株式会社SmartHR(スマートHR)の決算/売上/経常利益を調べ、世間の評判を徹底調査

執筆: 山中勝輝

毎月1,000社以上が導入!クラウド型人事労務システムで注目の「SmartHR」の第5期決算

第5期決算公告

SmartHRの業績推移

決算期
(千円)
16/12
(第4期)
17/12
(第5期)
当期純利益 △70,649 △477,157
利益剰余金 △86,506 △563,664

第5期目の当期純利益は4億7,715万円の最終赤字となりました。

SmartHRは社会保険や雇用契約書など、紙媒体が中心のやりとりをITで効率化するクラウド型人事労務システムを運営しています。導入企業はリリースから約2年10ヶ月で1万6000社を超え、毎月1,000社ペースで増えています。

画像出典元:「SmartHR」公式HP

導入企業数が順調に増加する一方で、赤字額が前期より4億650万円増えている点については、SmartHRがサービス拡大に注力しているためと考えられます。2018年1月時点では、直近の月次売上高は前年同月の6倍のペースで増えていると発表しているので、黒字化もそう遠くはないでしょう。

2018年1月に総額15億円を調達

SmartHRは2018年11月に500スタートアップスなどから総額15億円の資金調達を実施しました。調達資金の使い道としては、

  • 1.サービスの新機能追加
  • 2.CMなどの広告宣伝費


に充てると発表しています。

新機能については、LINEのチャットボットで年末調整を行ったり、給与明細をLINEで発行できる機能を来年を目処に追加すると、2018年9月12日に行われたTechCrunch Japanで代表の宮田昇始氏が発表を行いました。

また、SmartHRは2018年10月15日からテレビCMの放映を開始。年末調整で煩雑な作業を簡略化できることをアピールし、顧客獲得狙います。

どちらの動きも第6期目の決算に影響するので、2018年の決算発表にも注目していきたいです。

会社概要

会社名 株式会社SmartHR
事業内容 SmartHR の企画・開発・運営・販売
所在地 東京都 千代田区 麹町2-1 PMO半蔵門 9F
設立日 2013年1月
代表 宮田昇始
資本金 4億9054万円

 

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