2019年第3四半期の業績は、前年同期に対し増収増益となりました。
バルニバービは、飲食店の経営・運営・企画を行っており、「GARB」「Good Morning Cafe」「鹿屋アスリート食堂」「アリンコ」などを運営しています。
主に流行に敏感な若者や、おしゃれでグルメ好きな女性向けにレストランを展開しており、あえて駅から遠い場所や人通りの少ない場所にレストランを出す「バッドロケーション戦略」を行うことで知られています。
第3四半期では、バッドロケーション戦略で2店舗をオープンしたことに加え、不動産デベロッパー戦略で3店舗をクローズする一方、8店舗をオープンしたことなどが寄与し増収増益となりました。
売上高は24億9,803万円(前年同期比5.7%増)となりました。
2019年4月、兵庫県淡路市にて淡路島の郡家エリアのサンセットラインに海辺での夕日を満喫できる「ガーブ コスタ オレンジ」をオープン。
この結果、バッドロケーション戦略の店舗数は、関東地区20店舗、関西地区8店舗、その他地域2店舗の計30店舗となりました。
売上高は37億5,153万円(前年同期比18.6%増)となりました。
2019年4月、茨城県土浦市にあるJR土浦駅直結の「プレイアトレ土浦」内に「ナナイロ イート アット ホーム!」、「ハオツーゴハンアンドバー」、「スロージェットコーヒークッキー」の3店舗を同時オープン、大阪市浪速区にある南海なんば駅直結の都市型複合施設「なんばパークス」内に「テーブル ナイス」をオープン。
この結果、不動産デベロッパー戦略の店舗数は、関東地区27店舗、関西地区12店舗の計39店舗となりました。
売上高は13億7,250万円(前年同期比11.0%減)となりました。
2019年3月、大阪府高槻市の安満遺跡公園内において「サンデーズベイク 569」をオープン、2019年4月には滋賀県守山市の守山銀座において、「アイドリック」をオープン。
この結果、行政・公共機関戦略の店舗数は、関東地区1店舗、関西地区10店舗、その他地域1店舗の計12店舗となりました。
売上高は5億9,050万円(前年同期比41.6%減)となりました。
学生のみならず近隣住民へのターゲット層の拡大及びコストコントロールによる収益性改善を進めており、この結果、大学・その他戦略の店舗数は、関東地区1店舗、関西地区5店舗、その他地域2店舗の計8店舗となりました。
なお、前第3四半期連結累計期間における売上高には、株式譲渡によるリアルテイスト運営の15店舗分の売上が含まれており、その影響で今期は減収となっています。
今年6月17日、発行済株式総数の1.0%にあたる9万株、金額で1億円をそれぞれ上限に自社株式の取得を行うと発表しました。
取得期間は、6月18日から9月18日までとしています。
また、6月25日には株式の立会外分売を実施。 35万株を分売値段995 円で行いました。
2019年7月期通期業績は、2月に上方修正を発表し、売上高6.4%増、営業利益24.6%増を予想しています。
画像出典元:「株式会社バルニバービ」決算説明資料
2019年第2四半期連結累計期間の業績は、前年同期に対し増収増益となりました。営業利益33.0%増と大幅な増益となったことを受け、業績予想を上方修正しました。
第2四半期は、店舗運営子会社ごとの特色と強さを発揮させる組織編制により収益性が向上、第1四半期に発生した台風によるマイナスも適性なコストコントロールにより大幅に改善、天候要因を勘案したテラス稼働につながる施策を実行したことにより、順調に推移しました。
【グラフ】上半期業績推移(売上高)
前年同期は、2018年4月に全株式を譲渡した株式会社R.Tパートナーズが株式の66.0%を保有する株式会社リアルテイストの15店舗が含まれており、3億円が寄与したため、実質は5億1,900万円増の大幅増収となっています。
天候不順などの外的影響及び開業遅延が発生した中、前期下期及び当期の新店の売上が好調で、前期比実質10.3%増となりました。
【グラフ】上半期業績推移(営業利益)
第1四半期は予想9,000万円のところ、台風の影響等により6,400万円と予想を下回っていましたが、閑散期である1月を含む第2四半期に、予想6,900万円に対し1億3,000万円と大幅達成したことで、トータル利益が改善しました。
出店戦略別及び事業別の業績は以下のとおりです。
【表】2019年7月期 第2四半期 損益計算書 前年比較
売上高は前年同期比6.8%増の16億9,511万円となりました。
新たなエリア開拓を推進する一方で、大型・複合型物件の開発により食と融合した新たな店舗開発を推進しています。昨年8月には、東京都品川区に天王洲運河に面した開放感のあるテラスと水辺に囲まれた「ライド」をオープン。
バッドロケーション戦略の店舗数は、関東地区20店舗、関西地区7店舗、その他地域2店舗の計29店舗となっています。
売上高は前年同期比22.8%増の25億3,545万円となりました。
好立地、特別な家賃条件での誘致や初期投資の軽減など、好条件での新規出店を行うことができ、個性を活かせる店舗開発を推進しています。昨年8月には3店舗をクローズ、9月には、東京都港区の複合施設「青山ビルヂング」にて「否否三杯」など3店舗同時オープンしました。
不動産デベロッパー戦略の店舗数は、関東地区24店舗、関西地区11店舗の計35店舗となっています。
売上高は前年同期比13.0%減の8億9,731万円となりました。
昨年8月には東京都渋谷区の「グッドモーニングカフェ 千駄ヶ谷」を賃貸借契約に基づき一時休業とし、9月には季節限定店舗である大阪市北区の「中之島オープンテラス」をクローズしました。この結果、減収となっています。
行政・公共機関戦略の店舗数は、関東地区1店舗、関西地区8店舗、その他地域1店舗の計10店舗となりました。
売上高は前年同期比34.6%減の3億8,962万円となりました。
学生のみならず近隣住民へのターゲット層の拡大及びコストコントロールによる収益性改善を進めています。
大学・その他戦略の店舗数は、関東地区1店舗、関西地区5店舗、その他地域2店舗の計8店舗となりました。
なお前第2四半期連結累計期間における売上高には、株式譲渡によるリアルテイスト運営の15店舗分の売上が含まれており、その影響で今期は減収となっています。
1991年9月、バルニバービを設立。飲食店の経営・運営・企画を行っています。
社名の「バルニバービ」は、スウィフトの「ガリバー旅行記」に出てくる島の名前が由来となっています。
バルニバービの特徴は、「人々のライフスタイルに溶け込む地域に根ざした店づくり」というテーマに忠実に店づくりをしていることです。
現在、83店舗を経営していますが、それらの店は同一ブランドによるチェーン展開ではなく、その店独自のブランドを持つ、個店のような店ばかりです。
代表の佐藤裕久氏が、地域に暮らす世代を超えた人々が集まる憩いの場である「パリのカフェ文化」に影響を受け、そのような店を日本にも作りたいという想いから、1995年12月、当時人通りのほとんどなかった大阪の南船場に1号店となる「Hamac de Paradis (アマーク・ド・パラディ)」を開業しました。
1998年、「CAFÉ GARB (カフェ ガーブ)」をオープン後、株式会社に改組しました。
その後、2004年に同志社大学内に「Hamac de Paradis 寒梅館 」をオープンし、行政機関との提携を開始。
2007年にスイーツ事業を始め「ロールケーキ専門店 『 ARINCO 京都嵐山本店 』 」をオープン。
2014年には、スポーツ栄養学に基づくバランス健康食をアスリート向けに提供する「鹿屋アスリート食堂」をオープンしました。
そして2015年10月、東京証券取引所マザーズに上場しました。
地域に住む人々やロケーションの特性を活かし、その街に合った店づくりにより、1店1店個性の異なる店舗を運営。
チェーン店にはない空気感とおもてなしにこだわり、その店独自の「雰囲気」にこだわった店づくりとサービスが強み。インテリアはもちろん、店ロゴ、メニュー、WEB、オリジナルグッズ、商品パッケージ等、あらゆるデザインを自社で手掛けている。
バルニバービのグループ会社「株式会社パティスリー ド パラディ」にて、オリジナルスイーツの生産・物販事業を運営。
文京区小石川を拠点に自社製造工場を構え、ロールケーキ「ARINCO」、パティスリー「PARADIS」、グルメクレープ「TOKYO CREPE GIRL」、フラワーババロア「花のババロア havaro」の4つのスイーツブランドを展開。
飲食店のプロデュース業務。直営店で培ったノウハウにて、物件開発からイン テリアデザイン、メニュー開発等などの業務をサポート。
カフェ&レストラン「Caffè BROWNS insalata verde」、沖縄料理「伽楽可楽 有楽里」など。
各店舗レストランの営業時間外・内は、スタジオとしてレンタル貸しを行っている。スチール撮影、ムービ撮影等(ファッション誌、パンフレット、CM、プロモーションVTR撮影など)などで利用可。
画像出典元:「株式会社バルニバービ」決算説明資料・公式HP
営業黒字転換!3Qは消費増税と暖冬の影響を受けた「RIZAPグループ」の第3四半期決算
セ・リーグに所属する球団運営会社とその親会社の決算をまとめてみました!
出版社発マンガアプリサービスを中心に急成長する「Link-U」の第2四半期決算
事業拡大期で黒字を継続している「ツクルバ」の第2四半期決算
マザーズ上場へ!電子マネー決済やQRコード決済等、消費者ニーズに合わせた決済手段を提供「GMOフィナンシャルゲート」の第21期決算
世界最速でiPS細胞の具現化を目指すバイオベンチャー「ヘリオス」の通期決算
インフルエンサーマーケティングやMimiTVも好調の「トレンダーズ」の第3四半期決算
マザーズ上場へ!「ヒト.モノ.コト」の正しさを認証、セキュリティシステムで証明、サービスの信頼性を支える「サイバートラスト株式会社」の第19期決算
LINEがグループで300億円出資を決定!巣ごもり消費で需要拡大が期待される「出前館」の第2四半期決算
最終27億円の赤字!新型コロナ追い討ちで資金繰りが悪化している「ペッパーフードサービス」の通期決算