株式会社イトクロの決算/売上/経常利益を調べ、世間の評判を徹底調査

記事更新日: 2019/01/09

執筆: 編集部

少子化でも塾・予備校の比較・口コミサイト利用増!営業利益率50%目前の「イトクロ」の通期決算

2018年通期決算

  • 売上高:44億9,100万円(前年比+13.9%)
  • 営業利益:20億円(前年比+16.0%)
  • 経常利益:20億500万円(前年比+16.2%)
  • 当期純利益:10億8,500万円(前年比-2.4%)

2018年通期の業績は、売上高、営業利益、経常利益ともに前年比増となり、当初の業績予想を上回る結果となりました。当期純利益の減益は、主に特別損失を2億8,000万円計上したことによります。

メディアサービスにおける、「塾ナビ」「みんなの学校情報」「家庭教師比較ネット」「医学部受験マニュアル」等の主要ポータルサイトによる売上が堅調に推移しました。

教育メディアサービスの通期売上高は37億7,900万円 (前年比26.0%増)となりました。注力領域として人員増強し、主要ポータルサイトにおいては口コミ等のコンテンツ拡充とともに訪問者数及び掲載クライアント企業数が増加しました。

「塾ナビ」は塾・予備校検索サイトとして利用者数No.1を実現し、圧倒的シェアを獲得しています。今後も口コミの増加、コンテンツ増強によるユーザー数の増加を図り、「塾ナビ」を中心に教育メディアサービスのさらなる成長を目指します。

一方、その他サービス(金融メディア / コンサルティングサービス)は教育メディアサービスに注力するために縮小する方針とし、新規案件の獲得は行いませんでした。その結果、通期売上高は7億1,200万円(前年比 24.5%減)となりました。

2019年には、その他サービスはさらに縮小が進む見込みです。

教育メディアサービスは利益率が抜群に高く、教育メディアサービスの売上高比率が伸びると営業利益率が向上するため、教育メディアサービスにさらに注力していく2019年には営業利益率が50%に達する見込みです。

少子化傾向であっても学習塾予備校領域における市場規模は安定して推移しており、その中で折込チラシ広告市場は縮小し、費用対効果の高いインターネット広告市場は拡大しています。

今後は学校教育領域においても、インターネット広告市場のさらなるシェア拡大を目指します。

画像出典元:「イトクロ」決算説明資料

2018年10月期 第3四半期決算

  • 売上高36億900万円(前年同期比12.9%増)
  • 営業利益17億9,200万円(前年同期比7.6%増)
  • 当期純利益11億5,700万円(前年同期比6.8%増)

2018年10月期第3四半期の当期純利益は、11億5,700万円の増収となりました。収入源である、教育メディアサービスである「塾ナビ」「みんなの学校情報」等の主要ポータルサイトでの広告売上が順調。売上高・営業利益も共に増加、増収増益の結果となり業績は好調です。

今年度通期決算が、開示した当初通期計画の業績を大きく上回る見込みとなり、売上高の当初通期計画を40億円から44億円に上方修正しています。尚、2018年10月第4四半期に発生する費用が不確定であるため、営業利益、経常利益、当期純利益については当初計画より変更は行なっていません。

それでは、売上高の推移をより詳しくグラフで見ていきましょう。

取り扱いサービスが教育メディアであることから、年間での利用者数推移にサイクルがあり、売上高もそれに同調して変化が見られます。売上高は、毎年第3四半期にピークを迎え、第4四半期に大幅低下するというサイクルを繰り返しています。

ピーク時である第3四半期の各年度の売上高を比較すると、2015年5億5,100万円、2016年7億4,100万円、2017年9億3,400万円、2018年11億9600万円と毎年約2億円前後業績を伸ばし、右肩上がりに増加しているのが分かります。次回、第4四半期での売上は下がる見込みですが、来年度第3四半期に向けまた増加していくと予想されます。

2019年度もさらなる成長が見込まれるイトクロ。現在の事業内容は一体どのようなものになっているのでしょうか。

イトクロの事業内容

イトクロは2015年に東証マザーズに上場。「全ての人に、人生を豊かにする教育を」を経営理念として掲げています。

イトクロの主な事業は2つ。

1

メディアサービス事業

教育を軸に領域特化型のポータルサイトを運営し、ニーズにきめ細かく対応したサービスを行っています。「塾ナビ」「家庭教師比較ネット」「医学部受験マニュアル」などが主要メディアで、口コミや詳細情報などのコンテンツをユーザーに提供しています。

2

コンサルタント事業

メディアサービスの運営を通し培ったノウハウを活用し、教育業界を中心としたクライアント企業のマーケティング活動をフルサポートしています。

イトクロの主な収入源はメディアサービス事業です。これまで教育関連を中心に展開し、順調に売上高を伸ばしてきました。

イトクロのメディアサービスが好調な理由は以下の3つにあります。

  • ①圧倒的な口コミの量と質を提供。
  • ②クライアント企業へ多数の送客を実現。
  • ③成果報酬型課金システムの導入。

ユーザー、クライアント企業共に良好な関係を築き、現在も成長を続けるイトクロ、今後はどのような計画で経営を進めていくのでしょうか。

イトクロの今後の計画

イトクロは、国内最大級の医学部受験予備校情報ボータルサイト「医学部予備校ガイド」を運営する株式会社えふななを2018年9月7日に子会社化。9月14日には完全吸収合併、株式会社えふななは消滅会社として解散となりました。2018年10月期決算への影響は軽く済む見込みです。

医学部予備校ガイドとイトクロ所有メディアである「医学部受験マニュアル」を併せ、医学部受験予備校領域でのトップシェアを目指し、さらなる教育メディアサービスの拡大を図ります。

医学部受験予備校領域売上高イメージ

今後は、社内の経営効率化も図り、組織一丸となって本格的に医学部受験予備校領域で圧倒的No.1を狙う計画を打ち立てているようです。

画像出典元:「イトクロ」決算説明会資料

会社概要

会社名 株式会社イトクロ
事業内容 メディアサービス事業・コンサルティングサービス事業
所在地 東京都港区赤坂2-9-11
設立日 2006年3月30日
代表 CEO:山木 学/COO:領下 崇
資本金 3,000万円

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