株式会社gumiの決算/売上/経常利益を調べ、世間の評判を徹底調査

記事更新日: 2018/09/21

執筆: 横井優香

営業利益は△2億5,400万円の大赤字!早期取り組みでVR/AR市場の優位なポジションを狙う「gumi」

2018年4月期 第1四半期決算

  • 売上高60億1,500万円(前年同期比14.4%減)
  • 営業利益△2億5,400万円

2018年4月期第1四半期の営業利益は、△2億5,400万円の赤字となりました。売上高も減少、他全ての項目でも前年実績を下回ったものの、2018年6月に開示した業績予想を上回り着地。四半期純利益は、一部投資有価証券売却による3億円の営業外収益と5億3,000万円の特別利益を計上した事で、7,400万円の黒字となりました。

それでは、売上・営業利益の推移をより詳しくグラフで見ていきましょう。

2016年第3四半期より売上高は、国内の業績低下に伴い緩やかに減少しています。海外売上高は多少上下していながらも安定。2017年第3四半期以降、営業利益は大幅減少となりました。

また費用面では、新規タイトルへの開発投資の強化に向け前四半期比売上原価が増加しているのに対し、広告宣伝費を抑える事でバランスを取っています。

2017年第2四半期を除けばこの一年で費用全体の推移に目立った変化はありません。

画像出典元:「日本経済新聞」gumi株価

株価は、2018年9月中旬までの1年間で約3分の1まで低下

現時点では業績、経営共に芳しくない状態にあります。

その一方で2018年には、成長が著しいVR/AR事業等で開発支援、ブロックチェーン事業では他企業への投資や自社開発を積極的に進めています。取組内容からもgumiの中長期的な視点に立った意欲的な姿勢が伝わってきます。

今後の事業拡大に向け我慢の時間を迎えているgumi、現在の事業内容を見ていきましょう。

gumiの事業内容

gumiは「私たちは、エンターテイメントを通じて世界共通の話題を提供し、人と人との関係を繋ぐことで、日々の生活に新しい楽しさと豊かさを提供します。」を経営理念に「情報革命時代を代表する、世界No.1エンターテイメント企業になる。」をビジョンに掲げています。

gumiを支えている事業は主に2つ。

1

モバイルオンラインゲーム事業

モバイルアプリ配信プラットフォームにゲームコンテンツを提供するサービス。①国内ディベロップメント②海外パブリッシング③海外ディベロップメントを3本柱に事業を展開しています。

2

VR/AR事業

市場の状況に合わせて投資を行っていく方針。国内・海外にて主にファンド出資を通じたVR/AR関連企業の成長支援を実施。市場の成長期においてはVR/ARコンテンツの開発を主体的に取り組む予定です。

gumiは、国内外でモバイルオンラインゲームの開発と運営を行っています。さらに、市場の急拡大が見込まれるVR/AR市場において、優位なポジションを築くために早い段階から合計78社に投資を実行しました。

gumiの今後の計画

gumiでは主に、先行投資によるモバイルオンラインゲーム事業の拡大と、VR/AR事業やブロックチェーン事業などの新規事業への投資回収等を進めていく方針でいます。

モバイルオンラインゲーム事業の既存タイトルでは、主力タイトルに経営資源を集中し、売上の維持・拡大を図ります。そして、新規タイトルにおいては、大ヒットタイトルの創出に向けた投資を実行。開発環境を実績や他社との協業に長けたスタジオに集中していきます。

VR/AR事業においては、VTuber等の新たなコンテンツの開発支援に注力。

ブロックチェーン事業においては、投資先等との協業を通じたコンテンツ開発に取り組んでいく計画です。また、gumiは「gumi Cryptos匿名組合」を通じた国内外の有力企業への投資も継続予定。

続いて、第2四半期決算の業績予想を見てみましょう。

赤い枠内が、次回決算開示時の業績予想

売上高は、新規タイトルの複数配信予定があるものの、保守的に設定。営業利益・経常利益に関しては、大型プロモーションの実施・新規タイトルの配信に伴うプロモーションの実施等を想定し減益を見込んだ設定としました。

現在プロトタイプを含め十数本のタイトルを開発中。β版以降の開発フェーズに差し掛かったタイトルは7本となっています。

また、gumiは2018年8月下旬に、海外でのIP事業展開を見据えたバーチャルタレントを支援するActiv8株式会社へ約6億円の出資を実行しました。

画像出典元:「gumi」決算説明会資料

会社概要

会社名 株式会社gumi
事業内容 モバイルオンラインゲーム、VR/AR事業など
所在地 東京都新宿区西新宿4-34-7
設立日 2007年6月13日
代表 会長:國光宏尚、社長:川本寛之
資本金 90億7,600万円

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