【最新版 決算まとめ】国内LCC(格安航空会社)の決算

執筆: 編集部

黒字だったのはあのLCCだけ!?国内主要のLCC4社の決算をまとめてみました!

基本情報


※年末年始の国内線利用率:2018年12月28日~2019年1月6日までの座席予約利用率

まとめ

2019年10月26日をもって運航を終了したLCC(格安航空会社)の「バニラ・エア」。
今後は「Peach」が運航を引き継ぐこととなり、統合後のブランドは「Peach」に統一されます。

日本では、2000年前後から運行開始したLCC(Low Cost Carrier)。
低コスト運営で、安い運賃を提供する航空会社という意味で「格安航空会社」とも呼ばれています。

当初は赤字決算のイメージが強かったLCCですが、現在はどうなっているのでしょう。

国内主要のLCC4社「ジェットスター・ジャパン」「Peach Aviation」「バニラ・エア」「春秋航空日本」の最新決算を比較すると、最終利益が黒字だったのは「ジェットスター・ジャパン」のみ。国内線におけるLCCとしての旅客数シェアは52%で最大を記録しています。

売上高は「Peach」が上回っていますが、「バニラエア」との統合にかかる費用を前倒しで計上し赤字に転落しています。
とはいえ、前期までは5期連続で黒字となっており、統合後の経営がどうなっていくのか注目です。

一方、春秋航空日本は、2012年9月に設立以来、赤字決算が続いています。
21年度までに黒字化を目指すと発表し、今年4月に新ブランド『SPRING JAPAN』を立ち上げ、立て直しを図っています。

以下、当期純利益の多い順に細かく見ていきましょう。

ジェットスター・ジャパン

  • 売上高:570億1,400万円
  • 営業利益:11億3,400万円
  • 経常利益:10億9,100万円
  • 当期純利益:9億5,300万円

国内線:24路線 ※東京(成田)からは国内LCC最多の国内14路線を運航
国際線:13路線

 

Peach Aviation(ピーチ・アビエーション)

  • 営業収入:604億900万円
  • 営業利益:41億3,600万円
  • 経常利益:36億4,100万円
  • 当期純利益:△1億9,300万円
  • 利益剰余金:23億7,400万円

国内線:19路線
国際線:18路線

 

バニラ・エア

  • 売上高:331億3,300万円
  • 営業利益:△8億8,800万円
  • 経常利益:△6億6,600万円
  • 当期純利益:△28億1,400万円
  • 利益剰余金:△136億500万円

国内線:7路線
国際線:6路線

 

春秋航空日本

  • 売上高:95億1,600万円
  • 営業利益:△45億200万円
  • 経常利益:△46億6,400万円
  • 当期純利益:△50億1,100万円
  • 利益剰余金:△245億5,700万円

国内線:3路線
国際線:5路線

画像出典元:公式HP

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