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最近増えてきているのが、事業承継・M&Aマッチングサイト。
今回は世間に数多く展開されている事業承継・M&Aマッチングサイトの中から、おすすめの15選をご紹介します!
それぞれの特徴、選び方のコツをまとめたので、比較検討する際の参考にしてください。
おすすめサービスの比較を無料で!
このページの目次
事業承継・M&Aマッチングサイトとは、企業経営や事業継続を引き継いでくれる後継者やM&A先の会社を仲介するサイトです。
後継者となる外部の適任者の紹介や、企業ごと別の企業に買い取ってもらうM&Aなどの手配を行ってくれます。
外部適任者の紹介とM&A、どちらが企業にとって適切かの診断から行ってくれるため、現状の企業状態に一番マッチした手段を考えてくれます。
事業継承・M&Aマッチングサイトを利用することで
などが実現できます。
現経営者の「想い」を最優先にしながら、個別事情や背景に応じて対策を決め、事業承継を実行して行くことができるでしょう。
「事業承継総合センター」は中小企業の事業承継型M&Aが得意な事業承継サービスです。
複数の買手企業を保有する仲介会社と複数社連携しているため、買手情報は10,000件以上。仲介会社や買い手企業の比較検討ができます。
また着手金無しの成果報酬制、状況開示要求が可能、クライアントへの重要事項説明の実施など、信頼して事業承継が行えるようにしっかりとした仕組みを備えています。
なおあくまで参考程度ですが、サイトTOPから自社の企業価値診断が無料でできます。
・仲介会社や買い手企業の比較検討
・M&Aの品質を担保するための仕組みを整える
・着手金無しの成果報酬制
サービス料:0円
M&A仲介契約料:資料をご参照ください。
「M&Aクラウド」は買い手や投資家に直接コンタクトがとれるM&Aマッチングサイトです。
仲介業者なしで直接やりとりができるため、スピーディなマッチングができ、売り手側の手数料は完全無料です。
他社のサービスでは、仲介業者が登録している売却案件が多数あり、成約時の仲介手数料が発生することもあるため、余分な手数料が発生しない点は魅力的です。
また、経験豊富なスタッフが、後悔しない事業譲渡に向けたアドバイスを無料で提供してくれます。
「無料でM&Aを成功させたい」「速やかに好条件の事業譲渡を行いたい」そんな企業に最適です。
・買い手と直接取引が可能
・買い手の詳細情報を公開(ニーズ、投資実績、独占インタビューなど)
・プロのアドバイザーへいつでも無料で相談
売り手側は相談料・着手金・プラットフォーム利用料・成功報酬等の費用が一切不要。
買い手側のみ利用手数料が発生します。
「ラッコM&A」は、売主が完全無料で利用できる成約数・掲載数No1のサイト用M&Aサービスです。
9種類の関連サービスを含めて126,346人以上の登録がある為、集客の見込みが高く、無料のリーガルサービスが利用できるのも嬉しいポイント!
合意した取引条件をもとに契約書の自動生成も可能です。
取引条件に競業避止期間や売主が買主の運用をサポートする期間を設定できるなど、サイト売買がはじめてでも困らないシステムになっています。
・契約書自動生成(ひな型のみの提供も可)/電子契約サービス自動連携(DocuSign)/弁護士無料チャット相談(契約書作成時)
・ラッコインフラ(ラッコドメイン+ラッコサーバー構成のWEBサイト管理)ならシステム連携でサイト即時譲渡が可能
・ラッコキーワード等のラッコWebサービスと連携可能
導入費用0円と月額費用0円で、成約した際の金額に応じて手数料が発生します。
売却手数料とリーガルサポートは無料です。
売主 | 買主 | |
初期費用 | 0円 | 0円 |
月額費用 | 0円 | 0円 |
成約時手数料 (税込) |
0円 | 成約金額の5% ※最低利用料金55,000円 |
サイト移行代行 (税込) |
0円 |
ラッコインフラへの移行の場合:16,500円 ラッコインフラ以外への移行の場合:33,000円 |
画像出典元:「TRANBI」公式HP
TRANBI(トランビ)は、国内最大級の事業承継・M&Aプラットフォームです。
売り案件への平均交渉申込数約 15 件、未経験者によるM&A成約率は約75%を誇ります。
「事業を買う場合」は2,000件以上の案件から探すことが可能。
また「M&A専門家を探す」では、経験豊富なM&A専門家を無料で紹介することができます。
売り手は手数料完全無料、買い手は月額プランの利用で交渉可能と明確な料金体系も魅力です。
・事業譲渡(売約)仲介
・事業承継(買取)仲介
・M&A専門家の紹介
利用手数料:無料
※成約時の追加手数料もかかりません
詳しくは以下の公式ホームページよりご確認ください。
画像出典元:「JPMergers」公式HP
「JPMergers」は着手金・中間報酬無料のM&Aマッチングサイトです。仲介業者が介在しないため、低料金かつスピーディーにM&Aを実現できます。
売り手企業は、買い手企業の詳細情報を確認した上で直接アプローチが可能。『ハッシュタグ機能』などの独自機能によって、さらなるマッチング精度の向上を図っています。
・買い手に直接コンタクトできる
・最短60分で買い手企業を見つけることができる
・見送りストーリー機能
着手金・中間報酬は一切かかりません。
譲渡案件は対価の2%または200万円のいずれか高い方、出資案件は対価の1%または100万円のいずれか高い方を成功報酬として支払う必要があります。
オプションとしてM&Aアドバイザーから助言や支援が受けられる『月額制M&Aアドバイザリーサービス』が用意されており、初期登録費用は無料、売り手企業は月額20万円から利用できます。
画像出典元:「MAポート」公式HP
「MAポート」は年商1000万円〜年商10億程度の中小企業を中心に支援しているサービスです。
M&Aというと大企業のイメージが多いですが、「MAポート」では個人事業主などの実績もあり、業界も飲食からIT、医療業界など多岐に渡ります。
また、着手金なし、完全成功報酬型なのでリスクなくM&Aを検討することができます。
・年商1000万円〜10億円までの零細企業/中小企業の個人や法人が主な売り手
・IT /飲食/小売/不動産/医療/歯科/旅行/教育/税理士事務など幅広く対応可能
・最短21日での成約実績あり
完全成功報酬型で、譲受が終了したタイミングまで料金は発生しません。
相談も無料で行うことができます。
画像出典元:「ゴエンキャピタル株式会社」公式HP
「ゴエンキャピタル株式会社」は主に建設、製造、IT、食品業界に強みをもつ、業種特化型M&Aサービスを提供しています。
納得のいく成約に向けて、戦略策定からワンストップで伴走支援をします。
また、成約後の資産運用やPMIコンサルティングサービスも利用することができ、一生涯続く信頼関係を築けるような親身なサポートをおこなってくれます。
ゴエンキャピタル株式会社の料金プランは、着手金無料・中間金なしの成功報酬制です。
譲渡企業、譲受企業 共に株価レーマンでの成功報酬となります。
※譲受企業は中間報酬が必要となりますが、成功報酬の総額より差し引かれます。
詳しくは以下の記事リンクより、または以下資料を無料ダウンロードしてご確認ください。
画像出典元:「バトンズ」公式HP
「バトンズ」は、小売・飲食業界のM&Aに特に強いサービスです。
登録10分で公開審査を受けられ、2万人以上の候補先から最適な譲渡先を見つけることができます。
地方自治体とも協力しているため、地元に密着した事業の譲渡も安心です。
検索条件も「業種」「地域」「都道府県」「譲渡希望金額」など探しやすく、多数のメディアにも紹介されており現在注目されているサービスです。
利用手数料:無料
成功報酬料:20万円~
「STRIKE」は、日本で初めてM&A仲介事業にインターネットサービスを導入した企業として知られています。
インターネットを活用することで、地方の企業でも全国の経営者に譲渡の意思をアピール可能。コミュニケーション能力の高さに定評があるスタッフが譲渡成立までしっかり支えてくれます。
「STRIKE」で仲介依頼契約を交わした時点で着手金が発生、その後交渉を重ね最終契約が締結した時点で成果報酬が発生します。
その他、外部の専門家を利用した場合は実費が必要になることも。
着手金の目安は100万円、成果報酬の算出はレーマン方式を採用しています。
画像出典元:「FUNDBOOK」公式HP
「FUNDBOOK」はコンサル型M&AとWeb型M&Aのそれぞれ長けた部分を取り入れた、新しいタイプのM&A仲介業者です。
Webを活用することで、日本全国から譲受企業を探すことが可能。
譲受候補企業の提案数ならどんな事業継承サービスにも負けません。
幅広いネットワークを活かし、事業継承や後継者についての悩みを早期解決へと導きます。
「FUNDBOOK」は完全成功報酬型を採用。相談料・プラットフォーム利用料・着手金は基本的に無料です。
成功報酬はレーマン方式で算出し、事業譲渡価格の1%~5%が相場。株価診断を行うことで事業譲渡価格の目安を割り出し、成功報酬額についても事前に説明を受けられます。
画像出典元:「M&A DX」公式HP
「M&A DX」は損害保険(表明保証保険)が全M&A案件*に無料付保する、安心のM&A仲介サービスです。
1万件以上のデータから最適なマッチング先を紹介してもらえるうえ、事業承継・事業再生・スタートアップ支援といった経営者の悩みを解決する20のサービスも提供しています。
スタッフの5割が公認会計士・弁護士・税理士などの専門家であるのも信頼できるポイントです。
*所定の条件を満たすM&A DXが仲介する全てのM&A案件。
相談は無料で、手数料は成功報酬型となっています。
「会社を存続させたいが後継者がいない」という中小企業のオーナーの方に朗報です。
今回ご紹介する「M&Aプラス」は、会社を売却したい中小企業のオーナーと、会社の買い取りを希望する企業の橋渡しを行うサービスで、このサービスを利用することによって理想の売り手や買い手に巡り合うことができるでしょう。
「M&Aプラス」は、売り手・買い手会員ともに利用料は無料ですが、FA会員のみに対して利用料金が課され、売却金額によって発生する成功報酬型の手数料も異なります。
「ビズマ」は着手金・仲介手数料無料で利用できる事業承継マッチングサービス。
最低限のコストでサービスを利用できるため、事業の後継者が確保できず悩んでいる中小企業の経営者に好評です。
事業承継後のサポートが手厚いことから、事業を承継したい事業者の登録者数も順調に増加中。早期のマッチングを希望する事業者にもおすすめです。
「ビズマ」のサービスを利用するにあたり、初回登録費用として10,000円(税別)必要。
登録後発生する月額利用料は5,000円(税別)です。
なお、事業承継マッチングに関わる着手金や仲介手数料は一切不要。
画像出典元:「M&A PARK」公式HP
事業の売買で悩んでいる会社に是非導入して頂きたいサービスです。世界最大級のM&Aマーケットのサービスであるため、事業や会社の売り手と買い手がオンライン上で簡単にマッチングできます。
サービス利用に関するほぼ全ての機能が、無料で利用できるのが特徴です。
ただし、売買契約成立時には、買い手側がM&A成約時に、契約金額の3%の利用料金を支払う必要があります。
また、M&A成約の際に、M&A専門家にサポートを依頼した場合は、事業会社から得た手数料の8%を買い手が負担する必要があります。
オプションとして、M&A案件を上位表示枠へ掲載すると月額5万円、M&A案件の登録代行を依頼すると3万円かかります。
画像出典元:「Willgate M&A」公式HP
「Willgate M&A」はIT・Web事業領域に強いM&Aマッチングサイトです。
上場企業含め6,300社以上の実績があるほか、着手金無料の完全成功報酬型なので、コスト面でも安心して利用することができます。
また、9,100社以上の経営者とのネットワークを活用し、素早いマッチングを実現しているのも大きな特徴の一つです。
「Willgate M&A」は着手金無料、譲渡完了まで仲介手数料も一切発生しない完全成功報酬型です。
相談料も無料で、売却する側も買収を検討する側もまずは簡単に相談することができます。
事業継承で悩んでいる会社にはうってつけのサービスです。M&Aにかかる費用を抑えることはもちろん、売買相手を探す時間を効率化することなどによって、コストを大幅に削減しながら事業継承相手を見つけていくとにつながります。
譲渡希望ユーザーやそのFAは、原則全ての機能を無料で利用でき、案件成約時にも料金が発生しません。
譲り受け候補企業は、「BIZREACH SUCCEED」を介して、株式や事業の譲り受けが成約した場合は、譲り受け金額の1.5%を案件紹介料(最低支払金額100万円)として、利用料金を支払う必要があります。
事業承継・M&Aマッチングサイトでは事業買手先を多数保持していますが、自社の事業を受け入れてくれる会社がどのくらいあるのかは未知数です。
いくら登録数が多くても、自社と同じ業種を持つ買手先の数、また自社の事業に興味を持っている買手先の数が多く無ければ、事業譲渡やM&Aの成功率は上がりません。
また従業員の負担を考えると、譲渡先が現在地と同じ都道府県内にあるか、支社として残してくれる可能性のある買手先を検討したいところです。
そのため、
などを確認しておく必要があります。
M&Aを考えた場合、企業によって考えなければならないことは多岐に渡ります。
「株式が分散していて、十分な議決権が確保できない」
「資本関係が複雑で、どこから手を付けていいかわからない」
「借入が大きく、銀行との調整が必要になる」
このような問題を抱えている企業のM&Aは難しく、検討するには専門性が必要となります。
そこで専門家となるアドバイザーを事業承継・M&Aマッチングサイト側で紹介してくれるようであれば、M&Aの経験がない企業の経営者でも、より具体的に検討することができるようになるでしょう。
専門家のアドバイス紹介料は、オプション費用となるのかもチェックポイントです。
事業承継というのはとてもデリケートな話題です。
正式決定するまでは、機密情報は外部に漏れてはなりません。
そのため、事業の売手側・買手側は共に取引までの秘密情報を保持するという証明を取っておく必要があり、この手続きを仲介役となる事業承継・M&Aマッチングサイト側が率先して行っているかがポイントとなります。
利用条件として秘密保持契約を締結していれば、譲渡先も信頼できる企業として認識でき、安心して経営状態などのデリケートな情報も提示することができます。
またサービスそのものも信用できるため、終結まで様々な相談や斡旋された専門家からのアドバイスも受け入れることができるようになるでしょう。
事業承継・マッチングサイトには大きく3つのメリットがあります。
現在の経営者から次期経営者への引継ぎにおいて、もし現時点で社内に後継者候補が居ない場合、特に中小企業では廃業を選択せざるを得ない場合が多いです。
しかし、事業承継・M&Aマッチングサイトを利用することで企業のM&Aを検討するという選択肢が生まれるため、将来どういう形で事業を残すかを具体的に検討することができます。
社内に後継者が居なければ、これまで育ててきた事業内容・ノウハウなどは全て無くなってしまいます。
もし会社が変わっても受け継ぎたい技術があるならば、事業譲渡という手段も考えられます。
事業承継・M&Aマッチングサイトを利用すれば最適な譲渡先企業を選択でき、現在よりもっと事業そのものを発展させる可能性も期待できるようになります。
現時点で後継者が居ない場合、廃業という最悪のシナリオが考えられます。
もしそうなれば、従業員は路頭に迷うことになり、将来への不安から今の仕事も手に付かなくなるでしょう。
早い段階で事業譲渡先を決めておけば、従業員も安心して今まで通り業務をこなすことができるようになり、退職者も最小限におさえることができます。
一方で、事業承継・M&Aマッチングサイトを利用するデメリットもいくつかあります。
事業承継・M&Aマッチングサイトが取り扱う事業買手は数千件以上にのぼります。
その中から、自分の会社にマッチした企業を選ぶには慎重に検討する必要があるため、譲渡先が決まるまでには相応の時間がかかってしまいます。
M&Aが決まった場合、吸収合併された企業は譲渡買取先の企業の労働条件に合わせなくてはなりません。
従業員には社風や労働条件・部署の変更などの負担がかかるため、従業員が新会社に適応していけるような配慮が必要となります。
起業ログ編集部おすすめの事業承継・M&Aマッチングサイト13選を比較紹介しました。
今回ご紹介した事業承継・M&Aマッチングサイトの利用によって将来的にも事業の継続が行え、何より従業員を守る意味でも、安心して日々の業務を続けて行くことができるようになるでしょう。
一度事業承継・M&Aマッチングサイトを活用してみたいと考えている方は、ぜひ今回紹介したサービスを始めとして導入を検討してみることをおすすめします!
画像出典元:O-dan