株式会社バルニバービの決算/売上/経常利益を調べ、IR情報を徹底調査

記事更新日: 2019/04/12

執筆: 編集部

コストコントロールが功し予想を上方修正!飲食店の運営企画を行う「バルニバービ」の第2四半期決算

2019年7月期 第2四半期 連結業績

  • 売上高:55億7,200万円(前年同期比+4.1%)
  • 営業利益:1億9,500万円(前年同期比+33.0%)
  • 経常利益:1億9,200万円(前年同期比+39.3%)
  • 当期純利益:1億100万円(前年同期比+38.3%)

2019年第2四半期連結累計期間の業績は、前年同期に対し増収増益となりました。営業利益33.0%増と大幅な増益となったことを受け、業績予想を上方修正しました。

バルニバービは、飲食店の経営・運営・企画を行っており、「GARB」「Good Morning Cafe」「鹿屋アスリート食堂」「アリンコ」などを運営しています。

第2四半期は、店舗運営子会社ごとの特色と強さを発揮させる組織編制により収益性が向上、第1四半期に発生した台風によるマイナスも適性なコストコントロールにより大幅に改善、天候要因を勘案したテラス稼働につながる施策を実行したことにより、順調に推移しました。

上半期 業績推移

【グラフ】上半期業績推移(売上高)

前年同期は、2018年4月に全株式を譲渡した株式会社R.Tパートナーズが株式の66.0%を保有する株式会社リアルテイストの15店舗が含まれており、3億円が寄与したため、実質は5億1,900万円増の大幅増収となっています。

天候不順などの外的影響及び開業遅延が発生した中、前期下期及び当期の新店の売上が好調で、前期比実質10.3%増となりました。

【グラフ】上半期業績推移(営業利益)

第1四半期は予想9,000万円のところ、台風の影響等により6,400万円と予想を下回っていましたが、閑散期である1月を含む第2四半期に、予想6,900万円に対し1億3,000万円と大幅達成したことで、トータル利益が改善しました。

各セグメントの業績

出店戦略別及び事業別の業績は以下のとおりです。

【表】2019年7月期 第2四半期 損益計算書 前年比較

  • バッドロケーション

売上高は前年同期比6.8%増の16億9,511万円となりました。

新たなエリア開拓を推進する一方で、大型・複合型物件の開発により食と融合した新たな店舗開発を推進しています。昨年8月には、東京都品川区に天王洲運河に面した開放感のあるテラスと水辺に囲まれた「ライド」をオープン。

バッドロケーション戦略の店舗数は、関東地区20店舗、関西地区7店舗、その他地域2店舗の計29店舗となっています。

  • 不動産デベロッパー

売上高は前年同期比22.8%増の25億3,545万円となりました。

好立地、特別な家賃条件での誘致や初期投資の軽減など、好条件での新規出店を行うことができ、個性を活かせる店舗開発を推進しています。昨年8月には3店舗をクローズ、9月には、東京都港区の複合施設「青山ビルヂング」にて「否否三杯」など3店舗同時オープンしました。

不動産デベロッパー戦略の店舗数は、関東地区24店舗、関西地区11店舗の計35店舗となっています。

  • 行政・公共機関

売上高は前年同期比13.0%減の8億9,731万円となりました。

昨年8月には東京都渋谷区の「グッドモーニングカフェ 千駄ヶ谷」を賃貸借契約に基づき一時休業とし、9月には季節限定店舗である大阪市北区の「中之島オープンテラス」をクローズしました。この結果、減収となっています。

行政・公共機関戦略の店舗数は、関東地区1店舗、関西地区8店舗、その他地域1店舗の計10店舗となりました。

  • 大学・その他

売上高は前年同期比34.6%減の3億8,962万円となりました。

学生のみならず近隣住民へのターゲット層の拡大及びコストコントロールによる収益性改善を進めています。

大学・その他戦略の店舗数は、関東地区1店舗、関西地区5店舗、その他地域2店舗の計8店舗となりました。

なお前第2四半期連結累計期間における売上高には、株式譲渡によるリアルテイスト運営の15店舗分の売上が含まれており、その影響で今期は減収となっています。

19年7月期 業績予想

  • 売上高:119億円(前期比+6.4%)
  • 営業利益:5億円(前期比+17.6%)
  • 経常利益:4億6,000万円(前期比+8.1%)
  • 当期純利益:2億9,000万円(前期比+28.3%)

2019年7月期通期業績は、2月に上方修正を発表し、売上高6.4%増、営業利益24.6%増を予想。
今期下期には6店舗が出店予定となっています。

バルニバービとは

1991年9月、バルニバービを設立。飲食店の経営・運営・企画を行っています。
社名の「バルニバービ」は、スウィフトの「ガリバー旅行記」に出てくる島の名前が由来となっています。

バルニバービの特徴は、「人々のライフスタイルに溶け込む地域に根ざした店づくり」というテーマに忠実に店づくりをしていることです。
現在、83店舗を経営していますが、それらの店は同一ブランドによるチェーン展開ではなく、その店独自のブランドを持つ、個店のような店ばかりです。

代表の佐藤裕久氏が、地域に暮らす世代を超えた人々が集まる憩いの場である「パリのカフェ文化」に影響を受け、そのような店を日本にも作りたいという想いから、1995年12月、当時人通りのほとんどなかった大阪の南船場に1号店となる「Hamac de Paradis (アマーク・ド・パラディ)」を開業しました。

1998年、「CAFÉ GARB (カフェ ガーブ)」をオープン後、株式会社に改組しました。

その後、2004年に同志社大学内に「Hamac de Paradis 寒梅館 」をオープンし、行政機関との提携を開始

2007年にスイーツ事業を始め「ロールケーキ専門店 『 ARINCO 京都嵐山本店 』 」をオープン。
2014年には、スポーツ栄養学に基づくバランス健康食をアスリート向けに提供する「鹿屋アスリート食堂」をオープンしました。

そして2015年10月、東京証券取引所マザーズに上場しました。

 

事業内容

1

直営店運営事業

地域に住む人々やロケーションの特性を活かし、その街に合った店づくりにより、1店1店個性の異なる店舗を運営。
チェーン店にはない空気感とおもてなしにこだわり、その店独自の「雰囲気」にこだわった店づくりとサービスが強み。インテリアはもちろん、店ロゴ、メニュー、WEB、オリジナルグッズ、商品パッケージ等、あらゆるデザインを自社で手掛けている。

2

スイーツブランド事業

バルニバービのグループ会社「株式会社パティスリー ド パラディ」にて、オリジナルスイーツの生産・物販事業を運営。
文京区小石川を拠点に自社製造工場を構え、ロールケーキ「ARINCO」、パティスリー「PARADIS」、グルメクレープ「TOKYO CREPE GIRL」、フラワーババロア「花のババロア havaro」の4つのスイーツブランドを展開。

3

飲食店プロデュース事業

飲食店のプロデュース業務。直営店で培ったノウハウにて、物件開発からイン テリアデザイン、メニュー開発等などの業務をサポート。

カフェ&レストラン「Caffè BROWNS insalata verde」、沖縄料理「伽楽可楽 有楽里」など。

4

撮影スタジオレンタル事業

各店舗レストランの営業時間外・内は、スタジオとしてレンタル貸しを行っている。スチール撮影、ムービ撮影等(ファッション誌、パンフレット、CM、プロモーションVTR撮影など)などで利用可。

画像出典元:「株式会社バルニバービ」決算説明資料・公式HP

会社概要

会社名 株式会社バルニバービ
事業内容 飲食店の経営、運営、企画
所在地 東京都台東区蔵前2-15-5 MIRRORビル 6F
設立日 1991年9月
代表 佐藤 裕久
資本金 4億1,765万円(2019年3月31日現在)
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