カルビー株式会社の決算/売上/経常利益を調べ、IR情報を徹底調査

記事更新日: 2019/04/08

執筆: 山中恵子

ポテトチップスの売上15%増!物流費・原材料費高騰で業績を下方修正した「カルビー」の第3四半期決算

2019年3月期 第3四半期 累積業績

  • 売上高:1,870億2,200万円(前年同期比+0.2%)
  • 営業利益:204億4,100万円(前年同期比+6.5%)
  • 経常利益:208億4,000万円(前年同期比+7.3%)
  • 当期純利益:150億1,900万円(前年同期比+14.9%)

2019年第3四半期連結累計期間の業績は、前年同期に対し増収増益となりました。国内事業においてはスナック菓子が、海外事業においてはシリアル食品、スナック菓子が売上を伸ばしました。

国内では、台風による馬鈴しょ不足の影響があった前年同期に対し、ポテトチップスの売上が大きく伸びました。

国内スナック菓子の製品別売上高

利益面では、国内においてはポテトチップスの売上増加と工場稼働率の回復による原価改善が、海外においては北米での廃棄ロス削減と生産性改善による原価低減や、中国向け「フルグラ」の販売拡大が貢献しました。

累計では増益ですが、第3四半期では物流費・原材料費の悪化等のコスト上昇を吸収しきれず減益となりました。

業績予想を下方修正

2019年3月期通期の業績予想を下方修正しました。

  • 売上高:2,490億円(前期比△1.0%)
  • 営業利益:269億円(前期比+0.3%)
  • 経常利益:270億円(前期比+3.1%)
  • 当期純利益:190億円(前期比+9.6%)

大幅な増収を見込んでいた北米やインドネシアでのスナック菓子の販売拡大の進捗が遅れたことや、国内事業において、シリアル食品「フルグラ」の売上の伸び悩みにより、売上高は前回発表予想額を下回る見込みです。

加えて、物流費の上昇、食油や包材等の原材料価格高騰によるコスト上昇を踏まえ、営業利益、経常利益に関しても下方修正しました。

当期純利益は、第2四半期において連結子会社の全株式譲渡による特別利益を計上したこと等により、変更はありません。

カルビーの事業内容

ご存じのとおり、カルビーは国内外でスナック菓子、シリアル食品等の製造・販売を行っています。

国内のスナック菓子市場では圧倒的なシェアを誇っており、さらなる国内マーケットシェア拡大を目指しています。

1

食品製造販売事業

(国内食品製造販売事業)

  • 国内スナック菓子
  • 国内シリアル食品
  • 国内その他食品

(海外食品製造販売事業)

  • 海外スナック菓子
  • 海外シリアル食品

北米・中華圏(中国、台湾、香港)・韓国・その他アジア(タイ、フィリピン、シンガポール、インドネシア)・オーストラリア・欧州

2

その他事業

物流事業、販売促進ツール関連事業



カルビーのあゆみ

カルビーのルーツは、1949年に広島で設立された松尾糧食工業にあります。その後、1955年に社名を「カルビー製菓」に変更。

カルビーの社名の由来は、カルシウムの「カル」と、ビタミンB1 の「ビー」を組み合わせた造語です。健康に役立つ商品づくりを目指して名づけられました。1973年に本社を東京に移し、社名を「カルビー」に変更。

1964年に「かっぱえびせん」 、1975年に「ポテトチップス(現在のうすしお味)」、1991年「にフルーツグラノーラ」を発売しました。

国内だけにとどまらず、海外への展開も拡大しており、欧州・オーストラリア・アジア広域などへの市場拡大を目指しています。

画像出典元:「カルビー株式会社」決算説明会資料

 

 

2019年第2四半期 連結業績(18年10月更新)

  • 売上高:1,210億6,700万円(前年比+1.9%)
  • 営業利益:117億4,000万円(前年比+13.6%)
  • 経常利益:125億6,000万円(前年比+19.0%)
  • 当期純利益:96億2,800万円(前年比+36.7%)

2019年上半期は、馬鈴しょ(じゃがいも)の確保が需要に追いついたことより増収・増益となりました。国内のスナック事業は計画を上回った一方で、国内のフルグラ事業の需要低迷と北米の不振によって上半期の目標には達成しませんでした。

会社概要

会社名 カルビー株式会社
事業内容 菓子・食品の製造・販売
所在地 東京都千代田区丸の内1-8-3 丸の内トラストタワー本館22階
設立日 1949年4月30日
代表 伊藤 秀二
資本金 120億3,300万円
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