経営会議ツールについて

経営会議ツール5社比較!ミーティングマネジメントについても解説

記事更新日: 2024/01/09

執筆: Ryo.Yama

ビジネスにおける会議を効率化し、生産性を向上するためには、スムーズな情報共有や記録を中心とした「ミーティングマネジメント」が必要になります。

そうしたミーティングマネジメントに役立つのが、専用の経営会議ツールです。

この記事では、経営会議ツールがどんなものなのかを解説し、さらにおすすめの5ツールを比較して、特徴や機能、料金を紹介します。

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経営会議ツールとは

経営会議ツール=「ミーティングマネジメント」をおこなえるツール

スムーズな議論を行い、ネクストアクションを明確にするというビジネス会議の目的のためには、「ミーティングマネジメント」が重要です。

ミーティングマネジメントとは

情報共有、スムーズな進行などを通じて会議を最適化すること。
具体的には、必要な相手に資料やアジェンダを事前共有し、会議中は正確な議事録を取り、決定事項やタスクを明確にすることなどが挙げられます。

 
そして、そうしたアクションを機能としてカバーし、自動あるいは効率よくおこなえるのが経営会議ツールなのです。

経営会議ツールとWeb会議システムの違いは?

経営会議ツールと似たツールとしてWeb会議システムが挙げられますが、両者は目的も機能も大きく異なります

Web会議システムは手軽にオンライン会議を行うことが目的ですが、経営会議ツールはミーティングマネジメントをおこなうことに最適化したツール。

機能面でも、オンラインで会議ができるだけでなく、情報共有、書き起こし、タスク管理などが幅広く備わっています。

ビジネスシーンでプロセスの効率化や生産性向上を目指すのであれば、Web会議システムではなく経営会議ツールを利用すべきと言えるでしょう。

経営会議ツールの機能

経営会議ツールには、会議の前から後まで幅広いタイミングでミーティングマネジメントに役立つ機能が備わっています。

会議前に役立つ機能

  • 会議体の管理
  • 資料、アジェンダの共有

多くの経営会議ツールでは、会議の日時や場所、メンバーなどをオンラインで管理することが可能で、対象者のみに情報を通知することもできます。

ほかには、アジェンダや資料を事前に参加メンバーに共有する機能もあり、ツールによっては事前にコメントを加えたり決裁する機能が備わっていることもあります。

会議の最中に役立つ機能

  • 議事録作成
  • タスク管理

 会議中に手間がかかる作業として議事録がありますが、経営会議ツールならAIによる自動作成機能やアシスト機能が備わっているのが一般的です。

また、タスク管理機能が備わっていれば、会議中に決まったやるべきことを担当者に振り分けたり、期限を設定する作業も画面上で簡単に実行できます。

会議後に役立つ機能

  • 議事録、情報共有

 会議中に自動作成した議事録や決定事項などを、専用フォルダやチャットツールとの連携で参加メンバーにのみ自動共有することができます。

一部のツールでは、さらにwikiやファイル共有などを通じて詳細な情報共有ができるものもあります。

おすすめの経営会議ツール5選

TIMO Meeting

画像出典元:「TIMO Meeting」公式HP

特徴

TIMO Meetingは、業界トップクラスの充実機能が特長の、国内初のミーティングマネジメントツールです。

事前のアジェンダ共有から会議中の自動議事録作成、タスク管理まで、ミーティングマネジメントに関わる全ての機能をカバーしています。

パーソルが運営する信頼性も魅力で、費用は他ツールと比べてやや割高ではあるものの、十分コスパの良いツールと言えるでしょう。

機能

  • 会議体管理
  • 資料、アジェンダ共有
  • 議事録作成(自動書き起こし
  • タスク管理

 

料金プラン

議事録書き起こし専用プランを含めた4種類のプランが用意されており、無料トライアルも可能です。

  文字起こし専用プラン ライトプラン スタンダード
プラン
プロプラン
初期費用 無料 100,000円〜
月額利用料 30,000円 50,000円 100,000円 200,000円

(税表記なし)

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toruno

画像出典元:「toruno」公式HP

特徴

torunoは面倒な連携などせず、ワンクリックで会議をまるごと記録できる文字起こしサービスです。

オンライン会議を開始する前にtorunoを立ち上げ、記録開始をクリックするだけでリアルタイム文字起こしと録音ができます。

TeamsやZOOM、GoogleMeetなどさまざまなオンライン会議ツールとも連携

会議中の画面キャプチャも30秒に1回自動で撮影してくれるため、講義などで提示された資料をテキストと画像の両方を記録できて便利です。

無料プランは会員登録後3時間まで利用が可能で、無料枠を使い切ると有料プランへ移行案内されます。

機能

  • かんたん記録(1クリックで文字起こし)
  • まるごと記録(テキスト/会議音声/PC画面)
  • 確認機能(音声の再生速度変更/頭出し再生)
  • かんたん共有(会議のURLをメール/チャットで共有)
  • 音声ファイルの文字起こし
  • 話者識別機能/チーム辞書機能

 

料金プラン

法人向けプラン

無料プランから用意されており、全部で4つのプランになります。

  トライアル 月20時間 月100時間 月500時間
月額基本料金
(税抜)
無料 6,000円 28,500円 135,000円
従量課金(※1)
(税抜)
無料 300円/時 285円/時 270円/時
保存容量 50GB 250GB 1,500GB
登録ユーザー 30名(※2) 無制限 無制限 無制限
プランによる機能差 (※3) なし なし なし

※1:従量課金は各メンバーの記録時間の合計が各プラン記載の時間を超えた場合に発生します。
※2:30名を超えた場合の動作保証はしていません。
※3:会議の記録がトライアル開始日から3週間、または上限30時間までとなっています。

【個人向けプラン】

こちらは無料と有料の2つのプランとなっています。

  無料プラン
(お試し利用or閲覧のみ)
有料プラン
(記録/文字起こしを
毎月使う場合はこちら)
料金
(税込)
無料
(会員登録後、
累計3時間無料で記録可能)
月額基本料金:
1,650円(10時間まで)

従量課金:
10時間以降、2.2円/分
支払い方法 クレジットカード
保存容量 20GB
(容量を超えた場合は記録できなくなります)
サービス機能 記録・文字起こし・閲覧・データダウンロード・会議ログ共有
(「記録・文字起こし」の時間以外は2つのプランで違いがありません。)

※有料プラン契約の初月は日割り計算のため月額基本料金と記録時間が異なります。

 

 

Huddler

画像出典元:「Huddler」公式HP

特徴

Huddlerは、会議を起点とした情報マネジメントに関わる機能が充実したツールです。

幅広い機能を備えつつ、社内のナレッジシェアに役立つwikiやファイル管理など、他ツールにはない強みを備えているのが特長。

洗練されたわかりやすいUIも魅力的で、使い勝手の面でも優れたツールと言えます。

なお、現在ベータ版の提供が行われており、今後さらなる機能が開発される可能性があるのも注目すべきポイントです。

機能

  • 会議体管理
  • 資料、アジェンダ共有
  • 議事録作成(共同編集)
  • タスク管理
  • ファイル管理&共有
  • wiki

 

料金プラン

無料(現在ベータ版を提供中)

全ての機能が利用可能なクローズドベータ版を無償提供しています。

Stock

画像出典元:「Stock」公式HP

特徴

Stockは、シンプルなUIでかんたんに会議の情報集約ができるツールです。

会議やミーティングごとに「ノート」というひとつの画面で文字、画像、ファイルなどの情報を整理でき、いつでもひと目で見返しやすいのが特長。

また、利用料金は人数によって細かく変化するため、小規模企業であれば他ツールよりも割安で済む可能性があります。

機能

  • 会議体管理
  • 資料、アジェンダの共有
  • タスク管理

 

料金プラン

利用できる機能やストレージ容量が異なる2プランが用意されており、さらに人数に合わせて料金が細かく変化します。

また一部機能のみ利用できるフリープランも利用可能です。

  ビジネスプラン エンタープライズ
プラン
初期費用 0円
月額利用料 2,480円〜 4,800円〜

(税別)

実際に利用したユーザーの口コミ

不動産/建設/設備

11人〜30人

 

仕事や連絡の抜け漏れが減り業務効率が上がる

ToDoリストがかなり細かく設定できる点が魅力的だなと感じております。
期限の設定、誰が誰に飛ばした指示なのか、内容についての詳細、通知機能などがあります。
例え作業のし忘れや確認があったとしても、アプリを開くとすぐ確認ができるので、業務内容の確認がかなり円滑になりました。

 
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スマート書記

画像出典元:「スマート書記」公式HP

特徴

スマート書記は、他の経営会議ツールとは特長の異なる、AIによる自動書き起こしに特化したツールです。

書き起こし精度は他ツールと比べて格段に優れており、議事録特化エディタ、共同編集、決定事項、ToDoの自動抽出などプラスアルファの機能も充実しています。

カバー範囲は広くないものの、ニーズに合致すれば第一の選択肢になるでしょう。

機能

  • 議事録作成(自動書き起こし、共同編集、専用エディタなど)

 

料金プラン

料金プランは1種類で、3万円/月から利用可能です。

ただし、利用量によっては別途「文字起こしパック」を契約する必要があります。

また、14日間の無料トライアルも利用可能です。

  スマート書記
初期費用 0円
月額利用料 30,000円〜

(税表記なし)

 

自社に合う経営会議ツールの選び方

機能の豊富さ

ミーティングマネジメントに役立つ機能をどれくらいカバーしているかがツール選びにおける第一の基準になります。

特に資料やアジェンダの共有、議事録作成、タスク管理といった機能は会議の効率化に大きく役立つため、重視しましょう。

導入実績

機能面とあわせて、ツールの信頼性や自社との相性を確かめるために実績も確認しておきましょう。

大手企業、中小企業、教育機関や自治体など、それぞれ導入実績にも特徴があり、自社の規模や業界に強いツールを選ぶことでミスマッチを防ぐことにつながります。

セキュリティの高さ

ビジネスで利用する以上、セキュリティレベルが高く漏えいリスクが抑えられるシステムを選ぶのは必須のポイントです。

セキュリティ規格、運営会社の信頼性、Pマークの取得有無などを基準に選ぶと失敗が少なくて済みます。

予算

経営会議ツールの予算は、利用人数や作成する会議の数などによっても変化しますが、月額数千円〜5万円ほどが相場。

どのツールもそれほど高額ではありませんが、できるだけコストを抑えるために自社に必要な機能の要件定義をして、必要十分な内容のツールを選びましょう。

まとめ

会議の効率化や生産性向上には、ミーティングマネジメントが欠かせません。

その実現には、資料やアジェンダの共有、議事録作成、タスク管理などを効率良く行える専用の経営会議ツールを導入するのが効果的です。

自社にあったツールを探すには、それらの機能面とあわせて、導入実績や予算、セキュリティ面などを重視して総合的に判断すると良いでしょう。

画像出典元:O-dan

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