となっております。
画像出典元:「株式会社ティーケーピー」決算説明資料
ホテル宴会場・貸会議室・研修施設等を運営する「株式会社ティーケーピー」の決算を見ていきます。
2020年2月期第2四半期の連結累計業績は増収減益となりました。当期純利益は減益となりましたが、売上高・EBITDA・営業利益が大きく伸長し、いずれも過去最高を更新しております。
【グラフ】2020年2月期通期計画に対する進捗状況
共同出店や相互送客などの取り組みを開始し、第2四半期業績も順調に進捗しております。
日本リージャスの第2四半期の実績は売上高は41億3,600万円となりました。
2019年9月30日に、台湾リージャス社子会社化完了、12月から連結開始予定し、日本に続き台湾におけるIWGの独占的パートナーとして長期独占契約を締結いたしました。国内(台北中心)に集中出店し6年後に合計50拠点体制への拡大を目指しております。
貸し会議室とレンタルオフィス・コワーキングスペースや宿泊施設などを組み合わせアジアを入口に世界へのTKPネットワークの急拡大を目指しており、国際間で企業価値を評価しやすいEBITDAを最重要指標として、2022年2月期には売上高比23%目指します。
画像出典元:「株式会社ティーケーピー」決算説明資料
ホテル宴会場・貸会議室・研修施設等を運営する「株式会社ティーケーピー」の決算を見ていきます。
ティーケーピーは、企業向けの空間シェアリングビジネスを行っており、不動産オーナーから遊休不動産を大口(割安)で仕入れ、会議室や宴会場として利用者に小口で販売・シェアリングしています。
2020年2月期 第1四半期の連結累計業績は、前年同期に対して増収減益となっています。
【グラフ】連結売上高推移(グレード別)
社員教育研修の増加や、企業の「働き方改革」への取り組みの活発化によりオフィススペースの需要が増加し、貸会議室・ホテル宴会場の需要は大きく増加。
さらに、企業のパーティーなどのイベント開催数も増加したため、高品質な貸会議室・ホテル宴会場の需要が増加し、上位グレードである「ガーデンシティPREMIUM」「ガーデンシティ」「カンファレンスセンター」の利用が大きく増加。
また、インバウンド旅行客の増加や宿泊型研修の増加により、ビジネスホテルや宿泊研修ホテルの需要も大きく伸長。
この結果、前年同期比14.1%増の増収となりました。売上高・営業利益は、いずれも過去最高を更新しています。
経常利益は、2019年5月31日に連結子会社化した「日本リージャスホールディングス株式会社」の一時的な買収手数料約8億円を計上したため、減益に。
第1四半期連結会計期間における主な出店
第1四半期連結会計期間末では、全国の大都市圏を中心に2,489室(前期末比16.5%増)の貸会議室・宴会場を運営しており、新築の複合オフィスビルなどランドマークビルへの積極的な出店を行ったほか、大阪で初の宿泊施設となるアパホテル〈大阪梅田〉をオープンしました。
2020年2月期の業績予想は、増収増益を見込んでいます。
画像出典元:「株式会社ティーケーピー」決算説明会資料
2019年2月期通期の連結業績は、前期に対し増収増益となりました。当期純利益は減益となりましたが、売上高、営業利益、経常利益はいずれにおいても過去最高を更新しています。
ティーケーピーは、貸会議室サービスを中心に展開する「空間再生流通事業」の単一セグメントです。
「貸会議室サービス」「オプションサービス」「料飲サービス」「宿泊サービス」「その他サービス」から構成されています。
【グラフ】連結売上高推移(サービス別)
サービス別の売上高グラフを見ると、貸会議室サービスから得られる室料が49.6%と、最も割合が多いですが、年々全体を占める割合は下がっています。
一方、宿泊サービスの割合は11.4%で、売上高は毎年前年比2倍ペースで成長しています。
貸会議室サービスは、5つのグレードに分けて貸し出しています。
当2019年2月期では、上位3グレードである「ガーデンシティPREMIUM」「ガーデンシティ」「カンファレンスセンター」の利用が大きく増加しました。
【グラフ】連結売上高推移(グレード別)
グレード別の売上高グラフを見ると、上位3グレードと宿泊・研修施設の増収が顕著に表れています。
国内の企業業績が全体的に好調なため企業のパーティーなどのイベント開催数が増加し、従来よりも高品質な貸会議室・ホテル宴会場の需要が増加したことで上位3グレードの利用が大きく増加しました。
また、インバウンド旅行客の増加や宿泊型研修の増加により、ビジネスホテルや宿泊研修ホテルの需要も大きく伸長しています。
グレード別拠点数・会議室数
当連結会計年度末における会議室数は、貸会議室総数は2,137室(前期末比15.0%増)へと大きく増加しました。
特に「ガーデンシティPREMIUM」が急増しました。
また、TKPホテル&リゾート「レクトーレ」や、2014年にフランチャイズ契約を結んだ「アパホテル」などの宿泊施設の新規開設も急増しています。
を見込んでいます。
今後もコアビジネスである貸会議室・ホテル宴会場事業は順調に増加していくと見込んでいます。
また、東京都内を中心とした新築オフィスビルの供給拡大により、企業の新築オフィスビルへの移転が増加する一方、既存の大型オフィスビルでは空室が生まれ、ティーケーピーの仕入れ候補地が増えると予想しています。
具体的には、以下のような施策に取り組みます。
①既存オフィスビルへの大規模な出店による、企業のフレキシブルなオフィス利用ニーズの獲得
②従来の時間貸しに加えて、短~中期でのオフィス利用需要を獲得することによる稼働率の向上
③宿泊施設の増設による、企業の宿泊研修需要の獲得
近年、ティーケーピーはアパホテルとの協業に力を入れています。
2019年5月にアパホテル大阪梅田、2020年にはアパホテル上野広小路と、福岡県に2店舗(博多東比恵駅前、福岡天神西)をオープン予定で、日本全国10店舗を予定しています。
あえて一部を所有して運営することで、高収益性を確保しています。
2019年4月、レンタルオフィスの「リージャス」を展開する日本リージャスホールディングスを買収しました。
企業価値は3億2,000万英ポンド(為替レート1英ポンド145.98円で換算すると、467億1,300万円)に、純有利子負債などの調整を行った上、実際の取得額を確定します。
スイスのIWG株式会社と、IWGの100%子会社Regus Group Limitedと株式株式売買契約を締結するとともに、IWGの日本における独占的パートナーとして長期契約を締結しました。
日本リージャスは、IWGの日本事業として全国約37都市、139拠点以上を展開し、日本国内最大のネットワークを持つレンタルオフィス大手です。1998年に日本で事業を開始し、「Regus」などのブランドを通じてレンタルオフィス、バーチャルオフィス、コワーキングスペースを運営しています。
リージャスとの提携により、TKP会員はリージャスがグローバルに展開するプラットフォームを活用できるようになります。
この買収により、ティーケーピーが持っている拠点数は250から、400拠点に一気に増加。
日本リージャスが加わることで、時間貸しから短中期のレンタル、サブスクリプション契約まで、高い利便性と最適化されたサービスを実現していく計画です。
2005年、株式会社ティーケーピーを設立。社名の由来は「Total Kukan Produce」です。
ポータルサイト「貸会議室ネット」「貸オフィスネット」の運営を開始し、第1号店「TKP六本木会議室」をオープンしました。
翌年2006年には、月間売上高1億円を突破。
2012年に直営会議室数1000室、2018年には2,000室を突破しました。
2017年3月、東京証券取引所マザーズに上場しています。
不動産オーナーから遊休資産を仕入れ、BtoBを中心にシェアリングを行っています。
ティーケーピーの特徴として、単に小口販売するだけでなく、そこに様々な付随サービスを付加して販売しています。
年間利用企業数は26,000社となっており、上場企業の約半数以上が毎年貸会議室を利用。
リピート率は85%と高いです。
利用目的は、会議利用21%、セミナー・講演会19%、研修18%となっています。
ホテル宴会場運営、貸会議室運営、海外展開、ブライダル、施設管理
レクトーレ(宿泊研修施設)・石のや(温泉宿)企画運営、会議室併設型ビジネスホテル、コンパクトホテル運営
懇親会・ケータリング運営、レストラン・カフェ運営、弁当製造手配
映像・音響・照明機材制作管理、テクニカルディレクション、MC手配
BPO関連サービス、コールセンター・コンタクトセンター運営、事務局代行サービス、採用受付代行サービス
画像出典元:「株式会社ティーケーピー」決算説明資料
2019年第3四半期連結累計期間の業績は、売上高、営業利益、経常利益いずれにおいても過去最高を更新しましたが、親会社株主に帰属する四半期純利益は、投資有価証券評価損8億2,100万円を計上したことにより、前年同期比44.8%減の10億9,500万円となっています。
労働需給の逼迫によって、企業の採用活動が積極化・通年化したことや、社員教育研修等が増加したことにより、貸会議室・宴会場の需要は大きく増加しています。
また、国内の企業業績が全体的に好調であることから、企業のパーティー等のイベント開催数も増加しており、それに伴って高品質な貸会議室・宴会場の需要が増加。同社グループが運営する貸会議室・宴会場の中でも、上位グレードである「ガーデンシティPREMIUM」「ガーデンシティ」「カンファレンスセンター」の利用が大きく増加しました。
さらに、インバウンド旅行客や宿泊研修の増加によって、ビジネスホテルや宿泊研修ホテルの需要も大きく伸長していることが、業績に繋がっています。
当第3四半期連結会計期間(平成30年9月1日~平成30年11月30日)において、全国で積極的に出店を行いました。主な出店は以下のとおりです。
全国の大都市圏を中心に運営している貸会議室・宴会場は、前期末比12.7%増の合計2,094室へと拡大。
新規ホテルや会議室の出店費用約2億円を織り込みながらも、今期の業績は過去最高を更新しています。
好調な貸会議室・ホテル宴会場事業を中心に、周辺事業の開拓を行っていく予定です。
現在、時間貸しをしている会議室を月貸しのオフィスに展開など、事業の枠を広げ、賃貸オフィスのセカンダリーマーケットの創出を狙っています。
2014年8月にフランチャイズ契約を結んだアパホテルも、続々とスピード展開し、ホテル内の宴会場をTKPが運営するなど、様々な形で連携を取り、戦略的な展開を図っています。
また、立地のランドマークビルへ出店することにより、ブランド力・認知度の向上も図っていく方針です。
画像出典元:「株式会社ティーケーピー」決算説明資料
営業黒字転換!3Qは消費増税と暖冬の影響を受けた「RIZAPグループ」の第3四半期決算
セ・リーグに所属する球団運営会社とその親会社の決算をまとめてみました!
出版社発マンガアプリサービスを中心に急成長する「Link-U」の第2四半期決算
事業拡大期で黒字を継続している「ツクルバ」の第2四半期決算
マザーズ上場へ!電子マネー決済やQRコード決済等、消費者ニーズに合わせた決済手段を提供「GMOフィナンシャルゲート」の第21期決算
世界最速でiPS細胞の具現化を目指すバイオベンチャー「ヘリオス」の通期決算
インフルエンサーマーケティングやMimiTVも好調の「トレンダーズ」の第3四半期決算
マザーズ上場へ!「ヒト.モノ.コト」の正しさを認証、セキュリティシステムで証明、サービスの信頼性を支える「サイバートラスト株式会社」の第19期決算
LINEがグループで300億円出資を決定!巣ごもり消費で需要拡大が期待される「出前館」の第2四半期決算
最終27億円の赤字!新型コロナ追い討ちで資金繰りが悪化している「ペッパーフードサービス」の通期決算