アプリ開発サービスを活用することで、プログラミングの知識や技術がなくても、理想どおりのアプリ開発が実現できます。
しかしながら、アプリ開発サービスを提供しているベンダーはとても多いため、どれを選べばよいのか迷うことも多いでしょう。
本記事では、実績豊富なものから低コストで使えるものまで、おすすめのアプリ開発サービス12選を紹介します。
サービスを導入するメリットや選び方、費用相場、開発方法の流れについても詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
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このページの目次
アプリ開発とは、スマートフォンをはじめ、タブレットやパソコンなど、デジタルデバイス上で動作するアプリケーション(アプリ)を制作することです。
これには、アイディアの企画・設計・開発・テスト・リリース・運用/保守などまで、一連のプロセスが含まれます。
アプリ開発には専門的な知識や技術が必要となるため、多くの企業は自社で開発するだけでなく、外部のアプリ開発サービスに外注することが一般的です。
開発会社に依頼し、一からアプリを開発する方法です。
フルパッケージでは、要件定義から設計・プログラミング・テスト・デプロイ・保守までの全工程が包括的に行われます。
豊富な経験と専門知識を持ち合わせ、高いカスタマイズ性と柔軟性で、企業のニーズや要件に適した高品質なアプリ開発が可能です。
プログラミング知識の少ない非エンジニアでも、ドラッグ&ドロップなど視覚的な操作でアプリが作れるプラットフォームです。
テンプレートやビジュアルエディタを使用するため、簡単かつスピーディーな開発が可能ですが、柔軟性に欠ける場合があります。
ツールによって機能が制限されている場合が多いので、高度な機能や複雑なロジックを実装したアプリ開発には不向きです。
アプリの規模や難易度、開発期間などによって大きく異なりますが、一般的には500万円程度が相場とされています。
開発会社への依頼は、まとまった費用が必要ですが、専門知識と豊富な経験を活用し、希望どおりの高品質なアプリがリリースできるでしょう。
ノーコード・ローコード開発ツールの場合、費用体系が主に「月額固定料金」と「月額従量課金」の2タイプに分かれています。
月額費用のほか、ツールの種類によっては30,000円〜100,000円程度の初期費用がかかる場合があります。
アプリをリリースすることによって、ホーム画面やアプリドロワーなどユーザーのデバイスにアイコンが表示されます。
アイコンはユーザーの目に留まりやすく、アプリの存在を認知してもらうのに有効です。
ブランドのロゴやデザイン要素を含んでいる場合、アプリそのものだけでなく、ブランド全体の認知度向上にも期待できます。
アプリには、未読メッセージなどを知らせる通知バッジが表示されるため、ユーザーの目に留まりやすく、Webサイトに比べて開封率が高い傾向にあります。
アプリを通じて直接ユーザーにプッシュ通知が送信でき、お知らせやキャンペーンなどの情報をリアルタイムに届けることも可能です。
アプリを活用することで、効果的な情報発信が実現できます。
前述のとおり、アプリにはプッシュ通知機能があり、重要なメッセージなど迅速な情報伝達が可能です。
アプリ内のチャットやコメント機能を活用することで、ユーザーとの双方向なコミュニケーションの促進も期待できます。
クロスプラットフォームでのコミュニケーションが可能なため、さまざまなデバイスやOS間でのシームレスなコミュニケーションが実現できるでしょう。
ツール名 | 開発方式 | サポート体制 | 開発実績 | 特長 |
---|---|---|---|---|
モンスターラボ | フルパッケージ | 専門チームによる伴走型支援 | 2,200件以上 | アジャイル手法により、ニーズに合わせた柔軟な対応が可能 |
アイリッジ | フルパッケージ | 専門チームによる伴走型支援 | 300件以上 | 第三者機関に評価される程の高い専門性と技術力を持つ |
チームラボ | フルパッケージ | 企画から開発までトータルサポート |
|
視覚的効果の高いデザイン性に優れたアプリ開発が魅力 |
フェンリル | フルパッケージ | 専門チームによる伴走型支援 | 600件以上 | 人間中心設計に基づいたUX/UIデザインを重視したアプリ開発 |
ジークス | フルパッケージ | 企画から開発までトータルサポート | 1,000件以上 | デザイン×技術でユーザーファーストなアプリ開発 |
ガラパゴス | フルパッケージ | 専門チームによる伴走型支援 |
|
クライアントとの関係性を重視した丁寧なサービス提供に定評 |
yappoli | ノーコード | カスタマーサクセスによる成長支援 | 700件以上 | 50種類以上の機能から、必要な機能を組み合わせて使える |
GMOおみせアプリ | セミオーダー | カスタマーサクセスによる手厚い支援 | 3,100件以上 | 基本仕様+セミオーダーで、自由度の高いアプリ開発を実現 |
Platio | ノーコード | 専用サイトからの通常サポート |
|
自社にあった業務用アプリが、たったの3日で作れる |
MGRe | ノーコード | 要問い合わせ |
|
有名企業が使用しているテンプレートをそのまま利用できる |
USEN | ノーコード | フォロー架電 × 運用代行 |
11,500件以上 | 多機能かつ高品質なサービスが月6,000円から利用できる |
アプリメンバーズ | ノーコード | 専任担当者による運用サポート | 780件以上 | 1ヵ月ごとの更新となるため、縛りなく気軽に使える |
画像出典元:「株式会社モンスターラボ」公式HP
「株式会社モンスターラボ」は、アプリ・ウェブシステム領域において、2,200件以上の開発実績を誇る、業界随一のアプリケーション開発会社です。
スマートフォン用アプリやWeb用アプリをはじめ、AI・VR・IoTといった先進技術を駆使した開発など幅広い領域に対応。
クライアントのビジネスを成功に導くことをモットーに、デザインからアプリ開発まで一貫したサポートを提供しています。
評価の高いポイント3つ★★★
詳細については、お問い合わせが必要です。
画像出典元:「株式会社アイリッジ」公式HP
「株式会社アイリッジ」は、大手企業を中心に300件以上の開発実績を誇り、高い技術力とノウハウを持つ、信頼性の高いアプリ開発会社です。
O2OおよびOMO戦略を得意としており、顧客とのエンゲージメントを高める販促や集客に強いアプリ開発で定評があります。
スクラッチ開発とパッケージ開発の両方に対応しており、企業のニーズにあわせた柔軟なアプリ開発が可能です。
評価の高いポイント3つ★★★
スクラッチ開発 | APPBOXパッケージ | |
初期費用 | 要問い合わせ | 750,000円~ |
月額利用料 | 100,000円~ |
(税表記なし)
画像出典元:「チームラボ株式会社」公式HP
「チームラボ株式会社」は、デジタルコンテンツの開発・制作で有名ですが、モバイルアプリの企画・開発にも力を入れています。
金融機関をはじめ、大手アパレルブランドやファーストフードチェーン、小売業など、幅広い分野におけるアプリ開発の実績も豊富です。
チームラボが持つインタラクティブな技術を活用することで、従来とは異なる独自性の高い魅力的なアプリ開発が期待できるでしょう。
評価の高いポイント3つ★★★
詳細については、お問い合わせが必要です。
画像出典元:「フェンリル株式会社」公式HP
「フェンリル株式会社」は、卓越したデザイン力と技術力に強みを持ち、400社600本以上の実績を誇るアプリケーション開発会社です。
利用ユーザーに対し、「使われるアプリ」をモットーに、人間中心設計にもとづいたUX/UIデザインを考慮したアプリ開発を得意としています。
豊富な経験とノウハウを活かし、案件定義から設計・開発・テスト・リリースまで、アプリ開発の全工程を一貫してサポートしてくれるので安心です。
評価の高いポイント3つ★★★
詳細については、お問い合わせが必要です。
画像出典元:「株式会社ジークス」公式HP
「株式会社ジークス」は、Webおよびアプリケーション開発を中心に、システム開発やデジタルマーケティング支援を行うITソリューション企業です。
iOS/Androidアプリ開発から、Webアプリ・EC(通販)アプリ・業務アプリ・Flutterアプリ開発など、幅広いアプリ開発に対応。
創業30年、顧客の課題に対してデザインとエンジニアリングの両面からサポートし、デジタル領域での実績は1,000件以上にのぼります。
評価の高いポイント3つ★★★
詳細については、お問い合わせが必要です。
画像出典元:「株式会社ガラパゴス」公式HP
「株式会社ガラパゴス」は、大手企業を中心に10年以上の開発・運用実績を持つ、スクラッチ開発型のアプリ開発会社です。
企画から仕様策定・デザイン・設計・開発・検証・運用など、アプリ開発における全プロセスを内製化し、ワンストップで対応。
単にアプリを開発するだけでなく、クライアントとのパートナーシップを重視し、アプリビジネスの成長を共に支援していくことを特長としています。
評価の高いポイント3つ★★★
詳細については、お問い合わせが必要です。
画像出典元:「yappli」公式HP
「yappli」は、ノーコード/ローコードでアプリ開発ができる、クラウド型のモバイルアプリ開発プラットフォームです。
プログラミング知識がなくても、アプリの開発から運用、分析まで直感的に操作できるよう設計されています。
50種類以上の機能が用意されており、必要に応じて自由に組み合わせて使えるので、自社のニーズに合わせたアプリ開発ができるでしょう。
評価の高いポイント3つ★★★
詳細については、お問い合わせが必要です。
画像出典元:「GMOおみせアプリ」公式HP
「GMOおみせアプリ」は、飲食業・小売業・美容業・アパレル業など店舗向けのアプリ制作サービスです。
基本仕様をもとに、使いたい機能を選んでカスタマイズしていくセミオーダー式なので、専門知識不要でオリジナルアプリが制作できます。
見やすいダッシュボードで、アプリの効果測定や分析ができるので、データを活用したマーケティング施策も簡単に行えるでしょう。
評価の高いポイント3つ★★★
詳細については、お問い合わせが必要です。
画像出典元:「Platio」公式HP
「Platio」は、自社にあった業務用アプリが3日で作れる、ノーコード開発のモバイルアプリ作成ツールです。
プログラミング知識がなくても直感的な操作で業務アプリが構築できるので、簡単かつスピーディーに現場業務のデジタル化が図れます。
製造・物流・イベント・宿泊など、現場で使えるテンプレートが100種類以上用意されているので、さまざまな現場で活用できるでしょう。
評価の高いポイント3つ★★★
スタンダード | プレミアム | エンタープライズ | |
初期費用 | 0円 | ||
月額利用料 | 20,000円 | 90,000円 | 200,000円 |
ユーザー数 | 10ユーザー |
(税抜)
画像出典元:「MGRe」公式HP
「MGRe(メグリ)」は、モバイルアプリの開発から運用、マーケティング活動までワンストップでサポートする、小売業向けのモバイルアプリプラットフォームです。
デザイン性の高いテンプレートや機能を活用することで、プログラミング知識がなくても、高品質なアプリが短期間で作成できます。
ニュースやクーポン配信、店舗情報、会員証表示など店舗向け機能が豊富で、アプリの利用状況を分析し、顧客の行動を把握することも可能です。
評価の高いポイント3つ★★★
詳細については、お問い合わせが必要です。
画像出典元:「アプリンク」公式HP
「アプリンク」は、店舗BGM業界において最大手企業のUSENが提供する、低コストで導入可能な店舗向けのアプリ作成サービスです。
テンプレートを選ぶだけで簡単に店舗アプリがつくれるほか、デザイナーによるオリジナルデザインでのカスタマイズ対応も可能。
クーポン・スタンプカード・ポイントカードなどの基本機能から、オンライン決済・テイクアウトといった最新機能まで、店舗運営に便利な機能も充実しています。
評価の高いポイント3つ★★★
ライトプラン テイクアウト |
ライトプラン デジタルチケット |
スタンダードプラン | |
初期費用 | 要問い合わせ | ||
月額利用料 | 6,000円 | 6,000円 | 19,800円 |
(税表記なし)
画像出典元:「アプリメンバーズ」公式HP
「アプリメンバーズ」は、店舗のファンを増やし、顧客のロイヤルティを向上させるための機能が充実した、店舗アプリ作成サービスです。
プッシュ通知やクーポン、スクラッチなどの基本機能はもちろん、顧客満足度向上や売上アップに役立つ多彩な機能が、オプション料金なしで利用できます。
直感的に操作できる管理画面にくわえ、操作マニュアルや専任スタッフによる導入から運用支援など、充実したサポート体制で利用も安心です。
評価の高いポイント3つ★★★
初期費用 | 30,000円 |
月額利用料 | 19,800円 |
(税抜)
アプリ開発サービスを比較する際には、「フルパッケージ開発」か「ノーコード/ローコード」といった、2つの開発方法を軸に検討することが重要です。
フルパッケージ開発は、企画からリリースまで、アプリ開発のすべてが依頼できる一方で、開発コストが高額で制作期間も長くなる傾向にあります。
ノーコード/ローコード開発は、専門知識不要で簡単にアプリが作れる一方で、カスタマイズ性や機能に限界があるケースが多いです。
自社のニーズにもっとも適した開発方法を選択しましょう。
過去のプロジェクト実績を確認すると同時に、自社と類似するアプリ開発を行った経験があるかどうかもチェックしましょう。
類似アプリの開発経験があれば、クライアントのニーズをより深く理解し、最適なソリューションを提案してくれる可能性も高まります。
これまでの開発実績を具体的に確認することも重要です。
多くの実績がある場合、知識やノウハウも豊富であることを意味するので、安心して任せられます。
アプリ開発では、リリース後の運用や保守、アップデートなど、継続的な対応が必要となるためベンダーのサポート体制は重要です。
電話・メール・チャット・専用サポートポータルなど、どのようなチャネルでサポートが提供されるか確認しましょう。
バグ修正やアップデートといった開発作業だけでなく、運用に関する相談やトラブル対応など、サポート対応の範囲も確認することが大切です。
信頼できるサポート体制があることで、安心してアプリが利用できます。
まず、どのようなアプリを開発するのか、その目的や想定されるターゲットユーザーなどを明確にしましょう。
市場調査や競合分析を実施しながらアプリのコンセプトを策定し、アプリに必要な機能をリストアップするなどして具体的に検討します。
アプリを自社で開発するか、外部の開発会社に依頼するかを検討しましょう。
開発リソースがある場合には、自社開発でも十分に可能ですが、エンジニアの確保や開発環境の構築、開発費用など多くのコストがかかります。
社内に開発経験やリソースがない場合は、外部の開発会社に依頼するのがよいでしょう。
開発会社やツールの選択は、自社の現状を明確に把握してから決めることが非常に重要です。
実際にアプリを開発していきます。
作成した設計書にもとづいて、プログラミング言語やフレームワークを用いて、コードを記述していきます。
アプリ画面のデザインは、ユーザーインターフェース(UI)/ユーザーエクスペリエンス(UX)を考慮したデザインで作成することが重要です。
開発プロセスでは、進捗状況をこまめに確認し、必要に応じて修正や調整を行いましょう。
アプリが完成したら、バグや不具合はないか、使い勝手はどうかなど検証するため、リリース前には必ずテストを実施します。
テストは、以下の内容を行うとよいでしょう。
すべての動作が安定し、問題ないことが確認できたら、App Storeなどのストアに申請し、審査に合格すればアプリが公開されます。
リリース後は、アプリの存在を広くユーザーに認知してもらうため、さまざまなマーケティング活動を実施することが重要です。
ユーザーからのフィードバックを収集し、必要に応じてアップデートや改善を行ったり、バグを修正したりする必要もあります。
アプリ開発サービスを利用することで、効率的かつ効果的なアプリ制作が実現できます。
本記事でおすすめサービス・開発方法・費用相場など知識を得ていただき、自社のニーズに合った適切なサービスを見つけてみてください。
ぜひ、この記事を参考に、自社に最適なアプリ開発サービスを導入し、ユーザーに使われる高品質なアプリを開発しましょう。
画像出典元:O-dan