2017年12月期の当期純利益は7.7億円の赤字、3期連続の最終赤字となりました。また前期のマイナス4億2,000万円の利益剰余金は、資本剰余金から欠損填補したため、今期の当期純利益と利益剰余金は同額となりました。
利益は赤字になったものの、メインの収益である受入手数料は0.03億円から1.9億円と順調に拡大しています。
収益に関して、競合の「お金のデザイン」も3期連続赤字であり、両社ともに積極的に投資をしています。ウェルスナビに関しては使用人が26名から47名と増加しており、また47名のうち25名が外務員です。これに伴い販管費の特に人件費と取引関係費が増加しています。
売上の増加の要因は、積極的な営業攻勢にあると考えられます。実際、預かり資産は17年7月約200億円から18年7月に約900億円と拡大しています。
直近の資金調達では、未来創生ファンド、グローバル・ブレイン、Sony Innovation Fund、DBJキャピタル、SMBCベンチャーキャピタル、みずほキャピタルに対して第三者割当増資により15億円の資金調達をしています。
また、複数の金融機関からの融資等により30億円の借入も実行。固定負債に社債が新たに項目として現れたので、5億円の社債発行もしている模様です。TV-CMも放映しており、今後とも積極的な営業攻勢をかけながら事業を拡大していくでしょう。
19年5月24日に約20億円あった資本金を1億円にすることが決定しました。
理由としては税金対策のようです。
減資に関して詳しく説明されています。参考にしてください。
営業黒字転換!3Qは消費増税と暖冬の影響を受けた「RIZAPグループ」の第3四半期決算
セ・リーグに所属する球団運営会社とその親会社の決算をまとめてみました!
出版社発マンガアプリサービスを中心に急成長する「Link-U」の第2四半期決算
事業拡大期で黒字を継続している「ツクルバ」の第2四半期決算
マザーズ上場へ!電子マネー決済やQRコード決済等、消費者ニーズに合わせた決済手段を提供「GMOフィナンシャルゲート」の第21期決算
世界最速でiPS細胞の具現化を目指すバイオベンチャー「ヘリオス」の通期決算
インフルエンサーマーケティングやMimiTVも好調の「トレンダーズ」の第3四半期決算
マザーズ上場へ!「ヒト.モノ.コト」の正しさを認証、セキュリティシステムで証明、サービスの信頼性を支える「サイバートラスト株式会社」の第19期決算
LINEがグループで300億円出資を決定!巣ごもり消費で需要拡大が期待される「出前館」の第2四半期決算
最終27億円の赤字!新型コロナ追い討ちで資金繰りが悪化している「ペッパーフードサービス」の通期決算