株式会社LITALICO(リタリコ)の決算/売上/経常利益を調べ、世間の評判を徹底調査

記事更新日: 2019/05/17

執筆: 編集部

新拠点開設が順調!7期連続の増収増益を目指す「LITALICO」の通期決算

2019年3月期 通期決算

  • 売上高:121億2,800万円(前期比+16.8%)
  • 営業利益:8億8,100万円(前期比+17.9%)
  • 経常利益:8億9,900万円(前期比+15.8%)
  • 当期純利益:6億円(前期比+20.0%)

2019年3月期通期の業績は、前期に対し増収増益となりました。

一般就労等を希望する障害者等を対象とした「LITALICOワークス事業」の強化や業務効率の改善、発達障害がある児童を対象とした「LITALICOジュニア事業」への投資を継続しました。

なお、2018年3月期は単体実績、2019年3月期は連結実績ですが、連結と単体の差は軽微のため、両者を比較しております。

セグメント別の業績

LITALICOワークス事業、LITALICOジュニア事業、その他事業すべてにおいて、既存拠点及び新規開設拠点が順調に推移し、すべてのセグメントで増収増益となりました。

【グラフ】事業拠点数推移

当連結会計年度の新規開設数は、LITALICOワークス事業8拠点、LITALICOジュニア事業4拠点、その他(LITALICOワンダー事業)3拠点となり、全186拠点へ。

2019年4月には、“聞こえ”の課題の解決に向けた革新的なスマートデバイスを開発する韓国のスタートアップ企業 「Olive Union, inc.」の持分法適用会社化を決定。
Olive社は、2016年7月に創業。世界中の“聞こえ”の課題の解決に向けて、スマートフォン連携を前提に設計され、高性能で安価、さらにデザイン性にも優れた革新的なスマートデバイス「Olive」を開発しています。

米国のクラウドファンディングでの先行販売で、約9,000台(約1億円)を受注、目標金額の1,600%以上の資金を集め、話題となりました。
追加投資も予定しています。


スマートデバイス「Olive」

2020年3月期 連結業績予想

  • 売上高:138億4,100万円(前期比+14.1%)
  • 営業利益:10億200万円(前期比+13.7%)
  • 経常利益:8億2,900万円(前期比△7.9%)
  • 当期純利益:6億6,400万円(前期比+10.6%)

経常利益には、Olive Unionの持分法投資損失△1億8,000万円が含まれています。
また当期純利益には、2019年4月に株式会社NTTドコモへ事業譲渡した、子育て情報メディア「コノビー」の売却益による特別利益2億2,000万円が含まれています。

7期連続の増収増益を計画。

今期は、25拠点(前期比+10拠点)の新規出店を計画しています。2020年3月期に全211拠点を目指します。

画像出典元:「株式会社LITALICO」決算説明資料・公式HP

 

 

2019年3月期 第3四半期 累積業績(19年2月更新)

  • 売上高:90億9,300万円(前年同期比+18.1%)
  • 営業利益:9億3,700万円(前年同期比+51.6%)
  • 経常利益:9億5,600万円(前年同期比+48.9%)
  • 四半期純利益:6億2,000万円(前年同期比+52.7%)

2019年第3四半期連結累計期間の業績は、前年同期に対し増収増益となりました。これは、LITALICOワークス事業、LITALICOジュニア事業、その他事業すべてにおいて既存拠点及び新規開設拠点が順調に推移したことによるものです。

当第3四半期連結累計期間の新規拠点開設数は、就労移行支援事業6拠点、児童発達支援事業1拠点、放課後等デイサービス事業1拠点、学習教室事業1拠点、その他(LITALICOワンダー事業)3拠点となりました。

株式会社LITALICOライフの事業内容

LITALICOは非連結子会社であった株式会社LITALICOライフを今期より連結の範囲に含めました。

2019年第1四半期より四半期連結財務諸表を作成しているため、2018年の数値及び対前年増減率は記載されていませんが、連結と単体の差は軽微であるため両者を比較した数字を算出しました。

今後の見通し

通期の予想は以下のとおりです。

  • 売上高:122億1,200万円(前期比+17.6%)
  • 営業利益:8億1,600万円(前期比+9.2%)
  • 経常利益:8億3,600万円(前期比+7.6%)
  • 当期純利益:5億7,000万円(前期比+13.9%)

既に経常利益及び純利益においては通期予想を上回る業績となっていますが、下期に新規事業への積極的な投資を実行予定のため業績予想は据え置きされています。

LITALICOの事業内容

LITALICO(りたりこ)の社名の由来は、日本語の"利他"と"利己"を組み合わせた造語です。

「障害のない社会をつくる」というビジョンを掲げ、2008年より就労移行支援事業を、2011年より教育事業を開始し、障害のある当事者に直接届ける店舗サービスを展開し拡大させてきました。その知見を一般教育分野にも応用し、2014年にはIT×ものづくり教室を開始しました。

現在、店舗サービスとしては「LITALICOワークス」「LITALICOジュニア」「LITALICOワンダー」を展開しており、2018年には事業拠点数が173拠点となっています。

1

LITALICOワークス(就労支援サービス)

LITALICOワークスは、働くことに困難のある方向けの就労支援サービスです。

 

身体障害・知的障害・精神障害のある方に限らず、発達障害や難病のある方など幅広い方に利用いただける環境を整えています。

 

サービス内容

  • 就職準備
  • 企業インターン
  • 就職活動
  • 職場定着

2018年3月時点で拠点数は66拠点、登録者数は3,685名となっています。2019年には74拠点を目指します。

2

LITALICOジュニア(ソーシャルスキル&学習教室)

LITALICOジュニアは、学ぶことに困難がある子ども向けのオーダーメイド学習教室です。

 

専門の講師がいるため、勉強が苦手なお子さまや、お友達との関わりが苦手なお子さま、自閉症、ダウン症、LD、ADHD、広汎性発達障害などの診断を受けているお子さまも安心して通うことができます。

 

サービス内容

  • 幼稚園・保育園準備コース
  • 小学校準備コース
  • 総合力アップコース
  • 学習コース
  • ソーシャルスキルコース
  • ペアレントトレーニング

児童発達支援や放課後等デイサービスなどの福祉サービスも利用できます。2018年3月時点で拠点数は98拠点、生徒数は8,575名となっています。2019年には拠点数100を目指します。

3

LITALICOワンダー(IT×ものづくり教室)

 

LITALICOワンダーは、子ども・小学生向けのプログラミング教室・ロボット教室です。

 

「考える、つくる、伝える」をテーマに、プログラミングやロボット、3Dプリンターを活用したデジタルファブリケーション、デザインなど、最先端のものづくりを横断的に学ぶことができます。

 

サービス内容

  • ゲーム/アプリプログラミングコース
  • ロボットコース
  • デジタルファブリケーションコース

2018年3月時点で拠点数は9拠点、生徒数は2,200名となっています。2019年には拠点数12を目指します。

 

さらに、2015年にはネット事業を開始し、子育て情報メディア「Conobie」、発達障害ポータルサイト「LITALICO発達ナビ」をリリース。2018年には、働くことに障害のある方の就職情報サイト「LITALICO仕事ナビ」をリリースしました。

今後は、これらの確立されたインターネットプラットフォームを起点にして、障害分野でのトータルソリューションを提供していきます。さらに福祉事業者へのサポートや障害のある子どもの家族のライフプランニングにも挑戦していきます。

画像出典元:「株式会社LITALICO」公式HP

 

 

2019年第2四半期 累積業績(18年11月更新)

  • 売上高:60億円(前年比+20.0%)
  • 営業利益:6億円(前年比+74.8%)
  • 経常利益:6億円(前年比+75.4%)
  • 当期純利益:4億円(前年比+85.3%)

2019年第2四半期連結累計期間は、既存拠点の稼働が順調で大幅な増収増益となりました。

上半期は、就労移行支援事業4拠点、児童発達支援事業1拠点、放課後等デイサービス事業1拠点、その他(LITALICOワンダー事業)3拠点、新規出店をしました。

各セグメントの業績

LITALICOワークス事業、LITALICOジュニア事業、その他事業ともに既存拠点及び新規開設拠点が順調に推移したことにより収益が拡大しました。

障害者雇用義務の対象に精神障害者が加わることになり、障害者雇用率を2018年4月に2.2%、2020年度末までに2.3%への引き上げが決定。

また、公立小中学校のうち「通級指導」の2017年度の設置学校数は昨年対比で15.5%増加し5,283校に、対象者は10万8,946人で過去最高を更新するなど発達障害への社会認知が進んでいます。

このような背景から、障害者就労支援・発達障害児教育はますます需要が拡大していくでしょう。さらに、今後は当事者だけでなく、家族や施設対象のサービスも展開していきます。

画像出典元:「株式会社LITALICO」決算説明会資料

会社概要

会社名 株式会社 LITALICO(LITALICO lnc.)
事業内容 学習塾及び幼児教室の運営事業、児童福祉法に基づく障害児支援事業、障害者総合支援法に基づく就労支援事業、インターネットメディア事業など
所在地 東京都目黒区上目黒2-1-1 中目黒GTタワー15F/16F
設立日 2005年12月26日
代表 長谷川 敦弥
資本金 3億4,899万8,000円

 

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