新車・中古車の販売及び修理を行う「ネクステージ」の決算を見ていきましょう。
2019年11月期通期の業績は、前期に対し2桁増収増益と好調に推移しています。売上・利益ともに過去最高を達成。
増収となった主な要因は、昨年出店した準既存店がフル寄与したこと、及び新規出店効果によるものです。利益に関しては、買取事業の拡大、整備・保険などストックビジネスの積上げによる売上総利益率の増加により大幅増益を達成。
●販売・買取・整備・収入保険料の実績
国内中古車登録台数が横這いで推移しているなか、車両の販売だけでなく、カー用品の販売、車検や保険、買取、事故整備など中古車ビジネスにおけるあらゆるサービスを手掛けることで順調に売上・利益ともに伸ばしています。
【グラフ】業績推移
ネクステージは2016年11月期より、中型店の多店舗展開から大型店へシフトして以降、急成長しています。また、増加基調である輸入車市場を背景に正規輸入車ディーラーの強化も行っています。
【グラフ】出店の推移
2019年11月期の出店状況は
その結果、当期末において中古車販売店事業の拠点数は69拠点(111店舗)、新車販売事業の拠点数は18拠点(19店舗)、合計87拠点(130店舗)となりました。
2020年11月期も、前期比で2桁増収増益の見込みとなっています。
自動車を取り巻く環境としては、自動車登録台数は横這いで推移しているものの、地方の普及台数は引き続き高い水準で推移。一方で、自動車の乗り換えサイクルは長期化しています。そのため、自動車購入後の生涯取引が重要となります。
今後も引き続き、車両の販売からカー用品の販売、保険、車検、メンテナンス整備、鈑金修理、買取まで一貫したサービス環境を整え、総合店、SUVLAND、UNIVERSEを中心に店舗展開を行っていくとのこと。また、輸入車正規ディーラー事業についても事業展開を行っていくとしています。
画像出典元:「株式会社ネクステージ」決算説明会資料
新車・中古車の販売及び修理を行う「ネクステージ」の決算を見ていきます。
2019年11月期第3四半期連結累計期間の業績は、前年同期に対し2桁増収増益と好調に推移しています。
当第3四半期連結会計期間末の拠点数は、前年同期比15拠点(29店舗)増の79拠点(122店舗)となり、内訳は中古車販売事業が60拠点(102店舗)、新車販売事業が19拠点(20店舗)。販売台数も前年同期比33.6%増と大幅に伸長しています。
利益に関しては、自動車の整備事業、買取事業の拡大及び車両1台あたりの利益の改善により大幅な増益に。
利益が計画を大きく上回る見通しとなったため、2019年11月期の通期連結業績を上方修正しています。
大型店舗や輸入車のみを扱う店舗を次々と出店するネクステージは、自動車販売業界で前人未踏の1兆円企業となる「2030年ビジョン」を掲げています。
2019年11月期連結累計期間の業績は、前年同期に対し大幅な増収増益となり、同期間として過去最高益を更新しました。
昨年出店した準既存店がフルに寄与したことにより、売上が大幅に増加。大幅な増益となった主な要因は、整備・買取事業の拡大及び1台あたり利益の改善によるものです。
●販売・買取・整備・収入保険料の実績
第2四半期において、中古車販売店の新規出店1店舗、ジャガー・ランドローバー正規ディーラー店舗の出店2店舗、買取の既存店併設店2店舗、単独買取店1店舗、総計6店舗の出店となりました。
その結果、当第2四半期末の拠点数は75拠点(116店舗)となりました。
従来、中型店の多店舗展開と高効率経営をベースとした薄利多売のビジネスモデルだったネクステージですが、2016年11月期より新業態の店舗を導入。
SUV専門店「SUV LAND」といった大型店や、販売から車検、保険、買取といったカーライフのあらゆるステージをワンストップで提供する総合店を展開しました。戦略を中型店の多店舗展開から大型店へシフトして以降、業績は極めて好調に推移しています。
2014年11月期に減益となっているのは、大雪による雪害と消費税増税の影響によるものです。2015年11月期にはV時回復したものの、計画未達。2016年11月期より店舗業態を見直したことで急成長を遂げました。
業績好調に伴い、株価も上昇傾向にあります。
ネクステージの株価推移画像出典元:SBI証券
なお、2020年11月期の業績予想に変更はありません。通期での販売台数は72,000台を見込んでいます。
画像出典元:「株式会社ネクステージ」決算説明資料
2019年11月期 第1四半期連結累計期間の業績は、前年同期に対し大幅な増収増益となり、今期2,000億円超の売上目標に向けて順調なスタートを切りました。
店舗数は前年同期に対し18拠点増(29店舗増)、販売台数は8,381台増(前年同期比+38.1%)と順調に事業を拡大しています。また、車検・整備設備や買取事業への資本投入を行い、サービス提供機会の獲得を行ってきたことも売上増に貢献しました。
中古車業界においては、2018年12月から2019年2月までの国内中古車登録台数は151万台(前年同期比101.8%)と前年を上回る結果となりました。(出典:一般社団法人日本自動車販売協会連合会統計データ・一般社団法人全国軽自動車協会連合会統計データ)
中古車市場が堅調に推移する中、中古車販売事業においては輸入車のみを取り扱う大型輸入車専門店「UNIVERSE名古屋」をオープン。また、既存店に併設して買取専門店2店舗を出店したことにより、拠点数は55拠点(92店舗)となりました。
大型輸入車専門店「UNIVERSE名古屋」をオープン
新車販売事業においては、ボルボ・カー正規販売店を2店舗、ジャガー・ランドローバー正規販売店を1店舗オープンしたことにより、拠点数は16拠点(18店舗)に。その結果、当第1四半期連結会計期間末の拠点数は71拠点(110店舗)となりました。
2019年11月期の業績予想に変更はありません。
画像出典元:「株式会社ネクステージ」公式HP
2018年11月期通期の業績は前年同期に対し増収増益となり、過去最高益を更新しました。販売だけでなく、車検・整備設備や買取事業へ資本投入を行いサービス提供機会の獲得を行うことにより収益が拡大しました。また、昨年出店した準既存店がフルに寄与したことも売上アップにつながりました。
売上総利益率は、在庫回転率の改善により前年同期に対し0.6ポイント増の16.6%となりました。
2017年12月〜2018年11月末までの国内中古車登録台数は、普通車が約330万台(前年同期比99.3%)、軽自動車 約310万台(前年同期比101.8%)と均衡した状況が続いています。(出典:一般社団法人日本自動車販売協会連合会統計データ・一般社団法人全国軽自動車協会連合会統計データ)
また近年、少子化、若年層の自動車離れの影響もあり中古車市場は厳しい状況が続いています。そのような環境下、販売台数・買取台数・車検台数・収入保険料すべてにおいて前年を上回りました。
ネクステージは自動車販売事業として中古車販売事業、新車販売事業、整備事業、保険代理店事業及び自動車買取事業、その他事業としてカーコーティング事業を主な事業としています。
カーライフのあらゆるステージで高付加価値サービスをワンストップで提供することにより収益を拡大させています。
愛知県を中心に全国展開しており、当連結会計年度末の拠点数は、中古車販売店54拠点(89店舗)、新車販売店13拠点(15店舗)、合計67拠点(104店舗)となりました。
国産車だけでなく輸入車にも力を入れており、輸入車のみを取り扱う大型輸入車専門店や正規輸入車ディーラーの出店も行っています。国内市場が均衡する中、輸入車市場は増加傾向にあり、輸入車正規ディーラーの強化に取り組んでいます。
引き続き、販売から整備、買取といった車輌販売に関するビジネスをワンストップで行い、生涯取引・世帯内取引の推進を図るため、総合店・SUVLAND・中古輸入車専門店のUNIVERSEといった大型店を中心に出店を進めていく予定です。
また、買取店を既存の販売店に併設させて出店し、出張買取及び店頭での買取を強化することにより、今後の店舗数増加に伴う仕入体制強化を行い、販売店とのシナジーを最大限に活かし全国への出店拡大を進めます。
来期は、売上高2,150億円(前年同期比31.8%増)、営業利益57億円(前年同期比30.0%増)、経常利益55億円(前年同期比31.4%増)、当期純利益36億円(前年同期比23.7%増)を予想しています。
画像出典元:「ネクステージ」決算説明資料
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