となっております。
不動産プラットフォーム事業を展開する「リビン・テクノロジーズ」の決算を見ていきます。
2019年9月期決算の業績は、営業収益・営業利益・経常利益ともに前期比+2.6〜8.6%を確保しております。
【グラフ】2019年9月期決算概要
第3四半期までは過去最高の営業収益・営業利益を達成するも、第4四半期にてYahoo!の広告掲載基準変更の影響により広告出稿の費用対効果が悪化。想定通りの問い合わせ件数を獲得できず、通期計画に対しては未達でした。
営業人員を新規担当とアフターフォロー担当に分割後、新規担当を増員できなかったため、加盟事業数を大きく伸ばせず、営業収益の伸びが鈍化しました。
また、開発人員の増員も図れず、新機能・新サービスを予定通りリリースできなかった点も、加盟事業所数を増やせなかった一因のようです。
2020年9月期は営業利益を堅調に伸ばしつつ、将来の企業価値向上のため積極投資をしていくとのことです。
画像出典元:「リビン・テクノロジーズ株式会社」決算説明資料
不動産プラットフォーム事業を展開する「リビン・テクノロジーズ」の決算を見ていきます。なお、リビン・テクノロジーズは、2019年6月28日に東京証券取引所マザーズに上場しています。
2019年9月期第3四半期累計期間の業績は、売上高14億200万円、純利益1億4,500円となっています。売上・利益ともに概ね計画通りに進捗。
軸となる不動産会社比較バーティカルメディア「リビンマッチ」は、オウンドメディアやSEOによる自然検索流入とアドテクノロジーを活用した広告展開により、年間訪問数1,600万を実現。各種査定サービスを統合したサイト(現「リビンマッチ」)の運営開始以降、右肩上がりに営業収益を伸ばしています。
【グラフ】営業収益の推移
新サービスとして、3月にスマートフォン向けアプリ「らくらく査定」、4月に求職者向け専門サイト「不動産&建設転職エージェント」の提供を開始しています。
2019年9月期の業績は、前期に対し増収増益を見込んでいます。
不動産にテクノロジーを融合させた不動産テック市場は年々拡大しており、2020年度には2015年度の2.5倍に拡大する見込みです。
不動産テックの分野もさまざで、物件情報・メディアをはじめ、不動産情報、ローン・保証、管理業務支援、IoTなどがありますが、リビン・テクノロジーズが運営する「リビンマッチ」はマッチングに分類されます。
画像出典元:一般社団法人不動産テック協会
一般社団法人不動産テック協会提供の「不動産テック カオスマップ」という業界地図を見ると、不動産業界に新たなビジネスモデルが生まれていることがよくわかります。
このような環境下、リビン・テクノロジーズは不動産ビジネスの領域を拡大し、さらなる成長を実現していくとのこと。今後の動向に注目です。
事業内容は不動産プラットフォーム事業の単一セグメントですが、「マッチングサービス」「ブランディングサービス」の2つのサービスを手掛けています。
それぞれのビジネスモデルは以下のとおりです。
不動産売却査定を中心とした成果報酬型メディア「リビンマッチ」を展開
「リビンマッチ」サイトや外部のインターネット広告媒体の広告枠を販売し、不動産会社を対象としたブランドイメージ構築を支援
画像出典元:「リビン・テクノロジーズ株式会社」決算説明資料・成長可能性に関する説明資料
15期の決算は
となりました。
不動産会社比較「リビンマッチ」を軸に展開しています。「売りたい」「管理してほしい」「建てたい」「土地を活用したい」といった不動産に関するエンドユーザーのさまざまなニーズと、不動産会社の集客に関するニーズの双方を満たすサービスを提供しています。
不動産を無料ですぐ査定できるiosアプリ「らくらく査定」の提供を開始しました。
「リビンマッチ」は、住まいや住生活に関するマッチングサイトとして不動産サービス・価格比較ができるポータルサイトです。不動産売却、不動産買取、賃貸管理、土地の活用、リノベーション、注文住宅など幅広いサービスを提供しています。
また、不動産業界の求人・転職情報サイト「リビンマッチ 不動産求人情報」や、不動産・住宅関連業界のビジネスマン向けの情報サイト「リビンマガジンBiz」など、不動産業界のビジネスマンもしくは不動産ビジネスに興味があるユーザー向けのサービスも提供しています
5月25日、東証マザーズへの新規上場が承認されました。2019年6月28日に上場予定です。
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