KDDI株式会社の決算/売上/経常利益を調べ、IR情報を徹底調査

記事更新日: 2019/11/13

執筆: 山中恵子

2Qは増益!au Pay登録者数が半年で600万突破した「KDDI」の第2四半期決算

2020年3月期 第2四半期 累積業績

  • 売上高:2兆5,644億5,700万円(前年同期比+4.2%)
  • 営業利益:5,534億700万円(前年同期比△1.4%)
  • 四半期利益:3,475億4,500万円(前年同期比+0.6%)

大手3大キャリアの一つ、auブランドを展開する「KDDI」の決算を見ていきます。

2020年3月期第2四半期連結累計期間の業績は、前年同期に対し売上高は+4.2%成長したものの、営業利益ベースでは減益となっています。上半期としては減益ですが、第2四半期単独では増益に転じています。また、計画に対しても順調に推移しています。

増収となった主な要因は、端末販売収入が減少したものの、エネルギー事業収入の増加やじぶん銀行の連結子会社化による金融事業等、ライフデザイン領域の拡大による収入増等によるものです。

営業利益は、競争環境の激化や3Gユーザーの4Gへの移行推進強化による端末販売コストの増加、また一時的な要因として前期のミャンマー事業会計期間の変更や3G設備の加速償却などが影響し、前年同期比で減益に。

一方、第2四半期では、成長領域であるライフデザイン領域とビジネスセグメントの増益が大きく貢献し、増益に転換しています。

成長領域

ライフデザイン領域は、auでんき契約者の拡大や、auスマートパスプレミアム比率の上昇などが貢献し、前年同期比で2桁増収増益に。

auでんきは利益率が低いものの、契約数拡大により売上の絶対数が増加。また、利益率の高いauスマートパスプレミアムの会員数は2019年9月末で851万会員に。auでんき、auスマートパスプレミアムともにストックビジネスであるため、今後も売上・利益に貢献していくと思われます。

金融事業も拡大しています。au Pay登録者数は半年で600万突破。ただ、金融事業はアクティブユーザーを増やしていく段階であるため、時間をかけて成長させていくとしています。

ビジネスセグメントは、モバイル・固定といった既存事業に加え、IoTなどの成長領域が拡大し、2桁増益に。日本のIoT市場は今後6年間で1.8倍の成長が見込まれており、グループの総合力で市場成長を上回るIoTビジネスの成長を目指していくとのこ。



モバイルID数

モバイルID数は、9月末で2,709万と堅調に推移しています。

au解約率は前年同期比0.13ポイント増の0.77%となり、au契約者数は減少していますが、一方でMVNOの契約者数は増加。低価格志向のユーザーはMVNO、大容量のデータ通信を利用したいユーザーはauと、ニーズに合った料金プランを提供することでグループ全体のIDを拡大させています。



2020年3月期の業績予想

2020年3月期の業績予想に変更はありません。前期比で増収増益となる見込みです。

  • 売上高:5兆2,000億円(前期比+2.4%)
  • 営業利益:1兆200億円(前期比+0.6%)
  • 当期期利益:6,200億円(前期比+0.4%)

KDDIは、来年春から5Gサービスを開始する予定。5G基地局については、ソフトバンクと協業し、2024年3月末までに国内最多となる5万局超を計画しています。

事業内容

今期より事業セグメントを再編し、従来の「パーソナル事業」「ライフデザイン事業」「ビジネス事業」「グローバル 事業」という4つのセグメントから、個人向け事業の「パーソナルセグメント」、法人向け事業の「ビジネスセグメント」の2つに集約されました。

1

パーソナルセグメント

  • 個人向けの通信サービス(au・MVNO携帯電話、FTTH、CATV)及びエネルギー・教育サービス等の提供
  • 個人向けのコマース・金融・決済・エンターテインメントサービス等の提供
2

ビジネスセグメント

  • 企業向けの通信サービス及びICTソリューション・データセンターサービス等の提供

画像出典元:「KDDI株式会社」プレゼンテーション資料

会社概要

会社名 KDDI株式会社
事業内容 電気通信事業
所在地 東京都千代田区飯田橋3丁目10番10号 ガーデンエアタワー
設立日 1984年 (昭和59年) 6月1日
代表 髙橋 誠
資本金 1,418億5,200万円
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