株式会社フィードフォースの決算/売上/経常利益を調べ、IR情報を徹底調査

執筆: 編集部

データフィード最適化サービス国内シェアトップレベルの「フィードフォース」の第2四半期決算

2020年5月期 第2四半期 決算

  • 売上高:4億4,400万円
  • 営業利益:7,700万円
  • 経常利益:6,900万円
  • 四半期純利益:4,000万円

BtoB向けデータフィード最適化サービスでは国内シェアトップレベルの「株式会社フィードフォース」の決算を見ていきます。

2020年5月期 株式取得案件

2019年11月に株式会社unknown(代表取締役:米満 智之)と資本業務提携、関連会社化し、2020年1月にアナグラム株式会社(代表取締役:阿部 圭司)のグループジョイン、連結子会社化しました。

 

【表】業績の進捗状況

当初(2019年7月12日発表時)の通期予想に対して、売上高44.9%、営業利益33.1%の進捗となり、SaaS事業の増収が大きく寄与しました。

2020年5月期業績予想

アナグラムの連結子会社化に伴い2020年5月期第3四半期より連結決算に移行予定で、2020年5月期連結業績予想は現在精査中とのことです。


画像出典元:「株式会社フィードフォース」決算説明資料

2020年5月期 第1四半期 累積業績(19年10月更新)

  • 売上高:2億1,700万円
  • 営業利益:3,200万円
  • 経常利益:2,400万円
  • 四半期純利益:1,500万円

BtoB向けデータフィード最適化サービスでは国内シェアトップレベルの「株式会社フィードフォース」の決算を見ていきます。
フィードフォースは、今年7月5日に東京証券取引所マザーズ市場へ新規上場しました。

2020年5月期 第1四半期の累計業績(非連結)は、売上高2億1,700万円、経常利益2,400万円、四半期純利益1,500万円となっています。
3期連続赤字で、前期19年5月期にようやく黒字化した最終利益は今期も黒字キープを達成しました。

【表】2020年5月期1Q サービス別売上高

セグメント別にみると、PrSr(プロフェッショナルサービス)事業は、「Feedmatic」の新規案件の増加及び既存案件の広告運用額の増加に伴う増収基調が継続したものの、「DF PLUS」の解約があったことにより、売上高は前年同期比32%増の1億1,400万円となり、セグメント利益は3,400万円となっています。

一方、SaaS事業は、各サービスそれぞれが順調に新規案件の獲得及び売上単価の増加による売上げの積み上げができたことにより、売上高は前年同期比74%の1億339万円となり、セグメント損失は186万円となっています。

なお、通期の業績予想に変更はありません。
経常利益は6.5倍の成長を見込んでおり、大幅な増収増益を予想しています。

画像出典元:「株式会社フィードフォース」決算説明会資料

 

 

2019年5月期 通期決算(19年7月更新)

  • 売上高:7億円(前期比+24.5%)
  • 営業利益:4,500万円
  • 経常利益:3,400万円
  • 当期純利益:4,300万円

BtoB向けデータフィード事業を運営する「株式会社フィードフォース」の決算を見ていきます。
フィードフォースは、今年7月5日に東京証券取引所マザーズ市場へ新規上場しました。

2019年5月期 通期の業績は、前期に対して増収増益となっており、利益は黒字化しています。


主要サービス

フィードフォースは、情報流通の最適化と効果的な広告運用サービスを提供しています。

セグメント別に見ると、

【グラフ】2019年5月期 セグメント別売上高

  • プロフェッショナルサービス事業

主として大企業を中心とした顧客に対して、個々のニーズに応じたデータフィードの構築やプラットフォームへの広告配信受託を行う事業。

第3四半期以降に「Feedmatic」の新規案件の増加・既存案件の広告運用額の増加に伴う増収基調が継続しました。
一方「Contents Feeder」の解約があったこと等により、売上高3億9,984万円(前年同期比0.3%減)、セグメント利益1億1,190万円(前年同期比19.4%減)で減収減益となっています。

  • SaaS事業

SaaS型での広告データ最適化サービス、広告自動出稿サービス、SNS登録情報を利用したWebの会員登録・ログインやダイレクトメッセージ送信による顧客リーチのサポートサービスを提供。

各サービスが新規案件の獲得・売上単価の増加による売上げの積み上げにより、売上高3億28万円(前年同期比86.3%増)、セグメント損失6,604万円(前事業年度はセグメント損失1億6,447万円)で増収増益となっています。

【グラフ】2019年5月期 営業損益増減要因

営業利益は、SaaS事業での増収が損益改善に大きく寄与し、黒字化。
ほか、研究開発費も減少しています。

2020年5月期 業績予想

  • 売上高:9億8,900万円(前期比+41.3%)
  • 営業利益:2億3,500万円(前期比+413.5%)
  • 経常利益:2億3,200万円(前期比+565.0%)
  • 当期純利益:1億6,100万円(前期比+271.3%)

2020年5月期の業績予想は、前期に対して大幅な増収増益を見込んでいます。

画像出典元:「株式会社フィードフォース」決算説明資料

 

 

第13期決算公告(19年6月更新)

第13期決算は

  • 売上高:5億6,215万円
  • 経常利益:△2,824万円
  • 当期純利益:△2,887万

と、なりました。

業績推移

決算期
(百万円)
16/5
(第11期)
17/5
(第12期)
18/5
(第13期)
売上高 333 486 562
経常利益 △72 △31 △28
当期純利益 △43 △32 △29

事業内容

1

social plus

「ソーシャルPLUS」は、ソーシャルログイン機能をベースに、自社サイトの外部ID連携を簡単かつ安価に実現できるサービスです。 顧客の拡大から売上向上まで一気通貫で実現するマーケティング基盤を提供します。

2

ecbooster

「EC Booster」は、自社サイトへのアクセスをすぐに増やせるGoogle ショッピング広告がかんたんに始められる広告運用自動化ツールです。

3

dfplus.io

「dfplus.io」はフィード広告のパフォーマンスを引き出すための、広告運用者向けデータフィード統合管理プラットフォームです。企業の保有する商材データをGoogle ショッピング広告やCriteo、Facebook、Indeedなどの多様な広告媒体へ手軽に最適化できます。

4

DF PLUS

「DF PLUS」は企業が保有する自社の商品データを、ダイナミックバナー広告やリターゲティング広告、外部メディアサイト等の多様な媒体に合わせ、変換・最適化・配信するデータフィード運用サービスです。

5

Feedmatic

「Feedmatic」は、各種アドテクノロジーサービスを開発してきた技術的な強みを活かし、機械学習による効果最大化を前提とした広告運用の企画、設計、運用を行うサービスです。人材、不動産、旅行業界といった大量のデータを活用する業界を得意とし、主にダイナミック広告/データフィード広告を中心に、広告運用支援を行っています。

フィードフォースが展開する「ソーシャルログイン」は、これまで新規会員登録率の向上や再ログイン時の利便性向上を目的に、企業が運営するサイトに導入されることが多い状況でした。

2016年に企業が運営するLINEアカウントと連動する「LINEログイン」がリリースされたことを機に、LINEログインでID連携と友だち追加を促進し、顧客にOne to Oneメッセージを配信するという企業のニーズが高まりました。

2017年以降は、LINEログイン実装サイト数が大きく増加し、同時に利用ユーザー数も伸びた結果、2019ソーシャルログイン利用状況調査において過去1年間で最も多く利用されたのは、LINEログインの56.1%で初のトップとなりました。

東証マザーズ上場へ

5月31日、東証マザーズへの新規上場が承認されました。2019年7月5日に上場予定です。

画像出典元:有価証券届出書

会社概要

会社名 株式会社フィードフォース
事業内容 データフィード関連事業
デジタル広告関連事業
ソーシャルメディアマーケティング関連事業
所在地 東京都文京区湯島3-19-11 湯島ファーストビル5F
設立日 2006年03月
代表 塚田 耕司
資本金 1億円
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