「Bubble」はプログラミングが不要で、マウスの操作と簡単なテキスト入力でWEBアプリが作成できるノーコードツールです。WEBアプリの開発要素であるフロントエンド・バックエンド・データベースの全ての開発が「Bubble」のみで行えます。
細部まで作り込むことが可能なので、短時間でもイメージ通りのWEBアプリが完成します。
「Bubble」はプログラミングが不要で、マウスの操作と簡単なテキスト入力でWEBアプリが作成できるノーコードツールです。WEBアプリの開発要素であるフロントエンド・バックエンド・データベースの全ての開発が「Bubble」のみで行えます。
細部まで作り込むことが可能なので、短時間でもイメージ通りのWEBアプリが完成します。
ノーコードツールのデメリットには、よく、自由度の低さが挙げられます。ところが、「Bubble」は自由度が高く、作りたいWEBアプリをイメージ通りに作成できるという特徴を持っています。
WEBアプリの開発は、アプリの見た目に関する部分のフロントエンドと、データの処理や保存など、ユーザーからは見えない部分のバックエンドに分けられますが、「Bubble」は、その両方に加え、データベースにも細やかな設定を行うことができます。
その上、操作は『マウスと簡単な文字入力のみ』と非常にシンプル。簡単にイメージ通りのフロントエンドを作ることができます。
例えば、フロントエンドは、画像やアイコンなどのパーツを、キャンバスにドラッグアンドドロップで配置するだけ。ポップアップを表示する、などの詳細設定もマウス操作のみで完成します。
ただし、自由度の高さは、覚えることが多い、という一面も持ちます。「Bubble」を使いこなすには、プログラミングやコーディングの経験がある、あるいは同等の知識を持っていることが望ましいでしょう。
WEBアプリを構築していくにあたって厄介なのが、外部サービスとのシステム連携ですが、「Bubble」は外部サービスのプラグインが豊富に用意されており、簡単にシステムが連携できるようになっています。
一般的に外部サービスと連携するには、サービスごとに実装方法について調査し、規約を確認してから、コーディングを行う必要があります。サービスごとに思想や表現も異なることから、思い通りに実装ができないケースは稀ではありません。
その点「Bubble」は、プラグインを選んで設定項目を入力するだけで、外部サービスと連携でき、開発工数は飛躍的に縮まります。
さまざまな外部サービスプラグインと連携できるので、効率的に高機能なWEBアプリの開発が可能になるでしょう。
ノーコードツールは海外製が主流で、ノウハウが得られにくいのが難点です。「Bubble」もアメリカのBubbleグループが提供していて、作業画面やWEBマニュアルなどはすべて英語です。
しかし、「Bubble」はノーコードツールとして知名度が高く、日本の利用者も多いので、「Bubble」の基本的な知識や技術を公開しているサイトが数多くあり、開発するうえで分らないことがあっても、手助けとなる情報を容易に手に入れることができます。
『Bubble Community』というユーザーフォーラムには日本語のカテゴリもあります。2020年5月に立ち上がったばかりのカテゴリなので、トピック数はまだ少ないですが、今後ますます活発になっていくことが期待できます。
その他にも、「Bubble」を始めたばかりの方向けに、『Lesson』という名称で12個のチュートリアルが用意されており、無料で「Bubble」の基礎を押さえることができます。スタートすると赤い矢印アイコンでどこを操作したらよいのかナビゲーションしてくれるので、サンプルを作成しながら「Bubble」の知識を深めることができます。
「Bubble」のおかげで開発が早く、楽しくなりました。デザイナーや開発者とのやり取りを重ねることなく、顧客から素早く学び、製品を改善することができます。
*「Bubble」公式HP参照
この記事では「Bubble」の特徴・評判・料金を解説しました。
「Bubble」は自由度が高く、機能も多いので、イメージ通りのWEBアプリの開発が可能なノーコードツールです。その分、学ばなければならないことも多く、自由にカスタマイズするには、基本的なWEB開発の知識も必要になります。
プログラミングやコーディング経験があり、柔軟にWEBアプリを開発したいという方は「Bubble」を使用することで、従来よりもスピーディーに効率よくWEBアプリの開発が行えるようになるでしょう。
また、エンジニア不足に悩んでいる企業にも「Bubble」はおすすめです。コストを抑えて、開発スピードを向上させることが可能なので、人材不足を補うことができるでしょう。
画像出典元:「Bubble」公式HP
支払い方法は、月払いと年払いから選択できます。
個人利用を想定したHobbyは無料、Personalは月額29ドル*です。
ビジネス利用の場合は、開発の規模によって、Professional(月額129ドル*)か、Production(月額529ドル*)を選ぶと良いでしょう。
なお、上図にはありませんが、クライアントへスムーズに納品するための機能が備わっているAgency Subscriptionというプランは、デザイナーあたり月額78ドル、年払いの場合は月額に換算すると71ドルです。
* いずれも月払いの場合。年払いの場合の月額換算料金については、上図「Pay annually」を参照ください。
「Bubble」は、誰もが何ヶ月も待たされることなく、数週間でアイデアを構築して検証できる素晴らしいツールです。