情報キュレーションアプリ『グノシー』やニュース配信アプリ『ニュースパス』などを提供する「Gunosy」の決算を見ていきます。なお、1月14日に公表された決算説明資料に一部誤りがあるとし、翌15日に訂正されています。
2020年5月期第2四半期連結累計期間の業績は、前年同期に対しわずかに増収となったものの、すべての利益項目で大幅な減益となっています。利益はおおよそ9割減となりましたが、上期業績予想どおりに着地。
売上高が微増となったのは、子会社は不調だったものの、単体業績が好調に推移したことによるものです。積極的な広告宣伝への投資が奏功し、「グノシー」「ニュースパス」「LUCRA」といった主要3メディアのMAU(アクティブユーザー数)は順調に成長。なかでも、一時は成長が止まっていた「グノシー」のMAUは、第1四半期に引き続き第2四半期において最高値を更新しています。
結果、Gunosy Adsの売上高は前年同期比で増加。また、アドネットワークも好調に推移し、第2四半期では四半期売上高過去最高を達成しています。
【グラフ】売上高構成
一方、営業利益は、広告宣伝費の積極投入や人件費増が響き、大幅な減益に。上期の広告宣伝費は17.4億円となり、これは過去最高の投資水準とのこと。
上期の売上高は前年同期比で微増となったものの、MAU成長は積極的な広告宣伝費投入によるものであり、また広告単価は下落しています。子会社のゲームエイトは横ばい、広告子会社のdigwell・VIDPOOは伸び悩んでおり、決して順調とは言い難いでしょう。決算発表を受け、株価も急落しています。
下期は、広告主拡充によるマネタイズ強化と、広告宣伝への投資水準のコントロールを行うとしています。また、広告単価の回復に向けてさまざまな施策を行っていくとのことですが、どこまで回復するかは未知数です。
なお、通期の業績予想に変更はありません。前期比で増収減益の見込みです。
Gunosyは2012年、創業者の福島良典氏が東京大学大学院在籍中に設立。グノシーのサービスは、同級生3人で2ヶ月足らずで作り上げたものです。
2013年に広告配信システムを構築し、Gunosy Ads配信を開始。翌2014年にアドネットワークを構築し、サービス提供を開始します。
Gunosy Adsとは、Gunosyが広告主に提供する広告商品のことで、「グノシー」「ニュースパス」「LUCRA」上に掲載。「グノシー」「ニュースパス」「LUCRA」を通じて独自に蓄積されたユーザーデータ(記事閲覧履歴、ユーザーの登録した興味・関心カテゴリ等)を活用し、広告主の商品やサービスとの親和性が高いユーザーに広告配信を行います。
主にCPC課金型又はCPM課金型の課金形態にて提供し、広告主から広告収入を得ています。
スマートフォンに特化したアドネットワーク(複数の広告配信可能なメディアを束ねて広告を一括して配信する仕組み)を構築し、広告主の広告効果を高める広告を配信しています。
2015年に東京証券取引所マザーズ市場に株式上場し、同年、株式会社ゲームエイトを子会社化。2017年に東京証券取引所市場第一部に市場変更。
Gunosyは、インターネット上に存在する膨大な量の情報の中から、ユーザーの興味・関心にあわせてパーソナライズ化された情報を配信する情報キュレーションサービス等のメディアの開発・運営と、これらのメディアを通じたメディア事業を展開しています。
具体的には、情報キュレーションサービス「グノシー」、ニュース配信アプリ「ニュースパス」、女性向け情報アプリ「LUCRA(ルクラ)」、また子会社である株式会社ゲームエイトが運営する総合ゲーム攻略情報メディア「Game8」等、他のメディアの運営を通じた情報配信も行っています。
主な収益源は広告収入です。
主要事業のビジネスモデル
情報キュレーションアプリ
エンタメやスポーツなどの幅広い旬のトピックをまとめて読むことができる無料のニュースアプリ。ネット上のさまざまな情報を独自のアルゴリズムで収集し、評価付けを行い、ユーザーに最適な情報を配信。
KDDI株式会社と共同で提供するニュース配信アプリ
600媒体以上のニュースソースをベースに、新たに開発した情報解析・配信技術を用いて自動的に選定したニュースや情報をユーザーに配信。
女性のためのトレンド情報アプリ
グノシーと同じく独自のアルゴリズムで情報を収集し、ファッションやコスメ、エンターテインメント、恋愛など様々な情報をユーザーに配信。
画像出典元:「株式会社Gunosy」決算説明資料・公式HP
2020年5月期第1四半期の連結業績は、前年同期に対し増収となったものの、大幅な減益となっています。利益は約7割減となっていますが、計画を大幅に上回って推移。
増収となった主な要因は、Gunosy Adsに係る売上高が拡大したことによるものです。アルゴリズムの改善と積極的な広告宣伝活動により、ユーザー獲得が順調に推移。結果、「グノシー」「ニュースパス」「LUCRA」といった主要3メディアのMAU(アクティブユーザー数)が積み上がり、Gunosy Adsに係る売上高は過去最高の四半期売上を達成。
なかでも、「グノシー」のMAUは前年同期比30%増と続伸し最高値を更新。さらに、全体のMAUも前年同期比33%増と過去最高値となっています。なお、「ニュースパス」は1,000万ダウンロード、「LUCRA」は700万ダウンロード突破しています。
【グラフ】アクティブユーザー数(MAU)
アドネットワークの売上高は前年同期比では減少していますが、2019年5月期第3四半期の売上減少から回復基調にあります。
一方、子会社の状況は、digwellとVIDPOOLは苦戦。ゲームエイトは前年同期比では増収となったものの、広告単価の伸び悩みにより前四半期比で減収となっています。秋に大型タイトルリリースが集中するので、ゲーム攻略領域での業績回復を見込んでいます。
【グラフ】売上高構成
営業利益が7割減と大幅な減益となったのは、広告宣伝費の積極投入や人件費が大幅に増加したことによるものです。なかでも広告宣伝費は8.5億円(前年同期は4.9億円)と過去最高の投資水準となっています。
なお、連結子会社であった株式会社LayerXの株式の一部を譲渡したことにより、関係会社株式売却益9,000万円を計上しています。
Gunosyは10月15日、株式会社サニーサイドアップと、デジタルとリアル領域を横断する包括的なコミュニケーションサービスの提供を目的とした合弁会社「株式会社 Grill(グリル)」を設立すると発表。両社共同で、リサーチ事業及び動画などをはじめとするコンテンツ制作事業を行っていくとのこと。設立日は10月25日、事業開始日は11月1日となっています。
サニーサイドアップトップページ
また同日、発行済株式総数(自己株式を除く)の1.82%にあたる43万株、5億円を上限とする自社株買いを実施すると発表したことで株価は急伸しています。
上期は最終赤字の予想でしたが、利益が計画を大きく上回って推移していることから上期の業績を上方修正しています。
売上高に関しては、計画どおりに推移しているため変更はありません。
利益に関しては、主要メディアのアクティブユーザー数が計画を上回って拡大したこと、アドネットワークに係る売上が計画を上回るペースで推移したこと、さらに上期に計画していた一部の広告宣伝費の投資を下期に実施することとした影響により、計画を大きく上回って着地。そのため、上期の業績予想は最終赤字予想から一転、黒字へと上方修正されました。
とはいえ、今期は投資フェーズであるため、上期においても通期においても大幅な減益となる見込みであることには変わりありません。
2019年5月期第3四半期以降、クーポン訴求のための広告宣伝費を積極投入していますが、引き続き積極的な広告宣伝費の投入を継続するとともに足元の子会社の業績を踏まえ、通期の業績予想は据え置きとなっています。
画像出典元:「株式会社Gunosy」決算説明資料
2019年5月期通期の業績は、前期に対し大幅な増収増益となりました。
クーポン訴求によるユーザー獲得、動画など新規コンテンツの拡充、アルゴリズムの改善などにより売上は堅調に推移しました。
広告宣伝費の積極投入により、第4四半期では減益となりましたが、通期では増益を達成。また、連結子会社である株式会社ゲームエイトが連結業績に大きく寄与しました。
なお、保有する投資有価証券の一部を売却したことにより、投資有価証券売却益3億9,100万円を計上しました。
【グラフ】アクティブユーザー数(MAU)
下期よりテレビCM等のプロモーション施策を積極的に展開したことにより、横ばいだった「グノシー」のMAUが再成長に転じ、第4四半期において過去最高値を達成。「ニュースパス」と「LUCRA(ルクラ)」も堅調に拡大しました。
「グノシー」及び「ニュースパス」「LUCRA」合計の国内累計DL数は4,598万DLとなり、前期末比で1,244万DLの増加となりました。ひとえにクーポン効果と言えるでしょう。
【グラフ】売上高構成比
さまざな施策により、アクティブユーザー数が順調に積み上がり、第4四半期では過去最高の四半期売上を達成しました。具体的な施策としては、「グノシー」「ニュースパス」「LUCRA」におけるクーポンタブの追加や0円クーポンキャンペーンの実施。
また、スポーツ情報配信に特化した「グノスポ」、クーポン情報配信に特化した「オトクル」をリリースし、グノシーブランドを基盤とした情報配信の多角化を推進しました。
さらに、広告主の新たなニーズにこたえるべく新たな商品開発にも注力しました。
既存メディアの広告在庫拡大に伴い、アドネットワークに係る売上高が順調に伸長しました。
【グラフ】アドネットワークの状況
広告市場環境の変化の影響が落ち着き、広告表示単価(CPM)は底打ちに。広告在庫(imp)は第3四半期の季節要因による減少から回復し、第4四半期では過去最高を記録しました。
連結子会社である株式会社ゲームエイトは順調に伸長しました。
第4四半期においては、市場環境に起因するPVと広告単価の伸び悩みに加え、複数の新規事業進出のための戦略的投資により、前四半期対比で減収減益となりました。
【グラフ】売上高・営業利益推移(単体)
今後は、ゲーム攻略コンテンツ以外も積極的に展開していくとのことです。
2020年5月期は、前期に対し増収減益となる見込みです。
2020年5月期は「成長加速のための投資フェーズ」とし、引き続き基幹事業である「グノシー」を中心にテレビCMやインターネット広告を活用し、積極的な広告宣伝への投資を実施予定。
そのため、営業利益・経常利益は約6割減と大幅な減益となる見込みです。
投下額は2020年5月期に38.8億円まで拡大予定。2021年5月期には2019年5月期に近い水準に戻す計画となっています。
グノシーは7月12日、ブロックチェーンの研究開発を行う連結子会社、株式会社 LayerX (レイヤーエックス)の株式の一部(45%)を、取締役ファウンダーであり、同連結子会社の代表取締役社長である福島良典氏に譲渡すると発表。
同日、AnyPay株式会社も、保有するLayerXの株式全て(50%)を福島氏に譲渡すると発表。株式譲渡が完了すると、福島氏が95%、グノシーが5%株式を保有することになり、連結子会社から外れます。
株式会社 LayerX 公式HP
MBO(経営陣買収)は福島氏からの申し出によるもので、これにより機動的かつ自由度の高い意思決定が可能になるとのこと。福島氏はグノシーの取締役を退任し、特別技術顧問に改めて就任予定。今後は、ブロックチェーン事業に注力すると見られます。
なお、2020年5月期の業績に与える影響は現在精査中のため、業績予想には反映されていません。
画像出典元:「株式会社Gunosy」決算説明資料・公式HP
2019年5月期 第3四半期連結累計期間の業績は、前年同期に対し大幅な増収増益となりました。
「グノシー」のアクティブユーザーは近年横ばいが続いていましたが、アルゴリズムの改善とクーポンを使っての訴求によりアクティブユーザーが増加しました。「ニュースパス」 「LUCRA」も堅調に推移し、その結果Gunosy Adsの売上が拡大しました。
子会社のゲームエイトも好調で、売上、営業利益ともに過去最高を更新しました。
【グラフ】売上高構成
一方、ADNW(アドネットワーク)においては、第2四半期半ばから始まった広告市場環境の変化によりインプレッションが低下し、CPM(Cost Per Milleの略:広告1,000回表示あたりの単価)も低下。第3四半期ではCPMが前年同期比△3%となり、売上も減少しました。
「健⾷」「美容」を中心に影響があり、「アプリ」「金融」などでは影響軽微のため、広告主の割合が一部変化しました。
【グラフ】アドネットワーク(ADNW)の状況
費用面では、ADNW売上減に伴い、アドネットワーク原価が減少しましたが、クーポン訴求のための広告宣伝費を約3億円追加投入したため大幅増となりました。
広告宣伝費追加投入により、通期の業績を下方修正しました。
2021年5月期の大幅な増収増益を見据え、本四半期より約1年間を戦略的投資の期間と位置付け、広告宣伝を積極的に活用した、既存/新規アプリへの積極投資を実施しています。
画像出典元:「株式会社Gunosy 」決算説明資料
2019年第2四半期連結累計期間の業績は、前年同期に対し大幅な増収増益となりました。ニュースパス、LUCRA(ルクラ)、ADNW(アドネットワーク)、⼦会社は全て期待を上回る成⻑となりました。一方、主力のグノシーは横ばいとなりました。
連結子会社である株式会社ゲームエイト及び株式会社digwellの業績は順調に伸長し、とりわけ株式会社ゲームエイトが連結業績に大きく寄与。その他、保有する投資有価証券の一部を売却したことにより、投資有価証券売却益3億9,100万円を計上しました。
費用面では広告宣伝費10億3,200万円を計上したほか、売上⾼の増加に伴う変動費(ADNW原価、KDDI(株)に対するレベニューシェア費⽤)の増加がありましたが、営業利益率は20.2%と好調です。
第2四半期単体の売上⾼は38億4,000万円となり、13四半期連続過去最⾼を更新しました。営業利益は7億3,100万円となり、広告宣伝費の1億円弱積増しにより過去最高益を達した第1四半期の7億9,200万円から減少となりましたが、前四半期に次ぐ⾼さとなりました。
当第2四半期連結累計期間の売上高は、Gunosy Ads(グノシー・ニュースパス・LUCRAの合計)が38億2,900万円、ADNWが28億8,200万円となりました。
Gunosy AdsとADNWが売上を牽引していますが、四半期ごとではADNWが過去最⾼を更新する一方でGunosy Adsは対前四半期では微減となりました。
総合ゲーム攻略プラットフォームのゲームエイト(Game8)は引き続き堅調に推移しました。
累計ダウンロード数の推移
アクティブユーザー数の推移
当第2四半期連結累計期間末においてグノシー・ニュースパス・LUCRA合計の国内累計DL数は3,926万DLとなり、前連結会計年度末比で572万DLの増加となりました。広告宣伝費を積み増したグノシーの獲得が好調で、CPI(1ユーザーあたりの獲得単価)は安価に抑えられています。
一方、アクティブユーザー数はニュースパス・LUCRAは年々増加していますが、グノシーのアクティブユーザー数はここ2年横ばいで成長が見られません。
グノシーは総合インターネット企業を目指し、「メディア」「広告」「ブロックチェーン」「投資」の4つの領域を事業ドメインと新たに定義し、それに伴い、株式会社VIDPOOL、株式会社LayerX及びシンガポールにGunosyCapital Pte. Ltd.を設立しました。
グノシーにおいては、グノシーのバーティカルアプリ切り出し第一弾として、スポーツに特化した情報を提供するために、グノシースポーツ(グノスポ)をリリースしました。クーポンや動画配信の拡充にも努めていく予定です。
ゲームエイトにおいては、ゲーム攻略コンテンツ以外にも積極的に展開していく予定です。
成果報酬型広告の受注が好調に推移し、⼦会社digwellは順調に成⻑しています。
既存の運⽤型広告では新たな⾃動⼊札機能をリリースし、顧客層の拡⼤を図ります。また、クーポンやライブなどの新しいコンテンツと連動した広告も開始します。
⽇本マイクロソフトとのBaaSでの協業により、コンサルティング・技術⽀援の展開拡⼤を進めていきます。
第⼀号案件として、インドのオンラインレンタカー最⼤⼿のZoomcarに出資しました。
今後も引き続き既存サービスのユーザー規模拡大を目指すとともに、アクティブユーザー数増加のための新たなコンテンツの展開及びアルゴリズムの精度向上に努めます。また、広告主のニーズをとらえた商品開発を進めるなど、収益向上を目指します。
画像出典元:「Gunosy」決算説明資料・中長期ビジョン共有
< サマリー >
2019年第1四半期の業績はニュースパスやLUCRA、ADNW(アドネットワーク)、⼦会社が堅調に成長したため、期待値を上回っての着地となりました。
Gunosyの事業は情報キュレーションサービスの「Gunosy」やスポーツ、エンタメ、政治や経済を扱う「ニュースパス」、ファッションやメイク、恋愛、子育て、料理レシピを扱う「LUCRA」があり、この3つをGunosy Adsと呼んでいます。
また、ADNW(アドネットワーク)はGunosyへの広告配信に加え、外部のパートナーメディアへ広告配信ができるサービスです。約600のメディアに導入されているため、広告主は効率的にユーザーにアタックできます。
ADNWのイメージ図
売上構成比を見てみると、Gunosy・ニュースパス・LUCRAのアプリ合計の「Gunosy Ads」が1番、ADNWが2番目となっています。2016年1Qから順調に売上を伸ばしていることが分かります。
広告宣伝費を3億円削減したことによりアプリ「Gunosy」の1日あたりのアクティブユーザー(DAU)が減少することを見込んでいましたが、比較的安定しています。
DAUに関しては、ニュースパス、LUCRAの成長が著しいです。
2019年1QのADNWの売上成長率は172%で推移。この理由は主に2つあります。
大口広告主の獲得
2019年1Qは顧客単価向上を狙って既存⼤⼝広告主にアプローチをしたため、広告主数が減少。その代わり単価が向上したことにより売上成長に繋がりました。
アルゴリズムの変更
アルゴリズムを大幅に変更したことで広告1,000回表示あたりの単価が向上し、売上が成長しました。
Gunosyは共同研究を行なっていたツクルバとブロックチェーンを活⽤したマーケットプレイスを創造するプロジェクト「Cryptorealty」に参画しました。「Cryptorealty」はブロックチェーン技術を活⽤した東南アジア地域を対象とするマーケットプレイスを創造するプロジェクトです。
2018年通期決算は
となりました。投資有価証券の評価損7.6億円の影響もあり、当期純利益は前期より6億2,500万円減少しています。
2019年通期業績予想は1Qの業績が好調であったこと、Q2の投資有価証券売却⾒込みを反映して上方修正しました。
Q2以降は新規メディアに先行投資をすると見られるので、今後は下方修正する可能性もありそうです。
今回注目したいポイントは経営体制の変更です。
Gunosyの代表取締役である福島良典氏は、株式会社LayerXの代表取締役に就任します。LayerXはブロックチェーン事業を担う会社で、GunosyとAnypayの共同出資で設立した合弁会社です。
ブロックチェーン事業に関しては、GunosyのCTOである松本勇気氏の講演でもかなり専門的な内容まで踏み込んでおり、今後は本格的に事業化を進めると考えられます。
長期的にはトークン開発やICOコンサルにとどまらず、ブロックチェーン技術を応用したサービスの提供なども行う可能性があります。
Gunosyは2018年9月に新規事業としてCVCを設立し、CEOにはGunosy元代表取締役の木村新司氏が就任しました。
投資対象とする領域は、ブロックチェーンやシェアリングエコノミー、AIなどの今後の成⻑が期待できる領域で、2018年10月10日にはインドのオンラインレンタカー事業「Zoomcar」に出資しました。今後はインド以外のスタートアップにも出資をすると発表しているので、これからの展開にも注目していきたいです。
画像出典元:「Gunosy」決算説明会資料
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