タイトル開発、コンテンツ事業における新規事業への先行投資など、各セグメントにおける成長性の高い事業へ投資を継続して行う方針です。

なお、業績予想については非開示となっています。合理的な予測が可能となった段階で速やかに開示予定とのこと。

画像出典元:「 ユナイテッド株式会社」決算説明資料

 

 

2019年3月期 第3四半期 累積業績(19年2月更新)

  • 売上高:229億円(前年比+119%)
  • 営業利益:113億円(前年比+906%)
  • 経常利益:112億円(前年比+916%)
  • 当期純利益:73億円(前年比+1,151%)

2019年第3四半期連結業績は、大幅な増収増益となりました。第3四半期累計の連結過去最高の売上高・営業利益を更新しました。

第1四半期に、株式会社メルカリの上場に伴って得た大きな株式売却益が、今期も引き続き影響しています。

セグメント別の業績

アドテクノロジー事業は減収減益、ゲーム事業・コンテンツ事業は増収減益、インベストメント事業は増収増益となりました。

  • アドテクノロジー事業

アプリ特化広告配信プラットフォーム「ADeals(アディールズ)」のアプリインストール広告が順調に拡大を続けています。

一方、ウェブ広告では「adstir(アドステア)」の媒体仕入費用の増加による売上総利益率の減少により、減収減益となりました。

 

  • ゲーム事業

スマートフォン向けアプリゲームからの課金収入を事業柱とし、既存タイトルである「クラッシュフィーバー」や「CocoPPa Play(ココッパプレイ)」に加え、昨年10月に提供を開始した新規タイトル「東京コンセプション」等の開発を進めています。

また昨年9月には、株式会社トライフォートを連結子会社化しました。

この子会社化と「東京コンセプション」リリースによって、売上は増加したものの、新規タイトルの開発投資の継続により、増収減益となっています。

 

  • コンテンツ事業

スマートフォン向けアプリやWEBサイトを通してユーザーにコンテンツを提供している事業です。

新サービスを開始した株式会社Smarprise、主力事業が好調なキラメックス株式会社、フォッグ株式会社が売上増加し、増収となりました。

一方、セグメント利益については、株式会社Smarpriseや株式会社アラン・プロダクツにおける既存高収益事業の縮小により減益となっています。

 

  • インベストメント事業

インベストメント事業は、主にシード/アーリーステージを中心としたベンチャー企業への投資を行っています。

第1四半期連結会計期間に、投資先である株式会社メルカリの上場に伴う株式売却益を計上したことにより、増収増益となりました。

 

ユナイテッドのこれから

過去最高の連結売上高・営業利益を見込んでいます。

メルカリ株式の売却益を有効活用し、当期は先行投資をしていく予定です。

画像出典元:「 ユナイテッド株式会社」決算説明資料

 

 

2019年第2四半期 累積業績(18年11月更新)

  • 売上高:189億円(前年比+173%)
  • 営業利益:122億円(前年比+1,186%)
  • 経常利益:122億円(前年比+1,192%)
  • 純利益:81億円(前年比+1,327%)

2019年第2四半期連結業績は、売上高は前年比+173%で189億円、営業利益は前年比+1,186%で122億円、純利益は前年比1,327%で81億円となりました。

主な成長要因は、メルカリ上場に伴う株式売却によりインベストメント事業の売上高が前年比+4,463.2%で130億円、純利益が前年比+5,054.4%で129億円となったことによります。

セグメント別の業績

ユナイテッドは、スマートフォン広告に特化したアドテクノロジーとゲーム、コンテンツ事業を中心に展開しています。

アドテクノロジー事業、ゲーム事業は減収減益、コンテンツ事業はキラメックス㈱をはじめとしたグループ会社が好調なものの、新規事業への先行投資が増加したため、増収減益となりました。

インベストメント事業

インベストメント事業では、メルカリとソーシャルワイヤーの株式売却によって高成長を遂げています。


投資先ポートフォリオ

会社概要

会社名 ユナイテッド株式会社
事業内容 アドテクノロジー事業・コンテンツ事業・ゲーム事業・インベストメント事業
所在地 東京都渋谷区渋谷1-2-5 MFPR渋谷ビル
設立日 1998年2月
代表 早川 与規
資本金 29億2,200万円

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