ウェディング総合情報メディア『みんなのウェディング』や、住まい探し情報提供のポータルサイト『オウチーノ』、家計簿サービス『Zaim』などを提供する各会社の完全親会社「株式会社くふうカンパニー」の決算を見ていきます。
【グラフ】売上高推移
【グラフ】営業利益、EBITDA推移
売上高、営業利益、EBITDAそれぞれ、前四半期比微増で着地いたしました。
【グラフ】セグメント別営業利益・EBITDA
結婚関連事業、不動産関連事業の主要2事業はともに堅調に推移し、新規サービス及び支援機能の充実に向けた投資グループ拡大に伴なうコーポレート費用が増加しました。
結婚関連事業にてメディアのキャンペーン商品販売及び結婚式プロデュースサービスの収益性向上が増益に寄与し、不動産関連事業にて、オウチーノ社は、不動産会社向けツールサービスや広告商品の販売が寄与し黒字基調を継続、富裕層向け事業は今後の受注獲得に向けた提案活動に注力しました。
金融関連事業にて、ふくろう少額短期保険社の株式は3月下旬に取得を予定しております。
業績予想につきましては、変更はありません。
画像出典元:「株式会社くふうカンパニー」決算説明資料
ウェディング総合情報メディア『みんなのウェディング』や、住まい探し情報提供のポータルサイト『オウチーノ』、家計簿サービス『Zaim』などを提供する各会社の完全親会社「株式会社くふうカンパニー」の決算を見ていきます。
当連結会計年度において「株式会社アールキューブ」「株式会社Zaim」「株式会社フルスロットルズ」3社の株式取得に加え、「株式会社保険のくふう」「株式会社Da Vinci Studio」「株式会社おうちのアドバイザー」「株式会社くらしにくふう」の子会社4社を新設しています。
くふうカンパニー第1期となる2019年9月期通期の業績は、売上高は44億9,300万円、営業利益は2億7,000万円、当期純利益は1,600万円となっています。
利益上振れに伴い、11月1日付で連結営業利益の業績予想を2億円から2.7億円に35.0%上方修正しており達成しています。
利益上振れの主な要因は以下の通りです。
2020年9月期の通期の業績予想は、前期に対し増収増益を見込んでいます。
【グラフ】中期の経営定量目標 EBITDA
2021年9月期にEBITDA20億円、2年で5倍成長を目指します。
画像出典元:「株式会社くふうカンパニー」決算説明資料
ウェディング総合情報メディア『みんなのウェディング』や、住まい探し情報提供のポータルサイト『オウチーノ』、家計簿サービス『Zaim』などを提供する各会社の完全親会社「株式会社くふうカンパニー」の決算を見ていきます。
グループ構成
昨年12月に株式取得に関する契約を締結した「Zaim社」の損益については、第3四半期より連結を開始。
また今年5月には、ウェディングドレス販売や結婚式プロデュースを行う「株式会社フルスロットルズ」を「株式会社みんなのウェディング」が子会社化するための株式譲渡契約を締結。取得価額は非公表で、取得予定日は2019年6月下旬となっています。
くふうカンパニーにとっては孫会社化となります。
フルスロットルズは、輸入ブランドを中心とするウェディングドレス販売で実績を持っており、サービスの質向上や事業拡大を狙っています。
2019年9月期 第3四半期の連結累計業績は、売上高は30億3,000万円、親会社株主に帰属する四半期純損失は3,400万円となり、前四半期に比べ赤字幅は縮小しました。設立第1期の四半期報告書のため、前連結会計年度及び前第1四半期連結累計期間との対比はありません。
4~6月期の売上高は12億5,200万円となり前四半期に比べ14.1%増。営業利益は9,600万円となり前四半期の2,600万円と比べ3.7倍に。
【表】連結業績ハイライト セグメント別 営業利益・EBITDA
結婚関連事業の結婚式プロデュースサービスが利益拡大フェーズに突入し堅調だったほか、不動産関連事業も富裕層向け物件の取り扱い件数が伸長し黒字化したことが、業績好調に寄与しています。
なお、業績予想については変更ありません。
今年8月14日に、「ふくろう少額短期保険株式会社」の株式取得に関する株式譲渡契約を締結。
社名は「くふう少額短期保険株式会社」に変更予定とのこと。
保険商品の販売代理業に加えて、保険商品の企画開発も実施できる体制を整え、ライフシーンに合わせた合理的な保険商品の開発と生活者への訴求を強化する。
不動産、結婚、家計の各媒体で蓄積したビックデータを活用したユニークな保険商品を開発予定です。
画像出典元:「株式会社くふうカンパニー」決算説明会資料
2019年第2四半期の業績は、売上高は17億7,700万円、親会社株主に帰属する四半期純損失は6,700万円となりました。
設立第1期の四半期報告書のため、前連結会計年度及び前第1四半期連結累計期間との対比はありません。
売上高は、第2四半期から結婚関連事業の「株式会社アールキューブ」のPL連結開始により売上高が前四半期比倍増(前四半期の売上高は6億8,000万円)しています。
また、不動産関連事業は、グループ内リソースの再配置等により、赤字幅が大幅に減少。「株式会社Zaim」の連結を開始したことにより、BS上のれん金額が増加しています。
前述のとおり、結婚関連事業において、株式会社アールキューブのPL連結を当四半期より開始し、売上高が大幅に増加しました。
【グラフ】結婚関連事業 売上高推移
売上高は12億8,684万円(前四半期比+126.0%)、営業利益は2億6,977万円となりました。
結婚関連事業では、ウェディング総合メディア「みんなのウェディング」を運営しており、結婚式の情報収集を行えるコミュニティの場「花コミュ」や、既存結婚式場の空きスペースを有効活用する「会費婚」など様々なサービスを提供しています。
株式会社アールキューブの連結開始に伴い、結婚関連事業全体のビジョンとして「えらべる結婚式をお得な価格でつくる」を新たに掲げ、本格的な一体化運営を開始。花嫁・花婿が本当に自分にあった結婚式を挙げられるよう、検討段階の情報収集から挙式当日の開催までを一気通貫にサポートできるサービスづくりを推進していくとのこと。
【グラフ】結婚関連事業 営業利益・EBITDA推移
EBITDAは1億4,700万円 (前四半期比+4.1%)。
新規連結による貢献は限定的である一方、累計では2億9,000万円に達し、前期通期のEBITDAにすでに到達しています。
【グラフ】不動産関連事業 売上高推移
売上高は4億8,886万円 (前四半期比△28.6%)、営業損失は1億2,343万円(前四半期は△85百万円)となりました。
住宅を探しているユーザーのニーズに合わせて提案可能な不動産営業支援ツール「くらすマッチ」、くらしに関する総合情報メディア「ヨムーノ」の収益化に注力するも、雑誌広告売上の季節変動に伴い売上高は減少。
【グラフ】不動産関連事業 営業利益・EBITDA推移
一方、グループ内リソースの再配置による人員規模の最適化等の進展により、損益は前四半期に比べて大きく改善しました。
3月は、オウチーノ単体で単月黒字化を達成しています。
2018年11月「株式会社保険のくふう」を設立。2019年2月に保険募集代理店登録を完了し、4月より営業稼働しました。
また、2019年1月には「株式会社Zaim」の株式を取得。これを契機に、金融関連事業に進出しています。
第2四半期より株式会社Zaimの連結を開始しましたが、損益については翌四半期より連結とのこと。
Zaimは「お金の面から一人ひとりに寄り添い行動を変える」をミッションに、ほぼ口コミのみで800万ダウンロードの利用者を獲得した国内最大級の家計簿サービスを展開しています。
2019年9月期 通期の連結業績予想は
当四半期より当期の業績見通しを開示しています。
【グラフ】中期の経営定量目標 EBITDA
2021年9月期にEBITDA 20億円、2年で5倍成長を目指します。
2019年7月1日、グループ内メディアのユーザーファーストを強化する組織として「株式会社くらしにくふう」を新設すると発表。
グループ内に独立型の組織を新設し、ユーザーの立場に立った情報と専門性の高いサービスの提供を強みに、ユーザー価値の向上を実現することを目的としています。
画像出典元:「株式会社くふうカンパニー」決算説明資料
2019年第1四半期の業績は、売上高は6億8,000万円、親会社株主に帰属する四半期純損失は2,900万円となりました。
設立第1期の四半期報告書のため、前連結会計年度及び前第1四半期連結累計期間との対比はありません。
株式会社くふうカンパニーは主に、結婚関連企業と不動産関連事業を行っています。
結婚関連事業はウェディングに関する情報提供サービス「みんなのウェディング」を運営、不動産関連事業では住宅・不動産関連情報提供サービス「オウチーノ」と富裕層向けコンサルティングサービス等を運営しています。
第1四半期連結累計期間の売上高は3億9,500万円、営業利益は1億3,300万円となりました。
6四半期ぶりに、売上高が水準に到達。有料契約式場数が、2018年9月期に実施した新規掲載無料キャンペーンを経て順調に増加したことや、例年1~3月期にピークを迎える季節商品の需要を先取したことが要因となっています。
2018年11月、株式会社アールキューブの発行済株式の100%を取得し、事業の拡大を行いました。
第1四半期連結累計期間の売上高は2億8,500万円、営業損失は8,800万円となりました。
2017年4月以後、早期黒字化を目指し、事業構成の見直しと併せ成長サービスの創出に取り組んでいますが、今期は自社内での開発体制の構築はできたものの、人員コストを吸収する売上規模には到達できませんでした。
一方、不動産会社・不動産店舗向けに、物件の周辺に関する情報を簡単に抽出し、住宅を探しているユーザーのニーズに合わせて提案可能な不動産営業支援ツール「くらすマッチ」の契約は順調に推移。
くらしに関する総合情報メディア「ヨムーノ」も順調に訪問者数を増加させ、その収益化に取り組み始めています。
くふうカンパニーは、共同株式移転の方法により、2018年10月1日付で株式会社オウチーノ及び株式会社みんなのウェディングの完全親会社として設立されました。
生命保険および損害保険の募集代理を行う子会社「株式会社保険のくふう」、グループ内の独立したテクノロジー・デザイン組織「株式会社 Da Vinci Studio」の新設、「株式会社アールキューブ」の株式取得、「株式会社 Zaim」の株式取得に関する契約の締結を行っています。
2018年10月1日、東京証券取引所マザーズ市場に上場しました。
画像出典元:「株式会社くふうカンパニー」決算説明会資料
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