株式会社ぐるなびの決算/売上/経常利益を調べ、IR情報を徹底調査

記事更新日: 2019/04/11

執筆: 山中恵子

純利益72.2%減!加盟飲食店の解約が止まらない「ぐるなび」の第3四半期決算

2019年3月期 第3四半期 累積業績

  • 売上高:245億1,300万円(前年同期比△9.5%)
  • 営業利益:11億2,400万円(前年同期比△71.8%)
  • 四半期純利益:7億5,400万円(前年同期比△72.2%)

2019年第3四半期連結累計期間の業績は、前年同期に対し大幅な減収減益となりました。これは、加盟飲食店における契約の減額・解約の増加と新規・増額受注の伸び悩みによるものです。

業績悪化は前期から見られ、背景には飲食店の人手不足と消費者行動の変化があります。

飲食店側は、人手不足により販売促進に対して慎重姿勢が高まりました。消費者側は、「食べログ」などの他社グルメサイトの利用はもちろん、SNSの利用などにより飲食店検索手段の多様化が進んでいます。

「ぐるなび」もこの状況に手をこまねているわけではなく、ユーザーアプローチ手法の拡充として、楽天・Instagram・Google・スマートニュースといった他サービスと提携するなど様々な取り組みを行い、第3四半期には受注や減解約の状況に改善が見られました。

2019年3月期 業績予想

  • 売上高:330億円(前期比△8.9%)
  • 営業利益:13億円(前期比△72.6%)
  • 経常利益:13億円(前期比△73.0%)
  • 当期純利益:9億円(前期比△71.8%)

2019年通期の業績予想は、前期に対し減収減益、特に利益面では大幅な減益となる見込みです。

契約の減額・解約は例年第4四半期に膨らむ傾向があること、また他社連携商品には利益率の低い商品が多く含まれるため、業績回復の見通しは立っていません。

ぐるなびの事業内容

1996年、交通広告代理店である株式会社NKBの一事業部として飲食店検索サイト「ぐるなび」をインターネット上に開設したことが始まりです。

2000年に事業を分社化し、「株式会社ぐるなび」を設立。

事業内容

インターネット上で飲食店情報検索サイト「ぐるなび」を運営し、利用者(ユーザー)にさまざまな飲食店情報を無料で提供。飲食店向けにはインターネットを活用したPR及び販売促進等のサービスを販売しています。

「ぐるなび」は、飲食店をサポートすることで成り立つビジネスモデルとなっています。具体的には、① ITを用いた事業基盤(オンラインのインフラ)と ② 1,000人のサポート体制(オフラインのインフラ)による飲食店支援を行っています。

【1,000人のサポート体制とは】

  • 加盟店営業 500人
    販売促進をはじめとしたお店が抱える課題の解決案をアドバイス
  • 巡回スタッフ 300人
    定期的に飲食店を訪問し、加盟店をきめ細かくサポート
  • コールセンター 150人
    飲食店が困ったときにすぐに相談でき、経営に役立つ情報提供も行う
  • ぐるなび大学 50人
    年間3,000回以上開催するセミナーを通じて成功事例やノウハウを経営者に共有

画像出典元:「株式会社ぐるなび」決算説明会資料

 

 

2019年第2四半期 連結業績(18年10月更新)

  • 売上高:160億400万円(前年比-8.9%)
  • 営業利益:10億3,000万円(前年比-63.5%)
  • 親会社株主に帰属する四半期純利益:6億7,200万円(前年比-65.1%)

加盟飲食店の解約が続いたこと、新規加盟店舗数が伸び悩んだことで営業利益は前年比-63.5%となりました。

ぐるなびの基本情報

  • 有料加盟店舗数:58,747店(前年比-3.1%)
  • 月間アクティブユーザー数:6,500万人(2017年12月現在)
  • ぐるなび会員数:1,625万人(2018年10月1日現在)

有料加盟店推移

ぐるなび会員数推移

会社概要

会社名 株式会社ぐるなび
事業内容 パソコン・携帯電話・スマートフォン等による飲食店のインターネット検索サービスその他関連する事業
所在地 東京都千代田区有楽町1-2-2 東宝日比谷ビル6F
設立日 2000年2月
代表 滝 久雄
資本金 23億3,400万円

競合の決算情報

kigyolog_kessanの最新記事をチェック

この記事に関連するラベル

他企業の情報

ページトップへ