UiPath(ユーアイパス)は、世界で5000社以上の導入実績を持つRPA(業務自動化)ツールで、RPAを始めたいならまずはチェックしておきたい鉄板ツールです。
とはいえ、そもそもUiPathって何ができるの?、どうやって使うの?という方に向けて、この記事では、UiPathの詳しい情報と共に、編集部で実際に使ってみてわかったことを徹底解説していきます!
UiPath(ユーアイパス)は、世界で5000社以上の導入実績を持つRPA(業務自動化)ツールで、RPAを始めたいならまずはチェックしておきたい鉄板ツールです。
とはいえ、そもそもUiPathって何ができるの?、どうやって使うの?という方に向けて、この記事では、UiPathの詳しい情報と共に、編集部で実際に使ってみてわかったことを徹底解説していきます!
UiPath(年単位のサブスクリプションクラウドサービス。利用する製品やオンプレミスかクラウドかにより料金が変わる。)
初期費用:0円/年費用:52.5万円
使用可能サービス:Attended Robot,Studio X,UiPath Studio,Orchestrator
2021年1月~2022年3月現在も利用中
・システムテスト自動化のために導入しました。
・具体的には、次を自動化。特定の処理を実行→システムデータと画面スクショを取得→自動作成のエクセルファイルに証跡貼り付け→テスト結果資料自動保存
・基本的なクリック、画面の表示といった自動化の対応範囲が広く、汎用性が高かった。
・エクセルや各種ブラウザ、SAP、SalesForce等の各種システム製品など対応範囲が広かった。
・HTMLの構造を読み込み自動化操作を行うため、かなり正確な挙動だった。
・開発ツールのUiPath StudioがGUIで開発でき、開発しやすかった。
・開発ツールのUiPath Studioに様々な機能が標準で搭載されていて使いやすかった。
・開発ツールのUiPath StudioにRecordingという機能があり、クリックなどの動きを記録して操作を覚えて、自動化してくれる機能が便利だった。
・UiPath Communityというコミュニティサイトがあり、様々な事例を確認することができ、自分たちの参考にすることができた。
・Orchestratorを利用することにより、テスト結果の確認や自動化実行の管理が容易だった。
・画像認識機能が正確ではなく、例えば文字データ化されていないpdfファイルの文字を読み取る等の機能は実務で使えるレベルでは無かった。
・WebページのJava Script系の動き(ページをスクロールして初めて表示される要素が出てくる等)にあまり対応しておらず、自動化するのにはかなり工夫が必要になり、開発が難しかった。
・エクセル、Teams、各種ブラウザ、GitHub、SAP/SalesForce等の各種IT製品など幅広い外部ツールと連携するツールがUiPathに用意されていて、連携しやすかった。
・プラグインをインストールすればすぐに連携機能が使えるようになったため、難しい設定等いらず便利だった。
他の会社にもすすめる。すすめる会社は下記の通り。
・UiPath対応の外部ツール(エクセル、SAP等)を多く利用している会社。
・人の判断のいらない、機械的な繰り返し作業が多くある会社。作業量によってはUiPathの支払い料金に対して元がとれない。
・自社内である程度ITの素養がある人材がいる会社。UiPath Studioの開発が簡単であるとはいえ、ある程度IT知識がないと自動化の開発が難しいと思う。
初期費用は100万円程度。月額費用は初期費用で年間費用を全額で支払うようになっていたので、ありませんでした。
2019年10月~2020年10月
・年末調整などの複雑な業務も自動化できるようになるところです。
・税金の計算式を登録して入力するまでの作業を自動化できて、年末調整に必要な資料をより短期間でミスなく作成できるようになるところが決め手となりました。
・AIによって自動化を行うツールサービスということもあってか、計算式に数値を当てはめて入力するという操作を1回行って記録してもらっただけで、AIがその操作を正確に覚えてくれます。
・何度操作を繰り返しても、基本的にはミスが起きなかったので、ありがたかったです。
・自動化を進めていた中で突然ツールサービスが停止してしまったことがあり、原因が分からずメールで問い合わせました。ですが、原因を説明して下さることなく、返信されたメールには10近い項目が並び、これらを順番に試して下さいとだけ連絡がありました。
・結局ツールサービスは再び動き出したものの、なぜ動いたのかがわかりませんでした。原因を改めて質問してもメールに返信すらしてもらえなくなってしまい、こちらの得たい答えを得られず大きな不満を感じました。
Communityプランを利用し開発、今期有償ライセンスに切り替え予定。
提示企業によるが、無人端末用ライセンスが100万円前後、開発用ライセンス50万円前後である。
2020年6月~2022年3月現在も利用中
・複雑な開発がしやすいこと、動作が早い、VBAの感覚で作れる部分が決め手。
・WEBや基幹システム、グループウェアに定期配信資料を提示するなど、VBAでは対応しきれない部分の自動化が主である。
・エクセルデータを仮想データベース化し、そのデータをもとにWEB発注システムへの写真の貼り付けや、データの編集などもできる。
・指定した日限定で実行しないようにしたり、〇月〇日のみ実行するなど細かく実行するスケジュールが組める。
・実行結果をスマホで確認できるアプリがあり、自宅でも状況を確認することができる点がとてもよい。
・クリックする動作の認識がサイトによって微妙なことがある
・OCR機能が存在しているが、WEBサイト文字でも誤認識してしまうことがある
・ここ1年ほどで機能が強化され、WEB操作設定がクラシック版と最新版が存在しており、それぞれ開発の仕方が異なる点が使いづらい
開発によっては、奉行などと連携が可能、API機能やAWSなどとの連携機能も存在しているため、開発方法によってはさらに利便性を高めることができる。
・WEB発注システムに写真を掲載している企業やクラウドサーバーを使用していない企業様はおすすめ。
・ただし、プログラミングに慣れていない企業が使用すると使いきれない可能性が高いため、あまりお勧めできない。小規模企業であれば無償で使用が可能と思われる。
2021年4月〜2021年6月
メールの自動作成やタスクの管理に利用していた
・直感的な操作で使えたので、知識がない人でも使いやすいと感じました。
・特に、仕事上頻繁にメールやチームス会議を設定することが多いので、その時にRPAツールで操作することで時間の短縮になっていました。
・あまり良さを感じなかったので利用期間が短いです。VBAのような動きをもっと広い範囲でできたらいいなと思いました。
・特にエクセル、パワポを使うことが多くあるので、単純作業をRPAを使ってできるのならいいなと思いました。できるのかも知れませんが、VBAのマクロを使っていました。
・プロジェクトが頻繁に変わることがあるのでクライアント次第で使える環境が整っていないことが多く、全体としてはほとんど使えていない印象ですね。
使いにくいのでおすすめできないです。
2020年4月〜2022年2月現在も利用中
定型業務を自動化するために本ツールを導入しました。
・プログラミングの知識がなくても、ドラッグアンドドロップで処理フローを作成できる。初心者の方でも少しの学習時間で簡単な処理フローを実装できるインターフェースとなっている。
・UI依存のツールとなるので、UIの仕様変更があった際にはエラーとなってしまう。
・htmlのタグを指定して要素を取得するなどの機能があった方が、汎用性が高くなると感じる。
・英語表記が基本となっており、日本語が一部怪しい箇所がある。
日頃から繰り返しの作業に人員を割いている企業、RPAツールを導入したいがIT知識が乏しい企業にはおすすめしたい。
2020年3月~2021年3月
単純作業に対する人員の削減のため導入しました
・ボタンを1つクリックするだけで、すべての作業が完了する点です。
・作業者が複数いる場合、作業を教育する際にも、「このボタンをクリックしてください」という情報の伝達だけで済むため、作業者に対して特別な教育が不要という点がよかったです。
・ブラウザのサイズが普段よりも小さくなっている際に、「ボタンをクリックする」という動作を行うことができず、作業が中断されることがあった。
・複数のツール(ブラウザ・Excel等)をまたいで作業させると、一部時間がかかる動作がある。
簡易的な作業はあまり時間をかけずにできる点や、無償版もあるため、「とりあえずRPAを導入してみたい」という会社にはすすめたい。
お試し版のため無料
2017年4月~2017年12月
システム監視の手作業部分の効率化を検討するにあたって、自動化の手段として候補に上がったから。
以下の点が便利だと思います。
・エクセルのマクロと同じように自動でデスクトップ上の作業を記録して、コード生成できる
・メール通知の機能も揃っている
・命令をエディタにドラッグアンドドロップで追加できる
・ブラウザの表にあるデータも読み取れる
以下の点が不便だと思います。
・命令が文字ベースのコードでないため、パラメーターの一括置換ができず、自分で一つ一つ探してパラメーターの画面を開かないといけない
・プログラミングしなくていい設計のはずが、VBの関数を知らないと動くようにならない場面もある
ブラウザやメール、Notes(確かオプション)と多岐にわたるアプリケーションとの連携ができるので、連携はしやすいと思います。
以下の理由で、あまりおすすめではない気がします。
・記録しても、再生するときに思うように動かないので、自分で命令を修正しないといけません。修正はプログラミング未経験者には無理だと思います。
・動いている間にPCで他の作業をすると、おかしな動きになるので、専用端末は必要です。
ローコードなので特に覚えなければならないこともなく、アクティビティの名前さえ分かれば簡単に構築できます。ワークフロー図みたいに処理を定義できる点が利点だと思います。
windowsのバージョンアップを行う度にuipathのライセンスをディアクティベート、windowsのバージョン、uipathのアクティベートとしないといけない点が不便です。この手順を守らないとuipathが利用できなくなり、サポートにライセンスの回復依頼をする必要があるからです。
外部ツールと言えるか不明ですが、従来手動で実行していたexcel のマクロをuipath から実行するようにしています。excel を外部ツール扱いするなら連携しやすいです。
ツールを導入するのであれば、予めどの業務のどの部分について自動化して費用対効果があるか否かを見極めたうえで導入することをおすすめします。ツールありきで事前調査もせずに導入すると失敗します。
UiPathの無料版ツールのため、導入費用及び月額は無料です。
UiPathで実現したいことなどをインターネットで調べると、UiPathフォーラムという掲示板で大抵のことは解決できます。ワークフローの部品となるアクティビティが標準装備されていない機能を開発して公開しているユーザーも多いため、使用できます。
UiPathの中でも今回使用したUiPath Community Editionについては無料なので、基本的なプログラミング知識がないとワークフローを作成するのは難しいと感じました。
またWEBシステムへの入力を自動化する場合、そのWEBシステムの画面が変更となった場合はワークフローの修正も必要となります。これによって急にエラーが発生することもあります。
外部ツールの自動起動や自動入力はUiPathの得意とするところなので、簡単に作成できます。EXCELの操作も部品が用意されているため、簡単な操作であればすぐに作成できます。
UiPath Community Editionは無料で、UiPathアカデミーという無料のオンライン講座があります。UiPathがどのようなものか試してみたい方は、UiPathアカデミーを受講してUiPath Community Editionを試してみるのも良いかと思います。
有償版ではUiPath StudioXというのがあり、こちらはより簡単にワークフローが作成できるようです。プログラミングの有識者が全くいない会社には向いているかと思います。
優れている点は、初期費用無しで使うことができるのがこのツールの良いところです。RPA導入を悩んでいたときに非常に助かりました。他にもブラウザの画面のデータを取得するケースが多く、ほしいページの箇所をクリックするだけで取得できるので、プログラム言語を知らなくてもスクレイピングがある程度できます。また、公式では無いですが、タスクスケジューラーにバッチファイルとして組み込み、定期実行させることもできます。
起動が遅く、変数の設定が難しい点です。あとは、Data型、List型、DataTable型、UiPath.Browser型等、データ型を正確に使い分ける必要があり、初心者には難しいと感じます。そのため、変数の型は自動判別くらいできてほしいと思います。
他には、スクリプトや式を書くとき、テキストボックスが小さいので入力しにくいです。
現在はExcelとchromeを連携させて、スクレイピングを行い利用することが多いですが、可もなく不可もなくと言った印象です。
webページから20~30の項目を取得するくらいであれば問題はないと思います。
この点で言えば、RPAで細かいことをするよりも、VBAと上手い比率で連携させた方がスムーズに開発できると思います。
ExcelVBAができない、プログラム知識が全く無いという人、会社にはおすすめできないです。例外処理やデータ型を適切に設定しないと、完全自動化が難しいためです。