投稿監視サービスとは、インターネット上に投稿された感想・口コミを監視するサービスです。
自社に関連するあらゆる投稿を適切に監視・管理することで、企業は炎上リスクを低減できます。
本記事では、投稿監視サービスの概要や導入のメリット、さらにはおすすめの投稿監視サービスを詳しく比較して紹介します。
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このページの目次
投稿監視サービスとは、Web上に投稿された自社や自社製品への口コミ・情報を監視・管理するサービスです。
近年は、SNSの書き込みやWeb上の口コミから悪評が広まり、いわゆる「炎上」状態になるケースが少なくありません。
炎上リスクを早期に察知・確認することで、企業は不適切な書き込み・口コミの拡散を防止したり、迅速に対応したりしやすくなります。
投稿監視サービスの導入によって監視できるのは、主に以下の対象です。
投稿監視サービスは、監視方法によって以下の3種類に大別されます。
コスト面でのメリットが大きいのは、ツールタイプです。
ただし要件の設定などが難しいため、運用にはコツが必要となります。
ヒューマンチェックは、高精度かつ手厚いサポートが受けられるのが魅力です。
手間がかかる分料金が高額になる傾向があり、予算設定を適切に行う必要があります。
コスト面・効率面で優位なのはAIですが、AI単独で運用されるツールは現在のところありません。
AIのみでは精度に不安が残る面もまだ多く、ヒューマンチェックと組み合わせたサービスが一般的です。
(税抜価格)
画像出典元:「LOGRIZa」公式HP
「LOGRIZa」は、コントロールが難しい広告コンテンツの監視・記録・可視化に特化したサービスです。
サービスを導入すると、ツールがURL登録された広告掲載面を継続的にクロールします。
広告掲載面を適切に監視することで、Web広告展開時のコンテンツモラルの低下や、不適切な表現による意図しない炎上を防止することが可能です。
またLOGRIZaは、広告のテキスト変化はもちろん、画像やリンク先URLのささいな変化まで見逃しません。
薬機法/景表法にも対応しており、法律に抵触するような誇張表現・不適切表現まで適切に把握・管理できます。
別料金でSNSの監視にも対応しているので、希望する場合は問い合わせてみましょう。
月額料金は「固定費」「変動費」を組み合わせた金額となります。
固定費は、登録できるURL数の上限に応じて設定される決まりです。
一方変動費は、検知した差分の通知数に応じて設定されます。
固定費
契約単位 | 上限300URL |
1契約単位あたりの月額 | 100,000円 |
(税表示なし)
変動費(従量課金)
1通知ごとの単価 | @100円 |
(税表示なし)
画像出典元:「エルテス」公式HP
エルテスの「 Webリスクモニタリング」は、AIと専門家チェックを組み合わせた投稿監視サービスです。
検知したリスクはダッシュボードで可視化され、チームや社内で共有できます。
サービスを導入すれば、TwitterなどのSNSから、5ちゃんねるといった掲示板まで幅広く対応可能です。
またサービスはリスク調査にも対応しており、従業員によるSNS上の不適切言動も見逃しません。
万が一緊急性の高いリスク投稿が検知された場合は、初期対応のフォローも受けられます。
詳細については、お問い合わせが必要です。
画像出典元:「 アディッシュ」公式HP
アディッシュの「インターネットモニタリング」は、SNS・掲示板はもちろん、企業サイトへ寄せられるユーザーコメントまで対応する投稿監視サービスです。
監視対象にはFacebookやTwitter、Instagramから動画共有サイトまで含まれます。
多彩なプロモーションチャネルを保有する企業には、頼りになるサービスといえるでしょう。
またコミュニティでの誹謗中傷対策として、AI検知ツール「matte」を利用できます。
ユーザーが不適切な投稿をしようとした際はポップアップで再考を促せるため、問題のある投稿を事前に防ぐことが可能です。
詳細については、お問い合わせが必要です。
画像出典元:「 リリーフサイン」公式HP
リリーフサインの「炎上リスクモニタリング」は、2,000メディア以上のモニタリングに対応する投稿監視サービスです。
ツールでカバーしにくい動画サイトやSNSは、有人にて目視チェックを行います。
AIでは判定しにくい微妙な表現にも対応できるため、わずかな炎上リスクも見逃しません。
また監視センターはバンコクに置かれており、国内拠点では不可能な低コスト&ハイパフォーマンスを実現可能です。
炎上時の保険も無償で付帯しているため、炎上対策に万全を期したい企業には有力な選択肢の一つとなるでしょう。
詳細については、お問い合わせが必要です。
画像出典元:「モニタリングDX」公式HP
「モニタリングDX」の特徴は、「投稿自動カテゴリー分け」機能を搭載している点です。
判定精度96.1%以上と高い分析精度を実現でき、担当者の手を煩わせません。
投稿のポジティブ・ネガティブ判定はもちろん、各投稿の話題・内容の振り分けまで行います。
またAIは運用中も絶えず学習を続け、判定精度を高めて行きます。
長く運用するほど自社仕様に最適化され、判定候補ワードの自動抽出まで任せることが可能です。
このほか1時間以内に指定の閾値を超過した際にアラートを発する機能や、前週の収集・分析結果を送付するメール機能も搭載しています。
月額:93,500円(税込)~
※ 料金は、利用キーワード数や対応内容により異なります。
画像出典元「Mimamorn」公式HP
Mimamorn(ミマモルン)は、Web上のあらゆるリスクを監視できる投稿監視サービスです。
文脈まで読み取る高精度なモニタリングが特徴。
さらに、初期費用無料、月額50,000円から利用できるので、コストパフォーマンスに優れているのもメリットになっています。
メインの3プラン以外にも、監視したい媒体やキーワード数など各ニーズに応じて柔軟なカスタマイズで対応可能です。
各企業により、カスタマイズが可能です。
ライトプラン | スタンダードプラン | プレミアムプラン | |
初期費用 | 0円 | ||
月額費用 (税表記なし) |
50,000円 | 85,000円 | 180,000円 |
契約期間 | 12カ月 | ||
提供内容 | アラート通知 カスタマーレポート |
||
取得媒体 |
X(Twitter) |
||
キーワード数 | 利用者ごとに設定 | ||
取得上限数 | 50件/月 | 300件/月 | 30,000件/月 |
リスク判定 | 目視 |
画像出典元:「NTTコム オンライン」公式HP
ソーシャルリスニング10年以上の実績を持つ「NTTコム オンライン」が提供するソーシャルリスニングサービスです。
ソーシャルリスク対策のソリューションとして、対策ツール「Buzz Finder」や、プロのリスク検知サポートを受けられる「アラートモニタリング」、炎上を起こさないためのコンサルティング「Webリスクモニタリング」といったサービスを利用できます。
ただしいずれのサービスも、投稿監視対象はTwitterがメインです。
現在Twitterを主軸にマーケティングを展開している企業におすすめします。
料金は各ソリューションによって異なります。
Buzz Finder | Buzz Finder + アラートモニタリング |
Webリスクモニタリング | |
月額利用料 | 88,000円~ | 220,000円~ | 要問合せ |
(税込)
画像出典元:「イー・ガーディアン」公式HP
「ネットパトロール・モニタリング」は、総合ネットセキュリティ企業「イー・ガーディアン」が提供する8つのサービスの総称です。
企業は自社のニーズにマッチしたサービスを選択することで、自社の課題を解決できます。
例えばSNSの炎上リスクを抑えたい企業は、「投稿監視サービス(有人監視)」サービスを利用するとよいでしょう。
投稿監視サービス(有人監視)は、月間1,000万件以上の投稿監視実績のあるサービスです。
サービスを依頼した企業は、最先端AIとプロの目視を組み合わせた高精度の監視・判定を受けられます。
万が一AIで判定の難しい言葉が発見された場合は、プロのオペレーターが文脈から判定を下す仕組みです。
判定精度は極めて高く、SNS・コミュニティサイトから企業メールまであらゆる炎上リスクをカバーできます。
詳細については、お問い合わせが必要です。
画像出典元:「ジールコミュニケーションズ」公式HP
投稿監視から炎上後のフォローまで、トータルサポートを受けられるサービスです。
万が一炎上が発生してしまっても、追加費用はかかりません。
対応について必要な手続きもなく、迅速な火消しが可能となります。
投稿監視方法は、システムによる24時間365日の自動監視が基本です。
ネットの投稿から各種SNSまで徹底的にフォローでき、小さなリスクも放置しません。
またシステムがリスクを検知したときはもちろん、定期的に人の目視が入る仕組みです。
システム判定による偏りが出にくく、文脈や内容による適切な判定が可能となります。
監視の状況を詳細にまとめた「炎上リサーチレポート」は、自社のリスクマネジメント向上に役立つでしょう。
詳細については、お問い合わせが必要です。
株式会社ライフデザインが提供する「W-PROTECT」は、企業のネガティブイメージを払拭し売上・集客効果を最大化させる風評被害対策サービスです。
Web上のネガティブな口コミや投稿を監視し、ネット炎上や情報漏えいを早期発見することで、素早くトラブル対応策を検討できます。
すでに誹謗中傷・風評被害記事がアップされている場合も、逆SEO対策で検索上位に表示されないよう対策が行われます。
完全成果報酬制のため無駄なコストがかからず、風評被害対策として高いコストパフォーマンスが期待できるでしょう。
W-PROTECTの料金プランには完全成果報酬プランと固定プランがあり、どちらも見積もりが必要です。
2つのプランの違いは、非表示にしたいキーワードが非表示になった後、検索キーワードの変更の可否が異なります。
非表示にしたいキーワードが複数ある場合は、固定プランを選ぶほうがいいでしょう。
完全成果報酬プラン | 固定プラン | |
初期費用 | 無料 | |
月額費用 | Googleサジェスト: 50,000円~ | Googleサジェスト: 40,000円~ |
検索キーワードの途中変更 | 不可能 | 可能 |
画像出典元:「Posmoni」公式HP
「Posmoni 」は、SNSで学習させた高性能AIを搭載したツールです。
マッチングサイトから口コミサイト・SNS・ライブチャットなど、自社が関わるあらゆるコンテンツを24時間365日監視します。
AIで判定が難しい部分は人の目で監視を行うため、精度に不安はありません。
システムを導入すれば、1日1,000万件以上の投稿をリアルタイムで判定できます。
またサービスを利用するときは、APIでサービスに組み込むだけと簡単です。
審査基準は自社仕様にカスタマイズできるため、簡単かつ効率的に精度の高い監視体制を構築できます。
詳細については、お問い合わせが必要です。
画像出典元:「BLITZ Marketing」公式HP
当サービスは、インターネット上の根拠のない悪評の無効化を助ける風評被害防止サービスです。
企業のイメージダウンにつながるネガティブなキーワードやサジェストワードを削除して、悪評・風評リスクを低下させます。
また検索結果の1ページ目にネガティブな記事が上がってくる場合は、逆SEOも可能です。
インターネット上の企業の第一印象が改善されることで、企業ブランド力の向上が期待できるでしょう。
自社のリスク把握に有益な「リスク調査シート」は、無料で提供してもらえます。
詳細については、お問い合わせが必要です。
画像出典元:「誹謗中傷対策センター」公式HP
インターネット上のあらゆるサイトからネガティブな投稿・情報を監視できるサービスです。
企業の悩み・課題に合わせて、「検索結果最適化®サービス」「ブランドチェッカーサービス」を選択できます。
ブランドチェッカーサービスでは、各種SNS・口コミサイト・匿名掲示板・従業員のSNSまで広範囲の監視が可能です。
監視はシステムと有人監視のハイブリッドで行われ、運用に必要な業務は全て「誹謗中傷対策センター」によって実施されます。
万が一風評・悪評被害に遭ったり炎上してしまったりしたときは、プロによる丁寧なサポートを受けられるので安心です。
ブランドチェッカー | 検索結果最適化® | |
月額料金 | 55,000円~ | 55,000円~ |
(税込)
※最低利用期間6ヶ月から
画像出典元:「サイバーガーディアン」公式HP
「サイバーガーディアン」は、監視システムと熟練スタッフが24時間365日投稿監視を行うサービスです。
インターネット上の投稿監視を強化したい企業は「ネット上の風評被害監視」「動画作品などの著作権侵害の監視」「SNS投稿監視」「自社運営サイトの投稿監視」から必要なサービスを選択できます。
どのプランを選択しても、誹謗中傷・風評被害対策費は無料です。
プランにないサービスにも柔軟に対応しているため、投稿監視業務を自社仕様に最適化したい企業には特におすすめできます。
料金は監視ボリュームや予算に合わせて変動します。
プラン | 1日あたりの利用料 |
ネット上の風評被害監視 | 900円〜 |
(税表示なし)
プラン | 月額利用料 |
動画作品などの著作権侵害の監視 | 100,000円程度~ |
SNS投稿監視 | 80,000円程度~ |
自社運営サイトの投稿監視 | 90,000円程度~ |
(税表示なし)
画像出典元:「エルプランニング」公式HP
有人監視+ツール監視で各種SNSやWebサイトの監視を実施するサービスです。
ツールと人の目が合わさることで監視の精度が上がる上、有人サービスならではの詳細な分析や報告を受けられます。
風評被害対策を徹底したい企業はもちろん、Web上の投稿をWeb集客に活用したい企業にもおすすめです。
サービスを導入する場合は、自社に必要なサポートのみを選択できます。
監視対象サイトの指定から報告方法・頻度まで自由に決められるため、ムダなコストをかける必要がありません。
万が一炎上した場合はベンダーのフォローを受けられる上、提携先の保険会社から最大500万円の保険金が保証されるのも魅力です。
詳細については、お問い合わせが必要です。
そもそも炎上とは、SNSで企業の製品やサービスあるいは企業そのものについてネガティブな投稿が集中することです。
いったん炎上が起こると、製品やサービスのイメージダウンはもちろん、企業そのものに悪いイメージが付くかもしれません。
投稿監視サービスでWeb上の投稿を監視・管理すれば、リスクのある投稿を拡散前に検知して対応できます。
サービスの多くは24時間・365日の監視に対応しているため、炎上による企業ダメージを最小限に抑えることが可能です。
近年は、企業社員やアルバイトの投稿がきっかけとなって炎上が起こるケースも少なくありません。
投稿監視サービスを導入すれば、企業関係者の投稿についても監視・管理が容易となります。
特に企業内部からの炎上については、対応スピードが非常に重要です。
状況の把握・不適切な投稿の削除を急ぐ必要があるほか、状況によっては謝罪文の発表や対応状況を公表したりなども必要となります。
投稿監視サービスを使った危機管理フローを確立しておけば、万が一炎上が起こったときも適切に対処しやすくなるでしょう。
投稿監視サービスを導入すれば、SNSや口コミサイトから自社サービスに関するリアルな声を収集できます。
ユーザーがどのような点を評価しているのか・何に不満を感じているのかを把握でき、サービス改善につなげることが可能です。
またユーザーの声を直接拾って都度反応を返すことは、ユーザーとのコミュニケーションの深化にもつながります。
近年はSNSのアカウントから企業のファン・製品・サービスのファンが生まれるケースが少なくありません。
投稿監視サービスを適切に運用すれば、炎上リスク防止だけではなく、ユーザーとのコミュニケーションの深化にも有益です。
導入したい投稿監視サービスが見つかったら、「何を」「どこまで」監視してくれるかをチェックしましょう。
投稿監視サービスによって、監視対象・得意領域は異なります。
自社の希望する監視領域が広範囲だったり監視対象が特殊だったりする場合、追加料金が発生するかもしれません。
企業のサービスやユーザー層によって、炎上リスクの高さや炎上のポイントは異なります。
監視基準を正しく設定して確実に炎上を抑えるためには、ベンダー側に適切な提案力があることが必須です。
特に「炎上リスクが高い」「企業イメージのダウンだけは避けたい」などの企業は、初期段階でのヒアリングの様子をしっかりとチェックするのがおすすめです。
実績や経験豊富なベンダーは、クライアントのリスクを適切に見極めた上で、自社に最適化された監視基準を設定してくれます。
炎上リスクが検知された場合、以後の対応が被害の大きさに直結します。
炎上が発生した際、どのようなサポートを受けられるかチェックしておきましょう。
ベンダーによっては、炎上対応まで一気通貫でサポートしてくれるところも少なくありません。
炎上の不安が大きい企業は、フルサポートを受けられるベンダーを探してください。
なお危険な投稿が投稿された場合、拡散までに半日もかからないケースがほとんどです。
投稿監視サービスを選定するときは「危険投稿を検知するスピード」「検知してからの対応」まで細かく確認することをおすすめします。
投稿監視サービスとは、Web上での不適切な投稿や書き込みを監視・管理するサービスです。
サービスの導入により、企業は炎上リスクを抑えられるほか、万が一炎上してしまった場合も迅速な対応が可能となります。
たった1回でも炎上が起これば、企業イメージのダウンは避けられません。
SNS運用やデジタルマーケティングを行っている企業は、投稿監視サービスの導入で炎上リスクを適切にコントロールしておくのがおすすめです。
画像出典元:O-dan