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情シス部門の人手不足や導入すべきシステム選びに悩む企業におすすめなのが、情シスのアウトソーシングです。
代行会社に依頼すれば、プロの知恵を借りられるため、IT部門の課題が短期間で解決できるでしょう。
当記事では、情シスのアウトソーシング会社おすすめ10選のサービス内容と料金を比較紹介します。
外部委託するメリット&デメリットや選び方も説明するので、自社と相性の良い代行会社を見つけるための参考にしてください。
おすすめサービスの比較を無料で!
このページの目次
情シスの主な業務は、既存システムの運用保守やヘルプデスク、社内インフラなどのセキュリティ対策です。
これらの運用保守部門は、すべてアウトソーシングできます。
依頼する業務に必要なスキルをもつスタッフが在籍している代行会社を選びましょう。
コンサルサービスも行っている代行会社なら、IT部門における自社課題&解決策の相談もできます。
知識と経験が豊富なプロの力を借りることで、IT系の悩みをなくし、強い企業へと成長できるのがメリットです。
上記1.と2.の両方を提供している代行会社もあるので、IT系業務を丸ごとお任せすることもできます。
自社のIT戦略をゼロから見直したい、なにから手をつけて良いか分からない、そんな悩みがある場合は導入を検討しましょう。
画像出典元:「情シス支援サービスION」公式HP
情シス支援サービスIONの運営会社である株式会社コンピュータマネジメントは、豊富な開発経験に基づき様々なシステム関連業務を提供。
業務支援実績を活かし、気軽な相談から常駐支援まで、情シス業務をしっかりサポートしてくれます。
多くの大手企業をはじめ、多種多様な業種との取引実績があり、安心してお任せできるでしょう。
チーム体制での提案をしてくれるので、管理業務の削減にも繋がります。
情シス支援を依頼する場合は、打合せのみなら月額5万円、支援をお任せする場合は月額104万円から依頼できます。
アドバイザリー 相談窓口 |
期間限定PJ支援 | 情シス支援 | |
金額 | 50,000円/月 | 650,000円~/月 (※0.5人月の場合) |
500,000円~/月 (※0.5人月の場合) |
サービス | 各種ご相談 (月2回の打合せ/ メール対応) |
【PJ支援 (専門作業)】 ・IT企画 ・ベンダ選定 ・PJ管理 |
【PJ支援 (通常作業)】 ・IT企画 ・ベンダ選定 ・PJ管理 【定常業務 (通常作業)】 ・システム維持 ・ベンダコントロール ・定期監査 ・年度計画 |
※0.5人月は10営業日
(税表示なし)
画像出典元:「情シス」公式HP
「情シスフォース」の特徴は、ITに関することなら何でもお願いできることです。
基本的な情シス業務の代行はもちろんのこと、企業の課題分析や解決策提案も支援してもらえます。
依頼内容に制限はなく、「DX化したいけれど何をすれば良いか分からない」というぼんやりした相談でもOKです。
セゾン自動車火災、京都フュージョニアリングなどでの導入実績があり、情シスの課題をスピーディーに解決してくれます。
最短3営業日で業務開始可能で、初回は1ヶ月で契約変更できます。
基本的にはリモートでの支援なので、現地に出向くためには事前調整が必要です。
プラン名 | 相談 | 並走 | おまかせ | 丸投げ |
初期費用 | 無料 | |||
月額利用料 (税別) |
10万円 | 30万円 | 54万円 | 78万円 |
※初月のみ1ヶ月で契約変更可能(以降は3ヶ月毎の更新)
画像出典元:「シェアード社員」公式HP
「シェアード社員」は、ユナイトアンドグロウ株式会社が提供している情シス部門の人材をシェアするサービスです。
会員企業数は619社にのぼり、多くの企業のIT分野を活性化しています。
また、一般的な派遣社員とは異なり準委任契約を採用していて、発注者の指揮命令を受けず自己の裁量と責任で業務を遂行するのが特徴です。
スタッフがスクラムという複数人のグループを組んで情報共有しながら支援する仕組みで、シェアード社員の全スタッフのスキルやノウハウが活用できます。
利用方法は、単発で利用できる『スポット』、時間単位で利用できる『フレックス』から選べますが、どちらも利用前にポイントを購入する前払いの料金システムです。
詳細については、お問い合わせが必要です。
以下は料金の一例です。
【例1】社員40名の企業での短時間利用 15万円/月
【例2】社員340名の企業での情シス部門の体制強化 230万円/月
※派遣するスタッフのスキルに応じて料金が変わる仕組み
画像出典元:「クラウドネイティブ」公式HP
「クラウドネイティブ」では、企業のITインフラ自立を目標とした支援を行っています。
「情シス部門を作り直して整えたい」「自社に最適なITインフラの全体像を設計したい」そんな企業にぴったりです。
様々なIT製品を組み合わせてサービス設計を行うのが特徴で、特定のベンダーとの資本関係はなく実際にエンジニアが検証し高評価だったものだけを採用しています。
経済産業省や三菱重工などの導入実績があり、スタートアップから大企業まで業種や業態を問わず利用できるのが魅力的です。
システムの設計&実装の提案とサポートがメインのサービスのため、情シス業務の代行は依頼できません。
詳細については、お問い合わせが必要です。
画像出典元:「シスクル」公式HP
「シスクル」は、スペシャリストで構成されたチームによる支援を受けられるサービスです。
企業で活躍中のスタッフに相談できるので、変化の速いIT業界の最新情報を教えてもらえるでしょう。
目標として掲げている『モダンな情シス』とは、あらゆるシステムをクラウドサービスを中心に業務設計できて、従業員一人ひとりのサクセスにコミットできる情シス、とのこと。
業務設計の段階だけでなく、ソリューションの選定や構築、導入まで手厚い支援を"伴走型"で受けられます。
プランは「ITデスクプラン」「情シスコーチプラン」「フルサポートプラン」の3種類。
現場の人手が不足している場合は、情シス業務のスペシャリストによる業務代行サービスを受けることも可能です。
詳細については、お問い合わせが必要です。
画像出典元:「クラウドSE」公式HP
「クラウドSE」は、企業のIT業務全般をサポートするサブスクリプション型アウトソーシングサービスです。
月額4.9万円から利用でき、社内ヘルプデスク業務やPCの初期設定、ITツールのアカウント管理、マニュアル作成、開発支援など幅広いIT業務を代行します。
プロのITコンサルタントやエンジニアが業務効率化やセキュリティ診断、サーバー保守運用、開発などをチーム体制で対応するため、属人化を防ぎ業務ノウハウの蓄積も実現します。
また、柔軟なプラン調整が可能なため、必要なときに必要なリソースを提供することでコストを最適化します。
クラウドSEは、企業のIT課題を解決し、企業のIT化、DXを推進するためのサービスです。
クラウドSEは月額4.9万円~で利用できます。
アドバイザリープラン | スタンダードプラン | プロプラン | |
費用 | 4.9万円/月 | 9.8万円/月 | 22.5万円/月 |
対応時間 | 10時間/月 | 15時間/月 | 30時間/月 |
サービス内容 |
・パソコンサポート |
・各種ツールの管理運用 |
・WEBサイトの構築/運用 |
(税別)
PC初期設定 | モバイル端末初期設定 | |
費用 | 3,480円 / 台 | 1,880円 / 台 |
オプション |
・シリアルNo収集 |
・保護フィルム貼付 |
(税別)
ヘルプデスク | キッティング | エンジニアリング | |
費用 | 2.8万円 / 日~ | 3.6万円 / 日~ | 4.8万円 / 日~ |
(税別)
※上記金額に加え、渋谷駅から訪問場所までの往復交通費を別途必要。
※希望の訪問場所によっては対応が難しい場合あり。(1都3県エリアを想定)
画像出典元:「IT Concierge」公式HP
IT Conciergeは、企業のIT運用をプロが一貫してサポートするアウトソーシングサービスです。
最新のIT情報や、蓄積してきた多数の実績を基にアドバイスを行い、保守対応やセキュリティ向上、ITリソース管理等を行います。
情シス君の利用料金は、顧客の抱える課題に応じて4つのプランを用意。
依頼内容やレベルに合わせて個別に見積もりが必要です。
※4段階にわけて時給計算
画像出典元:「情シス君」公式HP
「情シス君」とは、専門的なITコンサルタントを手頃な価格で提供している情シスアウトソーシングサービスです。
スポット利用から広範囲なコンサルまでワンストップで任せられるので、IT領域だけにとどまらず、関連領域を含む幅広い業務に対応している点が魅力です。
また、24時間365日サポート対応が可能で、全国どこでも現地対応を利用できるといったサポート力の高さも強みです。
情報システム領域はもちろん、ツール導入やシステム開発などの関連領域にも対応。
情報システム領域 | |||||
コンサルティング支援 | 運用支援 | 環境改善支援 | |||
質問相談 | 調査対応 | キッティング | ヘルプデスク | オフィス移転/再構築 | ネットワーク改善 |
IT研修 | トラブル障害対応 | IT資産管理 | セキュリティ運用改善 | グループウェア 導入/移行 |
セキュリティ強化 |
システム操作 | 見積もり・ 提案チェック |
システム運用改善 | ベンダーコントロール | クラウド移行 | バックオフィス ITツール導入 |
+全般的な相談 | +アウトソーシング | +アウトソーシング | |||
+関連領域:人事労務/法務/経理やセールスマーケティング |
情シス君の利用料金は、顧客の抱える課題に応じて4つのプランを用意。
依頼内容やレベルに合わせて個別に見積もりが必要です。
※4段階にわけて時給計算
画像出典元:「フレクシーサポート情報システム代行」公式HP
フレクシーサポートの情報システム代行は、リモートによるサービス提供を主体にすることで低コスト&高品質を実現したサービスです。
月額1万円~の定額制と単発利用も可能で、とても使い勝手が良いサービスとなっています。
社内の情報システム業務に課題を抱える企業を、丁寧なヒアリングと幅広いサービスでサポートしてくれるでしょう。
訪問も可能ですが、常駐での派遣となると低コストでは難しい点は把握しておいてください。
フレクシーサポートの情報システム代行は月額1万円~で利用できます。
定額制の料金体系で、単発での業務依頼も対応可能です。
詳しい料金については、サービス内容や訪問の有無でことなるため、お問い合わせが必要です。
ここでは参考となる料金事例をご紹介します。
事例1 | 事例2 | 事例3 | |
費用 | 5万円/月 | 20万円/月 | 10万円/月 |
対象拠点 | 京都 リモート |
神奈川・佐賀 リモート |
千葉 リモート+緊急時の訪問 |
サービス内容 |
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(税表示なし)
画像出典元:「トータルITヘルパー」公式HP
「トータルITヘルパー」の特筆すべき部分は、42,668社での導入実績があることです。
リモート対応だけでなく、全国にある37の営業所から対面訪問もできます。
100万件以上の問題を解決してきたノウハウ(解決率97%)を活用できるのがメリットです。
ITの専門家167名が在籍しており、グループ全体では1,200名を超えるIT総合商社のため、幅広い用途で利用できます。
また、今すぐ解決したい問題に迅速に対応し、平均30分以内という速さで解決まで導きます。
月額2,000円〜のプランもありますが、パソコン1台ごとに料金が発生する仕組みで、最低月額利用料は6,000円です。
プラン名 | ヘルプデスク | 情シス代行 | プレミアム | |
初期費用 | 10,000円 | |||
月額利用料/PC1台 | 2,000円~ | 3,000円~ | 5,000円~ |
(税表記なし)
※2023年5月現在キャンペーン中で初期費用は無料
※カスタマイズプラン(料金は要問合せ)もあり
※最低利用期間半年、最低月額利用料6,000円
IT部門は企業の明暗を分ける重要な部署ですが、優秀なIT人材の確保は非常に難しく問題が放置されているケースも珍しくありません。
技術革新が目覚ましいIT分野で遅れをとると、致命傷になるリスクがあります。
代行会社を利用してプロのサポートを受けるメリットの一つは、専門家のノウハウや知見を取り入れることができる点です。
新しいSaaSの利用を提案・運用してくれるなど、企業にとって最善の解決策を用意してくれるでしょう。
情シス業務をアウトソーシングすると、採用コストを節約できることもメリットです。
昨今IT人材の需要が高まっているため、採用・育成コストや給与などが高騰しています。
採用にかかる時間やコストを考慮して、代行会社に依頼することも選択肢の一つでしょう。
代行会社を利用すれば、コストを最小限に抑えつつ優秀な人材を確保できます。
情シスは、慢性的な人手不足や属人化に陥りやすい部門であるといえます。
アウトソーシングすることで、担当者の負担が軽減し働き方の改善にもつながるでしょう。
また、専門的なスキルが必要な情シス部門では業務が属人化しやすく、担当者がいないと他の社員では対応できないことが多くなりがちです。。
外部委託することで、特定の人しか行えない業務を減らし、見える化を進めることができます。
代行会社を選ぶ際に最も大切なのは、自社の課題を解決できるか確認することです。
ヘルプデスクの代行を依頼したいなら、該当業務に対応しているアウトソーシング会社でないといけません。
自社課題がはっきりしてない場合は、「情シスフォース」などいろいろな相談に乗ってもらえる代行会社が向いています。
代行会社のサービス提供方法は、リモートでの代行業務遂行、Slackで質問に答える、現地に赴いて支援を行う、など様々です。
支援体制も、全行程を伴走型でフルサポートする形式、システム構築の提案がメイン、など代行会社ごとに大きな違いがあります。
自社のIT人材がほどよく揃っている場合は、「クラウドネイティブ」のような自立支援を行うサービスが最適です。
自社のIT人材が極端に不足している場合は、スタッフ派遣がある「情シスフォース」「シェアード社員」「トータルITヘルパー」が向いています。
伴走型支援の「シスクル」なら、課題特定&ゴール設定〜運用開始まですべて二人三脚でサポートしてもらえます。
※今回紹介する「情シスフォース」「シェアード社員」「クラウドネイティブ」」「シスクル」「トータルITヘルパー」すべてで、IT戦略の支援も可能
導入実績が多いアウトソーシング会社のほうが安心して利用できますが、自社が行っている事業と同じ系統の導入実績があるか確認しましょう。
その際には、事業規模もマッチしているかチェックしておくと安心です。
情シス業務を完全にアウトソーシングすると、自社にノウハウが残らないことがデメリットです。
外部に頼らないと事業が続けられない状況を避けるためには、代行業務を記録する必要があります。
自社にノウハウが蓄積される仕組みになっているサービスを選ぶか、事前に代行会社に相談しておきましょう。
利用料金はアウトソーシング会社ごとに大きな差があり、依頼内容も多岐にわたるため、費用対効果を比較するのは容易ではありません。
明確な解決策をみつけるのは難しいのですが、お試し感覚で利用できるプランがある代行会社だと導入ハードルが低いでしょう。
1ヶ月だけ利用できるサービスなど短期間利用で試してみましょう。
アウトソーシング会社に依頼する業務を決めたり、スタッフとのやり取りをする人材を確保しておかないと導入効果を最大化できません。
業務整理ができていない場合は、どんな相談でもOKな「情シスフォース」、管理する人材がいない場合は、自己の裁量で業務を行う「シェアード社員」がイチ押しです。
情シスは人手不足により担当者の負担が大きくなりがちですが、代行会社を利用すれば自社の問題解決に期待できます。
しかし、依頼先を決めるのが難しいため、無料相談をつかって代行会社の雰囲気を確かめたり、実際に短期間だけ利用して失敗を防ぎましょう。
ITの専門家と協力して「出社しなくても情シス部門がまわる仕組み」を整えれば、社員がフルリモートで働けるようになり、優秀なIT人材を確保しやすくなります。
このように隠れたメリットもあるので、長期的な目標を立てて代行会社を利用するのがおすすめです。
画像出典元:O-dan