全自動マーケティングプラットフォ ーム『UNICORN』や、運用型広告総合支援システム『STOROBELIGHTS X(クロス)』を提供する「株式会社アドウェイズ」の決算を見ていきます。
【グラフ】第3四半期における売上・営業利益の増減要因
国内広告事業のスマートフォンにおいてはUNICORNの成長に加え、米国ゲームクライアントの大型案件受注、及びQRコード決済アプリのプロモーションが堅調に推移し増加ました。
インターネットでは第2四半期において好調であった消費税のキャッシュレス還付需要を見込んだクレジットカード案件の一巡により予算が縮小し、サブスクリプション案件は堅調に推移したものの、法令遵守に伴う広告出稿の厳格化により健康食品及び美容関連の案件が減少しました。
海外事業では、中国クライアントの日本キャンペーンの受注、及びブランド広告の受注増加により売上・営業利益とも増加しました。
画像出典元:「株式会社アドウェイズ」決算説明資料
全自動マーケティングプラットフォ ーム『UNICORN』や、運用型広告総合支援システム『STOROBELIGHTS X(クロス)』を提供する「株式会社アドウェイズ」の決算を見ていきます。
2020年3月期 第2四半期の連結累積業績は、前年同期に対して減収減益となりました。
事業別で見ていきますと、UNICORNの売上高は増加したものの、海外ゲームクライアントの大型案件予算消化が完了、ゲームアプリの新規タイトル数が減少し、アプリ広告売上が減少したとみております。 消費税のキャッスレス還付需要を見込んだキャンペーンと健康食品案件の売上高は増加しました。
中国ブランド広告主の予算縮小に加え、円高に伴う中国からの越境ECの発注量の減少により売上高は減少しました。
第2四半期における売上・営業利益の増減要因
2020年3月期の連結業績予想を下方修正しております。
画像出典元:「株式会社アドウェイズ」決算説明資料
全自動マーケティングプラットフォ ーム『UNICORN』や、運用型広告総合支援システム『STOROBELIGHTS X(クロス)』を提供する「株式会社アドウェイズ」の決算を見ていきます。
2020年3月期 第1四半期の連結累積業績は、前年同期に対して大幅な減収減益となり赤字転落しました。
主力の「UNICORN」が堅調に売上高を伸ばしたものの、国内広告事業のクライアントから広告出稿が減少したことが響き、減収に。
中国のブランド広告においてナショナルクライアントの予算が縮小したほか、金融関連やECクライアントからの広告予算縮小の影響を受けたとのこと。
営業利益は、販売費及び一般管理費は減少したが、売上高が減少したことにより1億900万円の損失(前年同期は4億1,100万円の黒字)。
経常利益は、営業利益が減少したものの、営業外収益の持分法による投資利益が増加したことにより赤字に。
【グラフ】親会社株主に帰属する四半期純利益の推移
また最終損益については、関係会社株式及び投資有価証券の売却益があったものの、投資有価証券評価損を計上したことにより、赤字転落となっています。
赤字転落となりましたが、2020年3月期の業績予想に変更はありません。
画像出典元:「株式会社アドウェイズ」決算説明会資料
2019年3月期通期の業績は、前期に対し増収増益となり、特に利益は大幅な増益となりました。
主力のインターネット広告事業スマートフォン領域において、全自動マーケティングプラットフォーム「UNICORN」が順調に伸長しました。一方、海外事業においては各国子会社の組織体制見直しに注力しました。
売上高は微増となったものの、販売費及び一般管理費の抑制により、営業利益は大幅な増益となっています。
また、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益も、海外子会社における貸倒引当金に対する戻入及び投資先株式の売却による特別利益を計上したことにより、大幅な増益で着地しています。
【グラフ】親会社株主に帰属する当期純利益の推移
セグメントは「広告事業」「アプリ・メディア事業」「海外事業」「その他」の4つに区分されています。
【グラフ】売上高の前期比較
売上高は369億7,762万円(前年同期比3.3%増)、セグメント利益は26億1,313万円(前年同期比27.6%増)で増収増益となりました。
広告運用支援システムの開発により広告運用の効率化が進み、販売費・一般管理費が抑制され、大幅な増益に繋がりました。
スマートフォン向け広告では、既存の国内広告事業のサービスが伸長したこと、2017年5月にリリースした「UNICORN」が順調に売上高を伸ばしていることが主な増収の要因です。
PC向け広告では、金融関連企業、Eコマース関連企業の広告取引が堅調に推移したこと、スマートフォンブラウザを介したweb広告の売上高が増加したことが寄与しました。
売上高は5億8,245万円(前年同期比15.2%減)、セグメント損失は2,149万円(前年同期は1億9,184万円の損失)で減収増益となりました。
当連結会計年度では、アプリ事業を運営していた「ADWAYS TECHNOLOGY LTD.」にてMBOが行われたことにより、アドウェイズ社及びその子会社である「任拓数据科技」「有限公司」「ADWAYS TECHNOLOGY HONGKONG LTD.」を第2四半期連結会計期間より連結の範囲から除外したこと等により、アプリ事業の売上高は2,032万円(前年同期比90.8%減)となりました。
一方、メディア事業では「株式会社サムライ・アドウェイズ」において新規顧客開拓を積極的に行ったこと等により、売上高は5億6,212万円(前年同期比20.7%増)となっています。
売上高40億8,414万6千円(前年同期比18.4%減)、セグメント損失は1億3,008万円(前年同期は2,513万円の利益)で減収減益となりました。
中国・香港・台湾・韓国・米国・シンガポール・インド等において、現地企業と各国における外国企業を対象として、インターネットマーケティングの総合支援サービスを提供していますが、当連結会計年度では各国子会社の組織体制見直しに注力しました。
【グラフ】販管費の前期比較
販売費及び一般管理費の抑制に注力した結果、前期比3億7,000万円減(5.4%減)の65億300万円となりました。
主な減少要因は、MBOによる約3億6,800万円減と、人件費約1億4,100万円減によるものです。
2020年3月期は、前年に対し増収減益を見込んでいます。
国内・海外のインターネット広告事業に経営資源を重点的に分配し、広告主(クライアント)数及び提携媒体(メディア)数の増加、大手メディアや独自のアドテクノロジーを持つ企業との戦略的な提携等を行うことで、取引の拡大と売上高の増加を図っていくとのこと。
また、アジアをはじめとした海外においては、スマートフォンアプリ向け広告サービスの拡大を引き続き見込んでおり、事業展開を行っていくとしています。
画像出典元:「株式会社アドウェイズ」決算説明資料
2019年第3四半期連結累計期間の業績は、前年同期に対し増収増益となりました。
「UNICORN」を中心にインターネット広告が伸びたほか、アプリ・メディア関連サービスや新規事業における赤字幅が大きく縮小したことが要因となっています。
セグメントは「広告事業」「アプリ・メディア事業」「海外事業」「その他」の4つに区分されています。
【グラフ】売上高の前四半期比較
売上高は前年同期比10.0%増の287億4,213万円、セグメント利益は前年同期比31.2%増の20億689万円で増収増益となりました。
さらに細かい内訳でみると、スマートフォン向け広告は、既存の国内広告事業のサービスが伸長したこと、17年5月にリリースした「UNICORN」が売上高を伸ばしていること等により、売上高は前年同期比9.3%増の149億404万円で、セグメント内で最も売り上げています。
一方PC向け広告は、金融関連企業の広告取引が堅調に推移するとともに、スマートフォンブラウザを介したweb売上高が増加したことにより、売上高は前年同期比10.8%増の138億3,809万円となりました。
なお、スマートフォン向け広告は主にアプリ向け広告の売上高で、スマートフォンブラウザを介したweb広告の売上高はスマートフォン向け広告ではなく、PC向け広告に含まれています。
売上高は前年同期比18.0%減の4億2,615万円、セグメント損失は3,196万円(前年同期は1億1,981万円の損失)で減収増益となりました。
減収の要因は、アプリ事業を運営していたADWAYS TECHNOLOGYにおいてマネジメント・バイアウトが行われたことにより、同社及びその子会社である愛徳威信息科技(上海)有限公司、ADWAYS TECHNOLOGY HONGKONGを第2四半期より連結の範囲から除外したためです。
一方、株式会社サムライ・アドウェイズにおいて行っているメディア事業は堅調に推移しています。
売上高は前年同期比12.5%減の32億1,310万円、セグメント損失は4,327万円(前年同期は1,865万円の損失)で減収減益となりました。
第2四半期において好調であったゲームアプリの広告出稿が減少したことや、各国子会社の組織体制と連携の見直しにより減収ことが主な要因となっており、各国子会社の組織体制見直しに注力しています。
第3四半期時点ですでに、当期純利益の進捗率は112.1%と達成しており、営業利益も91.7%と順調です。
今後は、国内及び海外のインターネット広告事業に経営資源を重点的に分配し、クライアント数・メディア数の増加、大手メディアや独自のアドテクノロジーを持つ企業との戦略的な提携等を行うことで、取引の拡大と売上高の増加を図り、他社との差別化を狙っていきます。
また、アジアをはじめとした海外においては、スマートフォンアプリ向け広告サービスの拡大を引き続き見込んでおり、事業展開を進めていく方針です。
2000年、インターネット広告サービスを目的とした「アドウェイズエージェンシー」を創業し、翌年「株式会社アドウェイズ」を設立しました。
2001年、成果報酬型広告システム「Adways Network」の提供をスタートし、2003年に「JANet」、2004年には「Smart-C」と「Adways Network」の機能を進化させた後、2006年に東証マザーズへ上場しました。
上場時、代表取締役社長CEOを務める岡村氏は26歳で、当時の東証上場企業最年少記録を作ったことで話題となりました。
現在は、国内・海外でのインターネット広告事業をメインに、メディアやアプリの開発・運営事業などを行っています。
広告事業領域
など、日本でのインターネッ ト上で事業展開を行う企業に対して、インターネット広告を総合的に提供。
中でも、モバイルアプリ向けの全自動マーケティングプラットフォーム「UNICORN」に注力しており、順調に売上高を伸ばしています。
従来の運用型広告は、運用担当者が、メディア毎に最適な配信設定・キーワードを捻出し広告効果の最大化を図っていましたが、「UNICORN」ではここを完全に自動化。これにより、運用担当者は広告の戦略やクリエイティブの内容など、より本質的なところに目を向けられるようになります。
ユニコーンの進捗
広告詐欺の撲滅を目指し、広告業界の健全化を目的とする「SHARED BLACKLIST(シェアードブラックリスト)」へも参画しています。
主にスマートフォンアプリの開発・運営を行うアプリ事業と、連結子会社である株式会社サムライ・アドウェイズにおいて士業向けのポータルサイト等のメディア運営等を行っているメディア事業を展開。
Global Marketing
中国・香港・台湾・韓国・米国・シンガポール・インド等において、現地企業と各国における外国 企業を対象として、インターネットマーケティングの総合支援サービスを提供。
画像出典元:「株式会社アドウェイズ」決算説明資料・公式HP
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