生産管理について

【2019年版】現場改善!おすすめ生産管理システム13選徹底比較

記事更新日: 2019/10/12

執筆: 編集部

企業の商品を効率良く開発するためには、現状の問題をいち早く把握し対策する必要があります。

しかし実際の現場ではそれぞれの商品によって作業者も設備も開発期間も異なり、情報も現場ごとに管理しているため、一目で情報を確認できない悩みを抱えている経営者も少なくありません。

もっと簡単に、現状を確認できる方法は無いか?

もっと手間なく、現場での情報を管理する手段は無いか?

こんなときに是非ご検討頂きたいのが、生産管理システムです。今回は世間に数多く展開されている生産管理システムの中から、おすすめの13選をご紹介します!

それぞれの特徴をまとめたので、比較検討する際のご参考にしていただければと思います。

生産管理システムとは?

生産管理システムとは、商品の製造過程に必要な人員・設備・工数などの情報をクラウドで管理することで、一目で現状を把握できるシステムです。

現場での従業員状況、設備の過不足の把握、取引先ごとの仕様内容などを一元管理できることで、生産数の増減などに素早く対応できます。

その他にも生産管理システムの導入によって、以下が期待できます。

・過去の実績を確認することで、改善点を現場に生かすことができる
・報告書・申請書などをクラウド管理することで、紙で作成する工数が省ける
・販売部門・在庫管理部門との情報連携が容易になる

商品の製造状況によって必要な人員や設備を的確なタイミングで効率よく確保できるようになり、効率的に商品生産を進められるようになります。

検討しよう!おすすめの生産管理システム3選!

1. カスタムメイド感覚で利用できる!『iDempiere』


画像出典元:「iDempiere」公式HP

特徴

「iDempiere」は、生産管理に関する様々な機能を持ったアプリケーションです。オープンソースを用いている点が特徴で、無料で運用可能。世界中のエンジニアが開発に参加して常に改良されているため、現場や時代のニーズに柔軟に対応できる基盤があります。

欲しい機能を選んで組み合わせることによって、企業毎にカスタムメイドされたシステムを構築できます。基本操作などはYoutubeで動画公開されているため、使い方を把握しやすい点も特徴です。

機能

・生産管理に関する様々なアプリケーションを必要に応じて組み合わせられる
・全面的に改良された画面操作性
・指定環境によっては無料での運用も可能

料金プラン

0円~(指定のOSを選択した場合)。詳細はお問い合わせをする必要があります。

 

2. 多種な商品を取り扱う中小企業向け!『TECHS-BK』 


画像出典元:「TECHS-BK」公式HP

特徴

「TECHS-BK」は、受注から生産、売上までの工程を一元管理できるシステム。工数入力にはハンディターミナルを用いるため、入力工数を削減できます。管理項目は生産現場で必要なデータに細かく対応しており、具体的な数値データで管理可能。

生産進捗や納期の管理を連動して行えるため確認も容易で、臨機応変に業務を進められます。特に中小企業の生産管理に向いており、数多くの導入実績があります。

機能

・ハンディターミナル使用により最新の進捗状況を確認可能
・得意先のデータも素早く取り込みが可能
・幅広い業種での導入実績多数あり

 

3. 製造業・卸売業・小売業に特化!『FutureStage』


画像出典元:「FutureStage」公式HP

特徴

「FutureStage」は日立システムズが提供する生産管理システムで、特に製造業、卸売業、小売業を行う中小規模企業向けに提供されています。3業種ごとにパッケージを揃えており、それぞれに適した機能を持つアプリケーションがパッケージされています。

導入によって迅速な経営数値の把握や生産性の向上につながったと評判も高く、既に4,000件以上の導入実績を誇ります。

機能

・製造業、卸売業、小売業に特化したパッケージを展開
・クラウド型システムの展開もあり
・セミナー・サポート体制も万全

料金プラン  

クラウド型プラン:84,750円 / 月~

月額費用とは別に、導入費用、パッケージ費用がかかります。

 

その他のおすすめ生産管理システム

TECHS-S

画像出典元:「TECHS-S」 公式HP
 

特徴

生産管理システムを一度導入すれば、受注や出荷本数を自動で管理できるようになりますが、部品マスタにデータを手作業で登録するとなるとめんどうだと感じることが少なくありません。

「TECHS-S」は部品マスタの事前登録は必要なく、導入後すぐに活用できるサービスなので、導入後には個別受注に関する業務がスムーズに行えるでしょう。

 

GoQSystem

画像出典元:「GoQSystem」公式HP
 

特徴

通販サイトでの受注や商品の管理を簡略化したい運営者にはおすすめのシステムです。受注業務をフロー化して自動処理機能を導入することで、業務にかかっていた時間を削減するだけでなく、人為的なミスも防げます。複数店舗の在庫や発注管理もこのシステムで一括管理が可能です。

料金プラン

・受注管理プラン:15,000円/月、初期費用:30,000円

・受注・在庫連携管理プラン:29,800円/月、初期費用:40,000円

・受注・商品・在庫管理連携プラン:44,800円/月、初期費用:50,000円

・受注・商品・在庫連携・出荷管理プラン:64,800円/月、初期費用:100,000円

利用するシステムによってプランがわかれ、料金が異なります。月額料金は受注件数が増えても定額です。「GoQSystem」には20日間の無料お試しが用意されています。

 

TPiCS-X

画像出典元:「TPiCS-X」公式HP
 

特徴

「TPiCS-X」は、量産繰返生産や少量多品種生産、個別一品受注生産といった多様な生産形態の混在管理をシステム上で行えるサービスです。手動での生産管理に莫大な時間がかかってお悩みの企業にうってつけのシステムです。

料金プラン

f-MRP製番システム
・年間使用料:675,000円/税別
・月額使用料:61,364円/税別
・年間スタンダード保守:225,000円/税別
・購入価格:1,500,000円/税別

操返生産システム
・年間使用料:450,000円/税別
・月額使用料:40,909円/税別
・年間スタンダード保守:150,000円/税別
・購入価格:1,000,000円/税別

製番管理システム
・年間使用料:450,000円/税別
・月額使用料:40,909円/税別
・年間スタンダード保守:150,000円/税別
・購入価格:1,000,000円/税別

スタートパック
・年間スタンダード保守:購入金額の15%/税別
・購入価格:1,406,000円から/税別

稼働ライセンス、追加ライセンス、言語ライセンス、その他オプションも多数用意されています。

 

R-PiCSV4


画像出典元:「R-PiCSV4」公式HP
 

特徴

「R-PiCSV4」は従業員数100~500名程度の中堅中小企業向け生産管理システムです。個別設計生産から繰り返し生産にまで対応しており、製造業にあると便利な機能を搭載したことで、業務用機械器具製造業者や汎用機械器具製造業者等に特に支持されています。

 

SPENCER


画像出典元:「SPENCER」公式HP
 

特徴

「SPENCER」の運営会社は物流大手西濃運輸のグループ企業。そのため、物流改善コンサルティングの経験はどの企業にも負けません。長年積み上げてきた業務効率化のノウハウを活かした生産管理システムは、とにかく機能が充実。

製造業に欠かせない計画管理・実績管理など全ての機能を網羅しています。

料金プラン

「SPENCER」の導入費用や月額利用料金は企業規模・導入環境により変動します。

 

EXPLANNER/J


画像出典元:「EXPLANNER/J 公式HP
 

特徴

需給に即した無駄のない生産計画を目指しているものづくり企業にはお勧めのシステムです。受注から製造、販売までの工程を一元管理できます。見込み生産と個別受注の両方の管理も可能なので、様々な業種に対応可能です。システム化により業務の効率化が進むこと間違いなしです。

料金プラン

製品システム
・EXPRANNER/J:350万円〜(最低価格)/税別

最低価格は100ユーザーライセンスです。構成するシステムにより価格が異なります。

 

atWillTemplate


画像出典元:「atWillTemplate」 公式HP
 

特徴

業務内容に合わせてシステムをカスタマイズできる生産管理システムです。生産、原価、品質を把握してより生産性や利益率を高めたい企業にはうってつけのサービスです。このサービスはテレビ番組で紹介されたこともあるため、その知名度は高くなっています。

料金プラン

保守運用サービス料金
・テンプレート利用サポート:390,000円/月
・テンプレート利用サポートplusパック:200,000円/月

利用料金はプランによって変動します。

 

J WALD


画像出典元:「J WALD」 公式HP
 

特徴

「J WALD」は、生産管理・原価管理・販売購買管理機能がある生産管理システムで、製品・ライン・工場・グループ会社の全ての情報を管理できます。こちらのシステムはプロセス系と組み立て系に対応、複数拠点や工程の生産状況の管理も可能です。

 

effitA

画像出典元:「effitA」 公式HP
 

特徴

「effitA」は、生産現場で発生する可能性がある不具合や変更などに対する処理といった、人にしかできない作業をサポートするシステムです。このシステムはクライアントサーバー型またはクラウド型で導入でき、いずれの場合でも導入後にはカスタマイズの対応が可能という特徴があります。

 

Hi-PerBT KIT3


画像出典元:「Hi-PerBT KIT3」公式HP
 

特徴

「Hi-PerBT KIT3」はパッケージソフトよりもカスタマイズしやすく、オーダーメイドシステムよりも短納期・低コストで導入できる企業にとって”ちょうどよい”イージーオーダーソフトです。豊富な導入実績を元に、各業種独自の業務までテンプレートとしてシステム化。

企業独自の業務形態を変えずに販売・生産管理システムを導入したい企業に最適です。

料金プラン

「Hi-PerBT KIT3」の標準価格は税抜き500万円~。イージーオーダーシステムなので、利用規模や導入環境により大幅に異なります。

 

生産管理システムの3つの選定ポイント

1. 自社の業種に対応したシステムであるか

生産管理システムと一口に言っても、業種によって注目するポイントは異なります。

業種に合った生産プロセスをきちんと管理するためには、ポイントにあったデータ収集が必要になります。

例えば現場の実績を生産管理システムに取り込む場合、従業員1人1人から報告を受ける場合には、彼らの業務負担を極力抑えられるような仕組み、例えば専用の入力端末を持たせるなどの考慮が必要になります。

あるいは担当窓口を設けて、一括して実績の入力を行ったほうが効率良く運用できる場合もあります。この場合は担当窓口の選定と、教育期間が必要になるかもしれません。

生産管理システムを導入する際は、自社に合った生産プロセスに沿った内容でシステムを構築することが大事です。

複数のサービスから見積もりを出してもらい、具体的に利用する際のイメージをつかんでおくようにしましょう。

2. 自社に即した導入形態は何か

生産管理システムは通常複数のアプリケーションによって構築されます。そのため、あらかじめ導入企業の利用理由に応じて必要なアプリケーションを組み合わせたパッケージとして提供されるサービスが多くあります。

この場合は企業毎のカスタムメイドになるため、予算は見積もりを出してから決まります。

その他にオープンソースのアプリケーションで構築し導入する場合もあります。この場合、商用利用でも特定の業者とのライセンス契約が必要ないため実質0円で利用できます。

しかし運用するサーバ設置代・OS代(有料の場合)・サーバ構築のための専門知識を持った人員の調達と構築までの工数などがかかるので、全て0円で運用できるとは限りません。

企業にとってどの方法が一番導入しやすく、継続しやすいかを十分考慮しましょう。

3. サポート体制が充実しているか

「生産管理システム」自体が難解であり、具体的に何が必要でどういう役割を果たすのかを全て説明できる人はなかなかいません。

組み合わせているアプリケーションも複数あり、どの工程でどのように利用すれば最適なのか、問い合わせたくなるシーンが多々発生します。そのため生産管理システムの導入後も安心して利用するためには、サポート窓口のきめ細やかな対応が欠かせません。

対応手段はオフラインなのかオンラインなのか、土日や夜間のサポートはどうなっているのかなどを事前に確認しておきましょう。

生産管理システム導入のメリットとデメリット

メリット

生産管理システムの導入には大きく3つのメリットがあります。

1. 受注から販売までの工程を大きな流れで把握できる

生産管理と一口で言っても、工程としては企業の商品を受注してから売上につなげるまでの全ての工程を見通せないと、改善策を挙げることはなかなか難しいです。

そのため生産管理システムでは「生産管理」の範囲に留まらず、在庫管理・販売管理・顧客管理とも関連して管理できるようになっています。

これにより、例えば

・商品が売れすぎて足りない→生産数の増加に向けた施策
・顧客を増やしたい→キャンペーンに対応した商品の開発
・返品が多い→製造時の品質チェック行程の見直し

など、生産管理の作業を改善する方向性を決められるようになります。

2. 隠れていた「無駄」をなくす

日々の業務を毎日こなしていると、不便だと思うことや意味が無いと思われる作業も「決まりだから」「こういうものだから」と淡々とやり過ごしてしまうケースがあります。

生産管理システムで現場の作業過程をデータとして収集・分析することで、実は不要になっていた作業工程や、設備を投資さえすれば解決する問題などが見えてきます。

対策した結果、残業数を減らすことができれば、設備を追加購入しても、結果として人件費を抑えられます。

このように、局所的な視点では見えなかった角度から、効率化の向上につながるポイントを見つけられるようになります。

3. 各工程間での情報共有ができるようになる

もし各工程それぞれで作成する資料のフォーマットが独自で決まっており、紙ベースで管理している場合は、例えば顧客管理→生産管理、生産管理→販売管理などとの情報連携はあまりできていないケースが多いです。

この場合、リアルタイムで対応することが難しくなります。生産管理システムではクラウドで一括管理し、ブラウザ上でどこからも参照・編集することができるようになるので、リアルタイムで各工程の進行状況を把握できるようになります。

結果、別工程で進行状況が変化された場合にも、即対応することができるようになります。システムではセキュリティ対策も施されていますので、関係者以外からの情報改ざんも防いでくれるので安心です。

デメリット

一方で、生産管理システムを導入するデメリットもいくつかあります。

1. 自社に適したシステムを選定することが難しい

生産管理システムという工程自体理解が難しく、また業種によって対応すべき内容は様々です。

また予算と実益との兼ね合いもあり、どこまで自社で対応するか、どこからサービス業者に丸投げするかも、サービスの内容によって様々です。

そのため「これがおすすめ!」と言えるケースはなかなかありません。導入時には見積もりと念入りな確認が欠かせません。親身に対応してくれるサービスを中心に、複数業者から見積もりを取って検討することをおすすめします。

2. システム導入時の現場へのインプットは綿密な準備が必要

生産管理システムを導入した場合、現場がスムーズに新システムに対応できるかが重要となります。

現場作業員から見ると、これまでの作業工程に加えて生産管理システムのための作業が発生することになります。

もしこれまでの業務フローで使用していたツールや情報が流用できるようであれば、極力現状のルールを壊さずに生産管理システムを導入するよう検討すべきです。生産管理システムのための作業があまりにも煩雑だと作業員は面倒に感じ、正確なデータが集まらなくなってしまいます。

より正確な情報で適切な改善策が打てるように、社内の各部門から様々な意見を集め、十分検討することをおすすめします。

まとめ

以上が「【2019年版】現場改善!おすすめ生産管理システム13選徹底比較」ついてでした。

今回ご紹介した生産管理システムの導入によって、生産過程の現場の状況を把握しやすくなり、より効率的な対策を打てるようになることで、作業全体の効率化も期待できるようになるでしょう。

一度生産管理システムを活用したいと考えている方は、ぜひ今回紹介した生産管理システムの導入を検討してみることをおすすめします!

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