イベント企画・制作会社としてプロモーション事業を展開している、フロンティアインターナショナルの決算を見ていきます。
2020年4月期第2四半期の業績は、前期に対し大幅増益と順調でした。20年4月期は横ばいの業績予想に対して進捗率が順調に推移しました。
大型国際イベントなど需要が好調に推移し、営業・経常増益と予想しております。 通期での収益拡大に期待したいです。
画像出典元:「株式会社フロンティアインターナショナル」決算説明資料
2019年4月期通期の業績は、前期に対し増収増益となりました。
フロンティアインターナショナルは、東京ガールズコレクションや東京マラソンなど各種イベントのプロモーション事業を行っています。
2018年の日本の総広告費は6兆5,300億円、前年比102.2%となり、7年連続で緩やかなプラス成長となりました(「2018年(平成30年)日本の広告費」株式会社電通調べ)。
そのような状況の中、売上高は前期比4.8%増で127億8,000万円、経常利益は前期比6.4%増で11億1,400万円となり、3期連続増収、5期連続増益となり最高額を更新しました。
なお、フロンティアインターナショナルは、プロモーション事業の単一セグメントであるため、セグメントごとの記載は省略しています。
2018年5月、「株式会社フロンティアダイレクト」を設立しました。
今後さらなる成長が見込まれる店頭販売支援事業をフロンティアインターナショナルから分社化し、積極的な事業展開を狙っていくとしています。
2020年4月期 通期の予想は、前年に対し増収増益を見込んでいます。
国内では「ラグビーワールドカップ2019日本大会」や「2020年東京オリンピック」といった大型イベントが控えており、今後において安定的に成長することが予測されており、業界環境は良好とみられています。
なお、親会社株主に帰属する当期純利益だけ減益を予想しているのは、前連結会計年度において税効果会計に係る会計基準における会社区分の変更があったことによるものです。
画像出典元:「株式会社フロンティアインターナショナル」決算説明資料
株式会社フロンティアインターナショナルは、今年2月28日に東京証券取引所マザーズ市場へ新規上場しました。そのため、前年同期での比較はありません。
単一セグメントの「プロモーション事業」では、イベントプロモーション、キャンペーンプロモーション、PR、スペースプロデュース、デジタルプロモーション、店頭販売支援を行っています。
当期は、展示イベント等の継続的な案件による売上高の確保、嗜好品のプロモーション等の新規案件を実施することで売上高の向上をはかるとともに、収益面では利益率向上を進めました。
19年4月期の業績予想は、
を見込んでいます。
純利益が小幅減益の見通しとなっているのは、前期に適用があった租税特別措置について適用の可否を慎重に判断しているためです。
上場で調達した資金は、事業拡大に伴う採用などの人件費や、オフィス増床の費用に充てていくとしています。
1990年6月に設立。
「Total Promotion」として、企業プロモーション領域全般におけるワンストップでの企画・制作・運営業務を行っています。
代表的な事例としては「TOKYO GIRLS COLLECTION」や「東京マラソンEXPO」が知られています。
「TOKYO GIRLS COLLECTION」では、2005年の立ち上がりから現在に至るまでの制作運営面をプロデュースしており、実行委員の外部プロデューサーとしてコンテンツの管理や予算管理を行っていました。
また東京マラソンに付随するレギュラーイベント「東京マラソンEXPO」では、約10万人が来場する展示会の事務局を2012年から17年の6年間継続で実施した実績があります。
2019年のラグビーワールドカップ、2020年の東京オリンピック、2025年の大阪万博と、国を挙げてのイベントが続くこともあり、今後において安定的に成長することが予測されており、業界環境は良好とみられています。
画像出典元:「株式会社フロンティアインターナショナル」決算説明資料・公式HP
フロンティアインターナショナルは、企業プロモーション領域全般におけるワンストップでの企画・制作・運営業務を行っています。
これまで、東京ガールズコレクションや東京マラソンなど大規模イベントのプロモーションを行ってきました。
2018年より「デジタルコンテンツの提供〜イベントの実施まで」を一括でパッケージ化したサービス「FRONTIER DIGITAL BOX」を開始しています。
1月24日、株式会社東京証券取引所より、東京証券取引所マザーズ市場への新規上場が承認され、2019年2月28日に上場しました。
出典:公式HP
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