「Forguncy」は複数システムと直接連携することで、Excel・Access感覚で業務をサブシステム化するノーコードWebアプリ開発ツール。
HTMLやCSSを必要としないExcel感覚で画面作成ができ、Accessのように基幹システムとリンクしたデータ活用ができます。
複数システムに業務データが散らばっている場合や人材不足・ITコストの圧迫に悩みを抱えている企業におすすめです。
なお、画面デザインはエクセルとほぼ同じですが、業務ロジックの実装方法が一般的なコードツールとは異なり独自のGUIなので慣れが必要です。
「Forguncy」は複数システムと直接連携することで、Excel・Access感覚で業務をサブシステム化するノーコードWebアプリ開発ツール。
HTMLやCSSを必要としないExcel感覚で画面作成ができ、Accessのように基幹システムとリンクしたデータ活用ができます。
複数システムに業務データが散らばっている場合や人材不足・ITコストの圧迫に悩みを抱えている企業におすすめです。
なお、画面デザインはエクセルとほぼ同じですが、業務ロジックの実装方法が一般的なコードツールとは異なり独自のGUIなので慣れが必要です。
このページの目次
「Forguncy」は書式設定やショートカットまで、Excelと同じ操作性を実現しています。
細部までExcelを再現しているため、初めて導入する場合でも直感的に利用できます。
また、Excel関数やピポットテーブルを使用できるため、データ入力工数を削減し、本格的なデータベースアプリ作成が可能です。
フィルタ設定画面
Accessと同様の機能を搭載しているため、複数の外部データベースツールと連携可能です。
基幹システム自体に連携機能が搭載されていなくても、Forguncyを利用することで、各種データを一元管理できます。
データ出力はcsvで実行するため、基幹システムの読み込み規格に合わせられます。
連携したデータベースは、異なるシステムでも自由にテーブル結合可能です。
データ連携例
Forguncyは、アプリケーションをノーコードで開発・実行できます。
機能実装にプログラミングは必要なく、ドラッグ&ドロップで直感的な設定が可能です。
また、連携したデータの抽出もExcel関数を使用して、コマンド設定するだけで完了します。
Excel・Accessファイルがあれば、そのまま移行できるため、プログラミング未経験でも運用・実行ができるでしょう。
コマンドの設定画面
Forguncyは、固定帳票や可変明細帳票など、用途に合わせたデザインで帳票の作成が可能です。
Forguncyで作成した画面をそのまま帳票レイアウトに適用でき、ヘッダ/フッタ、行固定など、帳票設定はエクセルの印刷設定と同じ感覚で行えます。
鑑(かがみ)付き帳票や単票形式、タック紙用の繰り返しレイアウトなども可能です。
帳票作成画面
ForguncyはExcelやAccessの操作性を開発手法に取り入れたWebアプリ開発ツールなので、機能がパッケージ化されたクラウドサービスに慣れている企業では、設定方法に違和感を覚える可能性があります。
できるだけランニングコストをかけたくないという指示があったのが1つの理由です。クラウドサービスのように毎月費用がかかるものより初期費用だけで導入できるForguncyのほうが承認をもらいやすかったという社内事情がありました。
*「Forguncy」公式HP参照
アプリ開発を内製化したい会社
アプリ開発を外注するのではなく、内製化したいと考えている企業はForguncyの導入がおすすめです。
ノーコードで月額費用をかけることなく開発から実装までできるため、自社だけでシステムを構築できます。
また、システムの保守管理もまとめて依頼できることから、他の開発ツールに関するコストを削減可能です。
複数の業務ツールを連携してデータを一元管理したい会社
ForguncyはAccessと同じ使用感で業務ツール連携ができるため、直接連携してデータを一元管理したい企業におすすめです。
複数のツールを使い分けて管理していたデータも、Forguncyを活用することで一つにまとめられます。業務ツールの肥大化を抑え、作業効率をアップさせられます。
システム開発を完全外注している企業
Forguncyは自社でアプリ・システム開発しておらず、完全に外注している企業にはおすすめできません。
開発を外注している場合は、Forguncyにデータを移行しても運用できない可能性があります。
開発会社によってシステムの運用定義が異なるため、無理に移行すると機能が停止する恐れがあります。
そのため、完全に開発・運用を外注している場合、Forguncyはおすすめできません。
「Forguncy」は、ノーコードでアプリを作成・運用できる開発ツールです。
Excel感覚で画面作成ができ、Accessと同様のデータ管理を実現できます。
また、基幹システムでは対応しきれないツールと連携できるため、複数に散らばった業務データを一元管理可能です。
「Forguncy」を導入することで、開発コストとデータ管理を効率化できます。
画像出典元:「Forguncy」公式HP
Forguncyには、開発ライセンスと運用ライセンスの2種類の費用が存在します。
・開発ライセンス:アプリケーション作成に必要。 ・運用ライセンス:作成したアプリの運用に必要。 基本ライセンス+同時接続追加ライセンスで構成される。 |
・保守サービス:購入後、1年経過すると、開発/運用ライセンスの保守サービス期限が切れるため、2年目以降も保守サービスが必要な場合は、保守更新費用がかかります。 |
初年度に必要な費用は「ライセンス購入の費用」です。
「保守サービス(保守1年更新)」が必要な場合は、ライセンス購入時点から12ヶ月ごとに保守更新費用がかかるため、こちらが任意で必要となる年額費用となります。
開発ライセンス | 運用ライセンス | 同時接続追加 ライセンス |
|
価格(税込) | 189,200円 | 594,000円 | 308,000円~* |
保守サービス (保守1年更新) |
56,100円/年 | 151,800円/年 | 79,200円/年~* |
*同時接続:5接続の料金。上記の他に10、50、100、200、300、400、500接続のプラン有り。
Forguncyはソフト購入型のサービスですが、保守サービスを更新し続ける場合の保守費用を年額費用として競合製品と比較します。
クラウド型のアプリ開発ツールに比べれば高額ですが、楽々Framework3(サーバーライセンス)と比べると安価です。
また、kintoneはユーザー数に比例して費用も増加しますが、Forguncyは同時接続数で費用が決まるため、ユーザー数による費用の変動はありません。
なお、kintoneはExcelやAccessとユーザーインターフェースが大きく違うため、Excel・Access感覚で業務をサブシステム化したいなら、Forguncyがおすすめです。
Forguncy (ソフト購入型) |
kintone (クラウド型) |
楽々Framework3 (ソフト購入型) |
|
初年度費用 (税込) |
1,091,200円※1 | 99,000円※2 | 3,300,000円~※3 |
月額費用 (税込) |
ー | 1,650円/ユーザー | ー |
年額換算 (税込) |
287,100円※3 | 99,000円※5 | 要お問い合わせ |
※1:開発ライセンス+運用ライセンス+5同時接続追加の合計額
※2:kintoneは初期費用不要なので、年額換算した額を初年度費用として記載
※3:楽々Framework3は1ユーザーあたりのライセンス費用が非公開のため、1サーバーに対するライセンス価格を記載
※4:開発ライセンス+運用ライセンス+5同時接続追加の保守更新費用の合計額
※5:月額費用×12ヶ月×最低利用ユーザー数5の額
2021年12月~2022年5月現在も利用中
・Excelのような形で、数値やデータ名などを入力してアプリのひな型を作成できた。
・グラフや図を交えて、アプリ開発がどの程度進んでいるかを確認しながらアプリを作成できた。
・アプリの利用者の属性などの情報や利用者数の推移を確認しながら運用できた。
Excelと連携して、利用前に作成していたアプリに関するデータをそのまま移行できたので、連携しやすかったです。
アプリ開発に長けた社員いない会社におすすめです。
Excelの最低限の機能を知っていれば、必要な項目を入力していくだけでアプリの運用に必要なデータを作成してリリースできるアプリを作成できます。
初期費用は90万円。月額費用なし。料金プランはForguncy 6 Builder ProとForguncy 6 Server 基本ライセンスを組み合わせたプランです。
Excelのような画面で、アプリ開発の知識がなくても仕様をスムーズに決めて作りたいアプリを短期間で作成できるため
2021年~2022年6月現在も利用中
・導入したことで業務効率が5%以上向上した。
・ワンタイムパスワードが発行されず、ログインが正常に行えなくなることがあった。
・Excelから移行したデータに追加で編集を加えた際に、移行したばかりだと追加分のデータが保存されないことがあった。
・データの追加を行って保存するには1時間以上かかった。
・Excel関数を複数回使うと、計算結果が正常に出ないことがあった。
多くの開発ツールやサービスはユーザー数に応じて利用料金が増えていきますが、Forguncyの場合は、Forguncyで開発したWebアプリに同時に接続するクライアント(ブラウザ)の数で、運用ライセンスの金額が決まります。買い切り型なので作成するアプリの数にも、ユーザー数にも左右されません。