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「従業員の一人一人の課題を明確にし、組織全体の生産性向上を図りたい」という担当者におすすめなのが組織診断ツールです。
組織診断ツールを導入すると、従業員の個々の課題が把握できるだけでなく、組織全体としての課題を発見・改善することにより、人材育成の方針が明確になり、離職率も下げることができます。
この記事では、組織診断ツールの選び方のポイント、メリット・デメリット、利用する際の注意点を解説していきます。
おすすめサービスの比較を無料で!
このページの目次
組織診断ツールとは、社員へアンケートを行い、現在の会社の状況や社員が抱える課題を可視化し、理想とする組織を創り上げていくために活用するツールです。
組織診断ツールを活用することで、長時間労働や担当業務量が多い社員を発見することができ、働き方改革に則った対応がしやすくなります。
また、アンケート結果から精神面に不安を抱える社員を見つけ出すことも可能となるため、社員のメンタルヘルスケアはもちろん、離職防止にも役立てることが可能です。
※料金は税抜価格です。
画像出典元:「ミツカリ」公式HP
2週間の無料トライアルがある組織診断ツールです。
社会心理学の理論をベースにした適性検査で社風を数値化し、人と組織のマッチングを行います。
マネジメントに利用する場合は、受検結果をもとに作成されたコミュニケーションシートに、面談相手への接し方について注意すべきポイントが自動表示されるので、従業員と本音で話し合える信頼関係を構築したい、相手に好まれるコミュニケーションを図りながら早期離職を防止したいという企業におすすめです。
・社員の受検結果を表示し、社員と社員の比較が可能
・スタンダードプランではCSV出力が無制限
・スタンダードプランではカスタムモデルの作成も無制限
【スタンダードプラン】
※2週間の無料トライアル(ほぼ全ての機能が利用可能)が利用できます。
※採用/配属での利用向けにライトプラン(月額0円/従業員:無料/応募者:1人2,000円)も用意されています。
→無料トライアル:1ヶ月間
※ライトプランの無料トライアル後、スタンダードプランの無料トライアルの利用は可能です。(計1ヶ月半利用可能)
画像出典元「PULSE AI」公式HP
「PULSE AI」は7つの独自指標で、従業員と企業の課題を浮き彫りにし、組織改善をサポートする組織診断ツールです。
月1回のアンケートにより、従業員の本音とコンディションを明確にし、管理職のマネジメントスキル向上にも寄与してくれます。
従業員の退職リスクはAIが判定。
従業員の定着によって組織力強化を目指したい企業におすすめのサービスです。
・7つの指標『カテゴリースコア』の比較
・月1回のアンケート
・従業員の退職リスク判定にAIを活用
初期費用は0円、初回調査は無料でトライアル利用が可能です。
月額は1人あたり300円(税別)です。
配信された人数に対して課金されるシステムなので、休職・退職などで配信対象外になっているユーザーの費用は発生しないのが便利で嬉しいポイントです。
初期費用 | 無料 |
初回調査 | 無料 |
月額 | 300円/人(税別) |
画像出典元:「Geppo」公式HP
個人と組織、両方の課題を視覚化してくれるGeppo。
毎月1回、3問+αを実名で回答する個人サーベイと、半期または四半期に1回、20問を匿名で回答する組織サーベイとがあり、個々人だけでなく会社全体の変化を発見できます。
企業規模や業界業種問わず導入されており、継続率は97%以上を誇ります。
・選び抜いた3つの質問
・豊富なダッシュボード機能
・わかりやすいレポートフォーマット
~25人:20,000円
26~50人:39,800円
51~100人:68,000円
101~200人:108,000円
200人以上で利用の場合は以下をご確認ください。
「JobSuite TALENTS」は人的資源の的確な配置をサポートする組織診断システムです。
社員に関するさまざまな情報の一元化・可視化により、現状の把握や適切な人員配置や組織図シミュレーションが可能。
数値で組織を診断する機能はないものの、社員の情報を集約、抽出、管理することで、最適な人事配置と評価につながり、社員からのエンゲージメントを高めると同時に、企業戦略の加速に役立ちます。
企業成長に重要な社員に対する理解を深めたい会社におすすめのサービスです。
詳細は資料で確認することができます。
JobSuite TALENTS 含む組織診断ツールの資料をDL
画像出典元:「識学」公式HP
識学の分析機能の中にある組織分析ツール識学サーベイでは、各部署・各社員の考え方の傾向を明らかにすることができます。
約80問のアンケートはパソコンやスマートフォンから10分で回答でき、数値・点数形式のレポートは講師による口頭説明も受けられます。
識学では、1時間の無料相談が用意されています。
料金詳細については、HPから見積もりを立ててもらうことができます。
画像出典元:「ハタラクカルテ」公式HP
「ハタラクカルテ」は、組織の課題を見える化し、人材が定着する組織づくりをサポートする組織課題解決サービスです。
企業や社会の課題解決に取り組む株式会社OKANが提供するツールで、安心して利用することができます。
直感的な画面遷移でITリテラシーに自信がないという人でも使いやすいと評判。
離職防止のための高度な分析をおこないたい場合は個別見積もりが必要なため、スケジュールに余裕をもっておきましょう。
ハタラクカルテの有料プランは2種類あり、どちらも初期費用は無料です。
月額利用料のみのシンプルな料金体系で、リーズナブルに利用できます。
おすすめは基礎機能が備わっている月額167円(税表示なし)の「スタンダードプラン」です。
画像出典元:「Wevox」公式HP
1,500を超える企業で導入されているWevox。科学的根拠のあるサーベイを用いて組織や個人の状態を可視化できるため、すぐに具体的な改善サイクルを生み出すことが可能です。
エンゲージメントを高めるといった視点からも人気を集めている組織診断ツールです。
<Basic Plan>
・初期費用:0円
・月額費用:300円 / 人
<Standard Plan>
・初期費用:0円
・月額費用:600円 / 人
詳細はお問い合わせが必要です。
画像出典元:「モチベーションクラウド」公式HP
「モチベーションクラウド」は、心理学・行動経済学などを基盤としたコンサルティングで実績のあるリンクアンドモチベーションによって開発されたシステムです。
日本最大級の10,060社、312万人以上の組織データベースを保有。
他社との比較、部署・階層別での比較、過去との比較といった様々な角度からの組織分析により、組織が抱える課題を把握、組織改善の施策を実行できます。
パルスサーベイによる月次や週次での進捗把握も可能です。
全社での導入だけでなく、部署単位での導入もできるので導入ハードルが低いのも魅力です。
初期費用 | 月額費用 | 無料お試し |
要問い合わせ | 要問い合わせ | 無料デモあり |
IT
251~500人
他社サービスではできなかったモチベーションの可視化が可能に
以前はカオナビを利用しており、実績でしか社員を評価できなかったものが、モチベーションクラウドを入れることによって、社員のモチベーションを可視化することができ、人事評価にとても役に立っています。
IT
101〜250人
システムのUIUXが古い
専任のサポートがついてくれるが、システム自体は古く扱いにくい。だいぶ改善されてきてはいるがモチベーションクラウド側のシステムレガシーがまだ残っている部分もありUIUXは悪い。
thanks! はお客様のポジティブレビューや、従業員同士での「ありがとう」を社内ポイントを贈り、可視化・数値化するしくみです。
たまったポイントをTポイントやAmazonギフト券に交換して報酬として提供することも可能。
従業員のパフォーマンスを数値化することで、顧客満足度アップのための改善施策にすばやく取り組みたい企業におすすめです。
ベーシック | スタンダード | プレミアム | |
ダイレクトメッセージ・スタンプ | 〇 | 〇 | 〇 |
社内ポイント | 〇 | 〇 | 〇 |
お客様の声 (ポジティブレビュー) |
有料オプション | 有料オプション | 〇 |
導入サポート | 〇 | 〇 | 〇 |
習慣化サポート | 有料オプション | 〇 | 〇 |
表彰サポート | 有料オプション | 有料オプション | 〇 |
料金プランはすべて月額料金制です。
7日間の無料トライアルも用意されています。
画像出典元:「GRATICA」公式HP
GRATICAは、従業員同士で感謝の気持ちをサンクスカードにして伝え合うための社内SNSサービスで、組織診断ツールとしてもかつ法できます。
サンクスカードを利用して感謝を伝え合う習慣をつけることで、社内の人間関係の改善を図り、従業員の満足度をアップさせることで、離職防止に効果的です。
社員間のコミュニケーションのためにサンクスカードを利用することで、嬉しくなる言葉をもらえると、仕事のモチベーションも上がります。
初期費用:無料
有料プランは3種類あり、ユーザー数によって月額固定費用が変動します。
チームや中小規模の企業には、基本機能が備わっている「Standardプラン」がおすすめです。
Standard | Business | Premium | |
月額固定費用 (税表示不明) |
¥30,000~ ¥100,000 |
¥50,000~ ¥200,000 |
要問い合わせ |
ユーザー数 | 100~1,000 | 100~1,000 | 要問い合わせ |
画像出典元:「TUNAG」公式HP
「TUNAG」は、会社の経営方針や社内制度を効果的に広めるためのツールとして有効なサービスです。
3,000以上の制度運用ノウハウを元に分析するため、業種を問わず活用できます。
店舗同士や部門間でのコミュニケーションの不足や意識統一に悩む企業は、まずは無料体験デモの利用がおすすめです。
画像出典元:「wellday」公式HP
welldayはAIを活用した従業員のモチベーション管理・組織改善サービスです。
従業員や組織の状況を簡単に把握したいと考えている企業にはおすすめです。アンケートなど業務以外の負担が不要で、組織の課題を客観的に把握できます。
従業員のモチベーション管理や組織コンディションの改善に効果的に利用すれば、エンプロイーサクセスに大いに役立つことでしょう。
無料トライアルがあります。
詳細については以下の資料を無料ダウンロードしてご確認ください。
画像出典元:「Talknote」公式HP
社員の会話情報を人工知能で分析して、社員のモチベーションを測ることができます。
モチベーションを可視化することで、社内コミュニケーションを活性化したり、離職を防いだりすることができます。
無料トライアルがあります。
料金プランの詳細はお問い合わせをする必要があります。
画像出典元:「ラフールサーベイ」公式HP
直感的なUIでオリジナルサーベイによる企業内の現状把握・分析・課題特定が可能です。
会社全体で健康的な経営を目指すことが可能になります。
組織診断ツールを選定する際、まずは現在自社で抱えている課題やツール活用の目的を明確にする必要があります。
組織診断の目的には「従業員のモチベーションを向上させる」、「人材の定着・離職率を下げる」、「従業員個々の課題を発見する」、「リーダーや管理職の課題を発見し、チーム全体の生産性を向上させる」などがあります。
数多くある組織診断ツールは、それぞれモチベーション向上に特化しているもの、離職率を下げるのに効果的なものなど様々なので、まずは自社の課題・目的にあったツールを選択しましょう。
組織診断ツールは大きく分けて、大規模な調査を行うセンサスと簡単な調査を行うパルスサーベイの2種類があります。
センサスは、組織と社員の関係性や満足度等も含めた、様々な多面的な質問を行ったり、特定の問題の原因を見つけ出すために行ったりするものです。
一方パルスサーベイは、簡単な質問に繰り返し答えるなど、簡易的な調査を行うものです。
それぞれの組織診断ツールによって、調査の頻度が異なる場合や、センサスとパルスサーベイの両方を含む場合もあるため、自社の目的にあった頻度で調査が行えるツールを選択する必要があります。
最後に組織診断ツールを選定する際に欠かせないポイントが、分析結果が分かりやすく表示されるかどうかという点です。
課題解決や目的達成のためにツールを使用するため、組織や個人に何が足りていないのか、問題点が一目でわかりやすく表示されるツールがベストです。
そのため、無料トライアルやデモを使用し、グラフや分析結果のデザインや使用感を事前に確認しておきましょう。
組織診断ツールをより有効的に活用するために注意しておきたい点をご紹介します。
組織診断ツールを利用するためには、社員の回答が必須です。しかし、簡易的な質問でも、業務中・休憩中に回答するのは社員に負担をかけてしまうことになり、時間がないゆえに適当な回答をしてしまうというケースも起きてしまう事態も想定されます。
そのため、①調査前に調査の目的をきちんと説明する、②スマートフォンで簡単に回答できるなど、事前の説明と共にモバイルデバイス対応で操作しやすいツールを選択することが大切です。
組織診断ツールは診断結果を得たら終わりというものではなく、診断後にどのようなアクションを起こすかが大切です。
組織診断ツール提供会社が保有する他社のデータ等からどのようなアクションをおこせば改善可能かといった提案をおこなうツールや、提案サポートがあるツールを選択すると、さらに組織診断ツールを効果的に活用できます。
組織診断ツールを活用すると、現在の自社の状況、さらには社員の状況までもを可視化できます。
通常では目に見えない社員の心の状態や会社全体の状況を可視化することで、会社や社員それぞれの課題を把握できます。
よって、組織診断ツールを活用することで、より堅実な組織マネジメントを行えるようになるのです。
それぞれの組織診断ツールのシステムによって詳細は異なりますが、ツールを活用することで客観的なデータを継続的にとることができます。
営業成績や売上だけでなく、会社全体や社員それぞれの個別の業績を把握することは、会社を大きくしていく上で欠かせないポイントです。
同じ会社であっても、業務内容や人員の組み合わせによって、社員のモチベーションや業績等へ影響を及ぼすことがあります。また、それぞれの部署に適した人材を配置することは、会社の成長にも大きく関与します。
組織診断ツールで得られた結果を基にすることで、それぞれの社員に適した部署を見つけやすくなり、最適な人材配置を実現できます。
なぜ組織診断ツールを使うのか、あらかじめ使用目的を明確にしておかなければ、ツールを効果的に活用することはできません。
まずはどの課題を解決するために組織診断ツールを導入するのかを明確にしておきましょう。
組織診断ツールを使うことで客観的に会社や社員の状況を把握できますが、日頃から社員一人一人との関わり合いの中から気づくこともたくさんあります。
数値化された会社や社員のデータのみを鵜呑みにするのではなく、普段から社員とのコミュニケーションを心掛けることも大切です。
自社の状況だけでなく社員それぞれの状況を可視化できる、組織診断ツール。
社員の課題を明確にし、組織全体の生産性向上を図りたいとお考えの方は、ぜひ組織診断ツールの導入を前向きに検討してみてください。
画像出典元:O-dan