「金融×IT」でエグゼクティブ層の資産管理と資産アドバイザーのビジネスを支援しており、「ZUU online」「経営者online」「不動産online」「ZUU Advisors」「ZUU online US」等を運営をしている「ZUU」の決算を見ていきます。
【グラフ】連結売上高の推移
2020年3月期通期の業務予想において、売上高を当初予定16億円を18億円に上方修正、成長投資額を当初予定3億円を5億円に増額。いたしました。
【図】ZUU多様なセミナー集客経路
メディア・フィンテックの2つのサービスは、双方ともに成長おり、特にメディア・サービスは、会員数の増加がPDCAシステムの拡大や広告売上増に貢献し、高い成長率となっています。
特に、 『THE OWNER』(日本M&Aセンター社と共同事業) は月間100万PV突破・経営者会員比率50%以上と、国内最大級のオーナー経営者向けプラットフォームへ急成長しており、会員サービスへの投資が集客にもつながっている形です。
四半期で若干の波はあるものの、各サービスは順調に推移しており、第4四半期は、重点的に成長投資を行っているメディア・サービスが一気に成長する予定です。
通期で赤字となるものの、売上高を上方修正いたしました。
画像出典元:「株式会社ZUU」決算説明資料
売上高は2つのサービスともに伸長しましたが、計画通り成長投資を実施し、費用が増加したため増収減益となりました。
【グラフ】連結業績と各サービスの推移
メディアサービス・フィンテック化支援サービス、双方ともに成長しており、特にメディア・サービスは既存商材と新商材のどちらも売上増に貢献し、前年同期比21%増の高い成長率となっております。
【グラフ】新商材に向けての各四半期での成長投資
Android版アプリ開発への投資を中心に8,700万円を投下し、フィンテック化支援サービスにおいてもSaaS型プロダクツの既存顧客への導入も進んだりと本四半期も成長戦略は大きく進展いたしました。
画像出典元:「株式会社ZUU」決算説明資料
売上高の成長要因としては、「ZUU online」を筆頭にメディアのブランド力の向上、有料会員向けメディアの売上が好調。
「フィンテック化支援サービス」でも新規案件の大型化に伴う単価増で益々増収傾向。
2020年度3月期第1四半期決算は前年と比べて、増収増益となり、上場後も確実に成長をしています。
【グラフ】連結業績と各サービスの推移
既存2サービスの「メディアサービス」「フィンテック化支援サービス」ともに売上高は前年同期比29%増となりました。
2つのサービスとも売上は好調で今後も、期待ができます。
画像出典元:「株式会社ZUU」決算説明資料
2019年3月期通期の業績は、前期に対し増収、大幅な増益となりました。
株式会社ZUUは、「金融×IT」でエグゼクティブ層の資産管理と資産アドバイザーのビジネスを支援しており、「ZUU online」「経営者online」「不動産online」「ZUU Advisors」「ZUU online US」等を運営しています。
既存2サービスの「メディア・サービス」「フィンテック化支援サービス」ともに売上高は順調に伸長し、一部の計画外の成長投資等により費用が増加したものの、増収増益で着地しました。
特に営業利益は、第4四半期に過去最高の売上高を実現し、前年同期比155%増と大幅増益になりました。
【グラフ】連結業績と各サービスの推移
【グラフ】連結売上高の推移
2019年3月期の売上高は、前年同期比39%増となり、「メディア・サービス」「フィンテック化支援サービス」ともに過去最高売上高を達成。
各サービス別にみてみると、「メディア・サービス」は自社メディアの認知度向上や訪問ユーザー数の増加に伴い、売上高4億8,964万円(前年同期比45.9%増)となりました。2019年3月には、「ZUU online」等の自社メディアの月間訪問者数が669万人に達しました。
【グラフ】自社メディアのトラフィック推移
自社メディアの月間訪問ユーザー数は、認知度向上、SEO力アップ、「Brand Channel」等のリリースとそれに伴う記事掲載量の増等で、トラフィックは毎年順調に右肩上がりで伸びています。
一方「フィンテック化支援サービス」は、顧客企業数が堅調に推移したことに伴い、売上高8億2,359万円(前年同期比36.3%増)となりました。
【グラフ】全事業での顧客総数
フィンテック化支援サービスは、B向け事業の柱であり、ストック化にも貢献しています。金融機関の開拓に加え複数の非金融企業との提携も進んだことから、社全体での顧客総数も順調に増加しました。
【グラフ】連結営業利益の推移と増減分析
営業利益は、既存商材と新商材の両輪での収益貢献により、通期累計は前年同期比で大幅な増益となりました。
これは、第3~4四半期で予定通り実施した、計6,000万円の成長投資も入れた上での本増益となります。
成長戦略の柱である『非金融企業へのフィンテック化支援サービスの展開』を強力に推進。
2019年3月期は、第1~2四半期の「NTTドコモ」、第3四半期の「大丸松坂屋百貨店」に続き、第4四半期で「ANA」との大型提携をスタートさせています。
2020年3月期は、前年に対し増収減益を見込んでいます。
新商材として、「ZUU online」の会員サービスの充実及び金融サービスへの進出のため、積極的に成長投資を行うことから、各利益につき0円の予想となっています。
【グラフ】成長投資額
成長エンジンとなりうる新商材を、2020年3月期から本格始動させるため、同期に成長投資3億円を実施する考えです。
ただし、キャッシュカウである既存商材からの利益を投資源泉とするため、2020年3月期も”営業黒字は維持“していくとのこと。
【グラフ】売上高と営業利益(※2021年3月期以降はイメージ)
2020年3月期の成長投資とそれによる新商材育成で、2022年3月期に売上高30億円台半ば、営業利益率30%強、を目指します。
画像出典元:「株式会社ZUU」決算説明資料
2019年第3四半期連結累計期間の業績は、計画外の成長投資等により費用が増加したものの、メディア・サービス、フィンテック化支援サービスともに売上高が順調に伸長し増収増益となりました。
「メディア・サービス」「フィンテック化支援サービス」ともに売上高が順調に伸びています。
費用面に関しては、事業領域の拡大に伴い、従業員数や支援案件が増え、各種制作費も増加しましたが、費用増を上回る売上高増を実現し、増益となりました。
これまでの成長投資による新商材育成も奏功し高い成長率となっています。トラフィックが増えたことから広告収入が伸び、また金融特化型リクルーティング支援も認知度が向上して貢献、増収につながりました。
2019年1月、成長投資の一環として第2四半期より開発中だった「ZUU online」のスマートフォンアプリ(iOS版)をリリースしました。今後は、iOSアプリだけでなく、Androidアプリの提供も予定しています。
前期に引き続き、顧客企業数が堅調に推移しています。
2019年2月、株式会社大丸松坂屋百貨店と提携し、富裕層向けのWEBマガジン「J PRIME(ジェイ プライム)」をリリースしました。
非金融企業へのフィンテック化支援サービス強化を目的としています。富裕層顧客を有した企業がオンライン化による事業拡大を図る際に、構築したノウハウを提供しており、通信業界ではNTTドコモとも協業を深化させています。
通期業績予想の売上高11.7億円、営業利益1.7億円に対して、現時点の進捗率はそれぞれ81%、58%と、成長投資をしながらも相応に推移しています。
さらなる高成長ステージへの突入を目指し、 既存事業で拡大する利益を新商材へ積極的に投資しています。
来期より本格化させる新商材の立上げに向けて、下期に計6,000万円の成長投資を考えており、金融商材の自社展開を目指し、精査及び関連許認可の取得に向けた人材採用も強化する予定です。
有料会員向けの良質なコンテンツが増えており、C(個人)に加えB会員(法人)の獲得にも役立てていく見込みとなっています。
複数の成長戦略をさらに強力かつスピーディーに推進していく方針です。
具体的には
1:広告、イベント強化
2:人材育成支援「鬼速PDCAシステム」の展開を増加
3:融資型クラウド・ファンディング領域へ進出
4:金融商材を自社展開するための検証を具体化させ、成長投資を追加
を掲げています。
2018年第2四半期において四半期連結財務諸表を作成していないため数値及び増減率を記載していませんが、2019年第2四半期においては売上高が順調に伸長し増収増益となりました。
2019年第2四半期連結累計期間の売上高は、前年同期比42%増と大幅な増収となりました。
メディア・サービスの売上高は、「ZUU online」のブランド力向上、新商材による貢献で前年同期比46%増の2億3,000万円となりました。「ZUU online」等の自社メディアのユーザー層の拡大を強力に推進した結果、5月には月間訪問者数が500万人を突破しました。
フィンテック化支援サービスの売上高は、顧客企業数が堅調に推移したことに伴い、前年同期比39%増の3億8,900万円となりました。
投資関連費用も増加しましたが、大幅な売上高がカバーすることで営業利益が前年同期比125%と大幅な増益となりました。
ストック性ビジネスであること、取扱商材が増えていること等から顧客企業数も増加中です。
今後は、「非金融企業のフィンテック化支援」「金融特化型DMP」「来期の新商材向け成長投資」、この3つを打ち手に成長を加速していく予定です。
画像出典元:「ZUU」決算説明資料
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