共栄セキュリティーサービス株式会社の決算/売上/経常利益を調べ、IR情報を徹底調査

記事更新日: 2019/08/31

執筆: 山中恵子

高まる警備需要を背景に業績・株価ともに堅調に推移する「共栄セキュリティーサービス」の第1四半期決算

2020年3月期 第1四半期 累積業績

  • 売上高:15億5,600万円
  • 営業利益:1億1,300万円
  • 経常利益:1億3,000万円
  • 四半期純利益:8,600万円

警備業を行う「共栄セキュリティーサービス」の決算を見ていきます。

2020年3月期第1四半期の連結業績は、売上高が15億5,600万円、最終利益は8,600万円となっています。計画に対する進捗率は、売上高24.0%、営業利益23.9%、経常利益25.7%、純利益26.7%と概ね計画通りに進捗しています。

主力業務である施設警備において、新規契約の開始によって着実に案件を積み上げています。また、6月には20カ国・地域(G20)首脳会議での警備強化に伴い、電車内やホームのパトロールを行う鉄道警備隊による臨時警備が好調に推移。

一方、人手不足に対する施策としては、女性やアクティブシニアの活用、社員寮の新設など、採用強化及び定着率上昇に取り組み、警備員採用活動は堅調に推移しています。

共栄セキュリティーサービスの株価推移画像出典元:Yahoo!ファイナンス

株価は6月以降、上昇トレンドに。6月には20カ国・地域(G20)首脳会議が行われ、9月にはラグビーW杯が、2020年には東京五輪・パラリンピックが開催されます。高まる警備需要を背景に、今後も業績・株価ともに堅調に推移すると思われます。

なお、通期の業績予想に変更はありません。売上・利益ともに過去最高となる見込みです。

共栄セキュリティーサービスとは

共栄セキュリティーサービスは、交通誘導警備業務を事業目的として1985年に設立されました。2000年に施設警備を開始、2002年にボディーガード(身辺警護)の提供を開始。

2015年に株式会社道都警備を完全子会社化し、2019年に東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場

警備ネットワークは首都圏だけでなく、関西・東海、東北、北海道と広域エリアをカバー。8月には水戸営業所を開設し、グループ18拠点に。

事業内容

グループは、共栄セキュリティーサービスと、連結子会社の道都警備、持分法適用関連会社のCSPパーキングサポートの計3社で構成され、ストック型ビジネスが中心の施設警備を主力とした事業を展開しています。

警備事業の単一セグメントですが、分野別に3つに区分されています。

1

施設・巡回警備分野

  • 施設警備
  • レセプション・コンシェルジュ
  • 駐車場警備
  • 空港消防業務
2

雑踏・交通誘導警備分野

  • 交通誘導警備
  • イベント警備
  • ハイウェイ・セキュリティー
3

その他

  • ボディーガード
  • 駐車場運営管理
  • マンション代行管理
  • 建物・設備管理

画像出典元:「共栄セキュリティーサービス株式会社」決算説明資料

 

 

2019年3月期 通期決算(19年7月更新)

  • 売上高:56億8,200万円(前期比+6.3%)
  • 営業利益:4億300万円(前期比+32.2%)
  • 経常利益:4億2,600万円(前期比+9.7%)
  • 当期純利益:2億7,700万円(前期比+6.5%)

2019年3月18日に東京証券取引所JASDAQスタンダード市場へ新規上場した、施設警備、交通誘導警備を行う「共栄セキュリティーサービス」の決算を見ていきます。

なお、警備業界として17年ぶり、8社目となる新規上場です。

2019年3月期通期の業績は、前期に対し増収増益、売上・利益ともに過去最高を達成しています。背景には、防犯・防災意識の高まりがあります。

【グラフ】分野別売上高

分野別では、施設・巡回警備分野が前期比7.5%増と伸びています。特に注力したのが、新幹線列車内の警戒警備と西日本豪雨時における鉄道施設内外の案内および安全確保の警備です。

2018年6月、走行中の東海道新幹線の車内で無差別の殺傷事件が起きたことを受け、主に関西方面において新幹線列車内の警戒警備を実施。

2018年6月〜7月の西日本豪雨時には公共交通機関が寸断された影響により、広島県と岡山県内において鉄道施設内外の案内および安全確保の警備を実施。

このように、社会的意義が大きく緊急性が高い施設・巡回警備分野の案件に注力した関係で、雑踏・交通誘導警備分野は若干の減収となっています。

2020年3月期の業績予想

2020年3月期の業績は、高まる警備需要を背景に売上・利益ともに10%超の増収増益を見込んでいます。

  • 売上高:64億9,400万円(前期比+14.3%)
  • 営業利益:4億7,200万円(前期比+17.0%)
  • 経常利益:5億600万円(前期比+18.6%)
  • 当期純利益:3億2,200万円(前期比+16.2%)

2019年、2020年は大型イベントが続きます。

2019年6月には主要20カ国・地域首脳会議(G20サミット)がありました。9月にはラグビーW杯が、2020年には東京五輪・パラリンピックが開催されます。

警備業界としては大型案件が続きますが、一方で人手不足は深刻です。今後は、人員確保と離職率低下への取り組みが鍵となるでしょう。

画像出典元:「共栄セキュリティーサービス株式会社」決算説明資料

 

 

第34期決算公告(19年2月更新)

  • 当期純利益:2億4,380万円
  • 利益剰余金:22億655万円

共栄セキュリティーサービス株式会社は警備に関する多くの事業を行っています。

ジャスダックに上場に

2019年2月12日、東京証券取引所により新規上場が承認されました。
3月18日にジャスダック証券取引所に上場する予定です。

出典:公式HP

会社概要

会社名 共栄セキュリティーサービス株式会社
事業内容 施設警備、雑踏・交通誘導警備を中心とした警備業
所在地 東京都千代田区九段南1丁目6番17号 千代田会館
設立日 1985年5月
代表 我妻 文男
資本金 5,000万円

 

 

 

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