となりました。
介護・福祉関連事業を手掛けるウェルモはコニカミノルタ、あいおいニッセイ同和損害保険、グローバルキッズCOMPANYの3社と資本業務提携しました。
介護関連事業などで連携します。
ベンチャーキャピタルや他の事業会社も出資し、第三者割当増資で合計11億7,000万円を調達しました。
2018年5月期は1億7,287万円の最終赤字となりました。
2025年には全人口の2 割弱が75歳以上という超高齢化社会が到来すると言わています。さらに、国内介護市場は18.7兆円程度まで拡大すると予測されているので、今期の赤字は先行投資だと考えればこれから成長が期待されるでしょう。
ウェルモは主に介護福祉領域の社会問題を解決するために、ICTと先端技術の利活用を推進している注目企業です。
介護福祉領域はまだまだIT化が進んでおらず、アナログな手段による情報収集をせまられ、体力的・精神的負担を強いられている状態です。
そこで、ウェルモは東京都・福岡市の介護事業者の詳細なデータをプラットフォーム上に集約した「ミルモ」シリーズをリリース。
2016年からはケアプラン作成支援AIエンジン、CPA(ケアプランアシスタント)の研究開発を開始しています。「ミルモ」の地域資源プラットフォームとケアプランを紐づけて分析するAIの利活用によって専門的かつ客観的なケアプランの作成が可能となり、ケアマネージャーの業務負担の軽減や利用者本位の介護サービスの提供につながります。
画像出典元:株式会社ウェルモ公式HP
ウェルモの代表取締役である鹿野佑介氏は立命館アジア太平洋大学の出身。
卒業後はコンサルタントの道を選び株式会社ワークスアプリケーションズに入社、東証一部上場企業人事部にて大企業向けの人的資源管理のITコンサルタント業務に従事していました。
ウェルモ起業のきっかけとなったのは、介護現場でのボランティアの体験でした。
資本主義的で数値化されるものに重点がおかれている、心の豊かさが失われつつあると感じていた鹿野氏は、介護の現場に日本の社会問題の解決のカギがあると確信。約8ヶ月間にわたり介護事業所でボランティアとインタビューを行い、現場の声に耳を傾けました。そして、現在の主力サービスである「ミルモ」シリーズの開発に至ったといいます。
株式会社ウェルモは2018年6月、フェムトパートナーズ株式会社、アイ・マーキュリーキャピタル株式会社、株式会社SXキャピタル(その運用するファンドを含む)を割当先とした総額4.5億円の第三者割当増資を行いました。
この増資よって、上記のCPAの製品化への加速や「ミルモ」シリーズの関東近郊都市へのサービス展開、障がい児支援事業「UNICO」の展開に注力する予定とのことです。さらには東京拠点の本社化も行い研究開発体制の強化、採用強化など企業規模の拡大を図っていくようです。
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