LINE Financial株式会社の決算/売上/経常利益を調べ、世間の評判を徹底調査

執筆: 編集部

12億9100万円の最終赤字!金融事業強化のために設立された「LINE Financial」の第2期決算

第2期決算公告

  • 営業収益:1億2,729万円
  • 経常利益:△12億9,027万円
  • 当期純利益:△12億9,140万円
  • 利益剰余金:△14億8,506万円

となりました。

LINE子会社のLINE Financialは、7月19日付決算公告において、営業収益が1億2700万円、営業損益が12億8500万円の赤字、経常利益が△12億9000万円、最終の当期純利益が△12億9100万円の赤字となっています。

5月決算から決算期を変更したもようで、10ヶ月の変則決算となっています。

モバイル送金・決済サービスの「LINE Pay」事業の拡大に続き、「LINEほけん」「LINEスマート投資」「LINE家計簿」「LINEスコア」のサービスなどを提供しています。
また、野村ホールディングスと共同でLINE証券、みずほ証券と共同でLINE Bank設立準備株式会を設立し、それぞれサービス開始に向けた準備を行っているようです。

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第1期決算公告(2018年10月更新)

  • 売上高:0円
  • 営業損失:△1億8,827万円
  • 経常損失:△1億9,326万円
  • 当期純利益:△1億9,366万円

第1期目は売上高なし、当期純利益は1億9,366万円の最終赤字となりました。設立4ヶ月で約2億円の赤字となったことから、かなり先行投資を進めていることが分かります。

LINE Financialはモバイル送金・決済サービスの「LINE Pay」に続き、金融事業の強化を図るために設立されました。詳しい戦略を見ていきましょう。

LINE Financialは4つのセグメントに分かれており、それぞれ今夏以降から本格始動となっています。

資産運用領域では、2018年1月にLINEがFOLIOに出資したことを皮切りに業務提携へ。2018年10月18日に資産運用をLINE上で可能にした「LINEスマート投資」を提供開始しました。


仮想通貨領域では、すでに海外で仮想通貨取引所「BITBOX」を展開しており、金融庁からの認可が降りれば日本でも提供できます。しかし、Zaifの仮想通貨流出事件で金融庁が認可の取り決めを厳しくする可能性もあり、日本で展開するにはしばらく時間がかかる可能性があります。

会社概要

会社名 LINE Financial株式会社
事業内容 金融事業領域
設立日 2018年1月
代表 出澤剛
資本金 200億円(資本準備金も含む)

 

 

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