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「リーガルリサーチ」とは、様々な業務の中で起こりうる法的リスクを回避するため、法律や規制・判例データを調査することを意味します。
近年ではサブスクリプション型で利用できるリーガルリサーチサービスが増えており、多くの事務所や企業で導入が進んでいます。
この記事では、リーガルリサーチとは何か?依頼先を選ぶ基準、おすすめのサービスの特徴・料金について詳しく紹介していきます!
おすすめサービスの比較を無料で!
このページの目次
「リーガルリサーチ」とは、企業内のあらゆる業務においての法的トラブルを回避するために弁護士や企業の法務担当者が行なう調査のことを指します。
法律に関する調査を怠ると、意図しない部分で法に触れる危険性が高まるため、リーガルリサーチは必ず発生する業務です。
【リーガルリサーチの具体例】
そして近年ではこれらのリーガルリサーチは主にWeb上でおこなわれるようになりました。
また煩雑になりがちなリサーチをサポートする「リーガルリサーチサービス」が、幅広く使われるようになっています。
次章からはおすすめのリーガルリサーチサービスを紹介していきます!
画像出典元:「Legalscape」公式HP
「Legalscape」は、2,500冊以上の法律書籍、判例、法令やパブリックコメントなどの法律情報を一元的に検索・閲覧できるリーガルリサーチプラットフォームです。
生成AIと独自の自然言語処理技術を組み合わせた日本初のAIリサーチ機能 “Watson & Holmes” を搭載していることが大きな特徴です。
簡単な質問を投げかけるだけで、関連する書籍だけでなく判例までもを概観できるとともに、生成AIによる要約も参照できます。
さらに、「D1-Law.com 判例体系」へリンクすることで要旨や判示事項、解説内容の全文、判例本文等様々な情報へスムーズにたどり着くことが可能となっています。
また、「逆引き」機能により、閲覧中の文献を引用している他の文献の検索も可能となっており、法律家ならではの情報ニーズにきめ細やかに対応していることも大きな特徴です。
業界最大級のコンテンツ (2,500冊以上の書籍を含む、計30,000件超) も魅力です。
『会社法コンメンタール』をはじめとした商事法務の書籍を独占収録するなど、企業法務必携の書籍を多数収録しています。
リサーチ業務の効率化に留まらず、法務を根底からアップデートすることを目指す企業におすすめしたいツールです。
Legalscapeの料金プランの月額費用など詳細情報は公開されていません。
機能は充実しており、収録されている全てのコンテンツの閲覧、AI検索のみならず、ハイライト・ブックマーク、バインダー、印刷等すべてのサポート機能の利用が可能です。
契約は、法人・事務所単位のみとなりますが、個人・法人での無料トライアルも受けられます。
ただし、競合サービスと同等のプラン内容で比較すると、月額料金は他社よりも高くなる可能性もあります。
とはいえ、収録コンテンツ数は業界最大級であり、リーガルリサーチAIなどの機能を活用することで人件費や労力の削減につながるため、法律書籍サブスクに留まらないリーガルリサーチサービスが気になる方は、問い合わせてみるといいでしょう。
画像出典元:「LEGAL LIBRARY」公式HP
「LEAGAL LIBRARY」は、企業のみならず、弁護士・法律事務所でも導入されており、有料会員数は6,500名以上。安心して利用できます。
法律書籍やパブリックコメントを1,500点以上格納。
情報のアップデートも活発で、公式Twitterを見る限り1週間に1回程度のペースで新しい書籍が追加されています。
ブックマークやプリントアウトなど、リーガルリサーチサービスに通常求められる機能も完備されています。
個人向けプラン | 法人向けプラン | |
初期費用 | 0円 | 0円 |
月額利用料 | 5,200円 | 5,200円 |
(税抜価格)
画像出典元:「BUSINESS LAWYERS LIBRARY」公式HP
「BUSINESS LAWYERS LIBRARY」は、日本最大級の法律相談ポータルサイト「弁護士ドットコム」が運営し、企業法務に役立つ実践的なコンテンツを提供するBUSINESS LAWYERSによるリーガルリサーチツールです。
参画出版社28社、1,700冊以上の充実の書籍数で、リーガルリサーチサービス売上シェアNo.1*!
全書籍からのキーワード検索や論点検索、よく閲覧されている関連書籍の表示など、使い勝手に優れた機能でリサーチの効率化が実現。
AIに質問するだけで、参考書籍と該当ページがまとめられ、サマリーが作成される「AIアシスタント」も搭載。リサーチ時間の圧倒的な短縮につながります。
企業法務の情報収集・育成・学習に特化したセミナーが数多く公開されている点も魅力です。
企業法務に向けた幅広いインプットが実現、法務部門のスキルアップまで叶うサービスです。
*ITR Market View:リーガルテック市場 2022 リーガルリサーチ検索サービス市場:
ベンダー別売上金額推移およびシェア(2020~2022年度予測)より
BUSINESS LAWYERS LIBRARYでは、一人法務のためのプランから、法務部門全体で利用できるプランまで3つのプランが提供されています。
月ごとの契約の個人利用のプラン(月々 6,300 円(税抜))もあるので、導入前に個人で試しに使ってみるといった検討方法も可能です。
エンタープライズプランでは、利用人数や今後の利用シーンまで想定したオリジナルプランを提供。
なお、法人向けの契約は年間契約となり、年一括払いとなる点には注意が必要です。
ライトプラン | スタンダードプラン | エンタープライズ プラン |
|
月額利用料(税込) | 6,300円 | 30,000円 | 要相談 |
アカウント数 | 1アカウント* | 最大5アカウント* | 要相談 |
AIアシスタント | 利用可能 | ||
セミナー受講 | 3,000円/1回 | 無料 | |
アーカイブ受講/ 契約類型解説/ 各種動画コンテンツ |
ー | 閲覧可能 |
(税抜価格)
*月額6,000円でアカウントを追加可能。
BUSINESS LAWYERS LIBRARY 含む資料を一括DL
画像出典元:「LION BOLT」公式HP
「LION BOLT」は、10,000冊以上の法関連書籍を格納している巨大リーガルリサーチサービスです。
これだけの情報量を有する製品は珍しく、5,000人以上が利用しています。
また四大法律事務所での導入実績がある点も非常に安心なポイント。
利用料金も月額2,980円(税込)と、格安です。
検索機能も洗練されており、全データからページ単位で抽出可能。
デメリットとしては、アカウントの共有ができない点が挙げられます。組織で利用したい場合には事前に操作性を確認しておきましょう。
▶初期費用:記載なし
▶月額利用料:2,980円(税込)
画像出典元:「弁護士ドットコムLIBRARY」公式HP
気軽に法律相談ができることで、ユーザーから支持されている弁護士ドットコム。
同サービスは、リーガルリサーチを求めるユーザー向けにLIBRARYという派生サービスを提供しています。
公法・民法・訴訟などのジャンルを網羅。また200種類以上の解説動画もラインナップ。
見やすいレイアウトや高度な検索機能により、法律まわりの大抵の懸念を解決できるでしょう。
▶初期費用:-
▶月額利用料:-
画像出典元:「TKCローライブラリー」公式HP
「TKCローライブラリー」は、過去100年以上にわたりストックされた法令データベースを主軸としたサービスです。
法令と過去の判例に関しては十分にカバーできます。
さらに利便性の向上にも力を入れており、コンテンツ文中でのリンク機能などの工夫がなされています。
そのほか新聞記事のピックアップや六法全書も収録。
一方で、やや費用が高いのがデメリット。コンテンツとしては充実しているものの、予算と噛み合うかは慎重に検討しましょう。
▶初期費用:-
▶月額利用料:1IDあたり9,900円(税込)
リーガルリサーチで最も優先すべき点は、法に対する専門性の高いサービスであるかです。
上記の点をクリアしているかはチェックするようにしましょう!
リーガルリサーチに関する製品は、販売元や対応内容によってばらつきがあります。
安ければ月額数千円で利用できるケースもあれば、10万円以上の月額費用がかかるものもあります。
初期費用の有無も、サービスによって異なるので事前にチェックしましょう。
またリーガルリサーチは長期的に活用することになるので、年間での費用も想定するとよいでしょう。
リーガルリサーチは企業を守る上で必須となる業務です。
特に現代ではインターネットが発達した影響で、法令違反などのリスクをより強く警戒しなければいけなくなりました。
リーガルリサーチサービスを活用して、社内のリーガルリサーチの効率化を図ることをお勧めします。
ぜひ自社での導入を検討してみてください!
画像出典元:O-dan