ビジネスにおける会議を効率化し、生産性を向上するためには、スムーズな情報共有や記録を中心とした「ミーティングマネジメント」が必要になります。
そうしたミーティングマネジメントに役立つのが、専用の経営会議ツールです。
この記事では、経営会議ツールがどんなものなのかを解説し、さらにおすすめの5ツールを比較して、特徴や機能、料金を紹介します。
目次
スムーズな議論を行い、ネクストアクションを明確にするというビジネス会議の目的のためには、「ミーティングマネジメント」が重要です。
ミーティングマネジメントとは
情報共有、スムーズな進行などを通じて会議を最適化すること。
具体的には、必要な相手に資料やアジェンダを事前共有し、会議中は正確な議事録を取り、決定事項やタスクを明確にすることなどが挙げられます。
そして、そうしたアクションを機能としてカバーし、自動あるいは効率よくおこなえるのが経営会議ツールなのです。
経営会議ツールと似たツールとしてWeb会議システムが挙げられますが、両者は目的も機能も大きく異なります。
Web会議システムは手軽にオンライン会議を行うことが目的ですが、経営会議ツールはミーティングマネジメントをおこなうことに最適化したツール。
機能面でも、オンラインで会議ができるだけでなく、情報共有、書き起こし、タスク管理などが幅広く備わっています。
ビジネスシーンでプロセスの効率化や生産性向上を目指すのであれば、Web会議システムではなく経営会議ツールを利用すべきと言えるでしょう。
経営会議ツールには、会議の前から後まで幅広いタイミングでミーティングマネジメントに役立つ機能が備わっています。
多くの経営会議ツールでは、会議の日時や場所、メンバーなどをオンラインで管理することが可能で、対象者のみに情報を通知することもできます。
ほかには、アジェンダや資料を事前に参加メンバーに共有する機能もあり、ツールによっては事前にコメントを加えたり決裁する機能が備わっていることもあります。
会議中に手間がかかる作業として議事録がありますが、経営会議ツールならAIによる自動作成機能やアシスト機能が備わっているのが一般的です。
また、タスク管理機能が備わっていれば、会議中に決まったやるべきことを担当者に振り分けたり、期限を設定する作業も画面上で簡単に実行できます。
会議中に自動作成した議事録や決定事項などを、専用フォルダやチャットツールとの連携で参加メンバーにのみ自動共有することができます。
一部のツールでは、さらにwikiやファイル共有などを通じて詳細な情報共有ができるものもあります。
画像出典元:「TIMO Meeting」公式HP
TIMO Meetingは、業界トップクラスの充実機能が特長の、国内初のミーティングマネジメントツールです。
事前のアジェンダ共有から会議中の自動議事録作成、タスク管理まで、ミーティングマネジメントに関わる全ての機能をカバーしています。
パーソルが運営する信頼性も魅力で、費用は他ツールと比べてやや割高ではあるものの、十分コスパの良いツールと言えるでしょう。
議事録書き起こし専用プランを含めた4種類のプランが用意されており、無料トライアルも可能です。
| 文字起こし専用プラン | ライトプラン | スタンダード プラン |
プロプラン | |
| 初期費用 | 無料 | 100,000円〜 | ||
| 月額利用料 | 30,000円 | 50,000円 | 100,000円 | 200,000円 |
(税表記なし)
画像出典元:「toruno」公式HP
torunoは面倒な連携などせず、ワンクリックで会議をまるごと記録できる文字起こしサービスです。
オンライン会議を開始する前にtorunoを立ち上げ、記録開始をクリックするだけでリアルタイム文字起こしと録音ができます。
TeamsやZOOM、GoogleMeetなどさまざまなオンライン会議ツールとも連携。
会議中の画面キャプチャも30秒に1回自動で撮影してくれるため、講義などで提示された資料をテキストと画像の両方を記録できて便利です。
対応:WindowsOSのパソコンのみ
【法人向けプラン】(toruno ビジネス)
記録上限30時間までの3週間無料トライアルが用意されています。
toruno ビジネスプランの他、toruno ビジネス AI要約プランもあります。
| 3週間トライアル (30時間まで) |
月30時間 | 月100時間 | 月500時間 | |
| 月額 | ー | 9,000円 | 28,500円 | 135,000円 |
| 従量課金(※1) | ー | 300円/時 (30時間超) |
285円/時 (100時間超) |
270円/時 (500時間超) |
| 保存容量 | ー | 75GB | 250GB | 1,500GB |
| 登録ユーザー | 要問合せ | 1,000名 | 1,000名 | 1,000名 |
※1:1人のユーザーを複数のビジネス契約に招待することはできません。
※2:保存容量を超えた場合、新規の記録ができなくなります。新規の記録をおこなうには不要な記録の削除が必要です。
※3:税抜
【個人向けプラン】
こちらは無料と有料の2つのプランとなっています。
| 無料プラン | 有料プラン | |
| 記録時間 | 3時間 ※会員登録後 累計 |
月10時間 ※以降、従量料金が発生 |
| 月額 | 無料 | 1,650円 + 従量課金 2.2円/分(10時間超) |
| 支払い方法 | ー | クレジットカード |
| 保存容量 | 20GB | |
| サービス機能 | 文字起こし | |
※有料プラン契約の初月は日割り計算のため月額基本料金と記録時間が異なります。
※税込
画像出典元:「Huddler」公式HP
Huddlerは、会議を起点とした情報マネジメントに関わる機能が充実したツールです。
幅広い機能を備えつつ、社内のナレッジシェアに役立つwikiやファイル管理など、他ツールにはない強みを備えているのが特長。
洗練されたわかりやすいUIも魅力的で、使い勝手の面でも優れたツールと言えます。
なお、現在ベータ版の提供が行われており、今後さらなる機能が開発される可能性があるのも注目すべきポイントです。
無料(現在ベータ版を提供中)
全ての機能が利用可能なクローズドベータ版を無償提供しています。
画像出典元:「Stock」公式HP
Stockは、シンプルなUIでかんたんに会議の情報集約ができるツールです。
会議やミーティングごとに「ノート」というひとつの画面で文字、画像、ファイルなどの情報を整理でき、いつでもひと目で見返しやすいのが特長。
また、利用料金は人数によって細かく変化するため、小規模企業であれば他ツールよりも割安で済む可能性があります。
どのプランを選んでも初期費用は無料で、標準的な機能で利用できるのはビジネスプランです。
以下はビジネスプランの料金表で、ビジネスの後の数字が利用ユーザー数になります。
| フリープラン | ビジネス5 | ビジネス10 | ビジネス20 | ビジネス30~ | |
| 月額費用 (年間契約) |
無料 | 2,500円 | 5,000円 | 10,000円 | 15,000円~ |
| ノート数 | 累計20 | 無制限 | |||
| メンバー数 | 無制限 | 5人まで | 10人まで | 20人まで | 30人~ |
| ストレージ | 1GB | 50GB | 100GB | 200GB | 300GB |
※税抜
セキュリティや管理機能をさらに強化したい場合には、「エンタープライズプラン」でSSO(シングルサインオン)やIPアドレス制限等の機能が追加されたプランも選べます。

不動産/建設/設備
11人〜30人
仕事や連絡の抜け漏れが減り業務効率が上がる





ToDoリストがかなり細かく設定できる点が魅力的だなと感じております。
期限の設定、誰が誰に飛ばした指示なのか、内容についての詳細、通知機能などがあります。
例え作業のし忘れや確認があったとしても、アプリを開くとすぐ確認ができるので、業務内容の確認がかなり円滑になりました。
画像出典元:「Otolio」公式HP
Otolioは、他の経営会議ツールとは特長の異なる、AIによる自動書き起こしに特化したツールです。
書き起こし精度は他ツールと比べて格段に優れており、カレンダー連携による自動録音、ToDoの自動抽出、話者分離、CRM更新の自動化などプラスアルファの機能も充実しています。
累計利用社数8,000社を超える企業や自治体での導入実績があり、数多くのニーズに応えている点も強みのひとつと言えるでしょう。
ミーティングマネジメントに役立つ機能をどれくらいカバーしているかがツール選びにおける第一の基準になります。
特に資料やアジェンダの共有、議事録作成、タスク管理といった機能は会議の効率化に大きく役立つため、重視しましょう。
機能面とあわせて、ツールの信頼性や自社との相性を確かめるために実績も確認しておきましょう。
大手企業、中小企業、教育機関や自治体など、それぞれ導入実績にも特徴があり、自社の規模や業界に強いツールを選ぶことでミスマッチを防ぐことにつながります。
ビジネスで利用する以上、セキュリティレベルが高く漏えいリスクが抑えられるシステムを選ぶのは必須のポイントです。
セキュリティ規格、運営会社の信頼性、Pマークの取得有無などを基準に選ぶと失敗が少なくて済みます。
経営会議ツールの予算は、利用人数や作成する会議の数などによっても変化しますが、月額数千円〜5万円ほどが相場。
どのツールもそれほど高額ではありませんが、できるだけコストを抑えるために自社に必要な機能の要件定義をして、必要十分な内容のツールを選びましょう。
会議の効率化や生産性向上には、ミーティングマネジメントが欠かせません。
その実現には、資料やアジェンダの共有、議事録作成、タスク管理などを効率良く行える専用の経営会議ツールを導入するのが効果的です。
自社にあったツールを探すには、それらの機能面とあわせて、導入実績や予算、セキュリティ面などを重視して総合的に判断すると良いでしょう。
画像出典元:O-dan