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今回は世間に数多く展開されているレンタルサーバーの中から、費用対効果が高く、初心者におすすめの10選をご紹介します!
それぞれの特徴をまとめたので、比較検討の参考にしてください。
このページの目次
レンタルサーバーとは、サイト運営に必要なサーバーを貸してくれるサービスです。
サーバーを構築するために使うPCを用意し、そのPCを常に起動した状態を保ってくれるので、サイトを運営する会社は中身だけ作ればよく、サーバーのためのPCを購入したりそれを設置・管理する必要がありません。またセキュリティ対策を始めとしたソフト面の各種管理業務も行ってくれます。
レンタルサーバーの導入によって、以下が期待できます。
いつでも安心してネット環境を利用できるようになり、より効率的に作業を進められるようになります。
「さくらレンタルサーバー」は、さくらインターネットが運営している老舗のサービスです。
サーバー容量やドメイン数に応じてプランが用意されており、専用メニューから簡単に管理ができるようになっています。
またサーバーへのアクセスが途切れたりダウンすることが無い高い品質管理を行っている点への評判が高く、多くの企業に利用されています。
大企業から個人事業主まで幅広く対応できます。また今のサイトが少し重くて使いづらいなという場合にもおすすめです。
・好きな文字を使った独自ドメインを取得可能
・WordPress等のサイトの表示速度が高い
・独自SSL対応で安全対策が充実
・ライトプラン(10GB):129円 / 月
・スタンダードプラン(100GB):515円 / 月
・プレミアムプラン(200GB):1,543円 / 月
・ビジネスプラン(300GB):2,751円 / 月
・ビジネスプロプラン(500GB):4,628円 / 月
・マネージドプラン(700GB):12,960円 / 月~
「お名前.COMレンタルサーバー」は、GMOが運営しているサービスです。
無料の独自SSLが標準搭載されている点、また独自ドメインを1円で登録可能な点が最大の特徴です。
仕様ディスクにはSSDが割り当てられるのでアクセスも早く、WordPressでのサイト運用に最適な環境を提供しています。
Office365プランなども提供しており、通常業務もクラウド上でデータ管理したい企業におすすめです。
・多くの種類の「ドメイン=Webサイトの住所」に対応
・サイト運営に不可欠なセキュリティ機能が充実
・簡単、かつ安全にドメインの売買が可能
・D-11プラン:980円 / 月 (12ヵ月払いの場合)
・SD-12プラン:1,960円/ 月 (12ヵ月払いの場合)
画像出典元:「Conoha by GMO」公式HP
「ConoHa WING」は、GMOが運営しているサーバ―です。
最大の特徴は、ページの表示速度が国内最速という点です。
表示速度はGoogleからの評価(SEO)にも直結すると正式に発表されているので重要な選定ポイントです。
また、独自ドメイン2つを無料で永久利用することが可能で、ドメインは1つにつき年間1000円~1500円程するので実質2000円~3000円程お得になります。
「複数のサイトを持ちたい方」、「SEO対策を重視したい方」におすすめのレンタルサーバ―です。
「Zenlogic」は、ソフトバンクグループのIDCフロンティアが運営するサービスです。
豊富なプランに充実したサポート体制が整っており、初めてレンタルサーバーを利用する方や、IT担当者がいない企業でも簡単に使いこなせる点を謳っています。
3サービス14プランから自社にあったプランを選択でき、初期費用が0円から始められるのも魅力です。
また独自のSSLが無料で使えるので、セキュリティ対策も万全です。
・初心者でも簡単にサイトを運営・管理できる
・WEBサイトの常時SSL化、SNI対応
・ネット上の住所であるドメイン名の取得
・IC-1プラン(1vCPU / 2GB):3,800円 / 月
・IC-2プラン(1vCPU / 4GB):9,200円 / 月
・IC-3プラン(2vCPU / 8GB):19,800円 / 月
・IC-4プラン(4vCPU / 16GB):38,700円 / 月
様々なIT技術を提供しているGMOが運営する「iCLUSTA+」は企業から圧倒的な支持を得ています。
先進技術を駆使した機能と丁寧なサポートにより利用者の満足度が高いレンタルサーバー。
新規にホームページを立ち上げる際はもちろん、他社からの乗り換えにもおすすめです。
・ミニ:934円/月
・レギュラー:1,410円/月
・プロ:2,362円/月
「ドメインキング」は月500円から利用できる格安レンタルサーバーです。
クラウドサーバーを利用しており速度は安定しにくいですが、サポートが充実しているため、初めてのサイトやブログの運営にうってつけです。
ディスク容量により3プラン用意されています。
3タイプとも初期費用は一律934円。
・「Pプラン」月額料金500円
メーリングリスト・データベース数1個のみ、ドメイン数10個
・「Sプラン」月額料金700円~
メーリングリストが3個まで、データベースは5個まで利用可能
・「Mプラン」月額料金1,200円~
メーリングリストが5個まで、データベースは10個まで利用可能
ドメイン取得やホームページ開設などの専門知識がなくても「アルファメール」に登録するだけでスムーズにサイト運営までの準備が完了。
万全のサポート体制とセキュリティ体制で、様々なトラブルからサイトを守ってくれます。
・アルファメール2コンパクト:1,400円/月
・アルファメール2:2,800円/月
・アルファメールプレミア50GB:3,800円/月
・アルファメールプレミア100GB:6,800円/月
簡単に素早くホームページを作成したい方にお勧めな、高い稼働率と分かりやすい操作が魅力の「LOLIPOP」。
ある大学の講座では学生達にも使われています。
各機能のマニュアルが動画で公開されているのも嬉しいポイントです。
・エコノミー:100円/月
・ライト:250円〜/月
・スタンダード:500円〜/月
・ハイスピード:500円〜/月
・エンタープライズ:2,000円〜/月
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「heteml」のレンタルサーバーは高い稼働率と高速化に特化しています。
稼働が安定したサイトを作りたい企業や、サイトの反応速度が遅いことに悩んでいる企業にお勧めです。
・ベーシック:800円/月
・プラス:1,600円/月
2つのプランで異なるのは容量・データベース・転送量のみ。標準装備機能に差はありません。
長期契約になるほど月額がお得になります。
CPIは、大手通信会社KDDIグループが提供する老舗のレンタルサーバーです。
安定感やカスタマイズ性に定評があり、官公庁や大手企業の実績が多く法人利用率が90%。そのためビジネスシーンに必要な機能・サービスを標準装備として網羅しており、セキュリティ国際規格もクリアしているので非常に安心して利用できるサービスです。
料金は他サービスと比較するとやや割高ですが、高性能なサーバーに加え搭載機能も豊富なので、総合的なスペックで見るとコストパフォーマンスが良いという声が多いです。
契約期間分は、契約期間一括での支払いになります。月額費用は、契約期間分の一括払いを月額へ換算した費用です。
初期費用(税別) | 月額費用(税別) | 合計金額(税別) | |
12ヶ月(一括払い) | 0円 | 3,800円 | 45,600円 |
6ヶ月(一括払い) | 20,000円 | 4,100円 | 24,600円 |
3ヶ月(一括払い) | 20,000円 | 4,400円 | 13,200円 |
レンタルサーバーの契約プランは様々あり、またオプションとして用意されている機能も多くあります。
例えば企業サイトの運営だけを行うのであれば基本プランで十分ですが、そこに動画などを多く掲載したいのであれば、ディスク容量は増設する必要があるかもしれません。
この場合、後からオプションで増設するよりも、最初からディスク容量の多いプランで契約した方が安上がりになります。
また複数のユーザーが1つのサーバーのディスクにアクセスすると、一時的に企業サイトにつながりにくくなる場合があります。
このような状況を回避したい場合には専用にサーバーを割り当てるプランを選択する必要があります。
さらにサイトで動的ページを運用したい場合には、PHPサーバーなどのCGI対応機能が必要になります。
サーバーによってはCGI禁止の所もありますので、確認が必要です。
このようにサイト運営だけに絞っても、企業によって必要な機能は様々です。
必要な機能を改めて良く確認し、サポート窓口によく相談してから導入を決めましょう。
レンタルサーバーは数多くあるため、その管理品質も様々です。
何か問題が発生した場合のサポート体制は万全か、24時間365日対応してくれるか、対応は親切かなどがチェックポイントとなります。
またネット環境ではセキュリティ対策が不可欠であり、万が一、レンタルサーバー内の機密情報が外部に漏れてしまっては大変です。
ネット犯罪とその対策はいたちごっこの状況ですので、サービス業者が常にセキュリティ対策に対応しているかも大事なポイントです。
レンタルサーバー業者の中には、ユーザー数や契約杜数などの実績値を公開しているところがありますので、そういった情報もチェックしてみましょう。
サービス運営会社の所在地ではなく、レンタルサーバーそのものを置いている場所を確認しておきましょう。
できれば日本国内にサーバーがあるサービスを利用することをおすすめします。
例えばサーバー所在地に災害が発生した場合、国内であれば一時的にサーバーが止まったとしても迅速に対策することができます。
しかし海外にある場合は現地作業員が対応することになり、日本と同じように対応できるかは未知数です。
レンタルサーバーの導入には大きく3つのメリットがあります。
企業サイトを作るためにはサーバーを準備する必要があり、そのためには様々な知識・実作業が必要です。それらを全て外部委託できますので、サイトの中身を作るだけで簡単に企業サイトを公開できます。
サービスによってはサイトを作るためのエディタや機能も提供しており、企業側の負担を大幅に減らすことができます。
サーバーを自社で買うと、相応の金額がかかります。設置場所も自社内で確保しなくてはなりません。
レンタルサーバーを利用するとこういった負担が無くなります。日々巧妙化しているセキュリティ対策や災害時の対応など、日々のメンテナンスに必要な人材の確保や教育コストも削減できます。
しかもレンタルサーバーに必要なコストは月額数百円からと格安で、企業の規模にかかわらず利用できることもメリットと言えます。
企業サイトを運用していて心配なのは、災害時の対応やセキュリティ対策です。そのため24時間365日、安定した運用が求められます。
レンタルサーバーなら、災害時の復旧作業が迅速。レンタルサーバーでのメールが使用可能になっていれば、社員の安全確認をレンタルサーバーを通じて行うこともできます。
サービス運営業者のサポート体制については、事前に良く確認しておきましょう。
一方で、レンタルサーバーを導入するデメリットもいくつかあります。
サーバー共有プランを利用する場合は、1つのサーバーを複数のユーザーが利用し、それぞれがサイトの公開やメール送受信を行っています。
もし他のユーザーが悪意あるサイトを作成し、大量にアクセスさせる仕組みを作ってしまうと、他ユーザーのサイトへのアクセスが遅くなったり、つながらなくなったりする可能性があります。
またサーバーの処理能力を多く必要とする処理を他のユーザーが行っていると、自社サイトの作業に影響してしまいます。
より安定したサイト運営を行いたい場合は、専用サーバプランを検討しましょう。
サイト上で何か情報を入れると、その情報に合わせて表示するページを切り替えるようなサイトを「動的サイト」と呼んでいますが、こういった仕組みを実現するためにはCGIという機能が必要です。
しかし悪意あるハッカーが第三者のページに勝手にCGIを埋め込むことで、個人情報を盗まれたり「なりすまし」被害を広げてしまうことがあります。また、CGIを多用すると処理に多くの時間を要します。
そのためサービスによっては、CGI機能を使用禁止している場合があります。
サイト作成に人気のWordPressにも多数被害報告が出ていることから、使用を禁止しているサーバーもあります。
ネットショップや凝ったデザインのサイトを運営したい場合には、特に注意が必要です。
おすすめのレンタルサーバー10選を比較紹介しました。
今回ご紹介したレンタルサーバーの導入によって、特に専門知識が無くても企業サイトの運営や社内メールなどの整備ができるようになり、より作業効率の向上も期待できるようになるでしょう。
新しくサイトを立ち上げる企業や既存サイトの安定性やセキュリティに不安がある方は、ぜひ今回紹介したツールを始めとしたレンタルサーバーの導入を検討してみることをおすすめします!
画像出典元:Pixabay