在庫管理システムについて

【最新比較】おすすめ在庫管理システム13選 | 選び方・デメリットは?

記事更新日: 2023/12/19

執筆: 吉田ひかる

「在庫管理システム」とは、在庫の過不足を把握し、在庫管理をミスなく、効率的に行うことを可能にするサービスのことです。

在庫管理においては、常に最適な在庫を維持するために在庫の最新状況を確認できることが重要です。

そうしなければ、在庫が余ってしまったり売れ残りが多くなってしまって最終的なコストになってしまいます。

この在庫管理を手作業ではなく、売上・仕入れ情報などを管理することで情報を一括管理するのが「在庫管理システム」です。

なお、在庫管理システムには

  • クラウド管理する形式のクラウド管理タイプ
  • 自社内にサーバを導入する非クラウド管理タイプ


の2種類があるので注意してください。

この記事では、クラウド型・非クラウド型に分けておすすめの在庫管理サービス13選をご紹介します。

それぞれの特徴をまとめているので、比較検討の参考にしてください。

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このページの目次

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在庫管理システムの主な機能

在庫管理サービスが提供している機能はサービスごとに異なりますが、代表的なものとしては以下が挙げられます。

  • 携帯端末・バーコード入力などによるデータ入力機能
  • 倉庫商品確認などの在庫管理機能
  • 発注・入荷などの仕入管理機能
  • 見積・請求などの販売管理機能
  • 会計ソフトとの連携機能


どれも、在庫管理にあたって欠かせない機能であり、在庫管理システムを導入することで業務を効率化できます。

在庫管理システムの4つの選定ポイント

ここでは、在庫管理システムの選び方を解説します。

「実際に導入するサービスをどう選んだら良いのか?」と悩むであろう方のために3つの選定ポイントを紹介します。導入する際の判断基準として参考にしてください。

そして、以下の表は選定ポイントと本ページが紹介するサービスをまとめたものになるのでご確認ください。

在庫管理システムのタイプは何か?

在庫管理システムには、上記したようにクラウド管理タイプと非クラウド管理タイプの2種類があります。

ここでは、それぞれの違いについて簡単に説明します。

コスト面・導入のしやすさの観点

クラウド型在庫管理タイプはシステムの開発やインフラ調達が必要ないため、非クラウド管理タイプに比べて低コストで迅速に導入できます

非クラウド管理タイプはシステム開発の費用が数十万~数百万円なのに対して、クラウド管理タイプは無料~数万円の初期費用と初月利用料だけです。そのため、安価で導入でき、コストの削減が可能です。

在庫情報の速報性の観点

クラウド管理タイプはタイムラグなく、リアルタイムで情報が更新され信頼性の高い在庫管理データを活用できます

利便性の観点

クラウド管理タイプは外出先からでもネットワークに接続できる環境とデバイスがあれば利用できる点で非クラウド管理タイプに比べて便利であるといえるでしょう。

また、クラウド管理タイプはサーバ管理が不要になるため自社に情報システムがなくても利用でき、ベンダー側(がシステム管理を行うため、自社に最適なシステムを構築することができます。

自社に必要な在庫管理システムの機能は何か?

在庫管理システムには前述したように、様々な機能を備えていますが、商品管理だけではなく、販売・仕入れ・会計処理はどこまで必要となるかを明確にしておく必要があります。

例えば「ロジクラ」では、入出荷管理と在庫管理は無料ですが、flamが備えている仕入管理や帳票印刷には対応していません。同様に、お手持ちの会計ソフトに流用できるのか、等もチェックポイントとなるでしょう。

また、大量の商品情報を入力したい場合、入力端末でもバーコード入力の他にQRコード・DataMatrix等に対応していれば、より入力業務の工数削減に繋がります。

他にも、ECサイトでの在庫管理をする場合はWebサイトと連携が取れるシステムを選ぶなどの工夫が必要です。

このように、在庫管理サービスを選ぶ際は自社のビジネスモデルや現場の作業体系に適した機能を選ぶことが大切です。

入力機器は何が必要か?

在庫管理システムはクラウド管理という特徴を持つことから、ブラウザが使える端末であればPCを初めとして様々な端末を入力機器として利用できます。

ですが、使おうとしている在庫管理システムの対応端末が何であるかは確認しておく必要があります。

例えば、導入しようと検討中の在庫管理サービスがiPhoneのみの対応で、Androidには非対応という場合もあるため、所有している携帯端末のOSに対応しているかを確認しておく必要があります

所有端末が在庫管理サービスに対応していない場合は、初期経費として計上しておく必要がありますので注意が必要です。

4. サポート体制は万全か?

クラウド管理タイプの在庫管理システムの場合、データがクラウドにて運用されています。

セキュリティは万全とはいえ、企業の大事な管理データを社外に託すことになるため、何かあった時、操作が判らない場合にすぐ対応してもらえる窓口が用意されているかをチェックしておきましょう

また、クラウドサーバが日々メンテナンスされているかもポイントの1つです。

サイバー攻撃手段は日々手を変え品を変え、大事なデータに迫って来ます。在庫管理サーバ運用会社が小まめにメンテナンス情報などを公開しているのかなど、確認しておくと良いでしょう。

必ず抑えておきたい!おすすめの在庫管理システム4選!

ECの"出荷業務と配送料"の課題を解決!「logiec」

画像出典元:「logiec」公式HP

 

特徴

「logiec」はブラウザで利用できるクラウド型流通統合制御システムで、流通と物流の悩みを一気に解決してくれます。

さまざまな受注管理システムやWMS(倉庫管理システム)との連携が可能で、荷主ごとに異なるWMSを使用している場合でも、実績や在庫の管理を一元管理できます。

株式会社はぴロジが提供するサービスで、さまざまなショップデータや倉庫データとのAPI連携が可能です。

直感的な画面遷移でITリテラシーに自信がない人でも使いやすいと評判なので安心です。

利用出荷件数によって料金プランが異なり、事業の成長に応じてプランを選択できます。

機能

  • 受注データのアップロード・ダウンロードなどの作業の自動化
  • さまざまな受注管理システムやWMS(倉庫管理システム)との連携で実績や在庫を一元管理
  • 豊富なAPI連携選択肢で、上位カートとの接続が容易
  • クイックコマースやダークストアなどの新たな流通サービスとも接続
  • 複数倉庫への出荷指示データを自動で振り分け
  • イベントやキャンペーンなどの急な物量波動も複数の倉庫を組み合わせて制御

料金プラン

logiecは、月間出荷数に応じて複数の有料プランがあります。

出荷件数50,000件までは、いずれのプランでも従量課金0円です。

  スタート
プラン
グロース
プラン
ビジネス
プラン
プロフェッショナル
プラン
エンタープライズ
プラン
初期費用
(税別)
0円 50,000円 120,000円 180,000円
250,000円
月額基本料
(税別)
0円 10,000円 20,000円 30,000円 30,000円
従量課金
(税別)
0円 50,001件目から
1円/出荷1件
月間
出荷数
~100件 ~3000件 ~10,000件 ~50,000件 50,000件以上


▼スタートプランでは、月100件までは無料で全機能を利用可能です。

▼キャンペーン期間中は、アカウント発行から30日間は、月間出荷件数100件以上でも無料で利用可能です。
30日間経過後に自動で有料化または課金されることはないので、安心して利用できます。

詳細につきましては、以下の無料資料をダウンロードしてご確認ください。

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シンプルで低コスト!「ZAICO」

画像出典元:「ZAICO」公式HP

 

特徴

ZAICOはクラウド管理タイプのため、初期コストを抑えることができ、安価に在庫管理ができるアプリです。

他にもfreeeと連携することで、在庫管理がワンステップで完了するのも便利なポイントです。

UIは、携帯のアプリを起動してスキャンするだけというシンプルさ。無料プランでお試しもできて導入しやすいです。

機能

      • 最新の在庫状況が確認できるデータ同期機能
      • 在庫データ移動履歴の確認機能
      • 仕入・納品データのエクスポート機能

料金プラン

      • 無料プラン:0円
      • エントリープラン:980円 / 月
      • スタンダードプラン:2,980円 / 月
      • シッピングプラン:9,800円 / 月
 

使う人の仕事を簡単・スムーズに!「flam」

画像出典元:「flam」公式HP

 

特徴

flam(フラム)は、販売・仕入れ・在庫業務の連携が簡単にできるクラウド販売管理システム。扱いやすいユーザビリティやクラウド利用のため、導入しやすいのが特徴です。

導入・維削減持管理費用を極限まで削減しているので1日300円で利用可能である点もポイントです。

機能

      • 販売管理機能が充実
      • 多様な仕入管理機能を備える
      • 受払、棚卸、在庫機能などを備えた在庫管理機能

料金プラン

      • スタンダードプラン:9,300円 / 月
      • プロフェッショナルプラン:19,800円 / 月
      • プレミアムプラン:49,800円 / 月

 

スマホで簡単の在庫管理システム!「ロジクラ」

画像出典元:「ロジクラ」公式HP

 

特徴

ロジクラは出荷作業をiPhoneで行うことができるため、手入力による人為的なミスを削減することができます。また、スマホでの情報はクラウドで一元管理されるため、運用フローも今までより楽になります。

導入前には14日間の無料トライアル期間がある点や、導入前のヒアリングもできる点から、導入ハードルは非常に低いです。

機能

      • 在庫管理をクラウドで管理できる
      • スマホハンディでミスを削減
      • 倉庫委託より圧倒的に低価格

料金プラン

      • 0円 完全無料になりました!
      • アパレル店舗向けソリューション:¥15,000 / 月、1店舗

※別途、入力機器としてiPhoneが必要です。

 

その他の在庫管理システム

D2CビジネスやEC事業者向け「AnyLogi」


画像出典元:「AnyLogi」公式HP

特徴

「AnyLogi」は、煩雑になりがちな受注管理・在庫管理・出荷管理の業務を効率化できる物流管理プラットフォームです。

D2CビジネスやEC事業者向けのサービスで、Shopify/Shopee/TikTok ShopなどのECツールとの連携で、受注から出荷までの工程の自動化が可能。

また、海外の物流パートナーとも連携しているため、越境ECにも対応可能で海外へのビジネス展開もサポートできます。

初期費用不要で従量課金制の料金体系になっており、専任スタッフによるサポート体制も構築されており、導入のしやすさも魅力的です。

料金

入庫料・出庫料はそれぞれ従量課金制の料金体系になっています。

初期費用は不要、シンプルな料金体系になっています。

  費用
入庫料(税抜) 15円/1商品あたり
保管料(税抜) 7,600円/1坪あたり
出庫料(税抜) ・ポスト便:370円
・60サイズ:680円
・80サイズ:780円
・100サイズ:880円
・120サイズ:1,050円
・140サイズ:1,300円
オプション料金 ・複数ピッキング料 20円
・同梱品ピッキング料 8円
・返品対応作業料 350円〜
・沖縄/離島配送 0〜2,500円(サイズに応じて変動)

※月500件出荷未満の場合のみ、システム利用料 20,000円 / 月が発生します。
 

 

EC物流に強く拡張性が高い「ロジザードZERO」

画像出典元:「ロジザードZERO」公式HP

特徴

「ロジザードZERO(ロジザードゼロ)」は、アパレル・化粧品・食料品など取扱商品を選ばず対応可能で、倉庫での在庫管理に必要な機能が揃ったクラウドWMSのパッケージソフトです。

物流倉庫・バックヤードの実在庫を正確に管理したい方、倉庫内の保管場所・数量、状態(A品/B品など)をリアルタイムに管理したい方におすすめです。

カスタマイズなしでも利用できる十分な標準機能が特徴で、365日サポート付きなので困った時でもすぐに相談できます。

高い拡張性をもち、カートシステムやOMSなど周辺システムとの自動連携にも取り組んでおり、BtoB物流、ECに強みがあります。

汎用性が高い分、設定の際の画面がやや煩雑に感じる場合があります。

料金プラン

  • 初期費用:要問合せ
  • 月額費用:要問合せ

業務フローによっては、カスタマイズが必要な場合もあるため問合せを行い確認しましょう。

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販売・仕入・在庫機能搭載の統合型ERP「Clovernet ERPクラウド」

画像出典元:「Clovernet ERPクラウド」 公式HP
 

特徴

「Clovernet ERPクラウド」は、面倒なメンテナンスやバージョンアップが不要な統合型ERPクラウドサービスです。

会計を含めた販売・仕入・在庫管理など、一元管理が可能となります。

バックオフィスに必要な機能をオールインワンで備えたWeb型のソフトなので、業務の重複作業やミス削減と合わせ、働き方改革やペーパレス化を実現したい企業におすすめです。

無料トライアル(最大2ケ月)によるお試し利用が可能です。但し、実際の導入教育費用は有料となっている点に注意が必要です。

 

料金プラン

「Clovernet ERPクラウド」は、料金プランによって利用できる機能が異なります。

必要最低限の機能をパッケージングしたエコノミーは、初期費用がかからないため、導入コストを抑えられます。

スタンダードプランでは、在庫管理やプロジェクト別収支管理機能などが最初から利用できるため、厳格な管理が求められる中小企業におすすめです。

  エコノミー スタンダード
初期費用
(税別)
¥0 ¥30,000
月額料金
(税別)
¥7,500~ ¥15,000~
ID数 2ID 5ID

使用感は、無料デモにて体験可能です。

 

在庫管理を含めたあらゆる業務の一元管理が可能!「monday.com」

画像出典元:「monday.com」公式HP

特徴

「monday.com(マンデードットコム)」は、プロジェクト管理、在庫管理、顧客管理、ナレッジマネジメント、ヘルプデスク、採用管理など、あらゆる業務を一元管理できる便利なプラットフォームです。

管理作業に時間が取られないよう、タスク管理の自動化機能も搭載!

ドライブやWeb会議ツール、SalesforceやHubSpotなど、数多の他サービスとも連携して最適化できます。

料金

  ベーシック スタンダード プロ エンタープライズ
月額料金
(1年契約)
900円 / 月 / 人 1,100円 / 月 / 人 1,800円 / 月 / 人 要問い合わせ
月額料金
(月次請求)
1,100円 / 月 / 人 1,400円 / 月 / 人 2,200円 / 月 / 人 要問い合わせ

 

 

中堅・中小企業におすすめ!「楽商」


画像出典元:「楽商」公式HP

特徴

楽商は中堅・中小企業にぴったりなシステムです。

企業の成長とともにカスタマイズできるため、今後の成長を見越してたくさんの機能が詰まったシステムをはじめから導入するよりも、圧倒的に費用対効果が高いと言えます。

 

導入実績700社以上でアパレル向け!「Strawberry Jam(いちごクラウド)」


画像出典元:「Strawberry Jam」公式HP

特徴

Strawberry Jamは、アパレル業界定番の在庫管理システムです。

在庫管理ができるだけではなく、営業の販促をすることが出来るので、利益アップにつなげることができるのが魅力的です。

 

無料で在庫管理サービスと使用できる!「SASO」


画像出典元:「SASO」公式HP

特徴

SASOは、「何が」「どこに」「いくつ」あるのかを明確にすることを特化した在庫管理ソフトです。

デザインもシンプルでとても使いやすく、何より無料で使用開始できるので試しに使ってみるのも良いでしょう。

 

在庫を自分で持たない無在庫販売ツール!「HARU(ハル)」


画像出典元:「HARU」公式HP

特徴

HARUは、在庫を自分で持たない無在庫販売のツールです。注文の度に、仕入れ先から商品を注文しなくてはいけない無在庫販売ですが、このツールを使えば仕入先の在庫状況などを自動チェックしてくれるのがが魅力的!

 

柔軟なカスタマイズ対応!「eeeCLOUD」


画像出典元:「eeeCLOUD」公式HP

特徴

シンプル設計で簡単に操作ができます。

全拠点でリアルタイムに反映される在庫管理システムは、キャッシュフローの改善に役立ちます。

 
出荷管理システムについて比較検討したい方はこちらへ

 

在庫管理システム導入のメリット

正確に入力可能

1つ目は、「誰もが正確に入力できる」ということが挙げられます。

主にiPhone等のスマホを入力機器として用い、また操作画面が判り易くなっているため、経験の浅いアルバイト等でも、ミス無く正しい情報を入力することができます。

これにより情報の正確性が向上し、常に最新の情報をキープすることが可能です。

コストダウンを実現

2つ目は「圧倒的なコストダウンが可能」という点です。

在庫管理するための専用ソフト・情報を管理するためのサーバー、頻繁な棚卸のための人員と時間は在庫管理ツールの導入によって劇的に削減できます。

また、社外クラウド管理されていることで、社内で万が一の震災や事故が発生しても在庫データは壊れる事無く運用できる点は、危機管理の点からも魅力的です。

在庫管理システム導入のデメリット

一方で在庫管理システムを導入するデメリットとしては、少なくとも入力機器としてiPhone等の初期費用が必要となる点です。

運用費がたとえ0円だとしても、入力するためのツールは自分で用意する必要があります。従業員が複数居る場合には、複数台用意する必要があるでしょう。

在庫管理の機能もサービス毎に幅があり、特に会計業務と連動したい場合には必要な情報を管理することができるか、会計ソフトとの連携はどうなるのかを確認する必要があるでしょう。

まとめ

この記事ではおすすめの在庫管理システム8選を比較紹介しました。

本記事をおさらいすると、在庫管理システムには「クラウド管理タイプ」と「非クラウド管理タイプ」の2種類がありましたね。

そして、自社のビジネスモデルに合った機能を揃えているのか?クラウド管理タイプであれば対応端末は何なのか?セキュリティ対策などに備えてサポート体制は十分なのか?といった選定ポイントを経て、自社に最適な在庫管理システムを選べば良いのでしたね。

今回ご紹介した在庫管理システムの導入によって、今まで在庫管理に費やしていたコスト削減や業務の効率化に繋がり、皆さまの日ごろの作業がよりスムーズに進むことを祈っています。

在庫管理を少しでも楽に行いたい方は、ぜひ今回紹介した在庫管理ツールの導入を検討してください!

画像出典元:「ZAICO」「flam」「ロジクラ」「O-DAN」公式HP

 

 

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