TOP > SaaS > マーケティング > SNSマーケティング > 【最新版】Twitter(X)アルゴリズムを攻略する方法と4つのコツを解説!
Twitter(X)でSNS運用をするなら、Twitter(X)アルゴリズムの理解と攻略が必須です。
Twitter(X)アルゴリズムにしたがって、タイムラインに表示されるすべてのポスト(投稿)が決定されているからです。
本記事では、Twitter(X)の仕組みや特徴・攻略のコツ・注意点などを解説します。
このページの目次
Twitter(X)アルゴリズムとは、ユーザーが興味・関心を示すと予想されるポスト(投稿)をタイムラインに優先的に表示させる仕組みを意味します。
過去の閲覧履歴やいいね・リプライといったエンゲージメントや交流の多い相手などをもとにTwitter(X)画面を開くたびに表示されるポストが変化します。
Twitter(X)でSNSマーケティングを成功させるには、Twitter(X)アルゴリズムの仕組みを理解して、一人でも多くのフォロワーや潜在顧客に有効なアプローチをしていく必要があります。
Twitter(X)アルゴリズムの具体的な仕組みについて解説しましょう。
Twitter(X)アルゴリズムによってタイムラインに表示されるツイート(ポスト)を選択するプロセスには、「候補ソーシングの選出」や「ランク付け」などがあります。
「候補ソーシングの選出」とは、数ある推奨ソースの中から最適と思われるツイートを選び出すことを意味します。
候補ソーシングは、基本的にフォロー中の750のユーザーと、現在フォローしていないユーザー750の合計1,500のツイート(ポスト)が対象となります。
中にはこの比率が1:1ではないケースもあります。
これらが選出される基準には、「リアルグラフ」と「ソーシャルグラフおよび埋め込みスペース」の2つがあります。
リアルグラフは、ユーザー間のエンゲージメントの可能性を数値予測し、数値が高いものから優先的に選出されます。
ソーシャルグラフは、ユーザーとのエンゲージメント傾向が強いツイート(ポスト)に似たものを見つけることを意味し、全タイムラインの約15%を占めるとされています。
埋め込みスペースとは、ユーザーごとのツイート(ポスト)や関心ごとを数値化し、「ユーザー」「ツイート(ポスト)」および「ユーザーとツイート(ポスト)のペア」の類似性を測定してタイムラインに表示します。
全部で145,000のコミュニティが存在し、ユーザーはそのいずれか(複数の場合も)に属し、その中で評価が高まると表示される可能性がアップします。
例えば、日本国内でのキャンプ好きなユーザーがいる場合、国内キャンプに関連したツイート(ポスト)の中で人気のものが、同コミュニティ内のユーザーのタイムラインに選出されるという具合です。
候補ソーシングによって1,500のツイート(ポスト)が選出されますが、これを対象となるすべてのユーザーに同じ順番で表示しても、それぞれの興味を有効に引きつけるのは難しいでしょう。
そこで、Twitter(X)アルゴリズムは、1,500のツイート(ポスト)をランク付けし、各ユーザーに応じて優先順位を決定します。
具体的には、以下の表のように「いいね」や「リプライ」といったアクションを点数化し、ニューラルネットワークという仕組みによってランキングを決定しています。
ランクアップにつながるアクション | 点数 |
いいね | 0.5 |
リツイート(リポスト) | 1 |
リプライ | 27 |
ツイート(ポスト)をタップしてからの「いいね」・リプライ | 11 |
ツイート(ポスト)をタップ後に2分以上滞在する | 10 |
プロフィール確認後にツイート(ポスト)に「いいね」・リプライ | 12 |
ツイート(ポスト)へのリプライにエンゲージする | 75 |
ランクダウンにつながるアクション | 点数 |
表示回数を減らす・ミュートやブロックするなどのネガティブアクション | -74 |
ツイート(ポスト)を報告 | -369 |
Twitter(X)アルゴリズムには、以下の4つの重要な特徴があります。
Twitter(X)アルゴリズムでは、投稿頻度が高い方が優遇される傾向にあります。
新鮮な情報が配信されている方が、ユーザーの利益に寄与するとの判断からです。
Twitter(X)は、SNSとしてユーザー同士の活発な交流を後押しし、多くの新たなトレンドを発信することに重きを置いています。
最後の投稿以来、数週間、数ヶ月と更新されていないよりは、毎日、あるいは1日に複数回投稿されているアカウントの方が優先されやすいため、有利です。
ツイート(ポスト)した直後のエンゲージメントも重要視されます。
Twitter(X)におけるエンゲージメントとは、「いいね」「リプライ」「リツート(リポスト)」などのアクションの数です。
同じコミュニティやほかのユーザーにとって有益で興味関心を強く引く投稿は、エンゲージメントまでの時間が短くなります。
つまり、ツイート(ポスト)直後のエンゲージメントは、価値ある情報を配信し、ユーザー間で活発な交流を促していると評価されるのです。
フォロー数よりフォロワー数が多いのは、ほかのユーザーからの人気や、関心をもたれている証拠として高く評価されます。
逆に数多くフォローしていながら、圧倒的にフォロワーが少ないとすると、人気や魅力がないと見なされます。
ここで大切なのは、必ずしもフォロー数やフォロワー数の絶対数ではないということです。
この場合、フォロワー数は同じ「500」ですが、その意味合いはまったく異なります。
フォロー数に対してフォロワーが多いというのは、ほかのユーザーからの反応が良好で、エンゲージメントが活発に行われていると推測できるのです。
Twitter(X)が、アカウントを審査のうえ、本物であることを証明する「Twitter Blue(X Premium)バッジ」があるかどうかもアルゴリズムの重要な要素になります。
認証には、過去30日間にわたってアクティブであることや虚偽情報やスパム行為がないなどの条件をクリアしなければなりません。
投稿に公益性があればユーザーの利益になりますし、Twitter(X)のSNSとしての存在価値を高めるので優遇されるのです。
Twitter(X)アルゴリズムを攻略してSNS運用を成功させるコツには、以下の4つが有効です。
Twitter(X)アルゴリズムを攻略するには、ユーザー間での活発なコミュニケーションを促すことが大切です。
積極的にフォローやコメント、リプライすると関連性の高さが評価されるため、タイムラインに表示されやすくなります。
フォロワーやときにはフォロワーでないユーザーを上記のような手法で巻き込むと、価値の高いツイート(ポスト)と見なされる確率が高まります。
フォローやコメントだけではこちらからの一方通行で終わる可能性があります。
しかし、つい回答したくなるクイズを用意したり、笑えるエピソードやあるあるを返信したくなる仕組みを入れておくと、さらにユーザー間のコミュニケーションが活発になります。
Twitter(X)で人気のキャンペーンに参加したり、投票形式にしたりするのも効果的でしょう。
画像や動画を積極的に投稿するのもTwitter(X)アルゴリズムの攻略に有効です。
テキストだけの投稿よりも画像や動画があるとユーザーの目を引きやすくなるうえ、滞在時間が長くなるため、Twitter(X)にとっても大きなメリットになります。
アニメーションや図解付きの解説画像でもよいでしょう。
Twitter(X)に組み込まれている音声発信ツール「スペース」の利用も有効です。
フォロワーと直接会話ができ、ツイート(ホスト)同様に公開されているので、だれでもその内容を視聴できます。
そのため、あまり絡みがなく関係性が薄いユーザーの目にも止まりやすくなるでしょう。
また、ユーザーならだれでも無料で使えるTwitter(X)アナリティクスという分析ツールを利用するのもおすすめです。
フォロワー数やツイート(ポスト)数に加え、総インプレッション数やプロフィールへのアクセス数、@ツイート(ポスト)数などが確認できます。
もっともインプレッション数の多かったツイート(ポスト)や@ツイート(ポスト)、また動画の再生回数や再生時間、何%まで再生されたかなどもチェックできるため、投稿の見直しやアップデートに活用できます。
Twitter(X)アルゴリズムでは、ランクダウンやネガティブな評価につながるポイントがあるので注意が必要です。
外部URLを貼った投稿は、Twitter(X)アルゴリズムによってインプレッション数を下げられるので要注意です。
ユーザーを外部サイトに誘導すると、エンゲージメントの機会が減るうえ、滞在時間が短縮されてしまうからです。
何度も繰り返したり、悪意あるサイトへの誘導はアカウント停止といった厳しいペナルティを科されるリスクもあるので、くれぐれも気を付ける必要があります。
ツイート(ポスト)がブロックやミュートされた場合、「いいね」に比べると148倍のマイナス評価がつけられてしまいます。
ブロックやミュートは、悪意あるユーザーの嫌がらせの場合もあるので一概に咎められるとも限りません。
しかし、正当にSNS運用するなら、Twitter(X)の民度を下げない品位を保った投稿を心掛けなければなりません。
差別発言などによってツイート(ポスト)を報告されても、「いいね」の738倍のマイナス評価が与えられます。
フォロワーが少ないうちは影響も限定的かもしれません。
しかし、フォロワーが増加してからの炎上は取り返しがつかなくなる恐れがあるので、十分に慎みましょう。
Twitter(X)アルゴリズムを活用したツイート(ポスト)事例を3つ紹介しましょう。
日本サブウェイ合同会社が展開する サンドイッチ・チェーンのサブウェイでは、「話せる公式『サブウェイ』」とうたって、アルゴリズムが重視する「フォロワーのツイート(ポスト)に『返信』する」というスタイルでTwitter(X)運用を行っています。
ほとんどの返信を1時間以内に行っているため、フォロワーとの距離が縮まり拡散効果も高まると考えられます。
2文字の言葉を答えるクイズに応募したユーザーの中から20名にバナナをプレゼントするという株式会社スミフルジャパンのバナナの王様 甘熟王のTwitter(X)です。
ポイントは、動画内にヒントを入れている点で、しかもそのヒント(実際には答えですが)が表示されるのは動画が残り2秒になったあたりからです。
これにより、ユーザーを巻き込むだけでなく、滞在時間を稼げます。
株式会社ペッパーフードサービスが運営するステーキ専門店のいきなり!ステーキとVチューバーのコラボ例です。
ステーキ専門店のアカウントをフォローし、指定期間内にリツイート(リポスト)すると、抽選でコラボ限定描き下ろしクッションが50名に当たるという企画です。
フォロワーを増やすと同時に、ユーザーを巻き込むイベント性も加味されています。
2023年3月31日、当時のCEOであったイーロン・マスク氏はTwitter(X)アルゴリズムを公開しました。
これにより、それまでの旧Twitterのアルゴリズムが変更されたことが明らかになったのです。
その目的として以下のような点が挙げられます。
参考:X Engineering
Twitter(X)でSNS運用を成功させるには、Twitter(X)アルゴリズムを理解したうえで、的を射た攻略を行う必要があります。
具体的には、フォロワーどうしのコミュニケーションを重視したり、フォロワーをうまく巻き込んだり、新機能を有効活用するといった施策がおすすめです。
また、Twitter(X)アルゴリズムからマイナス評価される外部URLの貼付やブロックなどには十分に注意しなければなりません。
Twitter(X)アルゴリズムをうまく味方につけて、エンゲージメント向上に努めましょう。
画像出典元:Pixabay
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