となっております。
画像出典元:「共栄セキュリティーサービス株式会社」決算説明資料
警備業を展開する「共栄セキュリティーサービス」の中間決算を見ていきます。
2020年3月期第2四半期連結累計期間の業績は、売上高が31億3,700万円、最終利益が1億4,800万円となっています。通期予想に対する進捗率は、売上高48.3%、営業利益41.3%、経常利益44.9%、純利益46.2%と概ね計画通りに進捗。
8月には水戸営業所を開設し重要施設における施設警備を受注したほか、学校施設や医療施設等の施設警備を受注するなど施設警備の新規案件受注が堅調に推移しています。
一方、第2四半期では募集採用や、営業所開設・移転に伴うコストが増加し、営業利益は前四半期比では減益となっています。
共栄セキュリティーサービスは、オリンピックなどの国際競技大会の開催を控えた需要増加や施設警備の新規案件受注を想定し、積極的な採用活動を実施しており、上期の従業員数は1,809名(契約社員等は期中平均人員数)に。人員採用の進捗は計画を上回る勢いです。
【グラフ】従業員数推移
なお、通期の業績予想に変更はありません。第3四半期以降の受注も順調に積み上がっているとのことで、計画通り前期に対し2桁増収増益となる見込み。株価も堅調です。
将来的には1万人の隊員数を目指している共栄セキュリティーサービス、しばらく成長が続きそうです。
画像出典元:「共栄セキュリティーサービス」決算説明資料
2020年3月期第1四半期の連結業績は、売上高が15億5,600万円、最終利益は8,600万円となっています。計画に対する進捗率は、売上高24.0%、営業利益23.9%、経常利益25.7%、純利益26.7%と概ね計画通りに進捗しています。
主力業務である施設警備において、新規契約の開始によって着実に案件を積み上げています。また、6月には20カ国・地域(G20)首脳会議での警備強化に伴い、電車内やホームのパトロールを行う鉄道警備隊による臨時警備が好調に推移。
一方、人手不足に対する施策としては、女性やアクティブシニアの活用、社員寮の新設など、採用強化及び定着率上昇に取り組み、警備員採用活動は堅調に推移しています。
共栄セキュリティーサービスの株価推移画像出典元:Yahoo!ファイナンス
株価は6月以降、上昇トレンドに。6月には20カ国・地域(G20)首脳会議が行われ、9月にはラグビーW杯が、2020年には東京五輪・パラリンピックが開催されます。高まる警備需要を背景に、今後も業績・株価ともに堅調に推移すると思われます。
なお、通期の業績予想に変更はありません。売上・利益ともに過去最高となる見込みです。
共栄セキュリティーサービスは、交通誘導警備業務を事業目的として1985年に設立されました。2000年に施設警備を開始、2002年にボディーガード(身辺警護)の提供を開始。
2015年に株式会社道都警備を完全子会社化し、2019年に東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場。
警備ネットワークは首都圏だけでなく、関西・東海、東北、北海道と広域エリアをカバー。8月には水戸営業所を開設し、グループ18拠点に。
グループは、共栄セキュリティーサービスと、連結子会社の道都警備、持分法適用関連会社のCSPパーキングサポートの計3社で構成され、ストック型ビジネスが中心の施設警備を主力とした事業を展開しています。
警備事業の単一セグメントですが、分野別に3つに区分されています。
画像出典元:「共栄セキュリティーサービス株式会社」決算説明資料
2019年3月18日に東京証券取引所JASDAQスタンダード市場へ新規上場した、施設警備、交通誘導警備を行う「共栄セキュリティーサービス」の決算を見ていきます。
なお、警備業界として17年ぶり、8社目となる新規上場です。
2019年3月期通期の業績は、前期に対し増収増益、売上・利益ともに過去最高を達成しています。背景には、防犯・防災意識の高まりがあります。
【グラフ】分野別売上高
分野別では、施設・巡回警備分野が前期比7.5%増と伸びています。特に注力したのが、新幹線列車内の警戒警備と西日本豪雨時における鉄道施設内外の案内および安全確保の警備です。
2018年6月、走行中の東海道新幹線の車内で無差別の殺傷事件が起きたことを受け、主に関西方面において新幹線列車内の警戒警備を実施。2018年6月〜7月の西日本豪雨時には公共交通機関が寸断された影響により、広島県と岡山県内において鉄道施設内外の案内および安全確保の警備を実施。
このように、社会的意義が大きく緊急性が高い施設・巡回警備分野の案件に注力した関係で、雑踏・交通誘導警備分野は若干の減収となっています。
2020年3月期の業績は、高まる警備需要を背景に売上・利益ともに10%超の増収増益を見込んでいます。
2019年、2020年は大型イベントが続きます。2019年6月には主要20カ国・地域首脳会議(G20サミット)がありました。9月にはラグビーW杯が、2020年には東京五輪・パラリンピックが開催されます。
警備業界としては大型案件が続きますが、一方で人手不足は深刻です。今後は、人員確保と離職率低下への取り組みが鍵となるでしょう。
画像出典元:「共栄セキュリティーサービス株式会社」決算説明資料
共栄セキュリティーサービス株式会社は警備に関する多くの事業を行っています。
2019年2月12日、東京証券取引所により新規上場が承認されました。
3月18日にジャスダック証券取引所に上場する予定です。
出典:公式HP
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