【2025年最新】無料で始められる労務管理ソフトおすすめ8選!有料システムとの違いは?

【2025年最新】無料で始められる労務管理ソフトおすすめ8選!有料システムとの違いは?

記事更新日: 2025/03/06

執筆: Ryo.Yama

労務管理ソフトの導入を検討していて、まずは無料で機能や使い勝手を試してみたいと考えている担当者の方は多いでしょう。

多くのソフトは、無料で使えるトライアルや、一部の機能が使えるフリープランを用意していますが、有料ソフトとどんな違いがあるのでしょうか?

この記事では、無料で始められる労務管理ソフトの特徴や有料ソフトとの違いについて解説し、さらにおすすめのソフト8選についても比較・紹介します。

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このページの目次

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労務管理ソフトとは

労務管理ソフトには、企業における労務管理業務を効率化する機能が備わっています。

社会保険手続き、年末調整、マイナンバー管理など、幅広い業務をカバーしており、これらの業務を自動化・効率化することで、人事担当者の負担を軽減できます。

また、外部ソフトや別プロダクトと連携することで、給与やタレントマネジメントなど、より広範囲の業務を管理することも可能です。

1. 労務管理ソフトで出来ること

機能 詳細
入退社に関わる手続き 入退社手続きに必要な情報のやり取りや進捗状況を管理
雇用契約書などの作成 雇用契約書や労働条件通知書などの書類をWeb上で作成
web給与明細 従業員の給与明細をWeb上で発行
年末調整手続き 年末調整に必要な書類作成や手続きをWeb上で完結
マイナンバー管理 従業員のマイナンバー情報を管理
社会保険の書類作成 社会保険の手続きに必要な書類をWeb上で作成
帳票の自動作成 従業員データ等の情報を基に帳票を自動作成
電子申請 書類や申請をオンラインで提出

2. 提供タイプ

労務管理ソフトには、おもにクラウド型とオンプレミス型があります。

クラウド型はインターネット経由でサービスを利用するため、初期費用を抑えられて、どこからでもアクセスできるのが特徴です。

オンプレミス型は、自社サーバーにソフトウェアをインストールして利用するため、セキュリティ面で優れていますが、初期費用やメンテナンス費用がかかります。

3. 無料の労務管理ソフトと有料版との違いは

無料の労務管理ソフトでは、利用できる機能や人数などが制限されています。

例えば、有料プランでは利用人数が無制限のソフトでも、無料で使う場合は上限5名〜30名程度の制限がかかっていることが多いです。

また、アクセスできる機能や出力形式なども少なくなります。

労務管理ソフトはずっと無料プランで使える?

1. 無料トライアルがあるタイプ(期間限定)

無料トライアルを提供しているソフトは、1ヶ月前後の期間内は機能や人数の制限なく活用することができます。

この場合は、期間内に使い勝手を検証して、自社にあったソフトと確認できた場合は有料プランを契約する、という流れが一般的です。

サービス例:freee人事労務、ジンジャー人事労務 など

2. 無料プランがあるタイプ(無期限)

無料プランが利用可能なソフトの場合、基本的には無期限で利用することができます。

ただし、利用できる機能や人数には制限があるのが一般的で、フルに活用したい場合は有料プランの契約が必要になります。

小規模な企業であれば無料のまま長期間利用することも可能でしょう。

サービス例:ジョブカン労務HR など

いずれのタイプの場合も、一定規模の企業で使うのであれば、無料のまま使うのではなく、状況に応じて有料プランに移行して運用するのがおすすめです。

労務管理ソフトの無料トライアルで検証すること

1. 誰でも使いやすいUIか

労務管理ソフトは、従業員から人事担当者まで、幅広い従業員が利用することになります。

そのため、見やすいUI、直感的に操作できるかどうかは非常に重要なポイントです。

できるだけ多くの従業員に使ってもらい、運用が可能かどうかを検証しましょう。

2. カスタマイズなど拡張性

労務管理業務は、企業ごとにそれぞれ独自のフローやルールがあるものです。

自社の業務フローに合わせて機能をカスタマイズできるかを確認しておきましょう。

また、API連携など、外部システムとの連携が可能かどうかも重要なポイントです。

3. 必要な機能の有無

無料トライアル期間中に、自社の労務管理に必要な機能がすべて揃っているかを確認しましょう。

特に、年末調整、社会保険手続き、マイナンバー管理など、必須機能が搭載されているかは必ずチェックしてください。

また、勤怠管理や給与計算まで行いたい企業はその点も確認が必要です。

4. サポート体制

導入時や運用中に困ったときに適切なサポートを受けられるかは、長期的に利用する上で非常に重要なポイントになります。

専任担当者の有無や、サポートの形式(チャット・メール・電話など)、対応時間帯などを確認しておきましょう。

5. セキュリティ体制

労務管理ソフトでは個人情報や機密情報を扱うため、セキュリティ対策が万全であることは欠かせません。

無料トライアル期間中に、セキュリティ対策に関する資料やセキュリティ規格への対応などを確認し、信頼できるソフトかどうかを見極めましょう。

【比較表】無料で使える労務管理ソフト

ツール名 無料トライアル 人数制限 年末調整 マイナンバーカード 社会保険書類 ワークフロー(承認、申請) 電子申請 外部システム連携 サポート
freee人事労務
1ヶ月
無制限
⭕️
⭕️
⭕️
⭕️
⭕️
⭕️
チャット・メール
sai*reco
14日間
無制限
⭕️
⭕️
⭕️
⭕️
専任チーム
ジンジャー人事労務
1ヶ月
無制限
⭕️
⭕️
⭕️
⭕️
⭕️
⭕️
専任担当者
One人事 労務
30日間
無制限
⭕️
⭕️
⭕️
⭕️
⭕️
⭕️
専任担当者
KING OF TIME
30日間
無制限
⭕️
⭕️
⭕️
⭕️
⭕️
チャット・メール・電話
ジョブカン労務HR
30日間
無制限 (無料プランは5名まで)
⭕️
⭕️
⭕️
⭕️
⭕️
⭕️
チャット・メール・電話

(税抜価格)

まずは無料から試したい!おすすめの労務管理ソフト5選

freee人事労務

画像出典元:「freee人事労務」公式HP

特徴

freee人事労務」は、中小企業での導入実績が豊富なfreeeの労務管理サービス。

給与周りから勤怠管理、入退社手続きまで幅広い業務をカバーし、一気通貫で管理できるほか、抜け漏れを防ぐアラート機能、充実したサポートなどが特徴です。

主な機能・内容

注目ポイント 中小企業で使いやすい
主な機能
  • マイナンバー管理
  • 年末調整
  • 電子申請
  • ワークフロー
  • 給与計算
  • 給与明細作成
  • 勤怠管理
  • 入退社手続き
デメリット 1,000名を超える大企業にはやや不向き
無料で利用可能な人数 制限なし(期間制限あり)
導入実績数 要問合せ
提供タイプ クラウド
無料期間 1ヶ月

料金プラン

  ミニマム スターター スタンダード アドバンス
初期費用 0円
月額利用料 400円/名 600円/名 800円/名 1,100円/名

(税抜)
※全プランで最低5名分の料金が発生します

 

saireco

画像出典元:「saireco」公式HP

特徴

「saireco」は、給与周りや申請承認などの定型業務を自動化できるほか、タレントマネジメントにも活用できるマルチなツールです。

特に、組織図の作成、人材配置、評価などの機能が充実しています。

主な機能・内容

注目ポイント タレントマネジメントにも使える
主な機能
  • 社会保険手続き
  • ワークフロー
  • 電子申請
  • 給与明細作成
  • 組織図作成
  • 従業員管理
  • 人材評価
デメリット 年末調整、マイナンバー管理には対応していない
提供タイプ クラウド
導入実績数 要問合せ
無料期間 14日間

料金プラン

従業員100名程度〜月額220円/名で利用可能ですが、初期費用や100名以下の料金等については、お問い合わせが必要です。

ジンジャー人事労務

画像出典元:「ジンジャー労務」公式HP

特徴

「ジンジャー人事労務」は、人事労務の幅広い業務を効率化できるジンジャーシリーズのひとつです。

勤怠管理や給与などの他サービスと組み合わせることで、自社に必要な内容を過不足なくカバーできます。

主な機能・内容

注目ポイント 必要な内容だけを選んで導入できる
主な機能
  • 年末調整
  • マイナンバー管理
  • 社会保険手続き
  • ワークフロー
  • 電子申請
  • 組織管理
  • 従業員管理
デメリット 幅広い業務を管理するには複数サービスの契約が必要
提供タイプ クラウド
導入実績数 シリーズ累計18,000社
無料期間 1ヶ月

料金プラン

月額300円/名〜利用可能ですが、初期費用やサービスごとの料金については、お問い合わせが必要です。

One人事[労務]

画像出典元:「One人事 労務」公式HP

特徴

「One人事 労務」は、人事労務に必要な機能をしっかり網羅したサービスです。

One人事の他プロダクトと組み合わせることで、勤怠や給与、タレントマネジメントに使えるのも特徴です。

主な機能・内容

注目ポイント 組み合わせで幅広い業務を効率化
主な機能
  • 年末調整
  • マイナンバー管理
  • 社会保険手続き
  • 電子申請
  • 入退社手続き
  • 給与明細作成
デメリット 勤怠や給与の管理には別サービスの契約が必要
提供タイプ クラウド/オンプレミス
導入実績数 ユーザー60万人以上
無料期間 30日間

料金プラン

詳細については、お問い合わせが必要です。

 KING OF TIME人事労務

画像出典元:「 KING OF TIME人事労務」公式HP

特徴

「 KING OF TIME人事労務」は、勤怠管理に特化した「 KING OF TIME」と連携して使える人事労務管理サービスです。

KING OF TIMEを契約している場合無料で利用でき、基本的な人事労務業務を管理することができます。

主な機能・内容

注目ポイント 勤怠管理サービスと一緒に使えば無料
主な機能
  • 年末調整
  • マイナンバー管理
  • 入退社手続き
  • ワークフロー
  • 電子申請
  • 給与明細作成
デメリット 保険手続きには対応していない
提供タイプ クラウド
導入実績数 利用者380万人以上
無料期間 30日間

料金プラン

初期費用0円、月額300円/名で利用可能です。

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完全無料で使える!おすすめ労務管理ソフト3選

ジョブカン労務HR / 従業員数5名までの小規模企業に

画像出典元:「ジョブカン労務HR」公式HP

特徴

「ジョブカン労務HR」は、人事労務担当者の声を活かして作られた、使いやすさが特徴の人事労務管理サービスです。

大企業だけでなく中小企業での導入実績も豊富で、はじめての導入にも最適です。

主な機能・内容

注目ポイント 多機能で使いやすい
主な機能
  • 年末調整
  • マイナンバー管理
  • 社会保険手続き
  • ワークフロー
  • 電子申請
デメリット 給与計算・勤怠管理は別サービスの契約が必要
提供タイプ クラウド
導入実績数 シリーズ累計25万社以上
無料期間 30日間

料金プラン

  中・小規模企業 大規模企業
無料プラン 有料プラン
初期費用 0円
月額利用料 0円 400円/名※ 要問合せ

(税抜)
※月額最低利用料金は2,000円
無料プランは利用機能に一部制限があります。

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SmartHR / サポートなしでも無料で使いたい企業

画像出典元:「SmartHR」公式HP

特徴

「SmartHR」は、人事労務の効率化・ペーパーレス化機能に加えて、タレントマネジメント機能も充実している統合型サービスです。

導入実績は業界トップクラスで、ベーシックな機能をしっかりカバーしているため、多くの企業で使いやすいサービスです。

主な機能・内容

注目ポイント 導入実績豊富
主な機能
  • 年末調整
  • マイナンバー管理
  • 社会保険手続き
  • ワークフロー
  • 電子申請
  • 入退社手続き
  • 給与明細作成
デメリット 無料プラン(¥0プラン)の場合サポートが手薄
提供タイプ クラウド
導入実績数 60,000社以上
無料期間 15日間

料金プラン

初期費用0円で利用可能ですが、月額利用料についてはお問い合わせが必要です。

また完全無料で利用できる、¥0プランの利用条件は以下の通りです。

  • 従業員30名以下
  • チャットサポートや有料オプション機能の利用不可

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オフィスステーション労務ライト/ 電子申請連携で無料に

画像出典元:「オフィスステーション労務ライト」公式HP

特徴

「オフィスステーション労務ライト」は、e-Gov電子申請に特化した無料の連携ツール。

社会保険、雇用保険などの各種手続きに対応しており、申請データ作成、電子申請、公文書取得までを大幅に効率化することができます。

主な機能・内容

注目ポイント e-Gov電子申請に特化
主な機能
  • 電子申請
デメリット 電子申請以外の機能は備わっていない
提供タイプ クラウド
導入実績数 シリーズ累計45,000社以上
無料期間

料金プラン

完全無料で利用可能です。

その他の労務管理ソフト

本記事では、無料で使える労務管理ソフトをご紹介してきました。

以下の記事では、無料に限らず様々な労務管理ソフトを詳しくご紹介しています。

本記事でニーズにマッチしたソフトが見つからなかった、という方はぜひこちらの記事もチェックしてみてください。

無料労務管理ソフトのおすすめの選び方

1. 従業員人数の計画に合わせる

無料プランやトライアルは利用できる従業員数に上限がある場合が多いため、今後の従業員数の増加も見込んで検討しましょう。

例えば、現在10人の従業員がいる場合でも、短期的に20人に増える可能性がある場合は、20人まで利用できる無料プランを選ぶ必要があります。

2. 使える機能が自社の労務に合っているか

無料プランやトライアルで利用できる機能が、自社の労務管理に必要な機能を満たしているかを確認しましょう。

年末調整、社会保険手続き、マイナンバー管理などは基本ですが、給与計算や勤怠管理などはソフトによって対応が異なるため、チェックする必要があります。

3. 連携が可能か

会計ソフトや勤怠管理ソフトなど、現在使用している他のシステムがある場合は、連携できるかを確認しておきましょう。

例えば、会計ソフトと連携できれば、労務管理ソフトで給与計算したデータを自動的に会計ソフトに反映させることができます。

4. セキュリテイ機能

無料ソフトの中には、セキュリティ対策が十分でないものもあるため、信頼できるソフトを選ぶことも重要です。

個人情報や機密情報の保護に関する具体的な対策や、セキュリティ規格への対応の有無などを基準にすると良いでしょう。

5. 無料で使える制限の確認

無料プランやトライアルでは、利用できる機能や期間、人数などに制限があります。

使い勝手をしっかり確かめるために、事前にその内容を確認しておきましょう。

もし制限によって十分に使いこなせない場合は、サブスク型のサービスであれば単月契約して試してみるのも良いでしょう。

無料で使える労務管理ソフトの注意点

無料で労務管理ソフトを使う上で注意すべき点として、サービスの継続性も挙げられます。

無料プランやトライアルは提供側の判断によって常に内容が変化する可能性があるため、突然これまでのように使えなくなることもあります。

セキュリティ面や機能・人数の制限などと併せて判断すると、無料プランは検証のために利用し、そこから有料プランに移行するのがおすすめです。

まとめ

労務管理ソフトの無料プランやトライアルは、導入を検討している企業にとって、手軽に試せる便利な選択肢といえます。

完全無料で利用したいかつ従業員5名以下の小規模企業なら「ジョブカン労務HR」、まずは無料で使い始めたいならサポート体制がしっかりしている「ジンジャー人事労務」の利用が特におすすめです。

しかし、無料プランは機能・利用人数の制限をはじめデメリットもあるため、本格的な導入には有料プランへの移行も視野に入れてみてください。

画像出典元:O-dan

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