SAP SuccessFactors

記事更新日: 2022/08/16

執筆: 編集部

編集部コメント

世界規模のビジネスに対応した人事管理システム

「SAP SuccessFactors」はエンタープライズ向けソフトウェアの世界企業、SAPが提供する、人事、給与、タレントマネジメントの機能を統合した人事製品スイートです。

包括的なタレントマネジメント機能をコアに給与計算やERPとの連携機能を統合したシステムは国産ベンダーの製品とは一線を画しています。

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良い点

エンタープライズ向け大規模システムで圧倒的なシェアを誇るSAPの人事クラウドシステムは、グローバルビジネスの人事管理ソリューションとしてのベストプラクティスです。

悪い点

海外製品であるため、一部日本語化されていない部分があります。

費用対効果:

エンタープライズ向け製品なので価格が明確になりませんが、若干高い…というユーザーの声もあります。

UIと操作性:

海外製品である点で、国内に対応していない要素もあるようです。

セキュリティ:

世界的に実績のあるベンダーの製品であることから、不安要素は少ないといえます。

SAP SuccessFactorsの導入メリット4つ

1.世界標準のHRに対応する人事システム

SAP SuccessFactorsは、欧米では一般的であり日本企業でも取り入れられることが多くなった「ジョブ型人事」に対応する人事管理システムを作りやすいのが大きなメリットです。

日本独自の終身雇用や年功序列といった人事制度を前提として作られた国産ベンダーの製品とは異なり、世界各国の人事要件に対応していることが強みです。

画像出典元:「SAP SuccessFactors」公式HP

2.タレントマネジメントやピープルアナリティクスに強い

SAP SuccessFactorsは、タレントマネジメントシステムで急速に成長したシリコンバレー発のSuccessFactors社を2011年に買収し、SAPで提供開始されたサービスです。

そのため、タレントマネジメントやピープルアナリティクスの分野の機能が充実しています。

画像出典元:「SAP SuccessFactors」公式HP

3.AIにより人材プールを構成

後継者管理機能は他社製品にも搭載されている機能ですが、SAP SuccessFactorsでは業績やポテンシャルをAIを使って分析してくれます。

幹部候補などの人材プールを簡単に作成できるのがメリットです。


画像出典元:「SAP SuccessFactors」公式HP

4.ERPを含め高い拡張性を備える

人事管理機能のさまざまな拡張が可能なほか、他のSAPパッケージや多数のパートナーアプリ、ユーザー独自のアプリまで、さまざまなビジネスと連携した人事管理が可能です。


画像出典元:「SAP SuccessFactors」公式HP

SAP SuccessFactorsのデメリット2つ

1.海外製品なので日本語がわかりにくい部分がある

日本語ネイティブではない海外製品なので、国内製品と比較すると日本語表示やUIのデザインに慣れが必要といったレビューが散見されます。

2.動作が重い

ユーザー企業のシステムにも依存しますが、操作端末の性能によっては動作が重いといった意見も聞かれます。

SAP SuccessFactorsの料金プラン

価格は公表されておらず個別見積もりとなります。

月額費用は、1ユーザー当たり300円台と公式サイトに記載されています。

「SAP SuccessFactorsクイックプラン」という乗り換えキャンペーンを実施しており、2018年に行われたキャンペーンでは、初期費用80万円、ランニングコスト270円/月額(1ユーザー)という金額が提示されています。

   
初期費用 個別見積もり
月額費用 300円/月(1ユーザー)

 

競合製品との料金比較

他社製品と同様にSaaS形態のシステムであり、初期費用とランニングコストは導入時のカスタマイズと月額料金で構成されます。

各社ともに個別に問い合わせが必要です。

  SAP SuccessFactor  Workday COMPANY
初期費用 個別見積もり - -
月額費用 300円台/月(1ユーザー) 個別見積もり 個別見積もり

 

SAP SuccessFactorsの評判・口コミ

使いやすいUIとモビリティクラウドサービスが決め手
株式会社ワコム

2015年、グローバル体制に移行するにあたり、全世界の人材データベースと評価基準の統一化を図る。
入力操作を中心としたUIの使いやすさとサポート、いつでもどこでもデータにアクセスして更新できるモビリティクラウドサービス をシステムの導入基準とした。
SAP SuccessFactorsを導入したことで期初業務が40日から20日に短縮。また、どういう能力をもった社員がどこに居るかということを一元的に管理できるのが大きなメリット。

タレントマネジメント機能を有効活用
阪和興業株式会社

人事情報から給与、目標評価、研修までを一元管理できることとグローバル企業の導入実績が豊富なことから導入を決定。
既に導入していたSAPの経費管理精算システムに加え、基幹システムと合わせて人事システムのSuccessFactorsを導入した。
人と組織のさまざまな情報を多様な切り口で分析することで、従業員が能力を発揮できる環境ができつつある。

*「SAP Success Factors」公式HP動画参照

SAP SuccessFactorsを導入すべき企業・向いていない企業

導入すべき企業

・グローバル企業や大企業

ERPをはじめとするエンタープライズ向けソフトウェアで圧倒的なシェアを誇るSAPの製品であることから、同社の他のシステムと連携したグローバルな大規模運用に向いています。

 

・タレントマネジメント、ピープルアナリティクスに本格的に取り組みたい企業

国産ベンダーが提供する人事管理システムの多くは、給与計算システムをコアに置いて人事システムを組み込む形で設計されているものが多く見られます。

それに対し、「SAP SuccessFactors」はタレントマネジメントシステムをコアとしているため、人材育成や人材活用のための機能に優れています。

向いていない企業

大規模なシステムを得意としており、多くの従業員がいる大企業向けに多様な機能を備えています。

組織の規模が小さい企業では、せっかくの機能を使いこなせない可能性があります。

大企業向け・グローバル企業向けとして定評があるSAPの人事管理システムソリューション「SAP SuccessFactors」のタレントマネジメントシステムは、中堅企業・成長企業でも導入メリットの大きい人事管理サービスです。

人材の定着や勝てる組織づくりに課題を抱える企業にとっては、特に重宝するでしょう。

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